今から始めていつ決まる?気になる転職活動の期間と基本の流れ

転職したいという気持ちはあるものの、どのように進めていけばよいのかわからずに、なかなか踏み切れないという方も多いのではないでしょうか?

学生時代の就職活動とは異なり、転職となると個別に進めていかざるを得ないので、いまいち要領がつかみにくいものですよね。

そこでここでは、転職活動にかかる期間の目安と、転職活動の基本的な流れについて、簡単に解説していきたいと思います。

意外と短い!?転職活動にかかる期間の目安は3~6カ月

一般的に、転職活動にかかる期間の平均的な目安はだいたい3か月から6カ月ほどとされています。

とはいえ、転職活動を進めるペースにはかなり個人差があるので、あくまでも目安という程度に捉えておけばよいでしょう。

なお、年齢別でみてみると、20代、30代の若い世代ほど転職活動にかかる期間は短い傾向があります。ただしそれは、必ずしも年齢が上がると転職には不利になるということではありません。

年齢が高いほど企業から求められるキャリアやスキルのレベルが上がることと、求職者側も年収や役職などよりよい待遇を求めることが、中高年層の転職活動の長期化につながる大きな要因となっているのです。

在職中と退職後で転職活動の進め方は変わる?

もう1つ、転職活動の期間や進め方に少なからず影響するのが、在職中と退職後、どちらのタイミングで転職活動をするかという点です。

一般的には、現職を退職してから転職活動をスタートした方が、期間は短く済む可能性が高いと言えます。かといって、退職後に転職活動をした方が良いかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。

退職後は転職活動割くことができる時間の余裕が絶対的に多いので、確かに短期決戦で転職活動を進めやすいのは事実です。

ですが、離職期間中は無収入になってしまうため、生活への不安は少なからずあるでしょう。転職活動が長引いたりして資金が底をついてしまえば、仕事に就くことを優先して満足度の低い形で転職先を決めざるを得ないことにもなりかねません。

一方、在職中に転職活動をする場合、現職を優先しなければならず、転職活動を思うように進められない場面はどうしても出てくるでしょう。

しかし、それまでどおり収入を得続けることができるので、資金面での心配はほとんどありません。また、良い転職先が見つからなければ、とりあえず転職そのものを保留にするという選択も可能です。

このように、在職中と退職後の転職活動には、それぞれ異なるメリット・デメリットがあるので、よく考えて決断するようにしましょう。

意外と準備が重要!?転職活動の基本の流れ

もう1つ気になるのが、転職活動がどのような流れで進んでいくのかということですよね。転職活動の基本的な流れは、以下のようになっています。

①転職準備

②書類作成

③求人応募・選考

④内定

(⑤退職)

⑥入社

大事なのは、いきなり求人を探し始めるのではなく、まずは転職活動に取り組む準備からスタートすべきであるということです。自己分析や情報収集を行い、自分なりの転職の方針を固めておきましょう。

このステップを飛ばしてしまうと、手当たり次第に求人情報を見ていく羽目になるので効率が悪くなりますし、書類作成や面接での受け答えも一貫性を欠いた要領を得ない内容になってしまいがちです。

なお、履歴書や職務経歴書などの必ず必要になる書類に関しては、まずは一度ベースになるひな形のようなものを作成しておきましょう。

もちろん、応募企業によって志望動機や自己アピールなどを多少変える必要は出てくると思いますが、それでも毎回1から書類を作成するよりは断然時間と手間を節約することができます。

こうした準備段階を経てはじめて、自分の希望にマッチする求人を探して応募し、選考に臨むという実質的な転職活動に取り掛かる下地ができるのです。

なお、転職活動の進め方に不安がある人は、個別に転職のサポートが受けられる転職エージェントを利用するのもおすすめです。

期間よりも大事なのは最良の転職先を見つけること

転職活動にかける期間は、必ずしも必ずしも短ければいいというものではありません。

転職活動において何よりも大事なのは、自分の希望やキャリアに見合う最良の転職先を見つけることです。

ただし、限られた時間を有効に使うために、準備や進め方の工夫は必要になります。

冒頭でもお伝えした通り、転職活動の進め方は人それぞれですから、あまり期間を気にしすぎず、自分なりの最短ペースを目指しましょう。