美容部員への転職の秘訣、後悔しない求人選びや面接のポイントは?
美容部員への転職ってどんなイメージを抱きますか?「専門的な仕事だから未経験だと難しそう」「若いスタッフが多そうで、30代や40代だと採用されにくい」。このように考える人は少なくないはずです。
それに、たくさんのブランド・メーカーの中からどうやって求人を探せば良いのか?美容部員に応募する際、志望動機や自己PRをどう伝えるべきか?も悩むポイントですよね。
この記事では、美容部員の転職について詳しく紹介していきます。未経験や年齢が気になっている人も大丈夫。
自分を生かせるブランドの見つけ方や、志望動機・自己PRのポイントなどをお伝えしていきます。
なかなか知る機会のない美容部員の仕事内容や向き不向きなどもまとめているので、転職を考えるときの参考にしてください。
美容部員の仕事のメリット・デメリット|大変だけどやりがいもある!
美容部員はコスメ好きの人にはぴったりの仕事ですが、良い部分も大変な部分もあります。美容部員のメリット・デメリットを洗い出してみました。
- 好きなものに囲まれて仕事ができる
- お客様を綺麗にすることでお客様の喜ぶ顔が見られる
- 自分自身も綺麗になれる
- 頑張りが数字になって見えやすい(売上やリピート率など)
- メーカーや百貨店の社割が使えるのでお得に買い物できる
- 産休や育休があり、結婚しても続けやすい
美容部員の一番のやりがいは、お客様の喜ぶ顔を見られることですね。
コスメや美容に触れることが多いので、仕事をしながら自分自身も綺麗になれるのも魅力の1つ。社割もあるので、出費がかさむスキンケア製品もお得に買えるんですよ。
- 肌荒れしてしまう人もいる
- ノルマなどのプレッシャー
- 接客のストレス
- 人間関係のトラブルが起こりやすい
- 混雑時は残業が多くなり、仕事終わりの予定が入れづらい
- 若い頃よりシミが目立つようになった
- 肌がくすんで見える
- まぶたにハリがなくなり、アイラインが上手く引けない
- 美意識が高い
- 販売意欲や競争心が強く負けず嫌い
- コミュニケーション能力が高い
- 女性同士の人間関係が苦手
- イライラが正直に顔に出やすい(接客中に出てしまう)
- 販売ではなく純粋にメイクアップの仕事がしたい人
- 自分の「強み」を売り込む
- 自分の「メリット」を伝える
- 具体的なエピソードで説得力を
- 売上を上げること
- お客様を増やすこと
- 未経験で入った場合、知識や技術面でついていけない
- 人間関係の悩み
- 仕事内容がハード
- SABON
- ロクシタン
- べキュアハニー
- DODA 第二新卒歓迎!働きながら業界トップレベルの技術を学ぶモノづくりエンジニア募集
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美容部員はシフト制なので生活リズムが不規則。さらに色々な商品を試さなければいけないので、肌荒れしてしまうこともあります。
ノルマのプレッシャーや気難しいお客様の対応など、販売・接客業ならではのストレスはつきものです。またほぼ女性だけの職場なので、人間関係のトラブルも起こりやすかったりします。
遅くまで残った分、別の日に遅く出勤して、残業した分を実務時間から減らす仕組みですね。
美容部員の転職、未経験や30~40代でもチャレンジできる?
