ブラック企業の見分け方とは?面接と求人情報でわかる特徴を紹介!

ブラック企業の見分け方とは?面接と求人情報でわかる特徴を紹介!

今の職場が辛くても、転職にはなかなか踏み切れないもの。ブラック企業の噂などを聞くと、職探し自体に腰が引けてしまいますよね。

しかしより条件の良い会社を探すには、早い決断こそ肝心!ブラック企業の特徴や見分け方を知っていれば、今すぐにでも職探しをスタートできます。

そもそもブラック企業とは一体どんなものなのでしょう?

これはもともとインターネットで生まれた用語です。従って「ブラック企業とはこういうもの」という明確な定義こそありませんが、知識さえあればどなたにも見分けることは可能です。

そこで転職をお考えのあなたに代わって、ブラック企業の特徴を調べてみました。

正確な知識さえあれば、無闇に怖がる必要はありません。ブラック企業をしっかり見分けて、次はホワイト企業の社員を目指しましょう!

ブラック企業ってなに?あなたの職場もひょっとしてそうかも!?

一旦入社すると、辞めたくても辞めれないのがブラック企業。会社を見る目がなかったばっかりに、その後何年も苦しい思いをするなんて誰だってゴメンですよね。

でもそれにはブラック企業が一体どんなものなのか、よく知っておかねばなりません。現在の会社に見切りをつける際にも、また新たな職場を探す上でも、ブラック企業に関する知識は不可欠です。

ブラック企業には明確な定義がないが必ず見分けがつく!

困ったことに、ブラック企業には明確な定義がないと言われています。

でもはっきりした定義はなくても、こうした企業には必ず共通する特徴が見られます。そしてその特徴がどの程度見つかるかによって、ブラック企業を見分けることは決して不可能ではありません。

しかし現実にはブラック企業の特徴を見逃したり、また漠然と不安を感じながらも入社を決めてしまって失敗する方が後を絶たないのです。

もしも転職先がブラック企業なら、あなたの人生の大きな損失に繋がります。一刻も早く就職したい気持ちは分かりますが、ここはじっくりと見極めるのが得策ですね。

厚生労働省が示すブラック企業の特徴とは?

まずは国の示すブラック企業の特徴を見てみましょう。

厚生労働省は「定義はしない」と明記した上で、以下にブラック企業に見られる3つの特徴あげています。

① 極端な長時間労働やノルマを課すこと
② サービス残業やパワハラなどコンプライアンス意識の低さ
③ こうした状況下で労働者に対して過度の選別を行うこと

確かにこんな職場だったらブラックとしか言いようがありませんね。あなたが今お勤めの会社は大丈夫でしょうか?

でもこの特徴は上手くまとまり過ぎていて、ちょっと具体性に欠けます。

ブラック企業は働く人を使い捨てにする!?

そこで更に詳しく調べていくと、ブラック企業に共通する性質として以下のような記述が見つかりました。

  • 役立つ人材以外の社員を使い捨てにする
  • 仕事とは無関係な研修を強いる
  • セクハラやモラハラの横行
  • 嫌がらせや暴言で自主退職に追い込む
  • 過労死や自殺者が出る
  • 入社3年以内の離職率が高い
  • 30〜40歳代の労働者が少ない
  • 賃金未払いが常態化している
  • 違法な労働を強いる

「これを満たせばブラック」という定義ではないのですが、上記のようなことが数個以上当てはまるようなら、その会社のブラック度は高いと言えるでしょう。

特に「違法な労働を強いる」会社は、1週間に40時間・1日8時間以上働かせたり、また時間外・深夜・休日の割増賃金を出さないことも珍しくありませんが、これらはすべて法律違反にあたります。

ブラック企業を外から見分けることは可能か?

しかし転職前にブラック企業を見分けようと思ったら、この情報でもやっぱり不十分です。

働きだしてから気づくのでは遅いですから、入社前に外側から見分けることのできる、もっと明確なポイントを知りたいですよね。

そこで次に、面接までに必ず役立つブラック企業の見分け方についてご説明したいと思います。

若者を使い捨てるなんて酷い!セクハラやモラハラなどもってのほかですよね!

最近になって問題が表面化しているようですが、こういったブラック企業って、実は昔からあったんじゃないでしょうか?

