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看護師の病院以外の就職先18職種!資格を活かしてキャリアチェンジ

看護師の病院以外の就職先18職種!資格を活かしてキャリアチェンジ

病棟で働く看護師のなかには「夜勤がツライ」「ゆったりと仕事をしたい」「医療行為をあまりしたくない・・・」と考えている人もいるのではないでしょうか。

看護師を求める職場は、病院のほかにもたくさんあります。病院以外の就職先には「日勤のみ」「患者とじっくり向き合える」という職場も。自分の希望に合う職場は病院以外にあるかもしれません。

当記事では、病院以外の就職先を18個紹介します。

仕事内容のほか、メリット・デメリットもあわせて見ていきましょう。

看護師資格を活かせる病院以外の就職先一覧!18の職場を紹介

この章では、看護師資格を活かせる主な職場を18個紹介します。病院を飛び出して、新たな環境でのキャリアチェンジも検討してみましょう。

就職先によりますが、病院以外の職場には次のようなメリットがあります。

病院以外の就職先のメリット
  • 日勤のみ
  • 土日祝が休み
  • 体力面の負担が少ない

病院以外の勤務先には、日勤のみで土日祝が休みという職場も多いです。

そのため体力面での負担は軽くなります。

それではさっそく、病院以外にはどんな就職先があるのか見てみましょう。

看護師資格を活かせる病院以外の就職先
病院以外の職場 看護師資格を活かせる仕事
一般企業 企業の医務室
CRC
CRA
コールセンター
クリニカルスペシャリスト
高齢者向け施設、
訪問看護など
デイサービス
特養、老健、老人ホーム
訪問入浴
訪問看護
子ども・学生と関わる職場 保育園
乳児院、児童養護施設
大学の保健室
看護師養成所の教員
検診・健診・献血ルーム 検診/健診センター
献血ルーム
そのほか 美容クリニック
イベントナース
ツアーナース

次の章から、それぞれの仕事内容・メリット・デメリットなどを紹介していきます。

あの、新卒の看護師でも病院以外の職場で働けますか?
新卒でも応募できる就職先はありますが、選択肢が限られます。キャリアの可能性を広げるためには、病院で3年以上の経験を積んだほうがよいでしょう。

オフィスで働く産業看護師!ワークライフバランスの取りやすさが魅力

会社員として企業で働く看護師のことを「産業看護師(企業看護師)」といいます。

日勤のみの職場のため、ワークライフバランスを整えやすいのが魅力です。産業看護師の主な職場・職種は次のとおり。

産業看護師(企業看護師)の種類と仕事
企業の医務室で働く 社員の健康管理などを行う
コールセンターで働く 医療機器・医薬品の問い合わせ、健康相談などの質問を受けつける
CRC(治験コーディネーター) 治験業務の全般をサポートする
CRA(臨床開発モニター) 治験のモニタリングをする
クリニカルスペシャリスト 医療機器メーカーの営業担当者などをサポートする

産業看護師について詳しくは、次の記事で紹介しています。仕事内容やメリット・デメリットなどを解説しているので、ぜひご覧ください。

介護業界で看護師資格を活かす!仕事内容・メリット・デメリット

看護師資格を活かせる介護業界の仕事には、次のようなものがあります。

看護師資格を活かせる介護業界の仕事

それぞれの仕事内容やメリット・デメリットを見ていきましょう。

『デイサービス』看護師資格を活かせる介護業界の就職先

デイサービス※で働く看護師の主な仕事は、バイタルチェックなどを行い利用者の健康状態を管理することです。

デイサービス(通所介護サービス)とは

利用者が施設に通い、食事・入浴・機能訓練・口腔機能向上のサービスなどを受ける施設のこと。

デイサービスでは、医療行為をあまり行いません。看護技術が落ちるという面ではデメリットもありますが、医療ミスやインシデントに対する精神的なストレスは少なくなります。

「デイサービス」のメリット・デメリット
メリット ・日勤のみ
・ブランクがある看護師でも復帰しやすい
デメリット ・給与が低い傾向
・医療行為をあまり行わないので看護技術が低下

『特養などの高齢者向け施設』看護師資格を活かせる介護業界の就職先

看護師資格は、高齢者向けの施設でも活かすことが可能です。たとえば「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「有料老人ホーム」などがあります。

これらの施設での看護師の役割は、「入居者の健康管理」をすることです。

看護師の主な仕事内容を見てみましょう。

高齢者向け施設の主な仕事内容
  • バイタルチェック
  • 配薬管理
  • 栄養管理
  • 排泄管理
  • 病院への付き添い
  • 介護職員への指導

高齢者向け施設では、高度な医療行為をすることはありません。しかし医師が常駐しない施設もあるため、看護師の判断で行動することも多いです。また介護職員との連携も必須で、コミュニケーションスキルが求められます。

