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国家資格キャリアコンサルタントとは?活躍の場や向き不向きなど解説

仕事で悩んでいる人は多いものです。

「自分に適した職業は何か?」「本当に今の仕事は自分に合っているのか?」誰もがこんな疑問や悩みを持ったことがあるのではないでしょうか。

自分にぴったりの仕事であればストレスも少なく、やりがいを持って仕事ができそうですよね。他に自分では気づいていない才能があるかもしれません。

それを見つけてくれたり、相談にのって道しるべを作ってくれたりするのが「キャリアコンサルタント」です。

この記事では、キャリアコンサルタントがどのような仕事か、どうすればなれるのか、向いているのはどんな人か、などについて解説します。

キャリアコンサルタントは国家資格!似た名称とは区別して

キャリアコンサルタントはその人の適性やキャリア、スキルなどを踏まえて職業選択や能力開発のサポートをする専門家です。

職業選択やスキルアップのサポートをする職業には、「キャリアアドバイザー」「キャリアパートナー」「人材コーディネーター」などいろんな名称がありますよね。

「キャリアコンサルタント」は、その中でも唯一の国家資格です。

ほかの名称で呼ばれるアドバイザー的な職業には、資格が必要ありません。

「キャリアコンサルタント」という名称は、国家資格を持っている人だけが名乗れるんです。
なるほど。じゃあ信頼できますね。
ええ。キャリアコンサルタントは不名誉な行為をしたり、信用を傷つけたりすることを禁止されています。違反した人には罰則もあるんですよ。

キャリアコンサルタントのさまざまな活躍の場と仕事内容

キャリアコンサルタントの仕事相手は、個人の場合もあれば会社など組織の場合も。

個人にはスキルやキャリアアップの相談に乗ったりアドバイスをしたりします。

企業では、人材の教育・開発や部下の指導などをサポート。社員の仕事への意欲が高まるような環境づくりに協力したりもします。

キャリアコンサルタントの活躍の場は主に4つあります。

  • 一般企業
  • 転職エージェント、派遣会社
  • 教育機関
  • ハローワーク

それぞれの職場でどのように関わるのかを見ていきましょう。

キャリアコンサルタントの活躍の場その1:一般企業

企業の人事や教育、人材開発などを行う部門で、社員のスキルアップ、キャリアアップの計画、実行をサポート。

社員や役員のカウンセリングを行うこともあります。

キャリアコンサルタントの活躍の場その2:転職エージェント・派遣会社

転職を希望する人と中途採用を募集する企業との間に立ち、お互いのニーズに合う企業・人材を紹介する橋渡し的な役割です。

また、転職希望者のこれまでの経験やスキルから転職先選びのアドバイスをしたり、転職成功へのサポートをしたりもします。

キャリアコンサルタントの活躍の場その3:教育機関

学生が自己分析をしたり、進路を選択したりする際にアドバイスをします。企業研究の情報収集などに協力することも。

また、校内のキャリア教育に関するプログラムを立案したり実践したりするのも、キャリアコンサルタントの業務の1つです。

キャリアコンサルタントの活躍の場その4:ハローワーク

ハローワークなどの公的就業支援機関で、求職者の自己分析、職業選択、就職活動などをサポートします。

効果的な就職活動の方法を紹介したりするセミナーを開催することも。

キャリアコンサルタントって、転職エージェントだけにいるのだと思っていました。

転職活動のアドバイスをするだけが仕事ではないのですね。

ええ。キャリアコンサルタントはいろんな場所で活躍しています。

キャリアコンサルタントの向き・不向き

キャリアコンサルタントの仕事には、人とのコミュニケーションが欠かせません。

相手の悩みは何か?どうしたいのかなどを引き出し、その方法を提案していきます。

そのため、キャリアコンサルタントに向いているのは次のような人です。

  • 人が好き
  • 人の役に立ちたい
  • 洞察力、観察力がある
  • 聞き上手である
  • 常に冷静な対応ができる

まず、キャリアコンサルタントは人が好きでなければできない仕事です。

相手が何を伝えたいのかを的確に理解するには、まず相手に興味を持つことが必要。

キャリアコンサルタントは、人の役に立つことを生きがいと感じられる人に向いている仕事なのです。

また、キャリアコンサルタントには、洞察力や観察力が求められます。

相談者が本心を言わなかったり、言えない事情を抱えていることも。言葉がうまく見つからない場合もあるでしょう。

そういった相談者の心の中を読み取る力も必要なのです。

そして聞き上手であることもキャリアコンサルタントには必要な資質。相手を否定してばかりだったり、威圧的な態度で接したりしては、心を開いてもらえません。

また、相談者とは適切な距離を保ち、常に冷静に対応できる精神力も必要です。

その人の役に立ちたい、何とかしてあげたい、という気持ちが強すぎると、感情移入しすぎてしまい自分自身が疲れてしまったり、精神的な負担を抱えてしまったりすることがあります。

専業では難しいことも?キャリアコンサルタントの給料事情

キャリアコンサルタントについては、年収・給料などの公的な統計データがありません。

求人情報で年収例を見てみると、転職エージェントでは未経験者が300万円以上、経験者で400万円~600万円というのが相場です。

ただし転職エージェントでは、契約件数などによるインセンティブがあったりして、個人差もかなりあるのが現状。

また、キャリアコンサルタントとして登録している人のうち、キャリアコンサルタントだけの収入で生活している人は「約半数の人が年収200万円~400万円未満」というデータもあります。

キャリアコンサルタントの給料については、「キャリアコンサルタントの年収っていくら稼げる?実態調査結果も紹介」の記事で解説しています。

難易度はやや高い、キャリアコンサルタントの資格取得方法

キャリアコンサルタントの資格を取得するには、試験に合格し資格登録することが必要です。

キャリアコンサルタントの受験資格
  • 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した人
  • 労働者の職業の選択、職業生活設計または職業能力開発・向上のいずれかの相談経験が3年以上ある人
  • 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験に合格した人
  • 上記の項目と同等以上の能力がある人

試験は「キャリアコンサルティング協議会」と「日本キャリア開発協会」の2つの団体で行われています。

難易度はどうなんですか?試験は難しいのでしょうか。
令和元年度の試験結果によると、合格率はキャリアコンサルティング協議会の試験で56.7%、日本キャリア開発協会は60.3%でした。
へぇ。半分以上の人は合格できるのなら、簡単そうですね!
いえいえ。そもそも受験資格で一定の知識や経験が必要ですから、その中での合格率としては高いとは言えませんよ。

試験には学科試験と実技試験があり、実技では、論述と面接があります。

キャリアコンサルタントはその人の人生を決める可能性もある、責任ある仕事です。資格取得も簡単ではないのです。

『キャリアコンサルタント』人の役に立つその資格の取得方法など紹介」でもう少し詳しく説明しています。

キャリアコンサルタントは国家資格!難易度は高いが人の役に立つ仕事

国家資格でもあるキャリアコンサルタント。責任ある仕事のため、資格取得の難易度は低くはありません。

しかし、他人の人生において重要な意味を持つ仕事選びやキャリアアップをサポートできる、やりがいのある仕事です。

向いているのは、人の役に立ちたい人、聞き上手な人、判断力や理解力のある人。

活躍の場は企業や学校、ハローワークなど幅広いです。人材の育成は企業にとっても重要課題の1つ。その支援ができるキャリアコンサルタントを求める企業は今後も増えると予想されます。

ただ、収入面では兼業が必要など厳しい一面も。職場選びは吟味する必要がありそうです。

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