仕事を辞めたい理由とは!状況別に退職理由の伝え方を解説

「円満退職するためには、退職理由をどう伝えればいいんだろう」「家族に納得してもらえる退職理由って何?」と、疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

仕事を辞めたい理由として最も多かったのは、「職場の人間関係の悪さ」と「給与への不満」です。

しかし「上司と合わないから辞めます」「給料が低いから辞めたい」だなんて、はっきり言いにくいですよね。

退職理由をうまく伝えられないと退職を引き止められたり、相手を不快な思いにさせてしまったりすることもあります。

また、退職したいことを家族にどう伝えるのかも悩むポイントの1つ。家族を養っている人はとくに、退職の伝え方には気をつけたいですよね。

この記事では当サイトで行なったアンケート結果をもとに、仕事を辞めたい理由で特に多かったものを紹介。どう伝えるのがベストか状況別に解説します。

仕事を辞めたい理由ランキング!人間関係・給与への不満が上位に

当サイトでは、転職を経験したことがある全国の男女約1,000名を対象に、インターネット上でアンケートを実施しました。

「仕事を辞めたい」と感じた理由やきっかけは、次のとおりです。

「仕事を辞めたい」理由
転職をしたいと思ったきっかけや理由の棒グラフ
人間関係や給与への不満が、ダントツで多いんですね!
人間関係がスムーズにいくかどうか、仕事量や内容に見合った給与がもらえるかどうかは、仕事を長く続けるために大切なことです。

その点に不満を感じることで、仕事を辞めたいと思ってしまうのでしょうね。

具体的に、みなさんどんな出来事があって「仕事を辞めたい」と思うようになったのでしょうか?
退職を決意したきっかけとして、「上司にいじめられた」「求人情報と実際の給与が違った」などの意見が寄せられました。

具体的な退職理由を見てみましょう。

転職経験者が「仕事を辞めたい」と思ったきっかけは、次のとおりです。

「仕事を辞めたい」理由(具体例)
・毎日上司からのパワハラがあり「お前は死んだほうがいい」と言われた。(28歳/男性)

・給料が安いし、人間関係も最悪だった。退職前には本社の人から嫌がらせを受けた。(35歳/女性)

・残業代や休日手当がなく、ボーナスも出ると言われたのに何ももらえなかった。(39歳/男性)

・夜10時から毎晩ミーティングがあり、終業時間を過ぎても帰ってはいけない雰囲気があった。(34歳/女性)

僕も仕事を辞めたいのですが、パワハラが嫌で辞めたいなんて言うと、もっと怒られそうで怖くて口に出せません。
とくに上司との関係に不満があって仕事を辞めたい人は、退職理由をはっきり口にしづらいですよね。

退職前に社内でトラブルが起きると、ケンカ別れで退職することになるかもしれませんから。

できるだけ円満に退職したいです。どうすればいいですか?
円満退職するための退職理由の伝え方は、次の章で説明しますね。

【状況別にアドバイス】仕事を辞めたい理由はポジティブに言い換える

退職理由を上司に伝える際、最も重要なのが「会社の不平不満を言わないこと」です。

でも不平不満があるから退職するんですよね。嘘を言えばいいんですか?
嘘を言ってはダメですよ!嘘がばれたときさらに強く引き止められたり、同じ業界に転職した場合は働きにくくなったりした人もいます。
そもそも人として、あまり嘘を言いたくはないですね・・・。
円満退職したいなら、不平不満の理由を「ポジティブな理由」に置き換えることが必要なんです。詳しく見ていきましょう。

次の項目から、自分が退職したい理由に該当するものを選択して読み進めてください。

退職理由

また次のような場合の人は、こちらを選択してくださいね。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

「人間関係に問題がある」場合、はっきり口にするのは控える

「人間関係に問題がある」とは言っても、その具体的な理由はさまざまです。「上司からパワハラを受けている」という人もいれば、「部署内の人間関係が悪く、業務で必要なことも相談できない」という人もいます。

どのような場合であっても、「人間関係が悪いから辞めます」とはっきり口にするのは控えましょう。

ただし嘘をつくのはNG。円満退職をするためには、次のような退職理由に変換しましょう。

「人間関係に問題がある」場合の退職理由の伝え方(例)
本音 伝え方
人間関係で疲弊している 体調不良になり仕事を続けるのが辛い
部署内でいじめがある 新しい環境で自分の力を試したい
パワハラに耐えられない 個人で開業したい
同僚には本当の理由を言っても大丈夫ですか?
できれば避けたほうがいいです。とくに人間関係のいざこざは、いつ話が漏れてトラブルになるか分かりません。

本音を話すのは、家族や社外の親しい友人などに留めておきましょう。

「職場の人間関係が悪くて辞めたい」という人は、「★内部リンク予定」の記事で対処法を紹介していますので、読んでみてください。

「給与・残業・休日に不満がある」と伝えると引き止められやすい!

