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【実録】旦那(夫)に転職したいと言われたら?妻としてできること

【実録】旦那(夫)に転職したいと言われたら?妻としてできること

ある日突然、旦那から「転職したい」といわれたら。

いきなりそんな話をされたらびっくりしますよね。戸惑いや不安から「転職なんてあり得ない」と拒絶反応を起こす人の方が多く、始めから「応援したい」と賛成できる人はなかなかいないのではないでしょうか。

実は筆者自身も、夫の転職を経験した妻のひとり。

筆者の場合は、まず理由を聞き納得したうえで「転職をサポートしよう」という気持ちに落ち着きました。

この記事では、筆者の経験を交えて、夫から転職を切り出されたときの対応や妻としてできるサポートを紹介。

また「転職を繰り返す夫」や「給与が低い会社に転職したいと言われたら」など、妻を悩ませる転職問題と対応の仕方についてもお伝えします。

旦那(夫)が転職したいと言い出した!どう対応すべき?

夫から転職したいと言われたとき、頭ごなしに否定するのはご法度です。

もちろん、夫の転職は家族の一大事。急に伝えられて驚く気持ちはよくわかります。

しかし、家族がいる上で転職を考えるのは、それなりの理由があってこそ。妻には応援してもらいたくて話すのに、頭ごなしに否定されていい気はしませんよね。

夫から「転職したい」といわれたら、まずは転職の理由を聞くことが大切です。

夫が転職を検討するのにはどんな原因があるのか。まずは転職理由トップ5を見ていきましょう。

転職理由トップ5!男性500名の本音を大公開

当サイトでは、インターネット上で転職経験のある男性500名を対象に「転職したいと思ったきっかけや理由」についてアンケートを実施しました。

転職理由は全部で24項目、最大3つまで理由を選択できる複数回答方式です。

24項目のなかで上位に上がった転職理由は、次のとおり。

転職をしたいと思ったきっかけや理由は何ですか?

男性500名を対象にアンケートを実施、転職理由トップ5

転職理由として最も多いのは給与への不満。「勤続年数が増えても給与が上がらない」「仕事内容に見合っていない」と不満を感じている人は多いです。

2位には「人間関係」が挙がってますね。具体的にどんなことで悩んでいる人が多いんですか?
具体的には、上司や同僚との不和、パワハラやいじめなどがあります。
僕の上司もパワハラがひどいので、気持ちはわかります・・・。家族がいる場合は、転職に踏み切るのも勇気が要りそうですね。
そうなんです。人間関係に悩んでいるものの、「一家の大黒柱として家計を支えなくては」と考え、仕事を続ける人も多いんですよ。

また残業が多く休日が少ない場合は、プライベートな時間も取りにくいです。

その他、「ほかにやりたい仕事がある」「キャリアアップのため」といった、ポジティブな転職理由もあります。

どのような理由にしろ、「夫が転職を検討するほどに悩んでいる」という事実は変わりません。転職理由をないがしろにせず、夫婦でしっかりと話し合ってください。

夫の転職理由がわかったら、妻としての立ち位置を決める

転職理由を理解したら、転職に賛成か反対か、妻としてどちらの立場をとるのか考えましょう。

「転職に賛成」するなら、「サポートの章」に進んでください。

「転職に反対」という人は、次の2つのうちどちらに当てはまるでしょうか?

  • 転職自体に反対
  • 条件次第では賛成

「転職自体に反対」という場合はその理由を、「条件次第では賛成」という人はどんな転職条件なら折り合いをつけられるのかを、それぞれ夫に伝えましょう。

転職条件に折り合いをつけるなら、どんなことを夫に伝えるべきですか?
「在職中に転職活動すること」を、転職を認める条件のひとつに挙げるべきです。仕事を辞めてから転職活動を行う場合、金銭面・精神面の不安が大きくなることが多いんですよ。
夫から転職の相談をされたら、「転職理由の確認」と「意見のすり合わせ」という2つのステップを済ませておきましょう。

