コールセンターへの転職は未経験でも問題なし!働き方などを紹介
コールセンターには女性が多く働いており、勤務地も都心や駅チカなど条件の良いところが多いです。
また、給与も一般的には高い部類に入るため、「やってみたい」と思う人も多いですよね。
コールセンターの求人には「未経験OK」「経験不問」などと書かれていることが多く、採用の門戸は広いと言えます。
そんなコールセンターの転職について、転職事情や働き方、あるとよいスキルなどをチェックしていきましょう。
コールセンターへの転職と経験・資格の必要性
デスクワークはもちろん、働くこと自体が初めての人でも採用される可能性は高いですよ。
コールセンターは「顔の見えない接客業」です。
そのため、業務につく前の教育制度が他の事務職よりしっかり整っている傾向にあります。
業界や扱う商品などにかかわらず、どんなコールセンターでも「基礎研修」から「OJT(現場教育)」まで、時間をかけて教育を行っているのです。
研修の期間は短いところでも2週間ほど、平均的には3カ月程度あります。そのため、資格や経験がない人でも受け入れることができるのです。
ただ、業務に役立つ資格を持っていれば、業務への適性を判断されやすく、仕事への意欲も伝わりやすくなります。たとえば次のような資格は、コールセンターの仕事にも役に立つものです。
- ビジネス電話検定
- コンタクトセンター検定(全5種/未経験の場合は1種のみ)
- 電話応対技能検定
- CS(Customer Satisfaction)スペシャリスト検定
- 秘書検定
特に正社員として働きたいと考えている人は、1つでも取得しておくことをおすすめします。
コールセンターの正社員と派遣社員やパート・アルバイトとの違い
コールセンターでは、約半数が正社員、半数が派遣社員やアルバイト、パートといった非正規雇用のスタッフで構成されているところが多いです。
正規と非正規では、仕事上の役割が少し異なります。
雇用形態 | 業務割当 |
---|---|
正社員(準社員) | ・スーパーバイザーなど管理監督業務 ・勤怠管理 ・重大クレームの対応 |
アルバイトやパート、 派遣社員 |
・オペレーター業務(受付、対応) ・データ入力・事務処理 |
大まかに言うと、正社員が現場監督、非正規雇用のスタッフが現場労働者という位置づけになっているのが一般的です。
オペレーターでは対応しきれないクレームやトラブルなどがある場合、知識量の多い正社員が電話の対応を行います。そのため、正社員も最初の1年程度は非正規雇用のスタッフと同じような実務を行うケースも多いです。
転職前に知りたい!コールセンターの雇用の今
コールセンターで働く人の給与や雇用条件はどうなのかも気になりますよね。
直近の求人情報などを軸に、現在のコールセンターの雇用条件などを説明します。
パート、アルバイト、派遣など非正規雇用の給与や仕事内容
早速、求人情報から2つピックアップしてみました。まずはアルバイトなど非正規雇用の場合です。
業務:アウトバウンド(電話をかける業務)
時給:1,500円〜2,200円(勤務時間によりインセンティブもあり)
勤務時間:週3〜週5日、1日5時間〜 シフト制
その他:交通費規定内支給
業務:インバウンド(電話を受ける業務)
時給:1,600円〜1,700円(ノルマなし)
勤務時間:週5日、1日7.5時間
その他:社保完備、有給あり、資格取得支援制度あり
1の例は電話をかける側のアウトバウンド業務。2は電話を受けるインバウンド業務と呼ばれる業務形態です。
給与の額は、アウトバウンドの方がインバウンドよりも高くなる傾向です。
また、基本給にノルマなどによるインセンティブがつくのも、アウトバウンドの仕事によく見られます。
インバウンドの場合、アウトバウンドよりも営業的な要素が少ない分、時給は少なめ。ただし「電話をかけることによって起こるリスク(怒られたりすること)」がない分、未経験の人向けと言えます。
未経験だから「ゆっくりと電話の仕事を覚えたい」という人は、まずインバウンドの仕事からスタートするのがおすすめです。
雇用条件としては、アルバイトやパートスタッフの場合は「週2日〜3日でもOK」している求人が多く見られます。