確かにブラック企業は、一部業界には以前から存在していました。

しかしリーマン・ショック後に買い手側の優位が続いた結果、このように社会問題化するまでに拡大してしまったというのが現状なんですね。実に残念なことです。

ブラック企業は面接までに見分けがつく!?こんな会社にご用心!

誰だってブラック企業なんぞには生涯関わりたくはありません。

でもそうならないためには、自分なりに明確な判断を下せるようになることが必要です。押し切られてズルズル入社してしまい、案の定後悔するようなことだけは避けたいもの。

さて、あなたは果たしてブラック企業の特徴をしっかり見分けることができるでしょうか?

きれいなキャッチコピーがキツイ仕事を隠している!?

【こんな文言の多用にはウラがあるかも?】
夢、実現、成長、感動
努力、根性、やりがい、熱意、やる気
ノルマ無し、アットホーム

求人票や求人情報を見れば、各企業とも様々な言葉で自社をアピールしています。

このような場所にネガティブな言葉は見られないのが普通ですが、だからといって美辞麗句を鵜呑みにはできません。

具体性のない抽象的な理念、壮大な夢、甘い言葉の多用には要注意です!

綺麗な言葉の陰にはキツイ仕事が隠されている可能性があります。特に面接でもやたらと努力や根性を強調するような会社は危ないですよ。

何故ならこうした「体育会系ガンバリ精神」が、入社後は過酷な労働の正当化に使われることも多いからです。

若い人の登用をアピールする会社は使い捨ての危険性あり!?

【こんなアピールには要注意!】
「若手を登用!」
「新人の昇格が早い!」
「年功序列廃止!」

では上記のようなキャッチコピーを見たら、あなたはどう感じますか?ひょっとして自分もこの会社でなら能力を発揮できると思ってしまうのでは?

実はこのような言葉のウラには、特にサポートもないまま難しい仕事を押し付けられ、できないとなると使い捨て・・・こんな図式が隠されている場合が少なくありません。

つい夢を託して飛びついてしまうと、こうした言葉の「ウラ」が見抜けないので気をつけてくださいね。

給料が不自然に高い会社には気をつけて!

転職の条件として最も気になる要素は給料ですよね。もちろん収入が増えるのは大歓迎ですが、不自然に高い場合はむしろ怪しむべきです。

どの職種にも給与相場が決まっており、これを大幅に上回る月収や年収には必ずウラがあると思って間違いありません。

例えば残業代や歩合が上乗せされた金額が大きく表示されていて、但し書きは小さくて目立たないなんてことはザラ。

高い年収に惹かれて入社したものの、現実には期待通りの報酬も得られなければ仕事もキツイといったことは、転職した人たちの間でよく聞かれる話です。

従業員数のわりに求人の多い会社は危ない!

また従業員数に比べてやたらと採用人数が多かったり、年がら年中求人しているような会社もよくありません。

これこそ入った人がすぐ辞めざるを得ない会社=ブラック企業の典型とも言えるからです。

これだけでブラックと決めつけるのは早計かもしれませんが、人が落ち着かない職場には必ず原因があります。離職率の高い職種でもないのにもかかわらず、人の入れ替わりが多い会社にはご用心!

面接で具体的な説明がない企業は要注意!

【こんな面接官には要注意!】
突っ込んだ質問に答えたがらない
話に募集要項との相違がある
そもそも仕事の話をしない

いよいよ面接となると、担当者から仕事に関する具体的な話を聞きたいと思うのが普通ですよね。

しかしブラック企業の担当者は、仕事に関する情報を隠したがる傾向があります。

もしも面接官に上記のような様子が見られたら、それはブラック企業かもしれません。

また即決で内定が出たり、こちらが迷っているのに返事を急がせるというのもよくない兆候です。ブラック企業は常に人不足なので、面接官も焦っているケースが多いんですね。

求人情報を鵜呑みにすると、ブラック企業を見分けられませんね。魅力的なキャッチコピーにそんなウラがあるとは驚きです!

これじゃ何も信じられなくなりそうですが、一体どうすればいいんでしょう?

まあそう慌てないで。これはあくまでもブラック企業の特徴を、求人情報や面接時の対応から拾ったものに過ぎません。

さらに客観的なデータで裏付けをとる方法がありますので、これでブラック企業の見分け方の精度を上げていきましょう。

ブラック企業は数値にも現れる!?客観データは自力でゲットしよう!

