保育士の転職成功ポイント5つを解説!辞める前に考えるべきこととは
「転職したい」「今の職場を辞めたい」と悩んでいませんか?
まずは転職したい理由はなにか、今の職場に問題がある場合は解決できないかを考えましょう。
今の職場で解決できないことであれば、転職を検討してください。保育士の転職方法は、主に6つあります。
転職方法 | 概要 |
---|---|
転職エージェント | 担当者がついて転職をサポート |
転職サイト(求人サイト) | 自分で求人を探して応募するサイト |
保育士・保育所支援センター | 地方自治体が実施する転職支援サービス |
ハローワーク | 厚生労働省が管轄する職業紹介所 |
知人の紹介 | 知人の紹介を受けて入職 |
保育園に問い合わせ | 働きたい保育園に直接問い合わせ |
当記事ではさらに、転職を成功させるための5つのポイントを解説します。転職したい人、転職しようか悩んでいるは、ぜひ参考にしてくださいね。
保育園を辞める前に今の職場で問題を解決できないか考えよう
まずは転職する前に、どうして今の職場を辞めたいのか考えてみましょう。
今の職場に悩みがある、転職するか悩んでいるという人は、次の点を確認しましょう。
- 今の職場を辞めたい理由は何か?
- 今の職場で問題を解決できないか?
「転職したい」「今の職場を辞めたい」と思ったのは、どんな理由でしょうか。理由をはっきりさせないと、転職しても同じ悩みを抱えてしまうかもしれません。
悩みの原因、理由を知って、解決方法を考えましょう。
解決しないようであれば、転職するのもひとつの手です。次の章では、保育士の転職方法を紹介します。
「仕事を辞めたい」と悩んでいる人は、次の記事を読んでみましょう。
「仕事が辛い」という人には、次の記事もおすすめです。
保育士の主な転職方法を紹介!おすすめは転職エージェント
保育士には、主に次のような転職方法があります。
転職方法 | 概要 |
---|---|
転職エージェント | 担当者(※1)がついて転職をサポート |
転職サイト(求人サイト) | 自分で求人を探して応募するサイト |
保育士・保育所支援センター | 地方自治体が実施する転職支援サービス(※2) |
ハローワーク | 厚生労働省が管轄する職業紹介所 |
知人の紹介 | 知人の紹介を受けて入職 |
保育園に問い合わせ | 働きたい保育園に直接問い合わせ |
※2:各地方自治体が運営、名称は異なる場合も
おすすめは、転職の情報が集まる「転職エージェント」「転職サイト」「保育士・保育所支援センター」の利用です。
転職エージェントは、施設の内部情報を知れるのがメリット。転職サイトや施設のホームページでは公開されない「非公開求人」も扱っています。
また転職エージェントは転職者と園の橋渡し役。園には聞きづらいことも、キャリアアドバイザーになら質問しやすいです。特に聞いておきたいのは、次のポイント。
- 職員の平均勤務年数
- 退職者の有無と退職理由
平均勤務年数が短い、退職者が多いという施設には、注意しましょう。
転職エージェントと転職サイトの違いについて詳しくは、次の記事をご覧ください。
保育士向けの転職エージェント・サイトについては、(★リンク予定「保育士 転職サイト」)で紹介しています。
「保育士・保育所支援センター」は、転職エージェントと似たようなサービスです。転職エージェントとの違いは、地方自治体が運営していること。
検索例
「東京 保育士・保育所支援センター」
また転職エージェントは、各社とも特徴が異なるので2~3つ併用するのがおすすめです。併用のメリットは次の記事で解説しています。
保育士が転職に成功するための5つのポイントを解説!
この章では、転職に成功するためのポイントを解説します。
それぞれのポイントについて、見ていきましょう。
【転職成功のポイント1】自己分析をしよう!考えておきたい12の項目
転職したいと思った理由は、なんでしょうか。「キャリアアップのため」「人間関係がよくない」など、それぞれ理由がありますよね。
自己分析では転職したい理由に加えて、次の項目を考えましょう。
ノートやスマホのメモ帳などに書き出してみてください。
- 今までの経験で学んだことは?
- どんな保育をしたい?
- どんな働き方をしたい?
- 得意なことはなに?
- 不得意なことはなに?
- やりたいことはある?
- やりたくないことはある?
- 自分の長所はなに?
- 自分の短所はなに?
- 今どんな悩みがある?
- 転職先に求める条件は?
- ぜったいに譲れない条件は?
