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出版社への転職は未経験でも可能?求人のチェックポイントなども伝授

自分で企画を考え、作家とともに1冊の本を作り上げる出版社の仕事。「クリエイティブでやりがいがありそう」、と出版業界への転職を望む人も多いのではないでしょうか。

しかし、他の業界に比べると求人数も少なく、転職は狭き門というイメージ。

未経験者でも転職は可能なのか、「仕事は辛い?」「適性は?」など、気になることはたくさんありますが、情報が得にくいのも悩みの種です。

この記事では、出版社への転職を考えている人に、求人のチェックポイントや履歴書でのアピール方法など、役立つ情報をお届けします。

憧れる人も多い出版社業界、未経験者でも転職は可能なの?

まず気になることは、「業界未経験者でも出版社への転職は可能か」ということですよね。

結論から言うと、大手や中堅出版社の正社員の中途採用は原則「経験者の募集」で、未経験者が採用されることはほとんどありません。

新卒で採用されなければ、編集者への道はないということですか?
いいえ。未経験者でも編集者になる道はあります。

それは編集プロダクションのアルバイトから始めることです。

編集プロダクションでの仕事はハードなため、人の出入りが激しく比較的求人が多く出ています。

もし編集者になりたいという熱意があるなら、忙しく薄給ですが、下積みのつもりで編集プロダクションのアルバイトから始めるといいでしょう。

仕事ぶりが認められれば、正社員に登用されたり、他の出版社や編集プロダクションから声がかかる可能性もあります。

出版社でも、営業や事務などは未経験者の採用も多いです。

「編集」という職種にこだわらないのであれば、違う職種で出版社に入るという方法もありますよ。

出版社の求人で押さえておくべきチェックポイントとは

では、実際に出版社の求人を見る場合、どのポイントに注目して応募先を決めればよいのでしょうか。チェックすべきポイントをまとめてみました。

出版社の求人でチェックするポイント
  • 担当する媒体や具体的な仕事内容
  • 福利厚生や賞与の有無、休日日数
  • 給与が自分の希望に見合っているか
  • 応募資格の条件に合っているか
チェックポイントがたくさんあるんですね。

中でも一番大切なのはどれですか?

やはり仕事内容ですね。

「どの媒体でどのような仕事をするのか」が具体的に記載されている求人に応募することをおすすめします。

また、福利厚生などを確認しておくことも大切です。

正社員の場合は福利厚生が完備されていることがほとんどですが、契約社員やアルバイトの場合は福利厚生が整っていなかったり、賞与がない場合もあります。

プライベートの時間を重要視する人は、年間休日日数やその他の休暇、産休や育休についての記載も見ておきましょう。

月の残業時間がどのくらいか、採用情報に記載されている企業もあります。

応募資格には、どんな条件が求められることが多いんでしょうか。
「大卒」だけのところもあれば、実務経験の年数、英検の級やTOEICの点数、使えるパソコンのソフトなど、細かく記載されている場合もあります。

条件に合わなければ応募しても落とされてしまいます。事前にしっかり確認しておいてください。

出版社への転職、編集者に向いている人・いない人とは

編集者に求められる適性とはどんなものでしょうか。求められる能力はズバリ次の4つです。

編集者に求められるスキル
  • 発想力
  • 情報収集能力
  • 調整能力
  • コミュニケーション能力

「発想力」と「情報収集力」は、本の企画に関わる能力です。

出版社は本が売れないと利益が得られないため、「売れる本」のアイディアを出すことが重要です。

そのためには、世の中の風潮や流行を敏感に察知するアンテナと、情報収集能力が必要。

そして、得た情報を「どうアレンジすれば売れる本に仕上げられるか」という発想力も大切です。普段から少し人とは違った視点で物事を見ている人の方が、編集者には向いていると言えるでしょう。

一方、仕事を進める上で必要なのが、調整能力とコミュニケーション能力。

編集者はライターやカメラマン、デザイナーや校閲者など、さまざまな人の仕事を取りまとめます。コミュニケーションが円滑にできてこそ、良い仕事ができるのです。

さらに、どの人にどのように仕事を振るのが効率的かなど、人間関係だけでなくスケジュールの調整能力も不可欠。

逆に、編集者に向いていないのは、どんな人なのでしょうか?
やはり人とのコミュニケーションが苦手な人でしょうね。

あと編集者は地味な裏方仕事も多いので、忍耐力のない人も不向きです。

出版業界、入社してから気付きがちなデメリットとは

出版界はとても人気のある業界ですが、仕事をし始めてから「想像と違った・・・」とデメリットに気付き、後悔してしまう人もいます。実情を知った上で応募するのがおすすめです。