「高齢者向け施設」のメリット・デメリット
メリット ・緩和ケア、ターミナルケアの経験を積むことが可能
・ブランクがある看護師でも復帰しやすい
デメリット ・医師が常駐しない施設もあるため、責任が重い

『訪問入浴』看護師資格を活かせる介護業界の就職先

訪問入浴は、自宅での入浴が難しい人の入浴を介助する仕事。移動式の浴槽を乗せた「浴槽車」で、利用者の自宅へ向かいます。基本的には看護師1名、介護職員2名の3人体制です。

訪問入浴って、1日どれくらいの件数をまわるんでしょうか?
職場によって違いはありますが、5件程度というケースが多いですよ。1件あたり約1時間で入浴介助を行います。

看護師の仕事は、利用者が入浴できるか健康状態を確認すること。利用者によっては、人工呼吸器をつけていたり、床ずれのケアが必要だったりと看護師としての知識や判断が求められるのです。

また訪問入浴の仕事内容は「看護業務が中心」「入浴介助が多い」など、事業所によって変わります。

「訪問入浴」のメリット・デメリット
メリット ・日勤のみやパート勤務も可能
・ブランクがある看護師でも復帰しやすい
デメリット ・医師は同行しないので、看護師の責任が重い
・高度な医療行為を行わないので、看護技術が低下

『訪問看護ステーション』看護師資格を活かせる介護業界の就職先

訪問看護は病気や障がいのある利用者の自宅を訪れて、ケアを行う仕事です。子どもから高齢者まで、幅広い利用者がいます。

事業所によっては「日勤のみ」や「時短勤務」といった働き方も可能です。

「訪問看護」のメリット・デメリット
メリット ・給与は高い傾向
・日勤のみや時短勤務も可能
・利用者に寄り添った看護が可能
デメリット ・基本的に医師は同行しないので看護師の責任が重い

介護関係の仕事をする場合は、介護士やケアマネなどのスタッフと円滑なコミュニケーションを築くことが大切です。また医師が居合わせない場面も多いので、看護師には状況に応じて的確な対処をする判断力が求められます。

子ども・学生と関わる仕事!看護師資格のみで働ける就職先を紹介

看護師は、子どもや学生が集まる場でも求められています。子どもや学生と関わる看護師の職場は、次のとおりです。

子ども・学生と関わる仕事

それでは、それぞれの仕事内容やメリット・デメリットを紹介します。

『保育園』子ども・学生と関わる仕事

保育園で働くなら、保育士の資格も必要でしょうか?
看護師資格があれば、保育士の資格は持っていなくても大丈夫ですよ。

保育園で働く看護師の仕事内容は、主に次の3つがあります。詳しく見てみましょう。

保育園看護師の仕事内容
  仕事内容
子どもに関する仕事 ・ケガの応急処置
・保育のサポート
保護者に関する仕事 ・子どもの健康相談
・保護者をサポート
看護師としての仕事 ・服薬の管理
・検診や検温など健康管理
・手洗いやうがいなど健康指導
・感染症予防の指導
・健康だよりの作成

保育園によって変わりますが、看護師が保育士の仕事内容をサポートすることもあります。
保育園看護師には、保育者としての役割も求められるのです。

「保育園看護師」のメリット・デメリット
メリット ・日勤のみ
・子どもの成長を見守るやりがい
デメリット ・給与が低い傾向
・医療行為を行わないことが多いため看護技術が低下

