webデザイナーを目指す人が資格を取るなら?おすすめ資格6選を紹介
以前は紙媒体だったものが続々とwebに取って替わるようになった今、webデザイナーは引く手あまたの人気職種。webデザイナーへの転職を考える人も多いのではないでしょうか。
未経験から転職する場合、資格は必要なのか、どんな資格を取ればいいのか、気になりますよね。
結論から言えば、webデザイナーになるのに特別な資格は必要ありません。
ただ、未経験の場合はスキルを証明できるものがないと不安なので、履歴書で資格をアピールできると心強いですよね。それに、資格を取ることは自分のスキルレベルの確認にもなる良い機会です。
そこでこの記事では、「資格を取るとしたらこれがおすすめ」というwebデザイン関連の資格を詳しく紹介します。
webデザイナー志望者が資格を取るのには意味がある?
webデザイナーになるには、特別な資格は必要ありません。
実際、資格を持たず独学で知識とスキルを磨き、第一線で活躍しているデザイナーもたくさんいます。
また資格を取ったからといって採用の決定打になるわけでも、入社後に給料が上がるわけでもありません。
その点、資格があるとスキルレベルが相手に伝わりやすいですよ。
webデザイナーを目指す人におすすめの資格6つを紹介
では、webデザイナーを目指す人や、駆け出しwebデザイナーが取得するのにおすすめの資格を見ていきましょう。
「ウェブデザイン技能検定」―ウェブデザインで唯一の国家資格
ウェブデザイン技能検定は、webデザイン関連で唯一の国家資格です。
厚生労働省から指定試験機関の認定を受けたNPO法人「インターネットスキル認定普及協会」が主催しています。
1、2級は、一定年数の実務経験や前段階の級に合格していることが受験資格となっています。
この資格は唯一の国家資格なので信頼性も高く、webデザイナーを目指す人がチャレンジするにはおすすめの資格です。
「Webクリエイター能力認定試験」―知名度抜群の人気の検定
株式会社サーティファイによる「サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会」が行っている認定試験。
民間資格ながら累計受験者数14万人以上を誇り、web関係者の中では知名度の高い試験です。
試験には「スタンダード」と「エキスパート」の2種類があり、どちらも受験資格は設定されていないので、実務経験のない人でも受験できます。
実務的な内容が多いため、資格取得のために勉強したことが仕事に直結しやすいのもおすすめポイントです。
ちなみに合格基準は、エキスパート、スタンダードともに「得点率65%以上」とされています。
「Webデザイナー検定」―制作から運用まで幅広い知識を認定
グラフィックデザインの総合誌「MdN」公認の検定試験。コンセプトから運用まで幅広いweb制作の知識を評価します。
試験は筆記問題のみというのが、ほかの資格試験と大きく違う特徴です。
難易度別に「ベーシック」と「エキスパート」があり、ベーシックではwebサイトの企画や製作、デザインなどの基礎知識の理解が問われます。エキスパートではさらに、応用力についての評価がされます。
合格基準の点数は、ベーシック、エキスパートともに100点満点中70点以上。ただし試験の難易度によって変わることもあります。
「アドビ認定アソシエイト」―Adobe社公式の認定資格
PhotoshopやIllustratorのソフトで知られる「Adobe社」が公式に認定する資格が「アドビ認定アソシエイト」です。
「アソシエイト」とは「準」や「仲間」などの意味で使われる言葉。つまり高度なスキルではなく、基本的なスキルを認定する資格です。
試験科目には、アドビ社のアプリケーションによって次の3つがあります。
- PhotoshopCCを使ったビジュアルデザイン
- PhotoshopCS6を使ったビジュアルコミュニケーション
- イラストレーターCCを使ったグラフィックデザイン&イラスト
受験資格は設定されていないので、誰でも受験可能です。
「Illustratorクリエイター能力検定試験」―デザインに必須のソフト
「Webクリエイター能力認定試験」と同じく、「サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会」が主催する試験です。
デザインに欠かせないAdobe社のソフト「Illustrator」のスキルを認定する資格です。
試験は「スタンダード」「エキスパート」の2段階に分かれます。
エキスパートはクライアントのニーズに応じて創造性の高いコンテンツを制作する能力があるかどうかが問われ、「知識」「実技」「実践」の3科目の試験を受けます。
合格基準は、スタンダードの場合は実技問題の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上。エキスパートは知識問題・実技問題の得点率が65%以上、かつ実践問題の得点率70%以上で合格です。
「Photoshopクリエイター能力検定試験」―画像処理の定番ソフト
「Illustratorクリエイター能力検定試験」と同じ、「サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会」が主催。
画像処理ソフトの定番、Adobe社の「Photoshop」のスキルを認定する資格です。
Photoshopで画像の加工・調整などを行う編集のスキルを証明することができます。
エキスパートでは知識を応用し、クライアントのニーズに対応したコンテンツを制作する能力が問われます。
合格基準はPhotoshop能力検定と同じく、スタンダードは実技問題の得点率65%以上かつ実践問題の得点率70%以上。
エキスパートは知識問題・実技問題の得点率が65%以上、かつ実践問題の得点率70%以上です。
2019年3月の試験では約7万7千人が受験しました。合格率は2018年度の平均で72.8%です。
また、冒頭でも述べたとおり、webデザイナーの仕事に関しては、資格があるから転職に有利、収入が増えるというわけではありません。
取るとすれば、スタンダードよりエキスパートなど、より高いレベルの級を目指すのがおすすめです。
転職にはさらに、資格取得で学んだ知識を活かしてポートフォリオを作り、スキルやデザイン力をアピールしましょう。
IT業界に特化した転職サイトで求人募集をする企業には、即戦力として高いスキルを持つ人を求める傾向が強いんです。
転職エージェントのアドバイザーに相談するという方法もありますね。転職事情に詳しいので、ためになるアドバイスがもらえる可能性も高いです。
転職サイト・エージェントはいくつか併用して、選択肢を増やしてください。
webデザイナーの資格は勉強の一環として!転職に有利とは言えない
webデザイナ―には、必須の資格はありません。
webデザイナーの転職で最も重視されるのはやはり実績や作品です。
仕事の現場では資格という肩書きに意味はなく、でき上がったデザインがすべてという世界。他の資格のように、資格があれば手当が付く、というものでもありません。
しかし、webデザインに関する試験の問題となっている内容は、実践でも役立つ知識。
これからwebデザイナーを目指すなら、資格の勉強をすることで自然に実践の知識も身に着けることができます。採用担当者がwebに詳しくない場合などには、資格が第三者的なレベルの目安にもなります。
webデザイナーは常に新しいことを勉強する必要のある仕事。資格でスキルを基礎からしっかり身につけておくのもおすすめです。
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