給与や休日、勤務時間については、仕事を続ける上で重要なポイント。

しかし「給与が少ないから辞めたい」などと上司に伝えると、スムーズに退職手続きができない恐れもあります。

不満要素を上司に伝えることで「給与アップするから残ってくれ」「残業手当を出すから辞めないでくれ」などと、引き止められてしまう可能性があるのです。

ほかにも理由があって辞めたい場合や転職先が決まっている場合、上司から引き止められて話が長引くのは避けたいですよね。そうならないための退職理由の伝え方は、次のとおりです。

「給与・残業・休日に不満がある」場合の退職理由の伝え方(例)
本音 伝え方
給与が低い 資格を取得するための勉強に専念したい
残業したくない スキルアップを目指して転職したい
休日が少ない 体力的に辛く、しばらく休養したい
有給を取らせてもらえない、という点を退職理由として伝えても大丈夫ですか?
その場合「有給を使っていいから残ってくれ」と引き止められる可能性があります。「ほかの業界に興味があって転職したい」など別の理由を伝えるのはどうでしょうか?
僕もこれまでほとんど有給を使わせてもらえませんでした・・・。退職前にまとめて有給を消化したら、上司に怒られそうで怖いです。
有給の取得は労働基準法で取り決められた労働者の権利なのですから、遠慮する必要はありませんよ。ただし仕事の引き継ぎなどを怠ることがないようにしましょう。

有給休暇の基本ルールについて、詳しくは次の記事で確認してください。

「営業職が辛い」場合は「違う仕事がしたい」と自分の考えを伝える

「営業職を辞めたい」という人の中には、「ノルマが辛い」「飛び込み営業が嫌だ」「自分に合ってない」など、さまざまな理由を持つ人がいます。

上司にそのまま退職理由として伝えるのは避け、違う仕事に挑戦したいことを上手に伝えましょう。退職理由の伝え方は次のとおりです。

「営業職を辞めたい」場合の退職理由の伝え方(例)
本音 伝え方
ノルマが辛い 新しい業界にチャレンジしたい
飛び込み営業が嫌 企画提案などほかの仕事に興味がある
自分に合っていない 営業にとらわれず、ほかの職種に挑戦したい
ネガティブな理由は相手を不快な気持ちにさせることがあります。

嘘にならないよう上手に変換して、円満に退職できるポジティブな理由を伝えるようにしましょう。

「介護職が辛い」場合、人手不足の影響から引き止められやすい

介護職にはさまざまな勤務体制があり、長時間勤務や夜勤で生活リズムが乱れ体調不良になる人もいます。また小さなミスが介護利用者の命に関わることもあり、責任感が求められてプレッシャーを感じる人も。

介護業界はとくに人手不足の傾向があるため、退職したい旨を伝えても引き止めに合う可能性が高いと言えます。

上司からの引き止めに合わないための退職理由は次のとおりです。

「介護職を辞めたい」場合の退職理由の伝え方(例)
本音 伝え方
介護の仕事が嫌 昔から興味ある、ほかの職種を経験したい
夜勤が辛い 家族で話し合った結果、家庭を優先したい
利用者の対応が苦手 両親の介護に専念したい
もし引き止めにあっても、退職の自由は法律によって保障されています。詳しくは次の記事で紹介していますので、参考にしてください。

「結婚する・妊娠した」場合は、そのまま正直に伝えてもOK

結婚・妊娠などを理由に仕事を辞めたい場合、そのまま退職理由として伝えても問題ありません。結婚や妊娠はおめでたいものですから、一般的には快く送り出してもらえることが多いです。

