転職エージェントを複数利用すべき理由と得する活用テクニック!

転職エージェントを複数利用すべき理由と得する活用テクニック!

転職活動を進めていくうえで、転職エージェントの利用を考える人は多いですよね。

希望やスキルに合う求人紹介から選考対策、さらには面接などのスケジュール調整まで、様々な面で転職をサポートしてくれるのが転職エージェント。

いまや転職活動には不可欠ともいえる転職エージェントですが、実は複数のエージェントを掛け持ちできることはご存じでしょうか?

転職エージェントの掛け持ちには、多くのメリットがあります。

ここでは転職エージェントを複数利用すべき理由と、上手に活用するテクニックや注意点について、詳しく紹介していきます。

もはや転職成功者の常識!?転職エージェントは掛け持ちOK

そもそも「転職エージェントを掛け持ちしても問題ないのか」と、気になりますよね。

一人ひとりに合わせて転職活動をサポートしてくれる転職エージェント。「何社も利用するのはルール違反では?」と心配になる人もいるでしょう。

しかし実のところ、同時に複数の転職エージェントを利用して転職活動を進めることに、全く問題はありません。

転職エージェントの掛け持ちは、転職者の多くが行なっていること。ごく一般的な転職方法です。

転職エージェント大手の「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」、「DODA」の利用規約にも、転職エージェントの複数利用を禁止する規定はありません。
転職エージェントの掛け持ちは禁止されていないし、みんなもやってることなんですね!安心しました。
うーん・・・転職希望者にとって掛け持ちは当たり前でも、転職エージェントにはよく思われないのでは?
そんなことはありませんよ。

私たち転職コーディネーターにとっても、皆さんが複数の転職エージェントに登録し、良い転職先を探そうとがんばることは喜ばしいこと。

とにかく良い転職先を見つけることに専念しましょう。

いいことずくめ!転職エージェントを複数利用する4つのメリット

ではなぜ転職エージェントの複数利用が、転職活動の成功につながるのでしょうか。転職エージェントを複数利用するメリットは、主に4つ挙げられます。

  • 比較して自分に合った転職エージェントを利用できる
  • 複数のキャリアアドバイザーの意見が聞ける
  • 得意分野を活かした各社の知識やノウハウが手に入る
  • それぞれの転職エージェントが持つ「限定非公開求人」を狙える

それぞれの項目について、詳しく解説していきましょう。

複数利用すれば自分に合った転職エージェントが見つかる!

転職サービスを複数利用すると、より自分に合う転職エージェントを見つけることができます。

転職エージェントは転職活動を全面的にサポートしてくれる強い味方。しかし一方で、そのサービスの質や担当キャリアアドバイザーの良し悪しが、転職活動の結果を左右することも。

担当キャリアアドバイザーの対応が的確でなかったり、紹介される求人がキャリアや希望にマッチしなかったりすることも、残念ながらあるのです。

このような場合、1社だけの利用だと「そういうものなのか」「仕方ないのかな」と思い込み、我慢や妥協をしてしまいがちに。

でも転職エージェントを複数利用していれば、サポート内容や担当キャリアアドバイザーを他社と比較し、サービスの質や自分との相性の良し悪しなどがわかります。

それがわかれば「より自分に合った転職エージェントをメインで使う」、「相性が合わない担当キャリアアドバイザーの変更希望を出す」など、状況に応じて適切に対処できるのです。

それだけではありませんよ。

例えば転職エージェント登録者に応募希望者が多数いる場合など、企業側に伝える前に、転職エージェントの選考で落とされることもあるんです。

ええっ?それって企業側に伝わっていれば、採用される可能性もありますよね?
応募の意思を企業に伝えてもらえないなんて、私ちょっと納得できないです。
転職エージェント側にも、企業にすべての応募者を紹介できない事情はあります。だからこそ、選考を通過するには転職エージェントとの相性も重要になってくるんです。
相性のいい転職エージェントと出会うためにも、複数利用するのがいいんですね。
そうです。さらに付け加えると、転職エージェントと企業との相性にも良し悪しがあることも。転職エージェントと企業の相性が悪い場合、それが選考結果に影響する可能性は否定できません。
それで転職が決まらないとしたら、転職エージェントを利用する意味がないですよね。こちらとしては助けてもらいたいんですから。
あなたが信頼できないと思った転職エージェントは、企業側からの信頼も薄いかもしれません。複数の会社を比較して、よりよい転職エージェントを活用しましょう。

悩んだ時にきっと役立つ!転職のプロの「セカンドオピニオン」

転職活動の悩みや選考対策について、転職のプロであるキャリアアドバイザーの意見をより多く聞けるのも、転職エージェント掛け持ちの大きなメリット。

転職エージェントによって、それぞれ独自のノウハウがあります。さらにキャリアアドバイザー個人によっても、持っている経験や知識には差があり、考え方も少なからず異なります。

それぞれ異なる転職エージェントで、タイプの違うキャリアアドバイザーからアドバイスを受けられれば、より多くの情報や選択肢を得ることができるのです。

情報や選択肢が増えると、転職成功の可能性も高くなりそうです!
そうですね。医療の場における「セカンドオピニオン」と同じような効果があります。

転職活動中に悩んだり迷ったりしても、1人だけでなく複数の専門家の意見を取り入れることで、自分に最適な道を見定めやすくなりますよ。

なるほど!いろんな人にアドバイスしてもらえるのは安心です。
ただし場合によっては、キャリアアドバイザーによって意見が違うことも。かえって混乱してしまうこともあるかもしれませんね。

転職エージェント各社の強み、いいとこどり!