ほかにも思いついたことがあれば、どんどん書き出しましょう。進めていくうちに転職先に望む条件や、自分の考えがはっきりしてきますよ。
自己分析については、次の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
【転職成功のポイント2】保育規模・保育目標・理念が合う施設を選ぶ
転職するときは自分の適性、目指す保育にあった園を選びましょう。
確認したいのは、次のポイントです。
- 園の規模は小規模か大規模か
- 保育目標・理念・方針に共感できるか
一人ひとりと向き合って保育したい人には、小規模保育が向いています。
「0~5歳まで幅広い子どもの保育をしたい」「いろいろな先生がいる園で経験を積みたい」という人には、大規模な保育園が向いているでしょう。
保育施設には、次のような種類があります。
保育施設 | 概要 |
---|---|
保育所 【0~5歳】 |
・認可保育所と認可外保育所がある ・認可保育所の方が給与は高い傾向 |
認定こども園 【0~5歳】 |
・幼稚園と保育所の特徴を持つ施設 ・幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型がある |
地域型保育 【0~2歳】 |
・保育所よりも少人数で保育 ・小規模保育、事業所内保育、家庭的保育、居宅訪問型保育がある |
幼稚園 【3~5歳】 |
・3歳~小学校入学前の子どもが通う ・幼稚園教諭免許が必要 |
地域型保育は比較的、新しい保育のかたちです。なかでも事業所内保育※は人気がある職場のひとつ。
従業員などの子どもを預かるために、企業や病院に設置される保育施設のこと。「事業所内保育」や「企業内保育所」と呼ばれることもあります。
また施設の保育目標・理念・方針に共感できるか、という点も重要です。
いくら条件のいい保育園でも、目標や理念に共感できないと後々転職を後悔することも。
【転職成功のポイント3】給与・休日・手当などを確認しよう!
転職する際は、求人の詳細や求人票から、次の点を確認しましょう。
- 基本支給額(基本給+手当等の計)
- 雇用形態
- 賞与
- 交通費
- 社会保険
- 別途徴収金(給食費・互助会など)
- 有給休暇
- 休日
- 福利厚生
- 園児定員数
- 非正規の場合は契約更新の有無
保育園によっては手当を年に1回、まとめて支給するところもあります。賞与と混同しないように気をつけてくださいね。
保育園によって異なりますが、主な手当には次のようなものがあります。
特殊業務手当 | 行事など通常業務以外につく手当 |
---|---|
賞与 | 初年度に注目、但し書きをよく確認 |
通勤手当 | 車通勤の場合は可否と駐車場代を確認 |
住宅手当 | 家賃補助などを確認 |
管理職手当 | 役職がつく場合は確認 |
転職する際は、どんな手当を用意しているかも確認してくださいね。
【転職成功のポイント4】保育園は必ず見学しよう!チェック項目紹介
転職するときは、必ず保育園を見学してください。
見学は実際に職場を見て、採用担当者や職員に質問ができる貴重な機会です。見学の際は、次のポイントをチェックしましょう。
ポイント | 詳しい内容 |
---|---|
施設の雰囲気 | ・園児とどんな接し方をしているか ・職員同士の雰囲気はいいか ・園長の人柄に信頼感を持てるか ・施設は清潔で整理整頓されているか ・園児は生き生きと過ごしているか ・保育士1人が担当する園児の人数 |
教育制度 | ・中途採用の教育はどうしているか ・ブランクがある場合の教育制度は整っているか |
勤務時間 | ・残業はあるか、あるならどの程度か ・持ち帰りの仕事はあるか ・日誌などの事務作業はいつ行うか |
職場までの距離 | ・通勤時間はどれくらいかかるか ・通勤手段に不便はないか |
見学してみると、良くも悪くもイメージが違うことがあります。気になる保育園があれば、どんどん見学に行ってみましょう。
気になることを質問できるのは、転職支援サービスを利用する大きなメリットです。
【転職成功のポイント5】転職活動は在職中にするのがおすすめ!
転職活動は在職中にするのがおすすめです。次のようなメリットがあります。
- 金銭面の不安が少ない
- ブランクの不安がない
退職すると収入が途絶えてしまうので、金銭面にストレスを感じてしまうことも。また保育の現場から離れることで、ブランクへの不安も募ってしまいます。
焦って転職活動をすると、不本意な転職をしてしまうかもしれません。
しかし在職中であれば、このような不安を抱かずに転職活動ができるのです。
また転職エージェントを利用するという手もあります。キャリアアドバイザーが園とのやり取りや面接の日程調整、条件交渉などを代行するので、忙しい人でも転職活動をしやすいです。
転職の際は必ず保育園を見学しよう!納得できるかが転職成功の鍵
ただ転職する前に、まずはどうして転職したいのか、今の職場に問題がある場合は解決できないか、を考えてください。
転職して叶えたいことがある、問題は解決しそうにない、という場合は転職活動を始めましょう。
転職を成功させるには、まずは自己分析。どんな保育がしたいのか、求める条件は何か、を明確にします。目標や理念に共感できるか、働き方や給与など雇用面もしっかり確認してくださいね。
気になる保育園が見つかったら、ぜひ見学に行きましょう。
実際の職場を見て、採用担当者に質問できるので、施設をよく知ることができます。
自分の目でしっかり見て、ここで働きたいと思えるかが、最も大切な転職成功の鍵です。
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