秘書未経験でも転職はできる!その条件や転職成功のポイントを解説
ドラマなどでよく目にする秘書という職業。憧れる人も多く、大学や専門学校にも「秘書科」などの専科が存在するほどです。
秘書の仕事は、社長など企業トップクラスの役員に付いて、スケジュール管理や事務作業などを行いサポートすること。大変そうなイメージが強いことから「未経験では無理でしょ」とあきらめてしまう人もいるのではないでしょうか。
しかし条件次第では、未経験でも応募できる秘書の求人もあります。
この記事では、未経験から秘書へ挑戦するための条件や、転職成功に欠かせないポイントなどを解説します。
おすすめの資格や転職エージェントも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
未経験から秘書になるための3つのポイント
秘書とは、企業の社長や役員の業務が円滑に進められるようサポートする仕事です。
仕事内容は多岐に渡り、スケジュールの管理もすれば代理として行事に参加したり、運転手となったりすることも。仕事上会う人も、他の企業のトップクラスの人だったりします。
そのため、未経験で秘書をするというのは少しハードルが高いイメージです。
しかし、求人情報を見てみると、「未経験OK」という秘書の求人も意外と見つかるもの。
ただし未経験から秘書の仕事に就くには、次のようなポイントがあります。
- 中小企業、ベンチャー企業で働くこと
- 正社員より派遣社員やパートで働くこと
- 基本的な事務スキル、コミュニケーション能力があること
それぞれ見ていきましょう。
未経験OKの秘書の求人は、中小企業やベンチャー企業で見つかりやすい
秘書は企業のトップクラスの役員に付くことがほとんどです。
実際、大企業の秘書の求人情報はなかなか見つかりません。また、年収が400万円以上となるような秘書の求人も、経験が必須とされていることがほとんどです。
しかし、中小企業や、既存の常識にとらわれないベンチャー企業の求人には、秘書の経験がない人でも応募可能なものが多く見つかります。
また、一般的な庶務や事務を含めた秘書など、重大な業務を任されないような場合も「未経験OK」して募集されているのです。
未経験OKの秘書の求人は、派遣社員やパートとしての雇用で見つかりやすい
未経験でも応募可能な求人を見てみると、そのほとんどが派遣社員やパート従業員としての募集です。
未経験の人を秘書として採用しようとする場合、秘書に任せる業務が限定的だったり、必要性が比較的低かったり、仕事量が多くなかったりといったケースが考えられます。
そのため、正規雇用ではなく派遣やパートでの受け入れをしようとする企業が多いのです。
教える必要がある上に、正社員だと新卒より高い給料を払う必要がある、となったら、企業側が敬遠するのもわかりますね。
まずは非正規の雇用形態で入社し、キャリアアップして正規雇用を目指すのも1つの方法です。正社員登用の制度があるかどうかも確認しておきましょう。
秘書は未経験でも、事務スキルやコミュニケーション能力は不可欠
それは、一般的な書類の作成やファイリング・電話応対といった事務スキル、ExcelやWord、PowerPointなどオフィス系のPCスキル。
また、秘書にはコミュニケーション能力やマナーも重視されます。
一般事務などの経験がある人のほか、営業の経験がある人、ホテルや結婚式場などでの接客経験があれば、秘書業務の経験がなくても歓迎される可能性が高いです。
まずは必要なスキルを身につけましょう。
秘書の仕事内容については「秘書の仕事はマルチなサポート力が重要!事務との違いも解説」の記事を参考にしてください。
秘書への転職成功のカギとは?2つの必勝ポイント
秘書への転職を成功させるには、志望動機や自己PRを明確にしておくことも重要です。チャンスを逃さないために、おさえておきたい2つのポイントをチェックしておきましょう。
- 企業側が秘書に求めている人物像を把握しておく
- 自分は秘書としてどうなりたいか、将来のビジョンをはっきりさせる
秘書という仕事に求められている人物像を外さない
秘書に限らず言えることですが、企業や雇用主がなぜ秘書を募集しているのか、どんな秘書を必要としているのかをしっかりと理解しておきましょう。
- マナーが身についている
- 気配りや心づかいができる
- 現状を的確に把握し、課題に気づける
- 事務スキルや語学力など高い能力がある
- 高いコミュニケーション能力がある
- 裏方に徹することができる
- どんな仕事もおろそかにしない
これらは一般的に秘書に必要とされるものですが、「秘書」と一口に言っても企業や担当する役員などによって業務内容や任されることはさまざまです。
その求人の応募条件、求めている人材を必ずチェックしてください。
その条件のなかで自分に当てはまるものがあれば、具体的なエピソードなどを加えてアピールしましょう。
自分に足りないものがあるなら、どのように克服するのかも考えておくのがおすすめです。
業務内容と自分の将来像をきちんとマッチさせること
あなたは、秘書としてどうなりたいですか?秘書の業務をすることで、どんなスキルを得たいですか?
