子育てと仕事を両立するコツ!働くママが知るべき児童手当と支援制度

子育てと仕事を両立するコツ!働くママが知るべき児童手当と支援制度

子育てと仕事を両立しながら働くことは簡単なことではなく、困ることが多くあるのが現状です。よく聞かれるのが、子どもが体調不良になった時に保育園まで迎えに行けない、休みが取れないなどの問題です。

ただでさえ、昼間は仕事をして帰ったら休む暇もなく家事・育児をしているのですから、家事がはかどらない、子どもや夫との会話が減るなどの困りごともありますよね。帰ってすぐの食事作りが、とても負担だと言われる方もいらっしゃいます。

そんな大変な思いをしながら子育ても仕事も頑張っているのですから、支援制度も上手に利用して、少しでも負担がかからない状態を作りたいものです。

そこで今回の記事では、働くママが知っておくべき支援制度について詳しくまとめてご紹介します。

子育てと仕事を両立したい!そんな時に役立つ制度一覧

まずは、子育てと仕事を両立したい時に役立つ制度をまとめてご紹介します。

これらは法律によって定められていることなので、利用しにくいと思わず積極的に活用したいものですね。

育児休業制度

育児休業制度は、以下のような条件を満たす労働者からの申し出があれば、産後休業が終わってから子どもが1歳になる日の前日まで仕事を休むことができるという制度です。

  • 同じ事業所に引き続いて1年以上雇用されている
  • 子どもが1歳に達した後も引き続き雇用される予定である
  • 週の労働日数が3日以上である

日雇労働者は対象にならず、また雇用期限に定めがある場合は別途決まりがあります。

ただし、以下のような特別な理由がある場合は、子どもが1歳6か月になるまで休むことが可能です。

  • 保育所への入所希望をしているのに入所できない
  • 育児をしている配偶者が死亡・病気などで子どもを養育できなくなった

1歳未満の子どもがいる女性が利用できる制度

働く女性が利用できる制度は、子どもの年齢によって違います。そこで、ここからは子どもの年齢別に働く女性が利用できる制度をまとめてご紹介します。

まずは、1歳未満の子どもがいる場合に利用できる制度をご紹介します。

  • 保育時間
  • 母性健康管理措置

保育時間は、1日に2回まで、30分以内の時間で授乳などの育児のための時間を請求できるというものです。

母性健康管理措置は、医師から指示がある場合に、勤務時間内で妊産婦検診を受ける時間が取れるというものです。

3歳未満の子どもがいる女性が利用できる制度

次に、3歳未満の子どもがいる場合です。

  • 短時間勤務制度
  • 所定外労働の免除

短時間勤務制度は、原則として1日の所定労働時間を6時間にするもので、通常よりも所定労働時間が短くなります。パートや雇用期間に定めがある人でも、この時間超えて週3日以上働いていれば利用できます。

所定外労働の免除とは、残業をしなくてもいいということです。

小学校入学前の子どもがいる女性が利用できる制度

最後に、小学校入学前の子どもがいる場合について確認します。

  • 育児時間
  • 時間外労働の制限
  • 深夜業の制限
  • 子どもの看護休暇

育児時間とは、通常の勤務時間の始めか終わりに1日2時間以内の間で勤務をしない時間を設けることができるというものです。1歳未満の子どもがいる女性で、保育時間を取るのであれば、保育時間と合計して2時間以内となります。

時間外労働の制限とは、労働者が請求することで、残業時間が1か月で24時間、1年で150時間を超えないようにすることができます。深夜業の制限とは、午後10時以降午前5時までの深夜勤務をしなくてもいいというものです。

時間外労働の制限も、深夜業の制限も、どちらも開始日と終了日をはっきりさせたうえで、開始する1か月前までの申し出が必要です。

子どもの看護休暇とは、子どもの病気や怪我を理由に1年のうち5日まで休暇が取得できるという制度です。

児童手当

児童手当というのは、子どもを育てるために必要な生活費の支援を目的として定められている制度です。18歳に到達してから最初に迎える3月31日までの間にある人数が児童として数えられ、それに合わせた金額が支給されます。

支給額は、以下の通りです。

子どもの年齢 支給額(月額)
0歳から3歳未満 15,000円
3歳から小学校終了前 10,000円
※第三子以降は15,000円
中学生 10,000円

ただし、児童手当には所得制限があり、所得がそれを超えていると年齢に関係なく児童1人につき5,000円が支給される決まりになっています。

子どもが産まれたら出生日の翌日から15日以内に申請する必要があり、支給は申請をした月の翌月から始まります。ただし、子どもが産まれたのが月末であったなどの理由があれば、特例として申請をした月から児童手当の支給が受けられる場合もあります。