しかし理由に関わらず「今辞められると困る」「結婚してからも働いてくれ」などと、引き止められる場合も。

結婚・妊娠を理由に退職する場合は、次のように伝えると良いでしょう。

「結婚する・妊娠した」場合の退職理由の伝え方(例)
  • 夫の希望で、家事に専念してほしいと言われた
  • 妊娠でつわりがひどく、職場に行くことができなくなった
  • 夫の転勤が決まり、引っ越すことになった
なるほど!自分ではどうしようもない事情を入れるのがいいんですね。
ええ。個人や夫婦の事情ですから、会社側もあまり深く踏み込むことはできないことが多いです。

「パートを辞めたい」ときは、家庭の事情と伝えるのも1つの手

パートで働いている職場をやめたい場合、その理由は家庭の事情であったり正社員への転職だったりとさまざま。個人的な事情で辞める場合は、そのままの理由を職場に伝えても問題ありません。

ただしパートを辞めたい理由が「人間関係が悪い」「時給が安すぎる」などの職場環境に対する指摘になってしまう場合は、そのまま伝えるのは避けましょう。

円満に退職するための退職理由の伝え方は、次のとおりです。

「パートを辞めたい」場合の退職理由の伝え方(例)
本音 伝え方
ほかの職場で働きたい 正社員への就職が決まった
時給が安い 子どもが成長したため、フルタイムで働くことにした
退職理由を言いたくない 家庭の事情で、仕事を続けるのが無理になった
「家庭の事情」には、夫の仕事や子どもの学校などさまざまなケースがあります。仕事を辞める理由をどうしても話したくない場合は、「家庭の事情」と伝えるのが良いでしょう。

「とくに理由はないが辞めたい」ときは、もう一度よく考えよう

辞めたい理由がない場合、退職理由を「一身上の都合」として上司に伝えることも可能です。しかし大抵の場合は、具体的な退職理由を聞かれるでしょう。

具体的な理由を聞かれたときに「理由はない」と伝えると、退職を引き止められる場合や深読みされて相手を不快な気分にさせてしまうことも考えられます。

仕事を辞めたい明確な理由がないときは、「なぜ辞めたいのか」もう一度考えてみましょう。

とくに退職後に転職を考えている人は、転職先を決めるうえでも重要なポイント。詳しくは次の記事で紹介していますので、参考にしてください。

仕事を辞めたいときに「家族」や「会社」へ退職意思を伝える方法

ここまで、仕事を辞めたい状況別にオススメの退職理由を紹介しました。しかし「転職先が決まったので仕事を辞めます」などと退職理由だけ伝えて、円満退職できるものでもありません。

会社での退職意思の伝え方によっては、ケンカ別れになってしまう恐れもあります。

さらに退職や転職をスムーズに行うためには、家族のサポートも必要不可欠。

「仕事を辞めたい」「転職したい」と家族に伝える場合も、伝え方によっては反対される可能性が高いのです。

仕事を辞めたいと伝えるときに、どういう風に伝えれば納得してもらえるのか。家族に伝える場合と会社に伝える場合と、それぞれ見ていきましょう。

家族には「仕事を辞めたい」と伝える前に状況を理解してもらおう

仕事を辞めたいと考えたとき、自分の気持ちをまず伝えるのは会社ではなく家族です。

もし家族から退職を反対された場合、会社に届けた退職願を撤回することにもなりかねません。

余計なトラブルを引き起こさないためにも、まずは家族を納得させるのがベストです。家族に納得してもらう伝え方のポイントは次のとおり。

「仕事を辞めたい」と家族に伝えるときのポイント
  1. 仕事の不満・悩みを家族と共有する
  2. 一緒に考える姿勢を持ち、家族の意見も聞く
  3. 退職が良い結果に繋がると納得してもらう
退職を反対されないためには、時間をかけて退職の意思を示すことが大切です。
何時間も話し合ったほうが良い、ということですか?
そうではありません。家族から反対されそうな人は、1カ月くらいの期間で段階的に退職の意思を伝えるのがオススメなんですよ。

詳しく見ていきましょう。

【1】仕事の不満・悩みを家族と共有する

「とにかく仕事を辞めたい!」という一方的な欲求のみ強調するのはNGです。まずは仕事の不満や悩みを、何日かに分けて家族に伝えましょう。

不満の伝え方は愚痴レベルでもOK。

改めて場を設けるのではなく、食事中などの会話の一部として伝えるのがオススメです。

【2】一緒に考える姿勢を持ち、家族の意見も聞く

仕事の不満や悩みを家族へ伝えたら、その不満を解決するにはどうしたらいいのか家族と一緒に考えましょう。

「もうどうしようもない」「そんなことをしても無駄だ」など、最初から解決を諦めるのはNG。

仕事の悩みを家族に理解してもらい、どうすれば解決できるのか考えてもらうことが大切です。家族の意見にも耳を傾け、自分の悩みや不満に対して退職のほかに解決策がないことを理解してもらいましょう。