「秘書になる」ことを目標とせず、転職後のビジョンを明確にしておくことも、転職の成功には重要なポイントです。
「企業トップへのサポートを通じて、会社の発展にもっと貢献したい」
「グローバルに活躍できる秘書のプロフェッショナルになりたい」
面接などでアピールする際は、秘書の経験を自分の将来にどう活かしたいか、自分を雇うことで相手にどんなメリットがあるかを考えて話しましょう。
ビジネスの現場では「Win-Win」が基本理念です。
雇い主にも、雇われる自分にもメリットがあることをプレゼンテーションできれば、採用の可能性も高まります。
未経験から秘書になるなら、資格を取っておくのも効果的
秘書になるのに必須の資格というのはありません。しかし、未経験で挑戦するなら、秘書の仕事に関する知識やスキルがある方が有利です。
資格そのものの価値だけでなく、自ら勉強し、学ぼうとする姿勢を認めてもらえることもあります。おすすめは次のような資格です。
- 秘書検定
- 国際秘書検定(CBS)
- TOEIC、英会話能力検定
- 簿記検定
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- ビジネス実務マナー、実用マナー検定 など
このほか、秘書には代筆などを任されることもあるので、ペン字や習字などの資格も武器になります。
秘書の業務は非常に多岐に渡るので、極端な話、秘書の業務に無駄になるスキルはありませんよ。
高収入を狙うなら、英会話スキルも養っておきましょう。TOEICのスコアで言えば、700点以上は持っておきたいところです。
外資系企業などでは860点以上を条件とする求人もあります。
秘書未経験で不安な人は、転職エージェントのサポートを受けよう
秘書の経験はないし、自分のどこをアピールすればいいのかわからない、という人は、転職のプロである転職エージェントの助けを借りるのも1つの方法です。
転職エージェントとは、企業と転職希望者との間に立って橋渡しをしてくれるサービスのこと。
コンサルタント(キャリアアドバイザー)が希望に合う求人を紹介してくれたり、面接対策などのサポートをしてくれたりします。
秘書の求人に特化した転職エージェントもありますよ。
「MINDS(マインズ)」は秘書・アシスタント部門に特化しており、未経験から秘書になりたい人もサポートしています。
秘書の転職に詳しいコンサルタントが希望に合う求人を紹介してくれるのはもちろん、自分では気づかない長所や秘書に活かせるアピールポイントが見つかる可能性も。
サービスは無料なので、「自分ひとりでは不安」という人は相談してみてくださいね。
未経験からの秘書の転職、簡単ではないけどチャレンジの価値あり
ただし未経験でも応募可能な秘書求人のほとんどは大企業の正社員でなく、中小企業やベンチャー企業、派遣やパートの求人。
秘書経験がない分、他に求められる事務のスキルやパソコンスキル、コミュニケーションや接客のスキルなどを大いにアピールする必要もあります。
秘書として企業の役員の近くで行動することで、一般社員には見られない世界を知れたり、より高度な接客マナーが身につけられたりと、自分自身の成長にも大きく役立つはず。
誰にでもなれる職種でないからこそ、チャレンジの甲斐もあるというものです。未経験だからとあきらめず、ぜひ挑戦してみてください。
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