この段階できちんと済ませておかないと、後から揉める原因にもなりかねません。

次の章では、夫の転職に賛成する際に、妻にできるサポートについてお伝えします。

旦那(夫)の転職をサポート!メンタル面・転職活動で妻にできること

夫の転職理由に納得し、「転職をサポートしよう!」と決めたら、なにをすればいいのでしょうか。

この章では「メンタル面」と「転職活動の手伝い」に分けて、妻としてできることを紹介します。

まずはメンタル面に関するサポートからみていきましょう。

メンタル面で転職活動をサポート!リラックスできる家庭を心がけよう

転職活動は思い通りに進まないことも多いですし、選考に落ちれば精神的に不安定になりがちです。

そんなとき夫の心が折れないように支えるのは、パートナーである妻の役目。

心身に余裕を持って前向きに転職活動を行えるよう、家庭でできるサポートは次の2つです。

メンタル面に関するサポート
  • しっかりと夫の話を聞き、肯定する
  • 夫がリラックスできる環境を作る

話したいことがある様子なら、夫ときちんと向き合って話を聞く時間を作ってください。

そのときに、過剰に否定したり急かしたりはせず、可能な限り本人の意思を尊重する姿勢が大切です。

そして、家庭は夫がリラックスできる場所であるよう心がけましょう。筆者自身も、夫の転職活動中はこの点を大切にしていました。

そのためには、妻自身が気構えすぎないようにするのが重要です。妻のイライラや不安な感情が夫に伝わってしまうと、転職活動の妨げになるおそれも。

妻自身もあまりストレスを溜めないように、ある程度は気楽でいるのがオススメです。

夫が自信をなくしているときは、パートナーである妻が夫の長所をさりげなくほめるなどして声をかけましょう。

夫の転職活動で妻がサポートできること!夫が望む範囲で手伝おう

夫から「転職活動を手伝ってほしい」といわれた場合、妻にできることは主に次の2つです。

妻にできる転職活動のサポート
  • 応募先企業の選定
  • スケジュール管理

応募先企業の選定には、時間がかかるもの。夫に応募先企業の条件を聞いておくことで、企業の選定をサポートできます。

生活のことを考えると金銭面をメインに見てしまいがちですが、そこは本人の意思を尊重し、現職での不満を解消できる職場を選ぶことに重点を置きましょう。

また、スケジュール管理も妻にできることのひとつ。エントリーシートを提出している企業、面接日が決まった企業など、スケジュールをわかりやすくカレンダーに書きましょう。

直接的に転職活動のスケジュール管理をしなくても、「スケジュールが過密すぎないか」に注意して、夫の様子を見守りましょう。

面接回数などが多く夫が心身に支障をきたしている場合、「ちょっと疲れてるみたいだけど、大丈夫?」など声かけもできます。

正直、夫の転職活動にどこまで関わっていいのかわかりません・・・。
本人が望むのであれば、できる範囲で転職活動を手伝ってみてはどうでしょうか。妻の要望も反映しやすくなりますからね。

ただ手出し口出しが過ぎると、後で責任を押し付けられかねません。あくまでも、転職するのは夫本人であることを忘れずに。

「仕事のことに口出しされたくない」という男性も多いです。

夫の性格は妻ならよくわかっていますよね。プライドを傷付けないようにも気をつけましょう。

そうはいってもやっぱり不安・・・夫の転職活動期間の乗り切り方

転職活動をスタートさせる段階でしっかり話し合ったのに、後から気になることが出てきたり、漠然と不安を感じてしまったりします。どう乗り越えればいいですか?
夫の転職活動中に不安を感じたら、まずは相手にぶつける前に、その根本的な理由を自分で考えてみましょう。

自分の不安ばかりを夫にぶつけるのはNGです!

夫自身も「転職活動がどう進んでいくのか」、「本当に希望に合致する転職先が見つかるのか」は少なからず不安に思うもの。

そのうえ妻からも責め立てられたら、夫も精神的に追い詰められてしまうかもしれませんよね。それでは転職活動にも支障をきたしてしまいます。

妻として、不安な理由は収入の変化でしょうか。それとも旦那さんが大企業勤務でなくなってしまうこと?

まずは不安な感情の原因を考えましょう。

その原因が「夫と話し合うべきことだ」と感じてから初めて、夫に伝えることをおすすめします。

夫に不安を伝える前に、自分で解消できないか考えることも大切です。たとえば、夫の転職に対してまず不安となるのは収入面ですよね。

そんなときは、まず家計を見直してみましょう。「どの程度なら収入がダウンしても支障がないのか」「出費を抑えられるところはないか」などを検討します。先の見通しを立てるようにすれば、やみくもに不安を感じることもなくなります。
妻がドンと構えていてくれれば、夫としてはとても助かります。

こんな転職は応援できない・・・妻を悩ませる3つのケースと対応策

この章では、妻を悩ませる夫の転職問題と対応策を紹介します。主なケースは、次の3つです。

旦那の転職問題3つのケース

「できるだけ本人の意思を尊重したい」と思っていても、転職への取り組み方や条件次第では、素直に応援できないことも。

そんな妻を悩ませる、ありがちな夫の転職問題とその対応策をみていきましょう。

ケース1:希望する転職先企業の給与が今の会社より低い

夫から「転職したい企業があるけど、今よりも給与は下がる」と言われた場合。生活水準を下げなくてはならないとなると、正直なところ「反対したい」と思う妻も多いのでは。

しかし、ここで重要なのは「どの程度給与が下がるのか」という点。

現状の収支から試算してみて、転職したら「ローンが払えなくなる可能性がある」「生活費が足りなくなる」など生活に支障をきたすレベルの場合、その結果を夫に提示し、改めて考え直してもらいましょう。