『乳児院・児童養護施設』子ども・学生と関わる仕事

看護師は、「乳児院」や「児童養護施設」などの福祉施設でも資格を活かせます。

乳児院

乳児院は家庭で養育できない乳幼児を、保護者に代わって養育する施設。主な仕事は「乳幼児の養育」と「健康管理」です。

看護師は健康管理だけでなく、おむつ交換や食事の補助など、養育面でのサポートも行います。

乳幼児の在所期間は短期が多く、約半数は6カ月未満。また24時間体制で乳幼児の世話をするため、勤務形態は変則的です。

児童養護施設

児童養護施設は、さまざまな事情から家庭での養育が難しい児童を保護者の代わりに養護する施設です。基本的には、1~18歳の児童が入所しています。

看護師の仕事は次のとおりです。

児童養護施設での看護師の主な仕事
  • 児童の健康管理
  • 傷病時の応急処置
  • 児童を養護すること

児童養護施設では、看護師としての業務に加えて養育者としての役割も求められます。

乳児院と同じように、24時間体制で養護するので勤務形態は変則的です。

「乳児院」「児童養護施設」のメリット・デメリット
メリット ・乳幼児や子どもの成長を見守るやりがい
デメリット ・早番、遅番、休日出勤など勤務形態が変則的

『大学の保健室』子ども・学生と関わる仕事

看護師は大学の保健室で働くこともできます。

小学校・中学校・高校の場合は養護教諭の資格が必要ですが、大学の場合は看護師資格のみでも大丈夫です。

雇用形態は派遣社員が多く、勤務日は週2~5日など自分に合った働き方が選べます。保健室の主な仕事内容を見てみましょう。

大学の保健室の主な仕事内容
  • 学生・教職員の病気やケガの処置
  • 学生・教職員の健康管理
  • 健康相談の対応
  • 健診前後のフォロー
  • 保健指導
  • 健診案内作成
  • 救急搬送する際の付き添い

保健室で働く看護師は健診案内の作成や報告書の作成など、事務仕事が多いです。WordやExcelの基本操作ができるとよいでしょう。

「大学の保健室」のメリット・デメリット
メリット ・日勤のみ
・パート、契約社員、など働き方が柔軟
デメリット ・求人が少ない
・医療行為を行わないことが多いため看護技術が低下

派遣看護師について詳しくは「看護師派遣のメリット・デメリット!おすすめの派遣会社も紹介」で解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。

『看護師養成所の専任教員』子ども・学生と関わる仕事

看護師には、看護師養成所(専門学校)で専任教員として働く道もあります。

先生になるなら、教員免許が必要じゃないんですか?
いえ、教員免許は必要ありません。ただ都道府県または厚労省が認める者が実施する「専任教員養成講習会」を修了している必要があります。

「専任教員養成講習会」の受講資格は、看護師・保健師・助産師として5年以上の臨床経験があること。

また大卒の場合は「業務経験3年以上+指定の科目を履修」していれば、講習会を修了していなくても、同等の能力があると認められます。

看護師養成所のなかには就職後に「専任教員養成講習会」を受ければいい勤務先や、講習会を受けなくても、5年以上の臨床経験があれば就職可能なところも。ただ講習会を修了したほうが、応募できる求人は多いです。

そのほかの受講資格は、各都道府県によって異なります。詳しくは受講を希望する都道府県で確認してください。

「看護専任教員」のメリット・デメリット
メリット ・日勤のみ
・未来の看護師を育てるやりがい
デメリット ・求人が少ない
子どもや学生と関わる仕事は、看護師以外の役割も担います。保育園では「保育者」、乳児院・児童養護施設では「養育者」、養成所では「教育者」としての役割も求められるのです。

検診・健診センター、献血ルームはルーティンワークが多い職場

この章では、次の職場の仕事内容とメリット・デメリットを紹介します。

さっそく仕事内容とメリット・デメリットを見ていきましょう。

『検診・健診センター』ルーティンワークが多い職場

検診・健診センターは、どちらも「病気がないか調べる」ための施設です。看護師は検診・健診の介助や、外来業務などを行います。

あの、「検診」と「健診」って具体的には、なにが違うんですか?
「検診」は、がん予防のように特定の病気を発見する二次予防が目的です。「健診」は健康診断のことで、一次予防を目的にしているんですよ。

勤務先によって、「クリニック内のみで働く」「巡回健診で企業や学校に出向く」など、働き方は異なります。

「検診・健診センター」のメリット・デメリット
メリット ・日勤のみ
・パートや単発アルバイトなども可能
・ブランクがある看護師でも復帰しやすい
デメリット ・給与は安い傾向

『献血ルーム(献血センター)』ルーティンワークが多い職場

献血ルームでの仕事は、採血が主な業務内容です。献血者はボランティアとして血液を提供するため、丁寧な言葉づかいをするなど接遇面の能力が求められます。

また日本で血液事業を行っているのは、日本赤十字社のみです。

そのため就職先は日赤、または日赤が母体の施設となります。

「献血ルーム(献血センター)」のメリット・デメリット
メリット ・日勤のみ
・パートやアルバイトとして働くことも可能
デメリット ・給与は安い傾向

検診・健診センターや献血ルームの仕事は、ルーティンワークが多いです。「決まった作業をするのが好きな人」に向いています。

高給なら美容クリニック!アクティブに働くならイベントナースなど

給与が高い職場で働きたいなら「美容クリニック」を検討してみましょう。アクティブに働きたい人には、「イベントナース」や「ツアーナース」がおすすめです。

それでは、それぞれの仕事内容をチェックしていきましょう。

『美容クリニック』高給を目指せる看護師の就職先

美容クリニックには「皮膚科」と「外科」の2種類があります。それぞれの仕事内容は次のとおり。

「美容皮膚科」と「美容外科」の主な仕事内容
仕事内容
美容皮膚科 レーザー機器を使った施術・美容に関する注射などがメイン
美容外科 美容に関する手術の介助がメイン