派遣社員にはそういった自由はききにくいですが、フルタイムまたはそれに近い時間で働くため、社会保険や厚生年金などの福利厚生も受けられる可能性が高いです。
コールセンターの正社員の給料は?ノルマが必須のケースもある
次に、正社員の雇用状況を確認してみましょう。
業務:インバウンド(電話を受ける業務)
月給:25万円〜(ノルマなし)
勤務時間:週5日、1日8時間
その他:社保完備、有給あり、交通費全額支給、未経験OK
業務:イン・アウトバウンド両方兼務
月給:23万円+インセンティブ+年2回ボーナス+各種手当
勤務時間:週5日、1日7.5時間(シフト制)
その他:社保完備、有給あり、交通費規定内支給
正社員の場合、オペレーターとしての現場勤務を経験した後、スーパーバイザーなどの管理職につくことが多く、ノルマのある求人も多い傾向です。
経験者は入社時の給料が未経験者より高く設定されるところも多く、PCスキル手当などの別手当が出る求人もありました。
同じ職場で正社員へのキャリアアップを目指すなら、求人を探す際に、正社員登用制度があるかどうかもしっかりとチェックしておきましょう。
非正規から正社員になりたい!志望動機やPRのコツ
アルバイトやパートからスタートし、正社員を目指す場合、どのように自己アピールすれば有利になるのでしょうか。そのコツを紹介します。
正社員になりたい理由と、なったらできることを明確に
アルバイト、パートで働く場合、オペレーター業務のみを行うのが一般的。しかし正社員となると、オペレーターの管理や育成といった業務も含まれてきます。
そして、正社員になりたい理由や、正社員になって会社にどう貢献できるのかを明確に伝えることが大切です。
企業が正社員に求める人材とは、次のような人です。
- 的確な指示や指導ができる
- 感情をコントロールできる
- 臨機応変な対応ができ、それを人にも指示できる
- 自分のスキルを高め、周囲にもそれを推進できる
雇用側が何を求めているのか、自分はどこまでそれに応えられるかを明確に伝えられれば、キャリアアップにもかなり有利になるはずです。
自己アピールをするための資格は積極的に取る
「やる気があります」だけでは、正社員への道はなかなか開けません。
そのやる気の証明として「資格」を取るのも1つの方法です。
コールセンターに役立つ資格はすでに紹介しましたが、それ以外にも「働きたい業界」に関する勉強をして資格を取るのも効果的。
コールセンターは、次のような業界に設置されています。
保険会社:保険のセールス、保険料や保険金の問い合わせ、事故受付など
旅行会社:旅行商品の契約受付やキャンセル対応など
通販会社:アパレル、食品、コスメなど
官公庁:問い合わせ対応など
例えば、保険会社のコールセンターは特に給料が高く人気です。保険の知識などをある程度学んでおけば、仕事への意欲を認めてもらいやすくなるだけでなく、資格手当で給料をアップさせられる可能性も。
覚えるべき商品知識などが頭に入っていないまま電話対応をすると、保留など相手を待たせる時間が長くなり、クレームのもととなってしまいます。
勉強が嫌い、という人には向いていない仕事と言えますね。
「コールセンターの業務を解説|給料は高めだが精神的ストレスも大きい」「コールセンターの仕事内容や種類、メリット・デメリットを把握しよう」の記事もぜひ参考にしてくださいね。
コールセンターの仕事を探すなら、大手転職サイトをいくつか併用するのがおすすめです。
コールセンターに転職するなら非正規から経験を積んで正社員へ
コールセンターは採用枠も広く、求人の数も通年を通して多いです。派遣社員やアルバイトでも給与が高めで勤務時間に融通もききやすいのが魅力。
しかし、正社員を目指すのであれば、管理・運営的な業務も任されるため、経験を積むことが必要です。
まずは現場で知識を身につけ経験を積み、正社員へのキャリアアップを目指しましょう。
企業がコールセンターの正社員に求める役割、資質などは何かを調べたり聞いたりして、自分の適性を判断してください。
自分と企業の求める人材の合致する部分をアピールすれば、正社員への道もひらけます。
業務に役立つ資格を取るなど、勉強をするのもおすすめですよ。
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