繰り返し言いますが、ブラック企業に明確な定義はありません。しかし実はある数値を調べることで、その企業のブラック度を判定することもできるのです。

ここまでお伝えしてきたブラック企業の様々な特徴を数字のデータで裏付ければ、より正確な判断が可能になるはず。

では早速その方法をお教えしましょう。

就職サイトの情報だけではブラック企業を見分けられない

転職の際に絶対に欠かせないのが、客観的なデータ収集です。

各就職サイトには様々な会社の初任給や福利厚生などについてのデータがあがっているので、普段からチェックしている方も多いでしょう。

しかしある重要なデータを調べるには、こういった就職サイトだけでは不十分です。

そこで「就職四季報」が必要になってきます。

「就職四季報」は東洋経済新報社発行の情報誌。そしてそこに掲載されている重要なデータとは、以下2つの数字です。実はこれこそがブラック企業を見分ける鍵なんですね。

  • 3年後離職率
  • 平均勤続年数

離職率の高さや平均勤続年数の低さは使い捨ての証拠!

3年後離職率と平均勤続年数がなぜブラック企業を見分けるのに役立つかというと、これこそが「若者の使い捨て」の証拠に他ならないからです。

入社した人が次々と辞めていく入れ替わりの激しい職場こそ、ブラック企業の大きな特徴です。

先にご説明したブラック企業の特徴を元に、この客観データで裏を取ればまず間違はありません。

ただ離職率や平均勤続年数は職種によっても異なりますから、厚生労働省のサイトにある「職種別離職率」とも併せてチェックしてくださいね。

「就職四季報」は本屋さんなどでお金を出して買う冊子

この「就職四季報」はサイトで閲覧できるものではなく、本屋さんやAmazonなどでお金を出して買う紙の冊子です。

東洋経済新報社は毎年以下3シリーズを発行しており、いずれも2,000円と決して安くはありませんが、信頼できる情報として長年安定した人気を誇っています。

  • 「就職四季報」総合版:定価2,000円(税別)
  • 「就職四季報」女子版:定価2,000円(税別)
  • 「就職四季報」優良・中堅企業版:定価2,000円(税別)

「就職四季報」は毎年1月に次年度版が刊行され、書店に並び始めます。

KindeやKoboなど電子書籍版も手に入りますが、そちらは200円引きの1,800円で売られています。

前年度版や前々年度版なら古書店で数百円程度でも購入できますが、会社が前と全く同じ状況とは限りませんから、やはり最新版を求める方が安心です。

お金をかけたくないなら、図書館を利用するのも良い方法です。分館には前年度分しかないことも多いのですが、大学図書館や中央図書館でなら最新版を閲覧できますよ。

厚労省が公開!「ブラック企業リスト」は役に立つのか?

ところで厚生労働省が「ブラック企業リスト」の公開を始めたことは、ニュースにもなったのでご存知の方は多いでしょう。

今回発表された332社の中には、近年自殺者が出たことでブラック性が話題となった電通など、大手企業名も多数リストアップされています。

このリストは各都道府県の労働局公表を集約したもので、「過労死ゼロを目指す取り組みの一環」として今後は毎月更新されるのだとか。

しかし現場からは「労働局に摘発されるだけ企業としてはまだマトモ」という声も。つまり決して明るみに出ないブラック企業は、これ以外にもまだ数多く存在するということです。

これから転職を考える方は、人に頼らず自分自身でしっかり情報収集し、ブラック企業被害の自衛に努めましょう。

ブラック企業は入ってみるまでわからないなんて怖すぎます。

働く側の自衛こそ大切だと思いますが、具体的にはどうすればいいんでしょう?

やっぱり情報収集が一番ですね。夢や希望を抱くのは良いのですが、現実が見えないようでは困ります。

企業側の出す情報だけを鵜呑みにせず、多方面からリサーチする客観的な視点を持つようにしてください。

ブラック企業の見分け方は決して難しくはありません!

ブラック企業で苦労したという体験談は、決して珍しい話ではなくなってきています。「転職先がブラック企業だった」なんてことだけは避けたいものですが、これは誰にでも起こり得ることなんですね。

そこでおすすめしたいのが、ブラック企業の特徴をチェックして客観データで裏付けを取る方法です。

これでどなたも危ない企業を事前に見分けることができますよ。転職をお考えのあなたは、将来後悔しないよう、しっかり自力で情報収集してくださいね。