ただ「収入が下がっても将来設計に支障がない」「妻がパートをすれば、収入をカバーできる」などの解決策があれば、話し合いの余地はあります。

収入以外の労働条件に問題がなければ、働く本人である夫の気持ちを尊重してあげてもよいのではないでしょうか。

たとえば次のような場合は、収入が減っても夫・家族ともにメリットがあります。

  • 残業時間が減る
  • 休日が増える
「残業時間が減る」「休日が増える」場合、家族で過ごす時間は増えますよね。収入が減ったとしても頭ごなしに否定せず、総合的にみてどう決断するのが夫のため、家族のためになるのかを考えましょう。

ケース2:仕事が長続きせず、転職を繰り返す

「仕事が長続きせず、旦那が転職ばかりしている」と悩む妻も多いです。定職につかないことは、生活が安定しないこと。妻としての精神的不安も絶えませんよね。

転職を繰り返してしまう夫の場合、どう対応したらいいですか?
まず大切なのは、「在職中に転職先を決めてもらうこと」です。

退職後の転職活動では貯金を切り崩すことになるため、焦って不本意な転職先に決めてしまうおそれがあります。

それではまた転職の繰り返しになっちゃいますよね・・・。
転職活動に焦りは禁物です。

転職を繰り返す状況から抜け出すには、在職中に転職活動し、収入を確保したまま希望条件に合う企業を見つけることを優先させましょう。

旦那さんとの会話の中で、「どんな仕事がしたいのか」「何が不満なのか」など、さりげなく本音を引き出してあげてみてください。

それが自己分析となり、転職目的や希望条件が明確になります。ただし、責めたり問いただすように聞くのはNGです。

「転職を繰り返す人の特徴・原因」や「対応策」について詳しくは、次の記事をご覧ください。

ケース3:給与が低く生活が苦しいのに転職してくれない

ここまでは、夫が転職したいと言い出した場合の対処法について解説してきました。

しかし一方で、「給与が低く生活が苦しいのに、旦那が転職をしてくれない」と悩む妻もいます。

その場合に大切なのは、感情的に夫を責めないこと。家計を守る妻として辛い立場にあっても、冷静さを失わないことが大切です。

そして家庭の経済状況を全てデータとしてまとめたものを夫に見せ、考えを聞きましょう。

データとはたとえば、どんな内容ですか?
「赤字の家計簿を見せる」とか、ローンや税金、教育費など「この先に見込まれる具体的な支出」を伝えましょう。

夫に現状を把握してもらったうえで、転職について話し合いを進めてください。

話し合う際には、妻もパートなどで家計を支えることを提案してみましょう。「夫だけに責任を負わせない」という姿勢を見せることも大切です。

夫(旦那)の転職に耐えられず離婚を考えたときにすべきこと

夫(旦那)の「転職に対する考えや取り組みがあまりにも身勝手」「家族への負担が大きい」という場合は、離婚が頭をよぎることもあります。

転職が原因で離婚することもあるんですか?
ええ。夫の転職が原因で離婚に至るケースは実際にありますよ。

あまりに自分本位な転職をされては、パートナーとして信頼もできなくなりますよね。家族への配慮を全くせずに転職を考えるということは、夫婦として破たんしつつあるとも考えられます。

しかし、本当に離婚するのなら、経済面や子どもの親権、養育費用などさまざまな問題が出てきます。

離婚を検討する前に、まずは冷静に話し合いましょう。

転職に対する意識が夫と妻でどのように異なるのか、賛成できないならその根本的な理由や原因も明らかにすべきです。そのうえで、意見のすり合わせを行ってください。

大切なのは、お互いを尊重し、歩み寄る姿勢です。

夫の転職は家族のターニングポイント!妻の対応次第で結果に変化も

夫から「転職をしたい」といわれたら、まずは転職理由をしっかりと聞きましょう。

そのうえで、賛成か反対かを考えます。反対の場合、「転職自体に反対」か「条件によっては転職してもいい」のか検討してください。条件次第で転職してもいい場合は夫婦で話し合い、条件に折り合いをつけていきましょう。

夫婦ともに納得いく転職先を探すのが難しければ、ミドル層専門の転職サイトの利用がおすすめです。転職サイトに登録して、転職エージェントに相談するのもいいでしょう。

夫の転職は、家族全員にとっても大きなターニングポイント。

妻の対応やアドバイス次第では、転職活動を夫本人や家族にとってよりよい形で進めていくことも可能です。

夫婦という唯一無二のパートナーとして、夫の転職をサポートしていきましょう。

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