アイリストの仕事とは?向いている人や大変なこと、給料など解説
「目を大きく見せたい」「ビューラーやマスカラなしでもパッチリとした目元でいたい」、そんな希望を叶えてくれるのがまつ毛エクステ。そのエクステを施すのがアイリストです。
この記事では、アイリストの仕事内容やどうしたらなれるのか、向き・不向きから給料事情まで解説していきます。
未経験からアイリストになるためのポイントも紹介しているので参考にしてください。
アイリストになるには、美容師免許が必須です。美容師免許を取ったけれど自分は美容師に向いていないかも・・・と思っている人には、アイリストが新たな道となるかもしれませんよ。
アイリストはどんな仕事?まつ毛のボリュームアップで美しく
アイリストとは、まつ毛エクステンション(マツエク)を施す人のこと。
公的な正式名称がないため、「アイデザイナー」や「アイスタイリスト」と呼ばれる場合もあります。
髪にエクステを施してボリュームを与えるように、まつ毛にもエクステを施し、目元を華やかに、美しく見せる仕事です。
作業は、まつ毛エクステ用の器具(ツィーザー、先の尖ったピンセットの一種)を使い、人工まつ毛を一本一本を接着してボリュームを出したり、ロットを巻いて自然なカールを作り出したりしていきます。
まつ毛用のカラーやシャンプー、トリートメントを行うこともあります。
自分のまつ毛1本につき人工まつ毛1本というのが基本ですが、人工まつ毛が2~6本の束になったものも人気です。
アイリストの仕事のメインはこのエクステの装着作業。しかしお客さん一人一人とのコミュニケーションを築くことも大切な仕事です。
まず来客時には受付をし、カウンセリングを行います。
「目が小さい」「まつ毛が短くて悩んでいる」などの悩み、どんな仕上がりにしたいかを聞いて、マツエクの本数などを決めます。
施術後は「エクステ後のまつ毛の維持のしかた」など、アフターケアについてのアドバイスも。
閉店後には、店内清掃なども行います。
アイリストになるには美容師免許必須!エクステ技術は研修で
アイリストになるには、まず国家資格である美容師免許の取得が必要です。
以前は誰でもマツエクを行うことができましたが、施術箇所が目の近くということもあり、接着剤がまぶたに付いて取れないなどのトラブルが続出。そのため美容師資格を持った人でなければ扱えなくなりました。
美容師免許を取るには、専門学校に2年から3年通って卒業した後、試験を受けて合格する必要があります。
美容師の試験にはマツエクの技術そのものは含まれないので、まつ毛エクステのサロンに就職し、技術を学ばなくてはいけません。
未経験の場合は1カ月から3カ月、長くても半年くらいのあいだ研修を受け、アイリストとしてデビューするのが一般的。
研修では、使う器具や薬品の扱い方や目についての知識を学び、マネキンで装着の練習をします。慣れてきたら人に施術します。
また、カウンセリングの技術も学びます。
でも、プロの技術を学べる環境が整っていますし、わからない点も丁寧に教えてもらえるので、専門技術をしっかりと学びたい人にはおすすめします。
ただ、「まつ毛エクステンション技能検定」など民間団体の検定試験があります。サロンと提携している場合もあるので確認するといいですよ。
アイリストの気になるお給料は月収18万から22万円と高め
アイリストの求人情報を見てみると、月給18万6000円から22万9000円と、美容師の月収より高めの傾向。
これは、アイリストが不足しているという事情が背景にあると考えられます。
細かな作業で楽な仕事ではない一方、アイリストのほとんどが女性のため、結婚や子育てなどで職場を離れてしまうことも多いのです。
でもスキルを上げれば月収アップも可能です。歩合制と言って、頑張った分だけ給与が上がる仕組みを取っているサロンもありますよ。
給料の額はもちろん、給与形態もサロンによって異なります。
たとえば固定給がなく「個人の歩合給+店舗の売上歩合」の場合、体調が悪く休みがちだった月には収入が大きく減ったりすることも。求人情報を見る際は、そのあたりもチェックしておきましょう。
アイリストの仕事でつらいこととは?