美容部員に憧れているけど、未経験だったり年齢が高めだったりして、「採用されるかが不安」という人は少なくないはずです。
しかし美容部員の求人には、「未経験歓迎」と記載されているブランドもたくさんありますし、30代以上の人を求めるブランドもあります。
経験や年齢に不安のある人は、次のような強みを活かして転職活動をするのがポイントです。
美容部員を目指す未経験の人|ブランドに染まりやすいのが魅力
美容学校出身だったり他のブランドでの経験があったりすると、知らないうちに「メイクややり方の癖」が付いてしまうものです。しかし、メーカー・ブランドにはそれぞれオリジナルの美容法や哲学が存在しています。
経験者の場合、今までの知識を捨てて新しいやり方に慣れるのは意外と大変。
未経験なら教わったことを吸収しやすく定着も早いので、ブランドのカラーに染まりやすいはずです。
美容部員を目指す30代・40代の人|同年代のお客様に合った接客ができる
若い女性が多いイメージのある美容部員ですが、30代、40代の人も十分活躍できます。
というのも、スキンケアやメイクは女性が一生するもの。年齢が上がれば、肌悩みやメイクの悩みも変わってきます。
こういった加齢による悩みに共感し、的確なアドバイスができるのは30代、40代なのです。
美容部員におすすめの資格については「美容部員に有利な資格とは?転職にも実務にも役立つおすすめ資格5選」の記事を読んでみてください。
自分の適性をチェック!美容部員に向いている人・いない人
コスメや美容がいくら好きでも、それは自分がお客様の立場だった場合です。
美容部員になり、仕事として美容に携わると「なんか思ってたのと違う」というギャップも出てきます。
好きかどうかだけではなく、自分が美容部員に向いているどうか考えてみましょう。
販売と純粋なメイクアップの仕事ってどう違うんですか?
でもメインのお仕事はあくまで「販売」なんです。商品を購入してもらわなければ売上につながりません。
純粋にメイクだけの仕事をしたい人は、メイクアップアーティストやブライダルサロン、メイクサロンでの仕事がおすすめですよ。
美容部員になりたい!自己PRの3つのポイント
「ここに入りたい!」というブランドが決まったら、自己PRや志望動機の伝え方について考えてみましょう。まずは自己PRで意識したい3つのポイントを紹介します。
美容部員の仕事に活かせる「自分の強み」を売り込む
自己PRは自分を売り込むことが目的です。
「自分はこういう人間です」という自己紹介とは違います。
八百屋さんなら自分の店で売っている野菜や果物の「良い点」を熟知してお客さんに売り込んでいますよね。
それと同じで、「自分には美容部員としてこんな強みがある」という点をしっかり伝えましょう。
コスメブランドに「自分を採用するメリット」を伝える
メリットはそのブランドにどのように貢献できるかです。会社としては
が最終的な目標なので、その為に貢献できることをアピールするのがおすすめです。
根拠となる具体的なエピソードで説得力を持たせる
自分の強みを伝えても、根拠がなければ説得力がなくなってしまいます。八百屋さんの例なら、「その野菜や果物が良い理由」に納得してお客さんは買いたくなりますよね。
美容部員になりたい!志望動機の伝え方のポイント
次に、美容部員への転職に押さえておくべき志望動機の伝え方を伝授します。履歴書や面接で志望動機を伝えるときは、次の2点を話しましょう。
そのブランドに入りたい理由
なぜそのブランドに入りたいのかしっかり伝えましょう。
採用担当者によっては「そこまで掘り下げる?」というくらい細かく聞いてきます。
そのブランドに入ったら何がしたいか
そのブランドで、「こんな美容部員になりたい」「こんな仕事がしたい」という目標を伝えましょう。
自分の顧客を作りたいとか、売り場の一員として「なくてはならない存在」になりたい、など、率直な気持ちでOKですよ。
それぞれのブランドのビジョンなどを踏まえた上で、「そのブランドだからこうなりたい」などと熱意を伝えるのもおすすめです。
たとえば、低刺激が自慢のスキンケアブランド「アクセーヌ」への転職を目指している場合のアピール内容を考えてみました。
強みの根拠となるエピソード:子供の頃から悩んでいたアトピーを、アクセーヌの商品で改善させた経験があるから
自分を採用するメリット:自分の経験を通じた説得力のある接客で、ブランドのファン作りに貢献できる