出版社で働くデメリット
  • 勤務時間が不規則
  • 地味な裏方作業が多い
  • 出版業界の先行きが不透明

それぞれ見ていきましょう。

編集は勤務時間が不規則で、プライベートの時間があまり持てない

出版社の仕事、特に編集は、勤務時間が不規則なのが一般的です。

締切前は家に帰れないこともありますし、休日にも仕事が入ったり、家に帰っても読まなければいけない原稿があるなど、仕事とプライベートの線引きが難しい仕事。

出版社の仕事が不規則なのはある程度知られていることですよね。

それを覚悟の上で入った人でも、身体が持たなかったり、精神的に辛くなったりして辞めてしまうこともあるんです。

プライベートな時間を大切にしたり、ライフワークバランスを重視する人にとっては、特にストレスとなりやすい環境と言えます。

出版界には華やかなイメージがあるが、実は意外に地味な裏方仕事も多い

編集者と言うと、「作家やアーティストと仕事ができる」「華やかな表舞台に立てる」といったイメージがあるかもしれません。

しかし編集者の仕事は意外に地味で、細かい裏方作業も多いのです。

本づくりに携わる人たちのスケジュール調整や予算の管理、テープ起こしや原稿のチェック、修正も編集者が行います。時には原稿を待つためだけに、会社で長時間待機しなければいけないことも。

そうした、コツコツ粘り強く仕事ができることが編集者には必要です。

編集者の仕事にキラキラした理想を思い描いていると、現実とのギャップに幻滅してしまうかもしれませんね。

出版業界の先行きは、決して明るいものではない

憧れる人も多い出版業界ですが、華やかなイメージとは裏腹に、実態は縮小の一途をたどっています。

出版取次大手の日販が編集した「出版物販売額の実態 2018年版」によると、出版社数は2001年から2017年までの間に4,424社から3,182社と1,242社も減少。

総売上高においては、3.27兆円から1.62兆円と17年間で半分近くも減少しています。

あの、「出版取次」って何ですか?
出版社と書店との間の流通業者のことです。出版界の商社といったところでしょうか。
これって、せっかく苦労して出版社に入っても、会社が潰れてしまうかもしれないってことですか?

それだと将来が不安になってしまいます。

そうですね・・・。しかし出版不況の今だからこそ、有能な人材が求められているんです。

不況を吹き飛ばすようなベストセラーの企画が出せれば、引く手あまたになることは間違いありません。

確かに。頑張れば突破口が開ける可能性があるってことですよね。
熱意のある人はぜひ出版業界にチャレンジしてほしいです。

志望動機など、履歴書を書く上で気を付けるべきポイントは?

出版社への転職を狙うなら、履歴書を書く段階から理解しておきたいことがあります。

それは、ただ「本が好き」「編集がやりたい」と漠然と書くだけでは、相手に何も響かないということ。

出版社のような人気の業界では競争相手も多いので、その会社でやりたいことや貢献できる能力を、できるだけ具体的にアピールすることが大切です。

まずは志望する会社が手がける媒体を熟知しておきましょう。どんな出版物を作っているのか、どんな理念を持っている会社なのか。

その中で自分がどのような書籍や記事を作りたいのか、できるだけ詳しく書いてください。はっきりとしたプランがあるなら、履歴書とは別に企画書を用意して面接時に持参するのがおすすめです。

また、職務経歴書には前職で関わった媒体や仕事内容を詳しく記し、前職での経験やスキルが次の媒体でどう活かせるか、会社にどのように貢献できるかを具体的に書くようにしましょう。

人事担当者に「あなたを入社させることでどのようなメリットがあるのか」をはっきり思い描いてもらえれば、採用の可能性が高くなります。

編集は未経験なのですが、どうアピールしたらいいでしょうか?
編集の仕事には企画力やライティング能力、ディレクション能力が必要です。

分野が違っても、前職で何かを企画したり、物を書くことやディレクションに携わっていたりすれば、それをアピールしましょう。

企画やディレクション経験もない場合はどうすればよいでしょうか?
編集は、タイトなスケジュールで複数の案件を並行して進めることも多い仕事です。

計画的にスケジュールを管理したり、チーム内で各メンバーの仕事の調整をしたりした経験があれば、それもアピールポイントになりますよ。

編集の仕事に必要な能力・資質と自分との共通項を探してみましょう。

編集者の仕事内容については「編集者の仕事内容を、主な業務の流れや働き方から詳しく紹介します」の記事で、気になる年収については「編集者の年収はどのぐらい?求人情報から見る相場・似た職種との比較」の記事で解説しています。

編集者からの転職先などについての記事「編集者の転職、出版社以外にどんな業界・職種が?転職ポイントも解説」も参考にしてください。

業界未経験でも転職は可能!アピールポイントをしっかり分析しよう

出版業界というと未経験からの転職は難しそうなイメージです。しかし編集プロダクションなら求人も多く、異業種からの転職も可能です。

ただし未経験で出版業界に転職するには、自分のスキルが編集の仕事でどのように活かせるのかを採用担当者に説明することが不可欠。

また、転職してどのような企画を手がけたいのか、できるだけ具体的なビジョンも持っておくようにしましょう。

ただ、編集プロダクションの仕事は激務でもあります。プライベートな時間はなかなか持てないと腹をくくっておくのがおすすめ。

経験を積んでスキルを身に付ければ、独立や大きな会社からのヘッドハンティングなど、未来が明るく開ける可能性もあります。

出版業界は決して未経験者に閉ざされた世界ではありません。上手くアピールして転職を成功させてください。

 

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