ツアーコンダクターになる前に知っておきたい仕事や給料、転職のこと

ツアーコンダクター(旅行添乗員)は、いろいろな場所に行けて人を楽しませることもできる、魅力的な仕事です。

ツアーコンダクターに興味がある人は多くても、どのくらい稼げるのか、どんな資格が必要なのか、英語が話せないとダメなのか、など、気になることもたくさんありますよね。

ツアーコンダクターには、未経験からでも挑戦できます。

しかし、その仕事は精神的にも身体的にも楽ではありません。また、誰にでも向いている訳ではないのです。

この仕事では、ツアーコンダクターへの転職を考えている人のために、仕事内容や必要な資格、給料や転職事情まで解説します。

添乗員向け派遣会社とその特徴なども紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

ツアーコンダクターの仕事内容について

ツアーコンダクターは、ツアーに添乗員として参加するだけではありません。安全で快適な旅行にするためには、事前準備が不可欠ですし、ツアー中は常にあらゆることに気を配ります。

ツアーコンダクターの主な仕事内容を追っていきましょう。

ツアーコンダクターの主な仕事内容

ツアーコンダクターの仕事は旅行出発前から始まります。

ツアーの事前準備
  • 旅行先の情報収集
  • ツアー客リストの確認
  • 航空券などの発券、確認
  • 宿泊先と食事やスケジュールを確認
  • 立ち寄り店(食事、土産店)の確認
  • 観光地の滞在時間のチェック

海外への団体旅行では、前日までに参加者一人ひとりの自宅にあいさつの電話を入れ、質問や心配事項などを聞いたりもします。

旅行行程中に行う仕事
  • ツアー参加者と名簿の照らし合わせ
  • 注意事項などの説明
  • スケジュールの随時確認
  • 集合場所・時間の周知、人数確認
  • 訪問する施設などへの連絡
  • ホテルのチェックイン/アウト
  • トラブルが起きていないかの確認
  • トラブル時の対応

旅行中は早朝から深夜まで休みなく動き回ります。トラブルなど突発的な変更にも臨機応変に対応しなければなりません。

ツアー終了後に行う仕事
  • 必要経費の精算
  • 作業報告書の作成、提出

精算や報告が完了すればツアーコンダクターの仕事は終了です。

終わりがしっかり決まっているので、気持ちの切り替えをしやすい仕事とも言えますね。

日帰りか宿泊か、行き先は国内か海外か、などによって仕事内容は異なります。

海外旅行では出入国手続きなどもあるため、事前に確認すべき事項もたくさんあるのです。

ツアーコンダクターのやりがいとメリット・デメリット

どの仕事にも「この仕事をやっていてよかった」と思うことがありますよね。

ツアーコンダクターにはどんなやりがいやメリット・デメリットがあるのかも知っておきましょう。

デメリットもしっかりチェックしておかないと「こんなはずじゃなかった」と転職を後悔しかねません。

ツアーコンダクターの主なやりがい
・参加者の感動の瞬間、喜びの表情などを目のあたりにできる
・参加者からの感謝やねぎらいの声が聞ける
ツアーコンダクターの主なメリット
・いろんな観光地に無料で行ける
・免税店での買い物で割引がきく
ツアーコンダクターの主なデメリット
・長時間労働による体力的負担
・クレームによる精神的ストレス

