スーパー店員の仕事内容とは?気になる給料ややりがいの話も
私たちの身近にある、便利なスーパー。パートなら時間の融通がききやすく、親しみのある仕事なので、特に子供を持つ主婦など働きたいと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、スーパーといっても私たちが普段接するレジや案内係、品出し以外にも、業務は多岐に渡ります。
なじみのない仕事だと、募集の広告を見てもどんな業務かピンとこないこともありますよね。
また、お給料や仕事で大変なこと、やりがいなども気になるところ。そういった仕事全般について、事前に下調べしておきたいものですよね。
そこでこの記事では、スーパー店員の仕事について、就職前に知っておきたい情報をご紹介します。
スーパー店員の仕事内容とは?5つの部門ごとに詳しくご紹介
スーパー店員の仕事には様々な部門がありますが、店員はそれぞれ一つの部門に専念し、プロフェッショナルとして仕事をすることがほとんどです。
では、それぞれの部門ごとに仕事内容をご紹介していきましょう。
「レジ係」は清算だけでなく、お客さんとお店の架け橋!
スーパーで一番身近なスタッフといえば、レジ店員です。サービスカウンターと並んで、お客さんと接する機会が多い職種と言えるでしょう。
柔軟な対応力が求められる仕事です。
あと、混雑していない時は品出しを手伝ったりもするんですよ。
「サービスカウンター」は、お客さんの様々な要望に応える窓口
配送の手配や返品対応、カードの作成やクレーム対応、最近では免税の手続きまで、お客さんのための窓口として様々な業務を行うのがサービスカウンターです。
季節商品の予約受付やキャンペーンの対応など、その都度覚えなければならないことも多いので、柔軟な情報処理能力がある人が適しています。
また、クレーム窓口ともなるため、高い接客スキルも求められます。
「日配部門」は食品全般を扱う部門。売場管理も大事な仕事
スーパーに行くと、よく品出しをしている店員さんを見かけますが、それを行っているのは日配部門のスタッフです。
生鮮品以外の食品や日用品全般の売場管理を行います。
品出しはその仕事の一つにすぎないのですよ。日配部門の仕事は実はこんなにたくさんあるんです。
- 商品の補充
- 賞味期限の把握
- 商品の発注
- バックヤードの管理
- 商品POPの作成
- 売場レイアウトや陳列の考案
「生鮮部門」は、スーパーの裏方として新鮮な食品を届ける
スーパーで生鮮食品に当たるのは、「精肉」「鮮魚」「青果」のコーナーです。
そのためスーパーの裏方とも呼ばれていますね。
- 商品のカット
- 商品の計量
- 商品の包装
- 商品の値付け
- 商品の品出し
- 商品の見切り作業
できたてのおいしいお惣菜をお届け!「惣菜部門」
スーパーの総菜商品は「アウトパック」といって惣菜工場などで作られて運ばれてきたものと、「インストア」といって店内で調理するものに分かれています。
お弁当やサラダ類など、時間が経っても味や見た目が劣化しにくいものはアウトパックとしてそのまま売場に並べられますが、揚げ物のように出来立てがおいしいものや、お寿司など鮮度が重要なものは店内で調理します。
この調理を担当するのが惣菜調理スタッフです。
惣菜調理スタッフの仕事はほかにパッキングや陳列、アウトパック商品の発注や商品の品出し、見切りなど、惣菜に関する全般の業務を行います。
スーパー店員の平均時給や年収は?気になるお給料のはなし
就職するに当たって、やはり気になるのはお給料のことではないでしょうか?
厚生労働省が行った「賃金構造基本統計調査(2018年)」によると、スーパー店チェッカー(レジ係)のパートの平均時給は977円。
時給は地域により格差があり、東京都や大阪府といった都心の平均は1,000円以上ですが、地方では低いところも。
求人情報を見てみると、時給762円や840円などから1,625円といった高時給まで、金額はさまざまでした。
ちなみにレジ係の一般社員の年収は、平均で約263万円(※)でした。
日本の平均値を下回ってはいますが、都心の大手スーパーの管理職ともなれば、年収800万円を超える人もいます。努力しだいでキャリアアップは可能ですよ。
辛い、きついイメージは本当?スーパー店員の仕事で大変なこと
- 社員は長時間勤務が当たり前
- 土日祝日に休めないので、家族と休みが合わない
- 重い物を毎日持つので、慢性的な腰痛になる
- 無理な要求や理不尽なクレームをつける客もいて、対応に苦労する
- 立ちっぱなしの仕事が辛い
- 労働の割に給料が安いと感じる
やはり勤務形態と仕事内容がハードという声が多いですね。
最近のスーパーは夜の10時や11時閉店、24時間営業など長時間営業するところが多く、社員の場合はどうしても勤務時間が長くなりがち。
しかし、最近は働き方改革で遅くまでの営業を見直したり、正月休みを取る店舗も増えています。
人と接する仕事ならではの喜びも!スーパー店員のやりがい
- なじみのお客さんが顔を覚えてくれる
- お客さんから直接お礼や感想を伝えてもらえる
- 自分が考えたPOPや陳列で売り上げが左右される
- 季節やイベントを先読みしながら、発注を考える楽しさがある
- 自分が作ったお惣菜が目の前で売れていく
- レジ打ちなどスキルが上がっていくのがよく分かる
- 旬のものや売れているものの値段や動向がよく分かる
わたしたちの生活に直結するスーパーだけに、お客さんと直接顔を合わせて役に立てたことが実感できると、大きなやりがいを感じますよね。
スーパー店員の求人は、大手転職サイトなどで見つかります。いろんな求人情報を見て、よりよい職場を探してください。
人と接することが好きな人には、スーパーの店員は適職です!
スーパーで働いていれば、どんな食材が今旬なのか、どんな料理にアレンジできるのかなどが自然に分かりますし、それをお客さんに教えてあげることもできます。
ほかの仕事のように特別なスキルや資格を身に着けなくても、生活していることをすべて仕事に還元できる貴重な職業なのです。
お客さんにとっては、店員さんに友人のような親しみを持ってくれる人もいますし、人と接することが好きならおすすめの仕事ですよ。
※掲載の情報は、2019年7月現在のものです。
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