アナウンサーってどんな仕事内容?やりがいや年収、苦労などを紹介
「アナウンサーになりたい」と思っているソコのあなた。
どんなアナウンサーになりたいですか。アナウンサーになってどんな仕事をしたいですか。
ひとことで「アナウンサー」と言ってもニュースを読むだけではなく、バラエティー番組の司会やスポーツの実況、イベントの進行やナレーションなど、さまざまな仕事があります。
局アナであれば取材やデスクワークなどもあり、華やかな仕事ばかりではありません。
一方でフリーアナウンサーはデスクワークなどは基本的にありませんが、社員ではないので仕事がゼロになるリスクが常にあります。
当記事ではアナウンサーの仕事内容をはじめ、やりがいや苦労についても紹介。また気になる年収についても触れています。
アナウンサーになりたい方はぜひ読んでみてください。
アナウンサーの仕事内容は?「局アナ」と「フリーアナウンサー」の違いとは
アナウンサーの仕事の基本は、言葉で情報を伝えること。
原稿を正確に読むことはもちろん大切ですが、ただ噛まずに読むことがいいわけではなく、視聴者にいかに分かりやすく伝えるかがアナウンサーとしての技量です。
現役のアナウンサーでさえ技術を磨くため発声や早口言葉の練習のほか、多くの知識をつけるため勉強をしたり取材をしたり、日々努力をしています。
アナウンサーを目指す人はなおさら、毎日の努力の積み重ねが重要です。
またバラエティー番組の司会では、ほかの出演者の言動に気を配り、ときによいパスを出したり突っ込んだりする頭の回転の速さが必要。
スポーツの実況を担当するなら、そのスポーツについてや過去の記録や成績、選手の情報など多くの知識が必要となります。
ほかにもナレーションやイベント進行など、声を使った業務が多いのがアナウンサーの仕事ですが、局アナの場合デスクワークがあることも。
ケーブルテレビ局のアナウンサーなら、1人でカメラを担いで取材に行き、ナレーションを自分で吹き込み、編集作業もこなすこともあります。
ひとことでアナウンサーといっても、放送局の規模や形態によって仕事内容は異なるのです。
知識だけでなく喋る技術も必要ですから、人一倍努力しそれらを身につけなければアナウンサーは務まらないんですよ。
「局アナ」と「フリーアナウンサー」はどう違うのか?
アナウンサーは大きく「局アナ」と「フリーアナウンサー」に分けられます。
局アナとは放送局に入社しているアナウンサー、つまり社員です。
アナウンサー試験を受け数々の面接やカメラテストを経て内定がもらえれば入社となり、その放送局にのみ出演することができます。
番組の司会やレポーターをはじめ、さまざまな番組で1日に何度もニュースを読むこともあるなど、アナウンサーといってもいろいろな業務があるのです。
一方フリーアナウンサーは一般的に事務所に所属し、各局の番組オーディションを受けます。
オーディションに合格すればその番組に出演することができ、各局に出演することも可能。
売れっ子になれば、朝はA局、昼は営業、夜はB局というようなスケジュールになることも。
しかし仕事がなければ、局アナとは違い社員(正規雇用)ではないため収入はありません。
例えばTVやラジオで「ニューススタジオ◯◯さん、お願いします」と呼びかけ、ニュースを読むアナウンサーがいますよね。
あの人は局アナの場合もありますが、契約のフリーアナウンサーであることも多いんですよ。
1つの局しか出演できない局アナ、各局で仕事ができるフリーアナウンサー。
一定の収入がある局アナ、自分の頑張り次第で収入が変わるフリーアナウンサー。
どちらがよいというわけではなく、自分はどんなアナウンサーになりたいのかが重要です。
アナウンサーのやりがいや苦労する点は?