さかのぼっての支給は受けられませんので、申請を忘れないよう注意が必要です。

働く女性を支えてくれる制度は、いろいろあるんですね。これを見ると子育てに当てられる時間が増えそうで安心感がありますが、時短勤務をしたりした場合、給料はどういう扱いになるんでしょうか?
実は、仕事をしていない時間の給料が支給されるかどうかは、会社の取り決めによるんです。実際のところ、仕事をしていない時間の給料まで支払う会社は少ないと言っていいでしょう。

こんな工夫で楽になる!子育てと仕事を両立するための7つのポイント

子育てと仕事を両立することはとても大変なことですが、ほんの少し工夫をするだけで楽になることもあります。

そこで、どのような工夫ができるのか、ポイントをまとめてご紹介します。

働きやすさを重視して勤務形態や職場を選ぶ

産後仕事に復帰する場合、出産前にいた職場に復帰する人もいれば新たな職に就く人もいることでしょう。

どのような形で仕事をするにしても、無理がかかるような働き方をすると自分も辛いですし、また家族にしわ寄せが行ってしまうことも考えられます。そこでまず考えたいのが、働きやすさを重視した仕事のしかたをするということです。

これまで正社員として働いてきた人の場合、短時間勤務制度を利用する・時間の融通がききやすいパートに勤務形態を変更するなどの方法があります。

新しい職を探す人の場合、主婦が多く活躍している職場を選ぶと、みんな同じような経験をしているのでわかり合える部分があって働きやすくなることもあります。

出産前と同じでなければいけないというのではなく、まず働きやすいことを重視して仕事を選ぶと、両立する際の負担が少なくて済みます。

完璧を求めない

子育てと仕事を両立しようと考えると、ついどちらも完璧にこなさなければいけないような気持ちになって、追い詰められてしまう人がいるのも事実です。ですが、両立する以上、どちらも完璧は難しいと考えを変えるだけでも楽になることがあります。

これをしなければいけない、これをすべきなどと自分を追い込むような考え方をしないように意識して、できることをできるようにすればいいと考えるようにしたいですね。

子どもとのコミュニケーションが足りているかどうかを心配する方もいらっしゃいますが、時間をたくさん取ろうとすることよりも、取れるだけの時間でいいのできちんと話を聞く、お風呂はゆっくり入ってたくさん話をする、一日一回は抱っこするなど、気持ちを子どもに向けていることが伝わるように工夫することが大切です。

言いたいことは言い方を考えながら伝えよう

いろいろ言いたいことがあるのに我慢を続けると、自分の心のためにも良くありませんし、笑えなくなったり子どもに対する言い方がきつくなったりなど、周りへの影響が出てしまうことも考えられます。

そんな時には、思い切って伝えることも大切です。ですが、イライラをそのままぶつけると、喧嘩になったり子どもが泣いて余計に大変なことになったり…ということにもなりかねません。

そんな時には、言い方をちょっと柔らかくしたり、笑いを取り入れたりすることで、両方が楽になります。

子育ては楽しいことや嬉しいことがたくさんある半面、イライラがつきものなのも事実です。子どもが寝た後は自分のための時間にするなど、ストレスを上手に発散する方法を覚えることもイライラをためないために大切です。

健康管理に気を付ける

どんなに注意していても、子どもが集団生活をしていると風邪をひいたり胃腸炎にかかったりなどの病気が避けられないのは確かです。

ですが、働くママが大変だと思うことに、病気になった時の子どもの預け先がない、休みが取れないというものがあるのは事実です。それに、子どもの病気を親がもらったということもよく聞かれることです。

そこで、うがい手洗いを習慣にするなど、健康管理に気を付けて少しでも体調を崩す回数を減らすことが、負担を軽減することに繋がります。

家事の時間を減らすよう工夫する

家事は、かなり手間や時間を取られるものです。そこで、家事の時間を減らす工夫をするのも子育てと仕事の両立を楽にするために役立ってくれます。

中でも、時間がかかる食事の支度を簡単にする方法が効果的です。例えば、休みの日のうちに多めにおかずを作って冷凍しておく、時には冷凍食品やお惣菜を上手く取り入れるなどの方法もあります。朝のうちに下ごしらえをしてから出かけると、帰ってからの労力が少なくて済みます。

さらに、最近では作り方もついていて、そのために必要な食材が全てセットで届けてもらえるようなサービスもあります。留守にしていても専用の保冷ケースに入れて置いてくれるので、これなら夕食の材料を買いに行かなくても料理ができるというメリットもあります。

時には、家事代行サービスを利用するという選択もいいですし、できるだけ物を減らして片付けに取られる時間を減らす方法も効果的です。

周りに協力を求める

周りに手伝ってもらうことも、子育てと仕事をする上では欠かせないことです。パパの仕事によっては子育てや家事をやってもらうことが難しいこともあるかもしれませんが、自分のことをできるだけ自分でしてもらうだけでもママにかかる負担は減ります。

さらに、子どもにも年齢に合わせたお手伝いをしてもらうようにすると、ママも助かりますし、将来的にいろんなことができるようになるので子どもの役にも立つというメリットまであります。

