「こんな会社、辞めてやる!!!」
一度ぐらいこう思ったことはありませんか。ドラマや映画で、よく「会社を辞めたいです」と話す若手社員が、上の世代の人たちに「そんなのは甘えだ!」「だから最近の若いやつはダメだ!」「忍耐力がないぞ!」とお叱りを受けている場面があります。
このような場面に出くわしたとき、または自分がその場面の登場人物になったときどのように感じますか。
どうも、こんにちは!
「ココロクエスト〜レベルアップ心理学〜」というブログを運営している「ねこひげ」と申します。
僕は「会社を辞めたい」と思う人に対して、単純に「それは甘えだ」「最近の若いやつは…」「忍耐力がない」と一刀両断してしまうのは少々違うと考えます。
仕事でつぶれやすい人、仕事でつぶれにくい人には特徴と理由があります。
まずは、仕事でつぶれやすい人を5タイプご紹介します。もし、あなたがこのタイプに当てはまっていれば要注意です。そして、仕事でつぶれにくい人が実践しているメソッドをご紹介します。
あなたが仕事でつぶれてしまう前に、そして元気があるうちに、対処しておくことが重要です。それでは一緒に考えていきましょう。
仕事でつぶれやすい
人たち
- 「気にしい」タイプ
- 職場での陰口や噂話が気になる
- 他人の言動を深読みしすぎる
- 怒られた理由をあれこれ考える
- 不安になりやすい性格だ
- 「燃え尽き」タイプ
- だいたい気合で乗り越えられる
- たくさんの仕事をしなければいけない
- 「情熱」という言葉が好きだ
- 風邪ぐらいでは絶対に休まない
- 「過度な期待」タイプ
- つねに上司や会社に不満がある
- 「〇〇すべき」が口ぐせ
- 「裏切られた」と思うことがよくある
- 言いたいことが言えない性格だ
- 「孤立」タイプ
- 友達がいない
- 休日はいつも引きこもり
- 基本的に自分から話しかけない
- 実は寂しがりやだ
- 「職場の雰囲気が悪すぎ」タイプ
- 上司の言動に違和感を感じる
- 長時間労働や休日出勤が常習化
- 精神論がよく出てくる
- パワハラ、セクハラが横行している
「気にしい」タイプ
あなたは上司や同僚、後輩などの言動を気にしすぎることはありませんか。「相手のことを考える」というのはメリットです。ですが、社会という荒波では「相手のことを考えすぎる」と溺れてしまう危険性も併せ持っています。
それが過剰に他人を気にする「気にしい」タイプです。
他人を気にしすぎてつぶれるタイプの特徴が「相手の言動を深読みしすぎる傾向」にあります。
「相手がどう思うか」「相手のために何ができるか」と考えるのはとても良いことです。
ただ、「相手にどう思われているだろうか」「相手にどうしたら嫌われないだろうか」という後ろ向きな考え方になっていると要注意です。毎日、他人のことを気にしてビクビクしていたらどうなると思いますか。たちまち気分が重くなりますよね。
「自分が悪いと思う」「怒られた理由を必要以上に考え続けてしまう」「どう思われているか不安」という思考の人は、仕事でつぶれてしまいかねません。
「燃え尽き」タイプ
あなたは、根性だけで仕事を乗り切ろうとしていませんか。
確かに根性や気合は短期的に発揮する場合は効果がありますが、長期的には根性や気合に頼ろうとすることはオススメしません。
常にポジティブシンキングという極端な状態は、息苦しさを感じます。もう少し力を抜いてみてください。
働くというのは、長期的な観点で見通すことが大事です。世の中には一生懸命にがんばり続けていたのに、ある時「燃え尽きたように」つぶれてしまう人がいます。これが「燃え尽き」タイプです。
体育会系の学校を卒業して社会人になり、最初は「困難は根性で乗り越えられる!」と思っていた人が、ある時、急に心がポキっと折れてしまうのです。仕事での困難な状況というのは何も肉体的な苦痛だけではなく、精神的な苦痛も伴います。
学生時代のスポーツ活動で培った精神だけでは乗り切れないことが起こるのが仕事です。もちろん、学生時代の経験は必ず役立ちます。ただ、仕事では想定外のことが起き、臨機応変さが求められます。
根性論や気合だけに頼ってしまうと臨機応変さに欠け、仕事につぶされる危険性があります。
やる気が旺盛で、目標も高く、完璧主義な人は注意したほうがよいです。
「自分は絶対につぶれない」という人こそ、様々な状況が重なりつぶれてしまう危険性があることを肝に銘じておきましょう。
「過度な期待」タイプ
あなたは「上司であればこうあってほしい」「後輩であればこうあってほしい」という他人に対しての期待がありませんか。
誰しもが「相手への期待」は少なからずあります。
この「他人に求める期待値」が高く、その期待にズレが生じたときが問題です。たとえば、「上司であればリーダーシップをとるべきだ」という過度な期待があったとします。