大半の転職エージェントは、それぞれに得意分野を持っています。

例えば特定ジャンルの求人案件が豊富だったり、書類添削や面接対策などのサポートが充実していたりと、その強みはさまざま。

転職エージェントの複数利用によって、紹介件数が増えるのはもちろんのこと、必要なノウハウや役立つ知識・情報をより多く得ることができます。

次の記事で、主な転職エージェント・転職サイトを紹介しています。「転職サイトの特徴を徹底比較!自分に合った求人サイトの選び方」自分に合う転職エージェントを数社選んで、転職成功につなげましょう。

他社にはない優良企業の情報も!見逃せない「限定非公開求人」

転職エージェントの最大の魅力と言えるのは、一般に公開されていない「非公開求人※」を紹介してもらえるということ。

非公開求人とは

求人情報誌や転職サイトなど一般には公開されない求人のこと。「独占案件」「独占求人案件」とも呼ばれます。詳しくは「非公開求人とは?企業が求人を非公開にする理由や注意点を解説」をご覧ください。

求人情報における非公開求人の割合は、「リクルートエージェント」では75%以上、「マイナビエージェント」では約80%という驚きの数字が出ています。

さらに大抵の転職エージェントが、非公開求人の中でも自社でしか取り扱いのない「限定求人」を持っています。

つまり利用する転職エージェントの数が多いほど、限定非公開求人の情報をたくさん得られるのです。その中には、あなたの希望にマッチする求人が隠れているかもしれません。

非公開求人って、どうして非公開なんですか?何か理由があるんでしょうか?
非公開にする理由は企業によって違いますが、公開募集にかかるコストや時間を省く狙いもあります。
公開募集より非公開の方が、コストや時間が削減できるってどういうことですか?
例えば人気企業の場合、応募が殺到すると、企業の担当者がその対応に追われることになります。

非公開求人にすることで応募者数がある程度絞れれば、採用担当者の負担も減らせるのです。

つまり非公開求人は、より優秀な人材を、より効率良く確保する手段なんですね!人気企業が含まれるのなら、ますます見逃せません!
非公開求人の中には、極秘で進められている新規事業などもあるんですよ。ただし、逆に公開求人では応募が集まらないような求人案件があることも・・・。

転職活動は情報戦です。より多くの優良な企業情報をゲットしたいものですね。

転職エージェントの複数利用は隠さず正直に伝えるべき

「転職エージェントの掛け持ちを知られると気まずいから、内緒にしておこう」と思っている人はいませんか?

トラブルを防ぐためにも、他の転職エージェントも利用していることは正直に伝えましょう。

掛け持ちを隠していると、選考の日程調整をしたり、複数の転職エージェントから同じ企業を紹介されたりした際に、辞退理由を正直に伝えられないことがあります。

例えば嘘の理由を伝えて求人の紹介を断った場合、その転職エージェントには、事実と異なる辞退理由があなたのデータとして残ります。

それにより、そのあと希望にマッチする求人案件があっても、紹介してもらえないおそれがあるのです。

これは、転職エージェントの併用を隠す最大のデメリットと言えます。

他の転職エージェントを利用しているかどうかは、転職エージェントとの初回面談時に聞かれることが多いです。

聞かれたら正直に答え、聞かれなければ自分から伝えてください。

冒頭にも書いたとおり、転職エージェント業界において、掛け持ちは全く珍しいことではありません。

他の転職エージェントを併用しているからといって、担当のキャリアアドバイザーが態度を変えたり、手を抜いたりするということも、まずありません。

それどころか、競合他社の存在が明らかになることで、キャリアアドバイザーのモチベーションを上げる効果も期待できます。

なぜ、他の転職エージェントとの掛け持ちを伝えることが、担当キャリアアドバイザーのモチベーションを上げることになるんですか?
転職エージェントは、利用者の転職先が自社で決まらなければ、利益になりませんから。
なるほど。ライバルの存在が刺激となるわけですね。
あなたが優秀な人材なら、他の転職エージェントに先を越されまいと、積極的に求人を紹介してくれますし、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。優秀な転職エージェントなら、なおさらです。
えーっと、「優秀な人材なら」なんですか?誰にでも積極的に紹介はしてもらえないんでしょうか?
そうですね・・・。残念ながら、面談時あるいは面談する前に、転職エージェントの方から断られるケースもあるんです。