ご両親が近くに住んでいるのなら、どうしても仕事が抜けられない時には手を借りてもいいですね。

地域にあるサポート制度の利用

周りに協力を求めた方がいいと言われても、実家が遠くにある、ご両親もまだ働いているなどの理由で、子どものことを頼める人が身近にいないということもあるでしょう。そんな時には、地域にあるサポート制度を利用することも選択肢に入れると、それだけで楽になることもあります。

例えば病児保育を利用する、ファミリーサポート制度を利用するなどです。

子どもが病気だと特に預け先に困ることがありますが、病児保育を行ってくれる施設に預けたり家に来て保育をしてくれる訪問型のサービスを利用したりすることが可能です。

ファミリーサポート制度とは、ファミリーサポートセンターに援助を受けることを希望する人と援助したい人とが会員登録をし、残業の際の保育園への迎えや保育園があいていない時間の子どもの預かりなどをしてくれます。

なんだか、私が言われているような気がしました。子育てしながら仕事をするなら、どちらも完璧にしたいとつい思ってしまいます。気持ちの持ち方を変えるだけでも、楽になることがあるんですね。
そうですね。ママだから何でも自分でこなさなければ、完璧にしなくてはと考えると自分を追い詰めてしまいますから、働きやすい職場や勤務形態を選ぶ、周りの人の協力を得る、家事の時間を減らすといったことも考えてみるといいですね。

今の職場が辛いなら子育て中でも働きやすい職場に転職する方法も!

現在働いている職場では、どうしても不都合が起きてしまうことを悩んでいる方もいらっしゃることと思います。そのような場合、思い切って子育て中でも働きやすいような職場に転職することで、仕事と育児の両立がかなり楽になることもあります。

また、妊娠や出産を機に仕事を辞めたから、新たな勤務先を見つけたいと言われる方もいらっしゃるかと思います。そんな時には、子育てがしやすい再就職先を見つけたいものです。

そこで、子育て中でも働きやすい職場とはどのようなところなのか、詳しく見ていきましょう。

子育てと仕事が両立しやすい職場の特徴

子育てと仕事が両立しやすい職場の特徴として、以下の点を挙げることができます。

  • 通勤しやすい場所にある
  • 子育て中の社員が多い・子育て中の管理職の人がいる
  • 年間の休日数が多い
  • 有給休暇が取得しやすい
  • シフトの融通がききやすい
  • 残業が少ない
  • 託児所がついている

職場自体の特徴ではありませんが、保育園への送り迎えなどを考えると、まず職場が通勤しやすい場所にあることは条件として外せません。

子育て中の社員が多かったり子育て中の管理職がいたりするということは、子育てと仕事を両立しやすいからだと考えることができます。

さらに、子どもがいると病気になったり行事があったりするので、週休1日の会社よりも週休2日の会社のように年間の休日数が多い方が休みと重なる可能性が高いと言えます。同じ理由で有給休暇が取得しやすい、シフトの融通がききやすいことも大切です。

残業が多いと保育園へのお迎えが気になることもありますので、できるだけ定時で帰れるような職場が安心感があります。託児所があればそれを心配しなくていいので、より便利ですね。

厚生労働大臣の認可を目安にする方法も!

子育てしながら働く女性が働きやすい要件を満たしている企業は、厚生労働大臣から子育てサポート企業と認定され、以下のマークを表示することができます。このマークは、くるみんマークと呼ばれています。

くるみんマーク

それよりもさらに高い水準の取り組みをしている企業には、プラチナくるみんマークを表示することが認められます。

プラチナくるみんマーク

平成29年の3月末時点で、くるみん認定されている企業は2,695社、プラチナくるみん認定されている企業は118社です。

くるみんマークというマークがあることは、知りませんでした!厚生労働大臣の認可を受けているくらいですから、このマークを表示できる企業は、子育てと仕事が両立しやすい環境が整っていると考えていいんですね。
その通りです。ですが、現段階では認可を受けている企業が多いとは言えないのが現状です。だから、近くにそういった企業が無い場合は、子育て中の社員が多く働いているか、休みや取りやすいかなどの特徴を元に働きやすい企業を見分けることが必要になります。

子育てと仕事の両立を目指すなら働きやすい職場探しが大切!

子育てと仕事を両立するには、家事の負担を減らす、家族の協力を得るなど工夫できる部分は確かにあります。 ですが、休みが取りにくい、残業が多いなど、職場の環境が余りよくなければ、自分の対策だけでは限界があるのもまた正直なところです。

そんな時には思い切って転職する方法もありますし、これから職探しをして再就職しようと考えているママの場合は、働きやすい職場を選ぶことが大切です。

同じように子育て中の女性が多いなど、いくつかのポイントをチェックすることで子育てと仕事を両立しやすい職場が探せますので、ぜひ確認してみてください。