美容クリニックでは、接客スキルも求められます。美容クリニックに訪れるのは「患者」ではなく「お客様」。そのため営業を行うこともあり、施術の成約件数やドクターズコスメの販売数といったノルマがある場合も。

「営業的な仕事は苦手・・・」という人は営業ノルマなどがあるか、事前に必ず確認しましょう。

美容クリニックの仕事は「美容に興味がある」「日勤のみで働きたい」「営業があったとしても苦にならない」という人に向いています。
「美容クリニック」のメリット・デメリット
メリット ・日勤のみ
・給与が高い傾向
デメリット ・クリニックによっては営業が必要
・病院への転職時に臨床経験として扱われない可能性あり

『イベントナース』看護師資格を活かせるアクティブな仕事

イベントナースは、イベント会場に設置された救護室(医務室)に待機して、病人やケガ人の処置・対応をする仕事です。

イベントナースは、コンサート会場やスポーツ大会、祭り会場などで活躍しています。

イベントナースは普段とは違う環境で働けるため、気分転換にピッタリの仕事。病人やケガ人がいない時は、比較的自由に過ごすことができます。

「イベントナース」のメリット・デメリット
メリット ・待機時間は自由に過ごせることが多い
デメリット ・単発アルバイトが多いので収入が安定しない
・求人案件によってはイベント前日に打ち合わせが必要

『ツアーナース』看護師資格を活かせるアクティブな仕事

ツアーナース(添乗看護師)は、修学旅行や社員旅行などに付き添う看護師のこと。「アテンドナース」とも呼ばれています。

添乗するのは団体旅行が多いですが、最近では熟年旅行や要介護者と訪れる旅行など、個人旅行への付き添いも増えているんです。

ツアーナースの仕事内容を見てみましょう。

ツアーナース(添乗看護師)の主な仕事内容
  • 参加者の健康管理
  • 病気やケガの処置と対応
  • 病院への付き添い

ツアーナースの魅力は、仕事をしながらいろいろな観光地や名所へ行けること。旅行好きな人におすすめです。

仕事をしながら観光地に行けるって最高ですね!
そうですね。ただツアーナースは基本的に1名で仕事を行うので、的確な判断力や対応力が求められます。そのため臨床経験は3年以上あるのが望ましいです。
「ツアーナース」のメリット・デメリット
メリット ・さまざまな観光地を訪れることが可能
デメリット ・単発アルバイトが多いので収入が安定しない
・看護師1名で添乗することが多いので責任が重い

ツアーナースやイベントナースは、単発アルバイトがほとんど。そのため病棟に勤めながら、「病院以外で仕事をしたい」と副業にする人も多いです。

副業する際は職場の就業規則に「副業禁止」と記載されていないか事前に確認してください。

看護師には資格を活かせる職場がたくさんあるんですね!でも病院以外の職場って、どうやって探せばいいですか?
転職サイト・エージェントを利用するのがおすすめですよ。仕事によっては求人数が少ないので、2~3つ併用して情報量を増やしましょう。希望に合う就職先に出合う可能性が高まります。

転職エージェントの併用については、こちらの記事でメリットなどを紹介しているので、ぜひご覧ください。

また好条件な求人は非公開になることも。

転職エージェントを利用すれば、非公開求人の情報も得ることができます。

看護師専門の転職エージェントについては、次の記事で紹介しているので参考にしてください。

また病院以外の求人は、看護師専門の転職エージェントだけでなく、総合型の転職エージェントにもあります。特に治験関連の求人を探している人におすすめです。

看護師の職場は病院以外にもたくさん!希望に合った働き方をしよう

看護師資格を活かせる職場は、病院以外にもたくさんあります。

一般の企業で看護師として働く産業看護師だけでも、企業の医務室・治験コーディネーター・臨床開発モニターなどさまざまな職場がありましたね。

介護業界の職場でとくに人気なのは、訪問看護ステーション。日本看護協会の「2017年 看護職員実態調査」によると、看護師が病院以外で働きたい職場のトップは訪問看護ステーションでした。

ほかにも、検診・健診センターや献血ルーム。保育園や大学の保健室、イベントナースなど、看護師を求める職場はさまざま。

「夜勤はしたくない」「一人ひとりとじっくり向き合いたい」「子どもと関わりたい」など自分の希望に合った就職先は、病院以外にあるかもしれません。

病院だけに目を向けずに、選択肢を広げてみましょう。

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