この上司がリーダーシップとはかけ離れた真逆の行動をしたとき「裏切られた」と思ってしまい、たちまち仕事に対するやる気を失ってしまうのです。
他人というのは、あなたの期待通りに動いてくれるとは限りませんよね。それこそ職場という環境ともなれば、さまざまな人がいます。
自分の価値観と違う人がいても当たり前なのです。
そのような環境下で「常識的には○○すべき」「○○するのが正しい」という期待が高くなりすぎると、期待とのズレが大きくなったとき疲弊してしまいつぶれてしまうのです。
「孤立」タイプ
あなたは職場で孤立していませんか。周りに信頼できる友人や家族はいますか。
一人の時間を大切にすることはよいことです。一人で考えて行動することで人は成長していきます。ただ、それが「孤立」になってはいけません。孤立とは自ら人間関係を断とうとする行為です。「もう誰とも関わりたくない!」「一人にして!」「誰も信じたくない!」という感情が孤立を生みます。
なぜ、孤立がいけないのでしょうか。本来、人間は共存していく生き物です。孤立してしまうと「心の拠り所」がなくなってしまいます。
あなたも過去に人に悩みや不安を聞いてもらって気持ちがスッキリしたという経験はありませんか。
孤立する人は誰かに助けを求めようとも、人のことを信じようともしません。
怖いことに孤立が長くなると悩みは肥大化していきます。
過去の悩みや未来の不安について、あれこれ一人で考え続けても解決策はみつかりません。
仕事でつぶれてしまう原因にもなります。
人脈を大幅に広げようとか、大勢の人と仲良くしようとまでは思わなくていいので、周りに信頼できる人を一人でも見つけてみましょう。
職場内に信頼できる上司や先輩、同僚がいることが理想ですが、なかなかそれも難しいかと思います。そんな方は仕事以外にも目を向けて人間関係を築いてはいかがでしょうか。
「職場の雰囲気が悪すぎ」タイプ
自分の性格や特性に関係なく周囲の影響でつぶされる人もいます。
今ではニュースでもよく耳にする「ブラック企業」「パワハラ」「セクハラ」...といった、自分一人では問題解決が難しい境遇にいる人たちです。
このような人たちは、職場の環境の悪さが多分に影響してつぶれてしまうのです。
厚生労働省が公表した「平成29年度個別労働紛争解決制度の施行状況」によると、「民事上の個別労働紛争の相談」の中で最も多かったのが「いじめ・嫌がらせ」で、7万2067件に上ります。
もちろん、この背景には「パワハラ」などが問題視され、社会的にも認知されてきたことも考えられます。他人事ではなく深刻な問題です。
「休日が十分にとれない」「残業時間が異常に多い」「上司の発言にパワハラ・セクハラを感じたことがある」というような人は要注意です。
あなたが悪いわけではありません。つぶれてしまうのは環境に原因があります。
人生の後悔から学ぶ
「タイプ別予防策」
たった今、この記事を読んでくれているあなたに伝えたい「貴重な証言」があります。上述のタイプに当てはまらない人でも、知っておいて損はありません。それが「人が死を目前にして後悔すること」です。
オーストラリアの看護師にブロニー・ウェアさんという人がいます。ブロニー・ウェアさんは、余命数週間の患者に以下のような問いかけをしました。
「人生で一番後悔していることは何ですか?」
この問いかけに答えた患者には、共通する「5つの後悔」がありました。それは次の5つです。
- 自分に正直に生きる勇気が欲しかった
- あんなに働かなければよかった
- 勇気を出して自分の気持ちを伝えればよかった
- 友達と付き合い続ければよかった
- 自分が幸せになるのを許せばよかった
どれも耳が痛い証言ばかりですよね。
だからこそ、今生きている僕らはこの貴重な証言から学ばなければいけません。そこで自分なりの解釈を踏まえて、上述のタイプ別に置き換えた「予防策」をご紹介していきます。
自分に正直に生きる勇気が欲しかった
あなたは自分に正直に生きていますか。
もしかして毎日、他人の期待に応えるだけになっていませんか。
自分を犠牲にしてしまうと「もっと自分らしく生きていればよかった」と後悔する時がきます。
たとえば【気にしい】タイプさんのように「他人の目」ばかり気にしていると、他人の期待に応えることが第一優先になり、自分のことは二の次になってしまいます。
上司にどう思われているだろうか、親からどう思われているだろうか、友達にどう思われているだろうか、など「他人の価値観」の中で生きています。これでは自分らしく生きているとは言えません。
後悔しないためにも「自分の価値観」を第一優先にしましょう。そのためには、今の自分が何を大切にしているのか、「自分の価値観」をはっきりとさせ、目の前のことに意識を向けるようにしましょう。