志望動機:自分のアトピーを改善して性格まで明るくしてくれたアクセーヌが好き。自分の経験を生かして、アクセーヌのファンをもっと増やす活動をしたい
アクセーヌは、低刺激で肌へのやさしさにこだわったブランドです。
来店する人の中には、今までどの化粧品を使っても合わなくて、アクセーヌを知り、駆け込んできたという人も少なくないでしょう。
そういったブランドのコンセプトや客層をイメージして考えるのがおすすめです。
美容部員の転職ポイント|自分に合った求人の探し方
美容部員は離職率が高いことで知られています。でもせっかく憧れの職業に就くなら、長く続けたいですよね。
ここでは美容部員が辞めてしまう原因と、それを踏まえた上で、失敗しない求人選びのポイントを解説していきます。
まずは、美容部員が仕事を辞めてしまう原因から。
これらの悩みは、求人選びの段階でなるべく避けることもできるはずです。長く続けられる職場、自分に合った職場の探し方をお伝えしていきますね。
未経験でもついていけそうなブランドを選ぶ
美容部員の求人を探すと、本当にさまざまブランドがあることがわかります。未経験の人は、次のようなブランドでまずは1~2年ほど経験を積んでみるのがおすすめです。
これらのブランドは可愛いアイテムが豊富で、ギフト用として購入するお客様が多いです。
専門的な知識や技術を求められることは少ないはずなので、挑戦しやすいと言えます。
研修制度が充実していて、未経験者に手厚いフォローがありそうな未経験者歓迎のブランドを選んでみてください。
気になるブランドは実際に見に行ってみる
気になるブランドがあったら、実際に売り場に行って接客を受けてみましょう。
チェックしたいポイントは、スタッフの年齢層、接客スタイルです。
スタッフの年齢層が高いブランドは、40代以上のスタッフが現役で活躍しているということです。
先輩たちは指導のつもりでも、自分はしごかれているような気がしてきて辛くなったりします。
歴史が長いブランドや世界的に有名なブランドも、「先輩を立てなければいけない」という雰囲気が強いです。
また、接客スタイルも要チェックです。
押しが強い接客の場合、ノルマが厳しい可能性が高いです。
また先輩ばかり接客に入っていて、若いスタッフは雑用ばかりしているなら、新人やポジションが低いうちはあまり接客に入れないという体質があるかもしれません。
美容部員になったのになかなか接客できなかったり、スポンジ洗いやスタンプ押しなどの雑用ばかりが続いたりすると、理想と現実の違いにがっかりしますよね。
しかも、雑用ばかりこなすのはなかなかハードです。
このように、接客を受けてみると肌で感じ取れることもたくさんあります。ぜひ売り場に足を運んでみてください。
ジェルネイル禁止や、ヘアカラー禁止、ぺたんこ靴禁止というブランドも多いです。
美容部員に転職するなら美容に特化した転職サイトがおすすめ
美容部員の求人を探す際におすすめなのが、美容業界・コスメ業界に特化した転職サイトを使うことです。
美容に特化した転職サイトなら、自分に合った職場を効率よく探せます。
また、このような転職サイトには元美容部員のアドバイザーやカウンセラーも多いので、失敗しない求人選びをするには心強いはずです。
いくつかおすすめのサイトとその特徴を紹介します。
サイト名 | 特徴 |
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地域によっては、仕事に特化したサイトでは求人が少ないことも。お目当てのブランドがあれば公式サイトを確認しましょう。
また、大手の総合型転職サイトをのぞいてみるのもおすすめです。
「美容部員の給料のすべて!求人情報の給与例から給料UP方法まで解説」の記事もぜひ参考にしてくださいね。
自分を生かせる職場を探して憧れの美容部員に挑戦してみよう!
その反面ノルマがあったり、女性同士の関係が面倒だったりというデメリットもあります。
この記事で紹介した自分に合う求人選びのポイントを参考に、長く続けられそうな職場を慎重に選びましょう。
ここに入りたいというブランドが決まったら、自分の熱意をアピールしてみてください。未経験でも30代以上でも大丈夫。
美容部員としてお客様の「綺麗のお手伝い」に貢献してくれるあなたの活躍を待っているブランドがきっとあります。ぜひチャレンジしてみてくださいね。