ですから在職中に、アピールできるような実績や経験を積んでおくことが必要です。

転職エージェントの掛け持ちで失敗しないための注意点

転職エージェントの掛け持ちにはメリットが多いと説明しました。しかし利用の仕方次第でトラブルになったり、転職活動に支障が出てしまったりすることもあります。

転職エージェントを複数利用する際には、次の2つのポイントに注意してください。

  • 他社と同じ求人を紹介されても応募は1社から
  • 3社までに絞ってスケジュールのトラブルを回避

それぞれ詳しく説明します。

同じ求人を紹介されたときの正しい対処法

転職エージェントを掛け持ちして困るのは、複数の転職エージェントから同じ企業を紹介されたとき。異なる転職エージェントから同じ企業を紹介されることは、決して珍しくはありません。

もし複数の転職エージェントから同時に同じ企業を紹介されたら、より信頼できる1つのエージェントに絞って応募を進めましょう。

また、ある転職エージェント経由で不採用になった企業への応募を、他の転職エージェントから紹介されることもあり得ます。

企業側にも、1社だけでなく複数の転職エージェントを利用して、より優秀な人材を確保しようとする狙いがあるからです。

一度不採用になった企業に別の転職エージェントから応募して、採用までこぎつける可能性はゼロとは言いません。

しかし採用される可能性が低いというだけでなく、応募先企業と転職エージェント共にあなたへの印象が悪くなり、信用を失うことになりかねません。

よほど月日が経ち、十分な経験を積んだりスキルアップしたりした訳でなければ、正直に過去に不採用になった旨を伝え、辞退することをおすすめします。

例えば2回目の転職だったらどうでしょう?

最初の転職の時に他の転職エージェント経由で落ちた企業を、2回目の転職で紹介されることもあるかもしれませんよね?その場合も、やっぱり応募してはいけないんでしょうか?

その間に他の企業での職歴が入ることによって、経験やスキルが変化していれば、状況は違ってくるかもしれませんね。
そうですよね。
それでも転職エージェントには、再応募になる旨をきちんと伝えた方がいいですよ。

再応募については「不採用になった会社に再応募できる?もう一度応募できるかの見極め方」の記事でも詳しく説明しています。参考にしてくださいね。

日程調整のトラブル回避!転職エージェントの併用は3社までがベスト

メインで利用する転職エージェントの数は、3社までに絞ることをおすすめします。

転職エージェントを掛け持ちする場合、注意すべきなのがスケジュールの管理。

1社だけの利用なら、企業との日程調整など、転職活動のスケジュール管理を一貫して転職エージェントに任せられるので安心。しかし複数利用ではそうはいきません。

例えば1つの転職エージェントからの選考結果の待機中に、他の転職エージェントから良い案件を紹介されて、「スムーズに転職活動が進められない」といった不都合が生じることも。

併用する転職エージェントの数が多いほど、面談や選考の日程が重ならないよう調整するのは複雑で困難に。就業中で忙しい人には特に、かなりの負担となってしまいます。

複数の転職エージェントを利用するなら、同時進行する応募案件の進行状況を自分でしっかりと把握し、スケジュール管理を行いましょう。

スケジュールを決める際には、よほどの事情がない限り、転職エージェントごとに日にちを分けるのがおすすめ。

複数の予定を同じ日に入れてしまうと、予定が狂うこともあるので混乱のもとです。

また、転職エージェントごとにメールフォルダを分けて整理したり、スマホのスケジュールアプリを活用したりしすれば、スケジュール管理もしやすくなりますよ。

スケジュール管理など転職活動に便利なアプリは、次の記事で紹介しています。

私、スケジュール管理には自信があります!

ただ日程の調整はできても、複数の転職エージェントを利用すると、2つの企業から内定をもらってしまう可能性もありますよね。その場合はどうしたらいいんでしょう

内定を辞退する方の転職エージェントには、「別の転職エージェントで進めていた応募企業に内定をもらい、そっちの企業で進めることにした」と正直に伝えましょう。

転職エージェントの複数利用は転職成功への近道!

転職エージェントの掛け持ちは、決してマナー違反や失礼な行為ではありません。むしろ、複数利用にはメリットがあります。

複数利用のメリットは「比較して自分に合った転職エージェントを利用できる」「複数のアドバイスを受けられる」「得意分野を活かした各社の知識やノウハウが手に入る」「各社の限定非公開求人を狙える」こと。

すべて、転職活動を成功に導くために必要な情報や選択肢を増やすことにつながります。

転職エージェントの複数利用は、転職に非常に有効な手段です。

より良い形で転職活動を進め、納得のいく形で転職先を決めるためにも、転職エージェントは複数利用することをおすすめします。