ツアーコンダクターのやりがいは、何といっても「旅行」という非日常の中で人を喜ばせる手伝いができること。

自分もタダでいろんな場所に行ける、免税店などで割引してもらえるといったメリットもあります。

デメリットは、長時間労働で体力的にも厳しいこと、苦情などによる精神的なストレスもつきまとうこと、などです。

もっと詳しい内容は「ツアーコンダクターの仕事内容とは?メリットやデメリットも解説」の記事をご覧ください。

ツアーコンダクターの資格2種

主任添乗員としてツアーに同行するには、「旅程管理主任者」の資格が必要です。

主任添乗員って何ですか?
メインの添乗員として、ツアーに同行することです。

2人以上の添乗員が同行するツアーで、別の添乗員がメインとして旅程管理主任者の資格を持っていれば、サブとして同行する自分は資格がなくても問題ありません。

ツアーコンダクターとして活躍する人の多くが、添乗員派遣会社に登録している派遣社員。派遣会社で経験を積み、必要な資格を取ることができます。

必要な資格には、国内のみで添乗できる「国内旅程管理主任者」と、国内外を問わず添乗できる「総合旅程管理主任者」の2つがあります。

国内のみの添乗ができる「国内旅程管理主任者」

国内旅行に同行するツアーコンダクターに必要なのが「国内旅程管理主任者」の資格です。

この資格を取るには、まず国内旅程管理研修を受講して、修了テストに合格しなくてはなりません。

研修は、政府が指定した旅行会社や添乗員派遣会社などで行われています。研修で習得する内容は同じでも、日程や受講料などは各社で異なります。

また、テストに合格しただけで終わりではありません。研修の前後に実務経験を積む必要もあります。

実務経験とは、研修終了日の前後1年以内に1回以上の添乗、もしくは研修終了日から3年以内に2回以上の添乗経験をすること。

それをクリアして初めて、国内旅程管理主任者の資格が取得できます。

国内・海外両方の添乗ができる「総合旅程管理主任者」

「総合旅程管理主任者」の資格を持っていれば、国内・海外どちらのツアーにも添乗できます。

こちらも国内旅程管理主任者と同じように旅程管理研修を受けます。海外の科目が増える分、研修に必要な時間も多くなります。

研修の修了テストに合格し実務経験を積めば、晴れて資格取得です。

ツアーコンダクターに必要な資格を紹介、役立つ資格や適性チェックも」も読んでみてください。

ツアーコンダクターの給料事情

ツアーコンダクターのほとんどは、旅行会社の社員ではなく、派遣会社に登録しています。

派遣なので給料は時給制がほとんど。添乗するツアーごとに契約するため、繁忙期は収入も多くなりますが、閑散期は給料も減りがち。収入は不安定です。

繁閑問わず、ツアーコンダクターとしての力量や経験、参加者からの評価などによって仕事量が変わってきます。

ツアーコンダクターの賃金・各種手当

ツアーコンダクターの賃金はどれくらいなのでしょうか。

業界団体「(一社)日本添乗サービス」の公式サイトによると、添乗員の賃金や各種手当・保険などは次のようになっています。

1ツアーあたりの添乗員賃金
添乗賃金
  • 国内旅行に添乗 7,000~12,000円/1日あたり
  • 海外旅行に添乗 8,000~25,000円/1日あたり
添乗付加手当
  • 事前打合業務手当
  • 清算業務手当
  • 添乗前日の前泊・後泊手当 など

「添乗付加手当」は、仕事を依頼してきた旅行会社の契約で決まるもの。種類も各社さまざまですが、1手当あたり1,000円~3,000円が相場です。

社会保険については、派遣のツアーコンダクターの場合、労働日数が社会保険の加入条件を満たさない人も多くいます。

その場合は自分で国民健康保険や国民年金に加入しなくてはいけません。

主な添乗員派遣会社の給料例などについては「ツアーコンダクターの給料ってどれくらい?給与アップの方法も紹介」をお読みください。

ツアーコンダクターの給料を上げる方法

ツアーコンダクターは時給や日給で働く派遣社員が多く、その単価や添乗日数によって収入の高低はさまざまです。

給料を上げるには、時給や日給の単価を上げてもらうか、添乗日数を増やすのが近道。そのためには次のようなことをしましょう。

  • 英語や中国語など、語学力を磨く
  • 自分を売り込んで仕事を増やす
  • 参加者からの評価を上げる努力をする

語学ができるツアーコンダクターの方が、会社も仕事を任せやすいです。海外旅行だけでなく、外国人観光客向けのツアーを担当するなど、仕事の幅も広がります。

TOEICや観光英語検定、中国語検定や韓国語検定など、客観的にスキルを証明できる資格を取るのもおすすめです。

また、派遣会社に登録してただ待っているのではなく、ツアーコンダクターとして使ってもらえるよう自分を売り込み、添乗回数を増やすのも効果的。添乗日数を増やせば客観的な評価も上がりますし、スキルも伸ばせます。

