【助産師の転職】転職活動のポイントや求人の探し方を紹介
いま助産師として働いているけれど「ほかの病院で働きたい」「病院以外の転職先ってあるの?」などの悩みを抱えていませんか。
助産師として働いた経験年数にもよりますが、助産師を求める職場は多く「転職しやすい」と言えます。
転職成功のためには、「どの程度の実務経験があるのか」「どんなキャリアプランを考えているのか」など、自己分析が重要です。
この記事では「助産師の転職活動のポイント」や「病院以外の転職先」はもちろん、「求人の探し方」や「応募前の確認事項」なども紹介します。
転職活動を始める前に、確認しておくべきことや転職成功のポイントを学んで、後悔のない転職を目指しましょう。
助産師勤務の経験があるなら転職先の選択肢は多い
助産師として働いたことがある場合、経験年数にもよりますが、より多くの職場に転職しやすいと言えます。
3年ほど病院で働いた経験があれば、転職先の幅が広がりますよ。
経験年数の長さに関わらず、とくに助産師が転職しやすい職場は次の2つ。
- 小規模な病院、クリニック
- 人手不足の病院
転職サイトなどの求人情報には「未経験者歓迎」などと書かれている場合もありますが、やはり即戦力となる「経験のある助産師」のほうが採用されやすいです。
ただし「NICU※で働きたい」「新人助産師の教育に携わりたい」など、キャリアアップの希望がある場合は、病院規模の大きい総合病院への転職がおすすめ。
新生児集中治療室のこと。より高度なお産や集中治療が必要な赤ちゃんが運ばれ、24時間体制で高度集中治療を実施します。
大規模な病院で行う主な業務は次のとおり。
- 高リスクな分娩
- 無痛分娩
- 帝王切開
- NICUなどの高度医療
- 新人研修・教育
大学病院や総合病院で行われる分娩のほうが、より高度な技術が必要となることが多いのです。
希望の働き方によって、転職先は異なります。希望の働き方を定めておけば、実際に転職してみて「思っていたのとは違った」と後悔することもありません。
転職成功のためには、自己分析をして「希望の働き方」や「関わりたい業務」を明確にしておきましょう。
自己分析のやり方や転職活動に活かす方法については、次の記事で詳しく紹介しています。
また助産師の実務経験がある場合は、病院以外の一般企業などに転職することも可能です。
助産師の「病院以外の転職先」について詳しくは、「助産師として転職したい!病院以外の転職先もあります」の章で紹介しています。
【助産師の転職】求人の探し方とチェックすべきポイント
「自分がどんな環境で働きたいか」を確認したら、実際に助産師求人を探してみましょう。
ここで紹介するのは「助産師の求人情報の探し方」と「求人情報で必ずチェックしたいポイント」です。
自分に合った探し方で、理想の転職先を見つけてくださいね。
助産師求人の探し方と、おすすめ転職サイトを紹介
助産師求人を探す方法は、次の6つです。
- 転職サイトを利用する
- 転職エージェントを利用する
- 都道府県ナースセンターを利用する
- 病院・クリニックのホームページから探す
- ハローワークを利用する
- 知人に紹介してもらう
「転職エージェント」は、キャリアアドバイザーが転職活動をサポートしてくれますよ。
転職エージェントについて詳しくは、次の記事を参考にしてください。
「ナースセンター」は各都道府県に設置されていて、看護職の就業支援事業を行っています。
助産師は看護職の1つ。ナースセンターでは病院だけでなく、介護施設や検診センターなどの求人情報もチェックできますよ。
また助産師や看護師として働いている知人がいれば、病院を紹介してもらうのも良いですね。
助産師求人を探す中で、「転職サイト」は最も気軽に利用できるものの1つ。通勤時間などのちょっとしたスキマ時間に、簡単に情報収集できますよ。
とくに看護職に特化した転職サイトでは、助産師求人を探すことができます。
当記事がとくにおすすめする「転職サイト」と、それぞれの特徴を表にまとめました。
転職サイト | 特徴 |
---|---|
ナースフル | ・リクルートグループが運営 ・病院以外の求人情報を豊富 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) | ・求人情報に口コミを掲載 ・看護師派遣サービスも提供 |