あんなに働かなければよかった
言うまでもなく仕事は大事です。ですが、仕事だけの人生ではつまらないものになります。中には仕事が生きがいという人もいるでしょう。
とくに【燃え尽き】タイプさんのような仕事熱心な人は、仕事中毒になる傾向があります。
仕事熱心なのは素晴らしいことなのですがバランスが大事です。
休むこと、遊ぶこと、本を読むこと、旅に出ることなど仕事以外にも素晴らしいことは沢山あります。
仕事だけの人生になってしまえば、それらの楽しみを犠牲にしてしまい、ゆくゆくは後悔することにもなりかねません。
仕事も大切ですが、仕事以外の時間も大切にしていきましょう。
仕事中毒になっている自分にきづきましょう
仕事以外にも熱中できることを見つけましょう
勇気を出して自分の気持ちを
伝えればよかった
本音を胸の奥にしまって「言いたいことが言えないまま」というのは心の負担になります。自分の気持ちを伝えられない状態が続けば、ますます相手との関係性も悪化するでしょう。
たとえば【過度な期待】タイプさんのような人は自分勝手に「この人の立場なら、こうするべきだ」という期待を持っています。ただ、相手がいつも期待に応えてくれるとは限りませんよね。
期待と現実にはズレが生じてしまうのです。このズレが大きくなってしまうことで、イライラがつのり心が疲弊してしまいます。
相手に何を期待しているのか、どうしてほしいのかを言葉として相手に伝えることが望ましいと考えます。
ほとんどのケースが自分のなかで「○○すべきだ」という妄想だけになっています。相手からしても、言葉にして話をしてくれないと真意がわかりません。
期待と現実のズレが大きいまま関係性を継続すれば、いずれ亀裂が入ります。そのまま、言いたいことを言えないというのは後悔にもなります。期待と現実のズレを極力少なくするためにも、自分の気持ちを伝えるようにしてみてください。
自分の気持を抑えすぎないようにしましょう
期待と現実のズレはコミュニケーションを図りながら修正しましょう
友達と付き合い続ければよかった
友達関係を大切にしてください。【孤立】タイプさんのような人は、「誰もわかってくれない」「一人にしておいて」という思考になりがちです。
一人になる時間を持つことは大事なのですが、誰からも助けを得ようとしないで人間関係を自ら断つような孤立はよくありません。
死の直前になって「もっと友達関係を大切にすればよかった」と後悔する人も大勢いるようです。
信頼できる友達が一人でもいれば、他愛ない会話を楽しんでいるうちに仕事の悩みも解消されていきます。
不安になりやすい性格の人は一つのことに悩んでしまうと、どうしてもそればかりに意識が向きがちです。友達と会うことで、その悩みから意識がそれて活力も得られるでしょう。
一人でも信頼できる友達を持ちましょう
疎遠になっている友達に連絡してみましょう
自分が幸せになるのを
許せばよかった
あなたは自分が幸せになることを制限していませんか。
もし、今いる環境が苦しい環境であれば、とくに幸せを追求してください。
【職場の雰囲気が悪すぎ】タイプさんのように、ブラック企業やパワハラ、セクハラが横行しているような環境にいる人たち、そこまででなくても息苦しい環境で我慢を強いられているような人たちこそ、考えてみてほしいのです。
職場環境の雰囲気が悪いと、決して自分が悪くなくても自分が悪いような錯覚に陥ってしまいます。
周りから「お前みたいなやつはどこに行ってもダメだ」「本当に使えないやつだ」と心無い言葉を言われ続ければ、誰だって気分が滅入ります。
それが常習化して麻痺してくると、中には「ダメな自分は、こんな環境にいるのがお似合いだ……」と自分が幸せになることを放棄してしまう人もいます。
変化に臆病になる必要はありません。周りの環境に問題があります。自分自身が幸せな道を歩んでもいいと自覚することが第一歩です。
自分が幸せになるためになにができるかを考えましょう
「幸せになってもいいよ」と自分自身を認めてあげましょう
仕事でつぶれにくい人の
働き方
ストレスとうまく付き合う方法
あなたは「ストレス」という言葉を聞いてどのように感じますか。
「日々、ストレスなら感じているよ」「ストレスがない暮らしがしたいものだ」「ストレスフリーが良いに決まっているだろ」という風に「ストレス」=「悪いもの」だと思っていませんか。
実は一概に「ストレスは悪いもの」とも言えないのです。スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル先生は「ストレスを多く感じ、体に害だと考える人ほど、心身の問題を引き起こす」と言っています。
つまり、「ストレスは健康を害するものだ」と考えるのではなく、「ストレスにも何らかのメリットがある」と考える人ほど、より健康的で仕事でもいい結果を出すと考えられているのです。
