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商品開発の仕事や向き・不向き、未経験からの転職ポイントを解説

「商品開発」の仕事って、聞いたことはあっても「実際には何をどうやって開発するんだろう?」と疑問に思ったことのある人も多いのではないでしょうか。

商品開発は文字通り「商品を開発する仕事」ですが、売れる商品やサービスを作り出すのは難しいもの。商品開発に携わる人は、ヒット商品を生み出そうと日々試行錯誤を重ね努力しているのです。

この記事では、商品開発の具体的な仕事内容や活躍の場、商品開発の仕事の向き、不向きなどを解説していきます。

商品開発の仕事に役立つ資格や未経験での転職におさえるべきポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「商品開発」ってどんな仕事?「商品企画」との違いとは

商品開発は、企業の行方を左右すると言っても過言ではない、重要な仕事です。

食品や化粧品・電化製品・電子部品・家具・自動車といったものづくりのメーカーはもちろん、インターネット上でサービスを展開する会社など、さまざまな分野で商品開発が行われています。

「商品企画」とは違うんですか?
商品企画は、商品開発の前の段階ですね。

市場調査などで世間のニーズをつかみ、新商品やサービスのアイデアを出します。

会社によっては、商品企画と商品開発の区別がないところも。「商品企画開発」など1つの部署となっているケースも多いです。

商品開発の具体的な仕事内容を見てみよう

新たな商品を開発する際には、どのようなことが行われているのでしょうか。商品開発の仕事の例を、業種別に見てみましょう。

商品開発の仕事内容:食品メーカーの商品開発(惣菜)の例
・食材、調味料など原料の選定

・商品カルテ(規格書、仕様書)の作成

・提案用サンプルの調理

・社内でのプレゼンテーション

・他社商品や自社既存商品との比較

・材料やその配合率、調理方法などを変えた試作の繰り返し

・生産工場などの選定

・品質の確認、味や量が一定かなどの検証

食品の場合は原材料や調味料の1つ1つ、材料の配合や調理の方法など、あらゆることにこだわって、何度も何度も試作を重ねて調整していきます。

化粧品の場合も見てみましょう。

商品開発の仕事内容:化粧品メーカーの商品開発の例
・原料の選定

・原料成分の配合比率や製法など、処方設計

・試作の繰り返し

・商品の検証(使い心地や効果などの評価、品質・安全性の確認)

化粧品の場合は、商品にそれぞれの目的があります。その目的に沿うことはもちろんのこと、原料やその配合によっては害を及ぼす可能性もあることから、安全性などを含めた商品開発をしなくてはなりません。

商品やサービスの種類に関わらず、商品開発は、自分がいいと思ったものが売れるとは限らないのも難しいところ。上司などが納得してOKがもらえるまで、商品開発の仕事は終われないのです。

商品開発部門では、新しい商品を一から生み出すだけでなく、すでにある商品をリニューアルしたりもしますよ。

商品開発の仕事に向いている人・いない人、それぞれの特徴

商品開発の仕事には、取り扱う商品やサービスに深い興味や関心があることが大前提です。

そのほか、次のような人が商品開発に向いています。

商品開発の仕事に向いている人
  • 想像力が豊かな人
  • 好奇心が旺盛な人
  • 探究心の強い人
  • 根気強く物事に取り組める人
  • 情報の分析が得意な人
  • 一度や二度の失敗にはめげない人

商品開発には、ときに斬新なアイデアやひらめきを生み出すことが必要となります。それが得意なのは、日頃から好奇心が強くいろんな人や物を観察していたり、想像力が豊かだったりする人。

材料1つ1つの配合や製法など、いろんな条件での試作を重ねる必要があるため、少しの失敗にはめげずに努力を続けられる人にも向いています。

逆に、次のような人には商品開発の仕事はおすすめできません。

商品開発の仕事に向いていない人
  • 飽きっぽい性格の人
  • 何事にも大雑把な人
  • 何事にも無関心な人
  • 人の意見に耳を貸さない人
  • 人とのコミュニケーションが苦手な人

