広報の仕事がしたい!あると役立つ資格や求められるスキルとは何か

「広報」は、企業や団体の顔としてその活動や取り組みを社会の人々に広く知ってもらうべく、情報発信などを行う仕事。「PR(パブリック・リレーションズの略)」とも呼ばれます。

広報の仕事に興味を持ち、これから広報の仕事をしたいと思っている人の中には、

  • 広報の仕事をするのに、資格は必要か
  • 資格が必要だとしたらどんな資格で、どうやって取得すればよいのか
  • 必要でないとしても、持っていると有利な資格はあるのか

といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、広報の仕事に資格は必要なのか、広報担当者に求められるスキルは何か、などについて解説します。

広報になるために資格は必要?あると役立つ資格とその取得方法

まず、「広報の仕事には資格が必要なのか?」という疑問への答えは「いいえ」。広報に必須な資格はありません。

必須ではありませんが、広報の役に立つ資格として「PRプランナー資格認定制度」があります。

どんな資格なのか、まずは大まかな説明から始めましょう。

「PRプランナー資格認定制度」とは?

PRプランナー資格認定制度とは、広報・PRに関する知識やスキル、危機管理やコンプライアンスなどに関する意識の高さを測る資格です。

記述式の筆記試験をメインに、書類審査なども行われます。

試験は「公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会(日本PR協会)」が実施。

対象となるのは、広告関連会社や会社の広報部でPRを担当する人、広報の仕事に興味のある人などです。

PRプランナー資格の検定試験は、社会人だけでなく学生も受けられるんですよ。

検定試験には、「1次試験」「2次試験」「3次試験」があり、広報の知識を問う筆記試験や時事問題のほか、課題としてニュースリリースの作成なども実施。

認定資格もレベルに応じて3つに分かれており、指定の試験に合格した上で、認定申請と書類審査を通過する必要があります。

次の項では、認定資格の3つの種類について見ていきましょう。

その後、1次試験~3次試験についても説明します。

広報の知識を高めるPRプランナー認定資格の種類と認定条件

PRプランナー資格にはレベル別に次の3種類があり、それぞれに認定条件が設けられています。

PRプランナー認定資格
  • PRプランナー補
  • 准PRプランナー
  • PRプランナー

難易度は下に行くほど高いです。

PRプランナー補

認定条件:1次試験合格、かつPRプランナー補書類審査の合格者

「PRプランナー補」は、広報の仕事をするのに「必要最低限の知識」があることを認定する資格。

1次試験に合格し、「PRプランナー補」の認定申請と、書類審査を経て取得することが可能です。

書類審査ってどういうものですか?
書類審査では、本人確認と、協会が定めた倫理規定に反していないかの確認がなされます。

准PRプランナー

認定条件:1次試験・2次試験合格、かつ准PRプランナー書類審査合格者

「准PRプランナー」は、広報の仕事に「必要な知識」があることを認定する資格です。

1次試験と2次試験に合格し、「准PRプランナー」の認定申請と、書類審査を経る必要があります。

「PRプランナー補」の資格を取っていなくても受けられますよ。

PRプランナー

認定条件:1次試験・2次試験・3次試験合格、かつPRプランナー書類審査合格者

「PRプランナー」は、広報に関する幅広い実務をこなす能力があり、責任者をサポートする知識や提案スキルもあることを認定する資格です。

1~3次試験に合格し、「PRプランナー」の認定申請、書類審査に通れば取得できます。

あらかじめPRプランナー補や准PRプランナーの資格を取る必要はありません。

では次に、それぞれの資格認定に必要な検定試験について見ていきましょう。

PRプランナー検定試験の内容と試験の概要について

PRプランナーの検定試験には、1次試験・2次試験・3次試験の3種類の試験があり、それぞれ次のような試験内容になっています。

PRプランナー資格検定 1次試験の概要
受験資格 なし
試験方法 マークシート方式
問題数 50問
試験時間 80分
試験内容 広報・PRに関する基本的な知識
・コミュニケーションとその手段
・マーケティングと広報・PR など

次に2次試験の概要です。2次試験は、1次試験を合格した人でないと受けられません。

PRプランナー資格検定 2次試験の概要
受験資格 1次試験合格者
試験方法 マークシート方式
問題数 4科目・各25問(計100問)
試験時間 各科目50分
試験内容 広報・PRの実務に関する専門知識
・CSR・IR、危機管理など、企業経営とコミュニケーション
・マーケティング・ブランドマネジメント
・広報・PR実務
・時事問題

3次試験を受けるには、広報の実務経験も必要です。

回答方法も、マークシートでなく記述式となり、ニュースリリースを作るといった課題をこなす必要があります。

PRプランナー資格検定 2次試験の概要
受験資格 2次試験4科目合格、かつ3年以上の効率・PR関連実務経験者
試験方法 パソコンによる記述方式
問題数 2課題・各1問
試験時間 180分
試験内容 広報・PRに関する実践技能
・ニューリリースの作成
・広報・PR計画の立案作成
「3年以上の実務」ってどんなことがあればいいんですか?
まずは企業や団体などで広報の仕事をしていた期間ですね。

そのほか、広く社会に向けたコミュニケーション活動の期間についても、実務経験と見なされますよ。

受験料はどのくらいかかりますか?
受験料だけでなく、認定登録料も必要なんです。金額は試験や資格の種類ごとに異なりますよ。

次の項で、一般の人が試験を受ける場合に必要なお金について見てみましょう。

PRプランナー認定資格取得にかかる費用

PRプランナー資格を取るために必要な受験料・登録料をまとめました。

ここで紹介するのは、一般の人が受ける場合の金額です。

PRプランナー資格検定試験 受験料
PRプランナー補 准PRプランナー PRプランナー
10,000円 8,640円 8,640円
※税抜きの金額。消費税が別途必要です
1次試験~3次試験は、年に2回実施されています。