どうしても僕たちは「ストレス」と聞くと悪いイメージを思い浮かべてしまいます。ただ「毎日、悪いストレスに耐えている」「毎日、悪いストレス環境にいる」と思ってしまうこと自体が本当はメンタルに悪影響だったのです。
そこでストレスの良い面を考えてみてはいかがでしょうか。
たとえば「このプレッシャーは成長のため」「ストレスのある環境は自分を強くする」など、ストレスによる「良い面」に目を向けてみてください。僕らが生きる世界には、ストレスは必ずあるものです。
だからこそ、「ストレスは悪いことではなく、捉え方次第で良い面もある」と心構えを変えていくことが大切なのです。
仕事に意味を見出す考え方
あなたは「仕事がつまらない」と思うことはありませんか。
僕には「仕事って、つまらないなー」と思いながら働いている時期がありました。この時期というのは、とても苦痛です。たいして忙しくなくても苦痛に感じてしまうのです。
「ジョブ・クラフティング」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。「ジョブ・クラフティング」とは米イェール大学のエイミー・レズネスキー准教授らによって提唱された、仕事に対する方法論です。
今、「仕事を誰かにやらされていると思うのではなく、自主的に取り組むことで生産性をあげる」方法として注目されています。
仕事の捉え方一つで、仕事に対する意味が変わってきます。
たとえば「単なる事務仕事をこなす」と思うのではなく、「営業を影で支え、会社にも貢献している」と自分の業務の捉え方を変えると、仕事に対する違った意味が見えてくるということです。
「今の仕事はどこの誰に役立っているだろうか?」
「取り組み方や範囲を見直し、主体的にできることはあるだろうか?」
「お客様の喜んでいる様子が想像できるだろうか?」
このような観点から、今やっている業務の目的や会社・他者への貢献度を捉え直しみてはいかがでしょうか。
「与えられた仕事をこなす」というのはラクなようで実は単なる義務であり、つまらないものになります。
よくフリーランスや独立した人が「サラリーマン時代よりも忙しいけど充実しているよ」と言っているのは、ジョブ・クラフティングで仕事を楽しくしているからなのではないでしょうか。
誤解がないように言っておくと「サラリーマンだから、つまらない」とか「フリーランスだから自由だ」とも限りません。サラリーマンでも自由かつ柔軟に働いている人もいれば、フリーランスでも事務仕事を淡々とこなすだけの人もいます。
つまり、働き方や職種、業種で考えるのではなく「どのように仕事と向き合うか」が肝心だということです。
職場選びは成長実感
上記で紹介した「ストレスとの向き合い方」「仕事との捉え方」は自分の内面の変化です。ただ、仕事は自分の内面を変えるだけではどうにもならないこともありますよね。それが「職場環境」です。
あなたの職場環境はいかがでしょうか。
一つの判断材料となるのが「今の職場で成長を実感できるかどうか」です。
たとえば「自分が成長したい」「会社をこうしていきたい」という目標があったとしても「足を引っ張る同僚」や「批判ばかりをする上司」、「正当な評価ではない人事制度」など、職場環境のあちらこちらに問題があればモチベーションも低下してしまいます。
人がイキイキ働く会社というのは、成長段階に合わせて仕事を振る環境になっています。逆に会社都合で仕事を振る環境では働く人間も不安になり、成長の妨げになってしまいます。
こればかりは、いくら内面を磨こうと努力しても状況は変わりません。もし、成長を実感できない環境であれば環境を変えるのも一つの方法です。たとえば、会社に部署異動願いを出す、転職を考えるなどです。
環境を変えることで状況が変わることもあります。
A社ではダメ社員扱いだった人が、B社では優秀な社員として評価をされることが現実にあるのです。これは、その人の本質が変わったというよりも、環境が変わることによってその人の「行動」が変わったためです。
たとえば、ビクビクするような萎縮する環境では行動しにくいですよね。自由で、そして適切なサポートをしてくれるような職場環境であれば行動力も増します。
もし今自分に対して「僕はダメな人間だ……」「私は使えないやつ……」と思うようであれば、ちょっと待ってください。それは環境がそう思わせている可能性があります。
人は、成長をサポートしてくれる人がいてこそ自己肯定感を保てます。逆に批判的、非難的な人ばかりに囲まれていては、自己肯定感が低くなるのも無理はありません。自分を責めやすい人は、自分を責めるのではなく、まずは職場環境にも目を向けてみましょう。
心のSOSは無視してはダメ!