マイナビ看護師 | ・対面での面談を重視 ・病院以外の求人情報も豊富 |
ナース人材バンク | ・地域ごとの転職情報を紹介 ・地域専任のキャリアパートナー |
公式サイトから求人検索する場合は、検索の詳細で、取得資格「助産師」を選択して条件を絞り込んでくださいね。
求人情報誌や転職サイト、企業のホームページに公開されない求人のこと。「独占案件」「独占求人案件」とも呼ばれます。
詳しくは「非公開求人とは?企業が求人を非公開にする理由や注意点を解説」をご覧ください。
また、ここで紹介した転職サイト以外にも「看護職専門の転職サイト」はたくさんあります。
「おすすめ転職サイト」や「転職エージェントを利用するメリット」については、の記事を参考にしてください。
助産師の求人に応募する前に確認しておきたいポイント
転職成功のポイントとして、事前に必要な情報をしっかり集めておくことが大切です。
気になる求人情報をすべて隅から隅まで確認するのは困難ですから、少なくとも次の点は必ず確認しておきましょう。
- 取扱分娩の種類
- 分娩件数
- 常勤スタッフ数
- オンコール※の有無
- 事前に病院見学できるかどうか
病院HPで確認したり、直接病院に問い合わせたりして、必要な情報を集めてくださいね。
「特殊な分娩に携わりたい」「より高度な医療を学びたい」など、勤務先での業務範囲に希望があるなら、必ず「取扱分娩の種類」はチェックしておきましょう。
「帝王切開分娩について学びたい」と思っていたのに、クリニックに転職したら対応外の分娩だった、と後悔することもあります。
また「分娩件数」も、転職先を選ぶために重要なポイント。
また「常勤助産師が5人、分娩件数が月200件」の場合。単純計算で、助産師1人につき受け持つ分娩件数は40件ですから、1日1件以上の分娩に立ち会うことが可能です。
「とにかく経験を積みたい」と、キャリアアップを考えている人は、分娩件数の多い病院を選びましょう。「患者さん一人ひとりとしっかり向き合いたい」などの希望がある人は、分娩件数が多すぎない病院を選ぶことが大切です。
「病院見学不可」の場合は、実際に患者として病院を訪れるなど、できる範囲で院内の様子を確認しておきましょう。
助産師として転職したい!病院以外の転職先もあります
助産師の勤務先は病院だけではありません。病院以外にも、次のような転職先があります。
転職先 | 主な職種、業務内容 |
---|---|
一般企業 | ・治験コーディネーター ・テレフォンオペレーター ・医療機器などの販売 ・医院開業支援 |
助産専門学校 | ・専任教員※ |
検診/健診センター | ・妊婦健診 ・乳幼児健診 |
役所 | ・産婦、新生児の訪問指導 ・母親学級、両親学級の開講 ・妊産婦向けヨガインストラクター |
経験年数が短い場合は、まず病院やクリニックで経験を積んでから再度転職するしかありません。
病院以外での助産師募集は、そう多くはありません。情報掲載後すぐに採用者が決まってしまう場合もありますから、病院以外の転職先を探している人は日頃から求人情報を欠かさずチェックしておきましょう。
また看護師資格を活かして病院以外の職場で働きたい場合は、さらに選択肢が広がります。
看護師資格しかない場合でも、デイサービスや保育園などで活躍できるんですよ。看護師資格を活かした、病院以外の転職先について詳しくは、次の記事を参考にしてください。
希望の働き方を明確にして、助産師の転職成功を目指そう
助産師の転職を成功させるためには、「どんな病院でどんな業務に携わりたいか」を明確にしておくことが大切です。
希望の働き方やキャリアプランによって、転職先は異なります。助産師の実務経験は少なくとも3年程度あったほうが、より転職先の幅が広がりますよ。
転職サイトや転職エージェントを利用して、「取扱分娩の種類」や「分娩件数」など必要な情報を集めてくださいね。
「助産師の経験年数」や「希望する働き方」など、現在の状況をふまえたうえで、転職成功を目指しましょう。
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