アイリストは、そのサロンの雰囲気からおしゃれでゆったりとしているイメージがありますが、その作業は地道で、身体に負担がかかるもの。
目元の作業のため、細心の注意を払って装着していく必要があります。
目を酷使し、ほとんど同じ姿勢で細かい作業をし続けるので、目の疲れだけでなく肩や腰にも痛みが起きやすいです。
先の尖ったツイーザーでの作業は常に緊張感を伴います。エクステ用の接着剤(グルー)も、目に入ったり肌に付いたりしてはいけない薬剤です。
お客様の肌や目を傷つけるのは厳禁。しかしゆっくり作業をしていると時間がかかり過ぎて効率が悪くなってしまいます。
仕上がりはもちろんきれいでなくてはなりません。雑だったり気に入られなかったりすれば、二度と来てもらえないでしょう。
「丁寧かつ手早い技術」がアイリストに求められます
仕上がりの速さと美しさを両立させるのが、アイリストの腕の見せどころです。
お客さんが美しくなって笑顔になってくれれば、アイリストとして達成感や喜びを感じられます。
では、どんな人がアイリストに向いているのか、向き・不向きも確認しておきましょう。
アイリストの向き・不向きとは?向いている人の6つの特徴をチェック
アイリストに向いているのは、次のような人です。
- 手先が器用である
- ものごとに集中できる
- 細かい作業が好きだ
- 美容への意識が高い
- 人の悩みを親身に聞くことができる
- 人を美しくすることに喜びを感じる
アイリストには、細かい作業を延々と続ける集中力と丁寧さが必要です。
そのため、手先が器用でかつ集中力も持続できる人が向いています。
美に関する意識が高く、人を美しくすることに喜びを感じる人なら、ゆったりして清潔感のあるサロンで仕事をすることや、きれいになったお客さんの笑顔を見ることが仕事のやりがいとなるはずです。
アイリストに向いていないのは、集中力があまりなく、単純作業に飽きやすい、疲れると作業が雑になってしまうような人。
また、人の目元で細い人工まつ毛を扱うため、視力が悪い人や乱視の人なども正確で美しい施術ができない可能性があります。
アイリストの転職ポイント、未経験なら研修制度に注目
アイリストに美容師免許は必須ですが、資格があれば未経験でも応募可能な求人がほとんどです。
未経験でアイリストの求人に応募するなら、求人情報で研修制度の充実していそうな職場を探しましょう。
研修の期間やマンツーマンかなど、具体的な情報をいろいろと見比べるのがポイントです。
研修期間でも給与がもらえるか、その場合の金額はいくらかも見ておくべきところ。その後の給与についても、固定給か歩合制か、ボーナスは支給されるか、なども必ず確認してください。
給与の額だけでなく、福利厚生などの待遇の違いもしっかり比較して選ぶことが重要です。
複数の候補が見つかったら、自分がアイリストとして何を重視するかに注目して決めるのがおすすめです。
給与や待遇で選ぶことも大切ですが、学べる技術力の高さやプライベートの時間がどれくらい取れるか、店の規模はどれくらいで、どのような理念で経営されているか、など。
見学OKなサロンでは、職場の雰囲気をぜひ見ておきましょう。サロン内の雰囲気や人間関係は、長く働くために最重要のポイントとも言えます。
お客さんとしてサロンでマツエクをしてもらい、技術力の高さや店内の様子、客層などを見てみるという方法もありますよ。
アイリスト経験のある人は、1日に何人くらいの施術を担当するか、予約状況はどれくらいか、などを確認しておくのもおすすめです。
アイリストはまつ毛のプロフェッショナル!目元から人を美しく
アイリストの仕事はまつ毛にエクステンションやパーマなどを施すこと。マスカラなしでも目元の自然な華やかさを持たせられます。
アイリストになるためには美容師免許が必須です。サロンやスクールで数カ月技術を学ぶことで、アイリストとして活動ができます。民間の検定試験に合格すれば技術の証明になるので、正しい知識の習得ができるだけでなく転職にも使えます。
仕事のやりがいは、なんと言っても人をキレイにする手伝いができること。
お客さんが最後に鏡を見て笑顔になってくれれば、達成感ややりがいを感じられます。
ただしアイリストの作業は細かいので、目や腰などに体力的な負担が大きいという一面も。
未経験で転職するなら、研修制度のしっかりしているサロンを選びましょう。自分に合ったサロン選びが成功のカギとなるので、求人情報はじっくり見比べてくださいね。



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