あなたは「心のSOS」に耳を傾けていますか。もしかして、自信をなくしても、元気がなくても、「まだ大丈夫」「まだがんばれる」「まだいける」と無理をし続けてはいませんか。
無理をし続けると「心のSOS」が聞こえてきません。本当は体調が悪いのにそれに気づけないのです。僕は「自分の身は自分で守る」必要があると考えます。
今、苦しい環境にいるのであれば、逃げるのも一つの選択です。
「逃げてもいい」というと「そんな甘いことを言って!」とよく思わない人もいます。ですが、つぶれてしまってからでは遅いですよね。つぶれそうになったら、それを察知して逃げてもいいのです。
逃げるというのは、悪い状況からの脱出と考えてみてください。「逃げる」という選択肢を持っておくだけでも希望になります。
そして、もし逃げた場合でも、逃げた自分を責めないでくださいね。それは前向きな一歩の前進なのですから。
最後に
僕たちは多くの時間を「働くこと」に費やします。会社員であれば一日7〜8時間、さらに残業もすれば一日10時間以上働いている人も珍しくありません。働くことは生きることでもあります。
人生で長時間を費やす「働く」ということには「ストレス」がつきものです。ですが、会社では「ストレスの対処法」まで教えてくれません。それどころか、メンタルに不調をきたす人に対して「それは甘えだ」「忍耐力がない」という人もいます。
本来、仕事はもっと楽しんだっていいのです。
と言うと「それができれば苦労はしないよ!」という声が日本中のあちらこちらから聞こえてきそうです。僕も以前はその内の一人でした。ただ「仕事は苦しいもの」と決めつける前に、今回ご紹介した方法・考え方を取り入れてみてください。
「自分らしく働き続ける」ために少しでもお役立ていただければ幸いです。
それでも会社を辞めたいと
思っているアナタへ
アナタはどのタイプに当てはまりましたか?
心のSOSに耳を傾けて、今の職場で楽しく仕事ができそうですか?
どうしても今の職場や職種が嫌で「仕事を辞めたい」と思っている方の為に、特集記事が掲載されておりますので是非、ご覧ください。
また転職サファリでは職場での悩みを解消する方法だけでなく、具体的な転職方法や、世の中にはどのような職業があるのかも詳しく掲載しております。
これらの情報によって、お悩みを少しでも解消できる事が出来れば幸いです。
プロフィール
- 心理学ブロガー/絵描き人
- 人生の攻略法を書きつづるブログ「ココロクエスト~レベルアップ心理学~」の著者。
内向的な性格を克服したいと思い、心理学や心の分析・改善に興味を持ち独自に学び始める。
そこで得た知識や経験を活かして、今ではブログやSNSで「生きづらさや心が疲れた人の救いになる」ことをテーマに等身大のメッセージを発信中。
あと一匹の甘えん坊な猫と暮らしている。
- 参考文献
- ウェア,ブロニー(2012)『死ぬ瞬間の5つの後悔』(仁木めぐみ訳)新潮社
- マクゴニガル,ケリー(2016)『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』(泉恵理子訳)日経BP社
- NHK 「幸福学」白熱教室制作班、エリザベス,ダン、ビスワス=ディーナー,ロバート(2014)『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』KADOKAWA/中経出版
- 厚生労働省(2018年)「「平成29年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します」
自分の価値観をしっかりと持ちましょう
今、目の前のことに集中しましょう