ツアーコンダクターにとって、参加者からの評価も重要なポイント。苦情が出ないようにするのはもちろん、どうしたらより楽しんでもらえるかを常に考えて添乗業務にあたりましょう。

未経験からツアーコンダクターに転職するために必要なこと

ツアーコンダクターには、未経験からでも挑戦可能。

上で説明したように、ひとり立ちしてメインのツアーコンダクターとして添乗業務をするには資格が必要ですが、付き添いのツアーコンダクターなら、資格がなくても働けます。

そのため、まずは添乗員の派遣会社に登録して、そこで添乗経験を積んだり必要な研修を受けたりしてツアーコンダクターとしてのデビューを果たす人が多いのです。

転職で気になる年齢の問題についても、ツアーコンダクターの場合、一般的な事務などの仕事に比べ「若者が有利」というわけではありません。

ツアーの中には、高額なツアーや比較的年齢層の高い人向けのツアーもあります。そのため、コミュニケーションスキルや社会人経験などがあれば、30代や40代からでも活躍の場は多く、挑戦する価値は大いにあるのです。

未経験でツアーコンダクターになるのに有利なスキル

「未経験者OK」という求人が多いとは言え、ツアーコンダクターの仕事は誰にでも向いているわけではありません。そのため、持っていると優遇される資格やスキルもあります。

求人情報では、歓迎される条件として次のような項目が記載されていることが多いです。

  • 接客業の経験がある人
  • Word、Excelなどの基本的なPC操作ができる人
  • 英語、中国語、韓国語などの語学スキルを活かしたい人
どれもない場合はツアーコンダクターになれませんか?
いえ、そんなことはありませんよ。

「旅行が好き」「人をもてなすのが好き」という人は、ツアーコンダクターの資質があります。その資質を、経験や体験を交えてアピールしましょう。

国内旅行のみの添乗であれば、語学スキルがなくても仕事はできます。

ツアーコンダクターに特化した派遣会社を選ぶポイント

ツアーコンダクターになるには、添乗員の派遣会社に登録するのが近道です。

添乗員派遣会社はいくつかあり、給料や福利厚生などの待遇、研修制度の充実度などは会社によってさまざま。

自分に合った派遣会社を選ぶために、求人情報や各社の公式ホームページで次のようなところをチェックしてください。

  • 研修:種類や内容、自己負担額の有無など
  • 給料:給料の目安、手当の種類・金額など
  • 福利厚生:会社で加入する保険の種類など
  • 仕事の傾向:行き先やツアーの種類など
  • 地域:営業所のある地域、発着地

収入が不安定な仕事です。労働条件などはしっかり確認しておきましょう。

ツアーコンダクターについての説明会を行っている添乗員派遣会社も多いです。参加して話を聞いてみることをおすすめします。

ツアーコンダクターへの転職は未経験でも可!その理由や転職ポイント」では、主な添乗員派遣会社も紹介しています。

ツアーコンダクターは未経験者でも働ける仕事

ツアーコンダクターとしてひとり立ちするには資格が必要ですが、未経験者でも働けます。転職で別の仕事からでも挑戦しやすい仕事です。

ツアーコンダクターになりたいなら、まずは旅行業に特化した添乗員の派遣会社に登録しましょう。研修や実務をこなしながら、資格取得ができますよ。

「旅行が好きで、人を楽しませるのが好き」という人なら、ツアーコンダクターに向いていると言えます。

応募書類や面接では、旅行好きなことやツアーコンダクターの仕事への熱意、適性などを、エピソードなどを交えてアピールしましょう。

ただしツアーコンダクターの仕事は高収入とは言い難く、クレームや長時間労働などの苦労もあるということは知っておいてください。

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