30代の転職は可能?女性は不利?転職に成功するポイントなどを解説
転職したい。
長年働いていると、一度はこの言葉が頭をよぎることがあるのではないでしょうか。
「気づいたら30代。ずっと頑張ってきたけど、今の職場のままでいいのだろうか・・・。」
「違う職種も挑戦してみたい。けれど、30代未経験で転職は可能なの?」
30代の多くがこのような転職への悩み・不安を抱えています。
断言しますが、30代での転職は不利ではありません。
確かにポテンシャルが重視される20代の採用とは違い、専門性や経験を厳しい目で見られます。
しかし、企業ニーズに合うスキルや熱意があることをしっかりと伝えられれば、転職は成功するでしょう。
本記事では、30代で転職に成功するポイントや気を付けるべきことなどを紹介します。
もはや若ければいいという時代ではありません。20代にはない魅力が30代にはあるのです。自信をもって転職活動を行いましょう。
30代の転職は有利?不利?30代で転職した人のアンケート結果
当サイトでは、30代で転職した男女約100名にインターネット上でアンケート調査を行い、30代は転職するのに有利だと思うか聞いてみました。結果は次の通りです。
- 30代は転職に有利だと思う・・・男性37%、女性36%
- 30代は転職に不利だと思う・・・男性11%、女性14%
- どちらとも思わない・・・・・・男性52%、女性49%
比較的有利と前向きに捉えている方が多いようですね。次にそれぞれの理由をみていきましょう。
・20代ほど未完成でなく、40代ほど出来上がっていないから。(30歳女性・リサーチャー)
・地道に力をつけてきて、また別のことにチャレンジするいい年齢だと思う。(33歳男性・ITエンジニア)
社会人としての経験が適度にあり、スキルも確実に付いている。この先の可能性も期待できる。
その点でまさに30代は、転職に「ちょうどいい」年代と考えているのがわかります。
しかし、30代の転職は「不利だ」という転職経験者もいます。
・経験があっても、やはり企業は若い人材を求めているから。(32歳男性・メーカー技術職)
・男性は30代、女性は20代を募集している企業が多かった。(31歳女性・事務)
自分としてはまだまだ活躍できる年齢だと思うけれど、企業側には「若さ」を求めるところも少なくない、という現状が見えてきます。
どちらとも言えない、という意見には、こんな意見がありました。
・経験を活かせる仕事であれば有利、未経験の仕事にチャレンジするなら20代の方が有利。(31歳女性・事務)
・思い立ったが吉日!年齢ではなく転職したいと思ったときが一番有利だと思う(31歳女性・接客)
30代は、即戦力であることを期待されます。
業界・職種経験者だったり募集要項にある必須能力があったりすれば、採用の可能性はグッと上がります。
逆に言うと「未経験の30代」は希望通りにいかない可能性も高いのです。
特に正社員の事務職など人気の職種を希望する場合、苦戦も覚悟してください。
企業研究をしっかり行い、新しい職種で今の経験がどう活かせるかをうまくアピールしましょう。
また、年齢だけでなく転職回数を選考基準にする企業もあることを忘れないでください。
実際にリクナビNEXTが2017年にした調査では、「転職回数が3回以上から気になる」と回答した採用担当者は、全体の40%を占めています。
転職はもはや珍しいものではなくなりました。転職したことがあるからと言って、それだけで次の転職に不利とは言えません。
しかし、転職理由に一貫性がなかったり、1つ1つの在職期間が短かったりすると「入社してもすぐに辞めてしまうのでは・・・」と疑われがち。
転職回数が多い人は、それぞれの転職理由をしっかりと話せるようにしておきましょう。
30代で転職する!その前にメリット・デメリットを把握しよう
では、30代で転職するメリット・デメリットには何があるでしょうか。アンケート結果をもとに解説していきます。
Q:30代で転職するメリットは何だと思いますか
・自分のこれからのライフスタイルに合わせた転職先を選べる。(35歳女性・営業)
・新たな業種で活躍できる場を見つけられた。もっとキャリアアップしようという意思が芽生えた。(37歳女性・派遣)
・40代以上はかなりのスキルがないと転職が難しいが、30代ならまだ転職しやすい。(32歳女性・金融事務)
30代は多くの人が変化を感じる年です。プライベートでは、子育てや介護なども視野に入ってきます。
Q:30代で転職するデメリットは何だと思いますか
・転職して前よりも給料が下がるリスクがある。(37歳男性・社会保険労務士)