アナウンサーは人気の高い職業のひとつ。
特にキー局(放送局の系列ネットワークの中心となる局)のアナウンサーは、芸能人やスポーツ選手と共演でき、美味しいものを食べたり仕事で海外へ行ったりと、華やかに見える憧れの職業ですよね。
人への影響力も大きく、「応援しています」「いつも見ています」など視聴者からの声援も大きな励みになるやりがいのある仕事。
しかし一方で、苦労する点もいくつかあります。一部例をあげてみましょう。
- 日々アナウンス技術を磨く必要がある
- 社会情勢などを常に勉強しなければならない
- 取材などもあり激務が続くこともある
- 早朝番組なら夜中に出勤
- 夜の番組なら深夜に帰宅
- 体調管理が重要
- 常に周りの目を気にしなければならない
- プライベートが制限されることもある
- プレッシャーが大きい
- 嫉妬されることもある
- 誹謗中傷を受けやすい
- 衣装など自分で用意しなければならない局もある
- メイクさんがつかない局もある
苦労や大変なこともたくさんありますが、それ以上にやりがいのある仕事ともいえるのがアナウンサーという仕事。
アナウンサー試験に合格したらゴールというわけではありません。アナウンサーになってから努力をしなければ、アナウンサーとしての仕事はすぐになくなってしまうでしょう。
人一倍努力が必要な仕事、それがアナウンサーです。
アナウンサーになるには?必要なのは努力と魅力
アナウンサーには資格は不要。
比較的英検や漢字検定などを持っているアナウンサーが多いですが、必要というわけではありません。
フリーアナウンサーでは「天気予報士」の資格を取り、お天気キャスターという立場で活躍する人も多いです。
アナウンサーに資格は不要ですが、資格や得意とすることがあったほうが雇う側の放送局も重宝するでしょう。
また容姿やコネなどが必要とも言われますが、それだけでなれるような甘い世界ではありません。
アナウンサーに必要なのは、好感を持たれる清潔感や自分を高める努力です。
詳しくは「アナウンサーになるには何が必要?大学?顔?コネ?転職はできるのか」の記事で解説しています。
各局の募集要項は四年制大学(または短大)の新卒であることが明記されており、難関大学でなくてもエントリーシートを提出することはできます。しかし残念ながら、特にキー局は有名大学でなければ通過することは難しいのが現状。
現在別の仕事をしていてアナウンサーに転職したいと考えている人は「フリーアナウンサー」を目指すのが現実的です。
フリーアナウンサーになるには、フリーアナウンサーの事務所に所属することとなります。
全国に大小さまざまな事務所があり、どの事務所に所属するかによって今後の仕事も変わってきます。
詳しくは「フリーアナウンサーとは?事務所に所属する方法や実際の仕事を調査」の記事で解説しています。
アナウンサーの年収は?局アナとフリーアナウンサーの平均を紹介
華やかに見えるアナウンサーという仕事。では年収はどれくらいなのでしょうか。
キー局の新卒のアナウンサーの場合、初任給が25万円前後、年収350万円程度が一般的なようです。
一般企業の平均に比べると少し高いですが、驚くほどの年収ではないというのが本音かもしれません。
キャリアが積まれるともちろん年収が上がり、キー局のアナウンサーの平均年収は1,300万円前後に。
地方局やラジオ局ですと平均年収500万円~1,000万円となり、放送局によってばらつきがあります。
一方でフリーアナウンサーの場合、億を超える年収の人も多いです。
アナウンサーとしての仕事以外にもCMや講演会など、タレントのような仕事が増えることもその要因です。
元局アナがフリーアナウンサーに転向するのは、やりがい以外にも収入の面があると言ってもいいでしょう。
しかしフリーアナウンサーは社員ではありません。あくまでもフリーなので仕事がなければギャラも少ない、またはゼロになります。
自分の魅力や実力次第で、大きく成功する可能性があるのがフリーアナウンサーです。
アナウンサーは憧れの職業!努力次第でフリーアナウンサーの道も
放送局の社員である局アナになるのは、残念ながら有名大学の新卒でないと難しいでしょう。
しかし「フリーアナウンサー」は、努力次第でなれる職業です。
基本的にはどこかの事務所に所属し、オーディションを受けて合格すれば番組やニュースを担当することになります。
所属事務所は大小合わせると、全国にたくさんあります。
大きな事務所のほうがオーディションの数が多いですが、ライバルも多いです。
小さな事務所はマンツーマンに近いかたちでフォローしてくれますが、そもそもオーディションの声が放送局からかからないこともあります。
アナウンサーはプレッシャーが大きい分、やりがいのある素敵な仕事。まずは自分を磨くこと、愛される人になることがアナウンサーへの第一歩です。



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