またこの時点で「仕事を辞めたほうがいいかもしれない」「転職を考えてみようかな」などと伝え、家族に心の準備をしてもらいます。

家族に仕事の悩みを話したり、一緒に解決策を考えてもらったりすることは、一度だけで終わらないようにしましょう。
毎日相談するのがいいんでしょうか?
毎日同じ話題だと、家族も疲れてしまいますよ・・・。せめて2、3日おきや1週間おきに話すなど、少しずつ現状を理解してもらうことが大切です。

【3】退職が良い結果に繋がると納得してもらう

仕事の悩みやその解決策が家族と共有できたら、「仕事を辞めたい」と切り出します。

ここで伝えたいのは「なぜ仕事を辞めたいのか」「辞めることによって何が解決できるのか」の2点。

今まで家族と相談した「仕事の悩みや不満の内容」と「仕事を辞めたい理由」にズレが生じないように気を付けましょう。

「今の仕事は体力的につらいので、このままでは体を壊しかねない」「転職することで精神的にも楽になり、前向きに仕事を頑張れる」など、家族に納得してもらうことが大切です。

また退職前に転職先を決めておくことで、経済的な不安が少なく家族も安心できます。退職前後のどちらで転職活動をするのが良いのか、次の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

既婚者の場合、退職の意思を家族に伝えると「嫁ブロック」にあう可能性があります。嫁ブロックとは、妻が夫の転職や起業に反対することです。

嫁ブロックの理由や対策については、次の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

退職意思を会社に伝える場合、タイミングを見て柔らかい言葉で

退職について家族の同意が得られたら、直属の上司に退職意思を伝えましょう。

上司に退職意思を伝えるうえで気をつけたいのは、次の3つです。

上司に伝える際の注意点
  • 就業時間外に話す
  • 退職の話だと周囲に気づかれないようにする
  • 自分の意思を柔らかく伝える

退職は個人的な話であるため、できるだけ就業時間外で伝えるようにしましょう。

また退職の話が周囲にも知られることで、社内を混乱させてしまう場合も。「すみませんが、少しお時間を頂けないでしょうか」など、退職の話だと分からないように切り出します。

上司に時間を取ってもらったところで、「〇月✕日までに退職を考えています」のように柔らかい言葉で退職意思を伝えましょう。

「〇月✕日に辞めます」ときっぱり伝えるのはダメなんですか?
自分の意思をはっきり伝えることは大切です。

しかし一方的に退職を伝えることで、上司に「この人は自分のことしか考えてない。会社のことはどうでもいいんだな」と思われてしまうこともあります。

そんな風に思われることがあるんですね!会社に迷惑を掛けたいわけじゃないのに・・・
上司との関係を悪くしないためには、相手の立場も考えて言葉を選びましょう。

円満退職するための退職意思の伝え方は、「正しい退職の切り出し方!円満退職につながる上司への伝え方や報告マナー」の記事で詳しく説明していますので参考にしてください。

上司を説得できる自信がありません・・・。
その場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのも1つの手です。アドバイザーに状況を伝え、アドバイスをもらうことができますよ。

転職エージェントについては「転職エージェントとは?転職サイトの違いとメリット・デメリット」の記事で詳しく紹介しています。

家族や会社とのトラブルを上手に回避する!円満退職を目指そう

この記事では「仕事を辞めたい理由」を紹介し、状況別に退職理由や退職意思の伝え方を解説しました。

仕事を辞めたい理由で上位に選ばれたのは「人間関係」や「給与への不満」。しかしそれを退職理由としてそのまま伝えるのは、好ましくありません。

円満退職するために、会社への不平不満を「ポジティブな退職理由」に置き換えましょう。

退職意思を家族に伝えるときは段階的に少しずつ、会社では柔らかい言葉で伝えることが大切です。

会社や家族とトラブルにならないよう上手に話して、円満退職を目指しましょう。

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