・即戦力として見られるので、結果に対してのプレッシャーが大きい。(30歳男性・メーカー営業)
・女性の場合、結婚・出産などを控えていると思われて採用されにくい。(37歳女性・受付)
20代は社会人としてまだまだ未熟なケースが多いです。そのため即戦力を期待する企業ほど、職務経験が活かせる30代を採用したいと考えます。
入社後すぐに結果が期待される30代の転職では、プレッシャーはとても大きいでしょう。
確かにいずれは結婚・出産をしたいと思っていますけど・・・。
企業側は、すべての女性に対してその可能性を考えています。なので、長く働く意欲があることを積極的に伝えましょう。
2つの武器を味方に!30代での転職に成功するための最大のポイント
転職に成功するための最大のポイントは、転職先のニーズを把握し、それに合う自分の経験・スキルを正確に伝えることです。
どんな素晴らしい経験やスキルを持っていたとしても、転職先のニーズに合っていなければ何の意味もありません。企業のニーズと自分のスキルが合う職場を選ぶことが大切なのです。
また、30代だからこそ持てる強みは次の2つ。
- 適度な年数の社会人経験
- 新たな環境に適応できるだけの若さ
ある程度の経験を積んでおり、1からの指導を必要としない点。これは20代との大きな違いです。
40代、50代のように社会人経験が長くなると、逆に新たな環境に適応できるかどうかが懸念されます。
馴染む意欲があることを前面に出しましょう。
30代での転職におすすめの転職サイト・転職エージェント
転職活動には、転職サイト・転職エージェントの活用がおすすめです。
特に転職エージェントは企業側の求人情報を詳細に持ち、非公開の求人情報も扱っています。ぜひ利用しましょう。
当サイトで行った「利用してよかったと思う転職サイト・エージェント」のアンケートで回答にあった10社と、その特徴を簡単に紹介します。
サイト名をタップすると、当サイトの詳細解説記事に移ります。
転職サイト名 | 特徴 |
---|---|
リクナビNEXT | ・転職サイト最大手 ・数が多く、希望の求人を見つけやすい |
リクルートエージェント | ・転職支援実績が豊富 ・土日・平日の夜でも面談可能 |
doda | ・転職サイトと転職エージェント機能の両方を持つ ・サイトで良い求人があれば転職エージェントからの推薦が可能 ・業界・職種専任のアドバイザーあり |
マイナビ転職 | ・女性・エンジニア・正社員などの専門サイトあり ・第二新卒など若い登録者が多い |
マイナビエージェント | ・業界・職種別に専任チームを編成 ・第二新卒など20代~30代前半の登録者が多い |
type女の転職 | ・IT・エンジニアに強い ・首都圏(東京・横浜・大阪等)中心の求人 |
JACリクルートメント | ・外資系企業・海外への転職に強い ・ハイキャリア・エグゼクティブ専門の30代~40代向け |
エン転職 | ・東京を中心とした関東エリアの求人が多い ・求人情報に口コミの掲載あり |
エンエージェント | ・適性診断に沿ったキャリア面談・求人紹介を行う ・中小企業が多め |
ワークポート | ・IT・Web・ゲーム業界に強い ・IT業界出身のコンサルタントが在籍 |
まずは転職サイトで幅広く求人情報を集めましょう。どのような求人があるかを知ることが第一歩です。
良い求人を見つけたら、自分自身で応募するもよし・転職エージェントがあれば相談して推薦してもらうのも手です。
転職エージェントは、特定業界に強い・女性就職支援に積極的など各社に特徴があります。
自分の希望に合うところに登録しましょう。
そもそも「転職エージェントって?」という人は、こちらの記事を参考にしてください。

30代でも転職は可能!企業のニーズに合わせた自己PRを
企業が求めるスキルに対し、自分の活かせる経験をアピールすれば年齢はそれほど関係ないのです。即戦力として会社に貢献できる30代は、20代とは違う魅力があります。
ただし、転職回数が多い人は、転職理由を明確にすること・一貫性を持たせることを忘れないでください。
未経験は厳しいですが、絶対に無理ということはありません。希望職種に活かせる経験があれば、アピールしましょう。
現職を辞めても進みたいと思った道ならば、どうか諦めずに挑戦してみてください。
転職サイト・転職エージェントを上手に活用して、あなたが進みたい道へいけるよう応援しています。



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