商品開発の仕事には、企画に携わる人や製造・制作する人など、他の部署の人たちとの連携も欠かせません。良い商品を生み出すには、チームワークの良さも影響します。

自分の意見をきちんと伝えることも大切ですが、人の意見を素直に聞けるかどうかも重要な要素です。

商品開発の仕事に必須な資格なし、役立つ資格を紹介

商品開発をするために得に必要な資格はありませんが、転職のために資格を武器にしたい、という人もいますよね。

商品開発に役立つ資格として、ここでは3つの資格を紹介しておきます。

  1. 商品プランナー
  2. 商品開発士
  3. 商品開発コーディネーター

この3つの資格は、段階的なスキルアップができるように設定されたもの。「日本商品開発士会」による資格プログラムです。

商品プランナーの資格を取った人のみが商品開発士の試験を受けられ、商品開発士の資格を持っている人のみが商品開発コーディネーターの試験を受験することができます。

それぞれ、次のような人材が想定されています。

資格 人材イメージ
商品プランナー 客層や価格ランク、ブランドイメージから新商品やサービスのイメージを探り、具体的な商品として世に送り出す
商品開発士 市場調査やアイデアの蓄積を始め、商品のコンセプト作りから顧客へのプレゼンテーション、生産部門との調整や販売戦略の考案まで幅広く行う
商品開発
コーディネーター
商品に関する社内の専門家として、コンサルタント的な役割を果たす

商品プランナー試験は、年齢や学歴などに関係なく、誰でも受験することができます。

商品プランナーと商品開発士の資格取得方法は、資格認定研修を受けて小試験に合格する方法と、資格認定試験を受験する方法の2パターンがあります。

商品開発コーディネーターには、資格試験を受ける方法しかありません。

商品開発は未経験者でもなれる?押さえるべき転職ポイント

商品開発の仕事は、新たなヒット商品を生み出すことのできる、やりがいのある仕事。「やってみたい」と思う人も多いのではないでしょうか。

しかし、商品開発の求人を見てみると、「まったくの未経験からの転職は厳しい」という状況が見えてきます。

そこで、商品開発の仕事が未経験でも採用の可能性が見込める条件をまとめてみました。

未経験から商品開発への転職が可能な条件
  • 同じ業界での営業や企画、広告などの経験がある
  • 企画やマーケティングなどの実務経験がある
  • 業界に直結する資格がある
  • 第二新卒などで、年齢が20代である
  • 派遣など非正規雇用で、アシスタントとしての入社
  • 大学の理系学部や芸術系の大学を卒業している

商品開発としては経験がなくても、同じ業界で営業や企画、マーケティングや宣伝などに携わっていた人なら応募できる求人は数多く見つかります。

別の業界からの転職でも、食品や医薬品以外であれば、企画やマーケティングなどの経験があればよい、というケースも多いです。

食品系であれば管理栄養士や栄養士などの資格がある人なら応募可能だったり、医薬品や化粧品であれば理系大学卒で細胞培養実験の経験が求められたりします。

そうでなければ、正社員ではなく派遣やアルバイトなどでの採用が狙い目。

経験を積んで正社員への道を模索するのも1つの方法です。

何も経験や資格がない、という場合でも、既卒の20代など若くてこれからどんどん知識を吸収できる人なら歓迎する、という会社もありますよ。

未経験で商品開発の求人に応募するときのポイント

未経験から商品開発の仕事に挑戦するなら、次の3つのポイントをおさえておきましょう。

  • 業界と企業に関する情報収集をし、どちらにも詳しくなっておく
  • 業界、あるいはその企業の製品に対する熱い思いを説明できるようにしておく
  • 自分が商品開発担当に向いていることを、具体的なエピソードを交えてアピールする

転職には、情報収集が欠かせません。特に商品開発の仕事は、業界の動向やその企業の立ち位置、社会のニーズなどを把握しておくことが必要です。

未経験な上に何も勉強してきていない、何も知らない、というのでは、「商品開発に大して興味がない」「商品開発の仕事には向いていない」と判断されてしまいます。

できれば、自身の経験や趣味嗜好などから、その業界や、その企業の一製品に対する熱い思いを伝えましょう。

興味が深いほど、商品開発にも熱心に取り組める人材だとアピールできます。

もちろん、上の章でお伝えした「商品開発に向いている人」や応募要項の「求める人材」に自分が当てはまることも重要なポイントです。

企業のニーズに自分が合っていることを、いかに上手く伝えられるかが成功のカギ。自分を企業にプレゼンしてみてください。

商品企画は社会現象を巻き起こせる可能性もある仕事

商品開発は、新たな商品やサービスを世に生み出す仕事。社会のニーズやトレンドをつかみ、「ウケる」「売れる」商品を作る必要があります。

新しいことに「おもしろそう」「やってみたい」とワクワクしたり、「どうすれば売れるんだろう?」「この商品の何が人気なんだろう?」などと考えるのが好きだったりしますか?

もしそうなら、あなたにはすでに商品開発担当としての素質が一部備わっていますよ。

しかし、まったくの未経験から商品開発の仕事に就くのは困難なのが現状です。

可能性があるのは、同じ業界の商品企画、あるいは営業や企画、マーケティングなどの経験がある人。

そうでなければ、まずは派遣などで商品開発の経験を積み正社員への道を模索するのも1つの方法です。

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