日程はそれぞれ異なりますので、日本PR協会の公式サイトをチェックしてみてくださいね。

次に認定登録料です。

PRプランナー資格検定試験 認定登録料
PRプランナー補 <准PRプランナー PRプランナー
5,000円 4,000円 4,000円
※税抜きの金額。消費税が別途必要です

日本PR協会、学生などは金額が異なり、これより安く受けられます。

認定登録ってどうやるんですか?
日本PR協会の公式サイトから行います。申請のスケジュールは決められているので注意してくださいね。

     

PRプランナー検定試験の合格基準と認定申請期限について

PRプランナー検定試験の合格基準は、原則として次のとおりです。

PRプランナー検定試験の合格基準
試験の種類 合格基準
1次試験 正答率70%以上
2次試験 正答率65%以上
3次試験 正答率60%以上
1次試験~3次試験は、年に2回実施されています。

PRプランナーの各資格には認定申請が必要ですが、その申請には「各試験に合格した後3年まで」という期限があります。

3年を経過してしまったらどうなるんですか?
各試験を再度受験し直さなくてはなりません。期限を忘れないようにしましょう。
どうしてそんな期限が決められているんですか?
広報に大きく関わるメディアの環境は、変化のスピードが速いんです。

そのため、新たな変化に対応した知識やスキルが求められます。

PRプランナー資格自体にも「3年」という有効期間が。

取得して3年経過したら、資格の更新手続きが必要です。

広報の仕事に求められる人物像やスキルとは

広報の仕事に必須の資格はないとは言え、「どんなスキルが求められるのか」「どんな人が広報に向いているのか」、気になりますよね。

広報の仕事に向いている・求められるのは、次のような人です。

広報の仕事に向いている人の特徴
  • 臨機応変な対応ができる人
  • 情報を集め、まとめるのが得意な人
  • 好奇心の旺盛な人
  • ルーチンワークよりも変化のある仕事を求める人
  • 人とコミュニケーションを取るのが得意(好き)な人
  • Excel・Word・PowerPointなどoffice系のソフトが扱える人

「人物像」と「スキル」に分けて詳しく見ていきましょう。

広報の仕事に求められるのはこんな人

広報は、日々進化する世の中の動きに合った、適切な情報を発信する必要があります。

そのため、「時代の変化を察知する能力」や「柔軟な対応力」が求められます。

自分が興味を持っていることだけでなく、企業や団体の活動に関わりそうなことは何でも調べる・見る・実践してみる、といった好奇心の旺盛さも活かせるでしょう。

人とコミュニケーションを取ることが好きな明るい人には、やりがいを感じられる仕事となるはずです。

しかし広報の仕事は、決して華やかなだけの仕事ではありません。

不祥事が起きた際は、企業を代表して謝罪。事実を誤解のないよう説明するだけでなく、今後の対策もしっかり伝えて世間の理解を得る必要があります。

ときには企業の顔として、厳しい意見をぶつけられることも。

広報担当者は、ある程度の精神的な強さも備わっていないと続けられないかもしれませんね。

広報の仕事に求められる事務スキル

広報の業務には、資料作成や文章作成などの作業も多いです。

そのため、Excel・Word・PowerPointなどのオフィス系ソフトを扱える必要もあります。

PowerPointが使えれば、写真や画像を取り込んで編集したりして、作成した資料を見やすくすることが可能。フォトショップを扱えれば、より重宝されるでしょう。

また最近は、動画で記者会見や新作発表会の様子などを撮影・配信する企業も増えています。

動画編集スキルがあると、広報の人員として採用に有利となる可能性も高いです。

私、ExcelやWordはある程度使えるけど、PowerPointは得意じゃないんです。

広報に応募しても大丈夫でしょうか?

得意でなくても、仕事をする中で慣れていけば大丈夫です。

「PowerPoint」が必須、という企業では難しいですが、「歓迎」くらいであればチャレンジしてみましょう。

企業の広報部門は、会社の規模や任される業務の内容によっては、未経験でも就くことのできる仕事です。

規模の小さな会社では、広報の仕事と総務の仕事を兼務する場合や、広報担当が1人しかいないといったケースも少なくありません。

そんなとき、「PRプランナー補」などの資格があれば、自信を持って仕事に取り組むことができますよ。

経験を積みながら、資格もステップアップするのがおすすめです。

広報の求人を探すなら、広報・PR業務に特化した転職エージェント「未来広報室」などを利用すると、自分に合う職場が効率よく探せる可能性が高まります。

ただし地域によっては紹介してもらえる求人が少ない可能性もあるので、いろんな転職サイト・転職エージェントを利用して選択肢を増やし、よりよい職場を見つけてくださいね。

広報に資格は必須ではないけれど、ステップアップに役立ちます

広報の仕事は、資格がなくてもできます。

この記事では、持っていると広報の仕事に役立ち、自信が持てる資格として「PRプランナー資格認定制度」を紹介しました。

資格はレベル別の3段階。広報の仕事を始める前に「PRプランナー補」の資格を取っておくのもおすすめです。

日々広報の業務をこなしながら知識や経験を積み、タイミングを見計らって「PRプランナー」の資格を目指すとよいでしょう。

ただし、広報の仕事では、資格の有無よりも「コミュニケーション能力」や「情報感度の高さ」などが重要です。自分に向いているかどうか、応募する前に見つめ直してみてください。

入社したい企業についてよく調べておき、「広報担当になったらどんなPR活動をしたいか」を伝えられると、絶好のアピールになりますよ。

※掲載の情報は、2019年7月現在のものです。
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