幸せなキャリアダウンをする秘訣を伝授!知るべきデメリットも解説
「子どもとの時間を大切にしたいので、正社員を辞めてパートで働きたい」
このように大企業から中小企業へ、上位のポストから下位のポストへ、難易度の高い仕事から低い仕事へ「異動」または「転職」することを「キャリアダウン」と言います。
この記事では、「キャリアダウンを選ぶ理由」や「キャリアダウンのデメリット」、「キャリアダウンを後悔しないためのポイント」を紹介します。
人がキャリアダウンをする理由とは?考えられる4つの理由
「キャリアアップ」をすることが良しとされる中、あえて「キャリアダウン」を選択するのには、次のような理由があります。
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
キャリアダウンを選ぶのはワークライフバランスを大切にしたいから
キャリアダウンをすることで、家族との時間や自分の時間を持つことができ、プライベートを充実させられる可能性があります。
プライベートを充実させたい人にとっては、仕事で評価されることよりも時間に余裕がある方が大切なんです。
仕事と家庭を両立させるためにキャリアダウンする必要がある
自分の意思で家族との時間を選ぶ人もいれば、状況的に受け入れざるを得ないという人もいます。
結婚、子育て、親の介護などで仕事と家庭を両立させるために、キャリアダウンを余儀なくされるのです。
子育てや親の介護をしている人の場合、残業が少なく休みを取りやすい仕事でないと、両立が難しいことが多いもの。
職場によっては、私用で休むことが罪悪のように思われる場合も。
ですから、責任の軽いポストに異動したり契約社員やパートへ転職したりする人がいるのです。
キャリアダウンを選ぶのは精神的な余裕が欲しいから
仕事の責任の重さから、精神的に辛くなってキャリアダウンを考える人もいます。
管理職に就いている人や、自分に向いていない仕事を無理して行っているような人に多い理由です。
キャリアダウンすることで仕事の裁量は小さくなりますが、仕事のプレッシャーから解放され、ストレスを軽減することができます。
キャリアダウンをした上で、副業などを始めたいから
最近では、副業を認める会社も増えつつあります。
フルタイムの正社員のままで始められればいいのですが、そうともいかないケースがほとんど。1日働いた後、新たな仕事をするというのは思いのほか疲れるものです。
しかし、今後どうなるかという不安を抱えたり、「新しいことを始めたい」と思う人もいます。そのときに考えるのが、キャリアダウンして時間や余裕を生み出すというもの。
本業ではキャリアダウンしたとしても、他に収入ややりがいがあれば、その人にとっては「ダウン」ではないのです。
キャリアダウンのデメリットを事前に把握しておくことが大切
仕方なくキャリアダウンを余儀なくされる人を除き、あえて望んでそうしたとしても、思い通りの生活ができるとは限らないのが現状です。
キャリアダウンには、次のようなデメリットもあることを知っておきましょう。
それぞれ説明します。
キャリアダウンのデメリット1:年収が下がる
キャリアダウンする場合、年収も低くなることが多いです。当然、生活水準が下がることを承知しておかなくてはいけません。
習い事や買い物、外食など、それまで普通にできていたことができなくなる。小さいことのようですが、実際にそうなると意外にストレスを感じたりするものです。
キャリアダウンのデメリット2:家族や友人に理解されない
「人はキャリアアップを目指すのが当然」とキャリアダウンに反対する人も。
出世の道から外れること、これまでの収入レベルを下げることに疑問を持つ人は多いでしょう。大企業から中小企業への転職には、ステイタスのようなものを気にする人もいます。
もちろん、家族があなたの収入で生計を立てているなら、収入が減ることは大きな不安に繋がります。
旦那さんから「キャリアダウンする」と言われたら、私も思わず止めてしまいそうです。
キャリアダウンのデメリット3:想像と違う仕事内容や環境・待遇となる可能性も
キャリアダウンする場合、思ったような仕事に転職・異動ができない可能性もあります。
プレッシャーから逃れられると思ったのに、以前と同じような責任を任されたり、逆に業務内容は同じと思っていたのにアシスタント的な仕事で物足りなく感じてしまったり。
そうなると、「単に給料が下がっただけで仕事に満足できない」などという辛い結果となってしまいます。
キャリアダウンのデメリット4:再キャリアアップが難しい
1度キャリアダウンすると、前と同じような待遇や給与に戻るのは難しいのが現実です。
大企業から一度離れてしまうと、同じレベルの会社に転職し直すのはかなりハードルが高いですし、正社員からアルバイトなど非正規雇用となってしまうと、再度正社員として雇われる可能性は低いです。
また、スキルや資格がない人は、年齢が上がるにつれて希望する仕事に就くことが難しくなる傾向。キャリアダウンは慎重に考える必要があるのです。
キャリアダウンを後悔しないためにするべき3つのこと
キャリアダウンしても、後悔しない人はもちろんいます。考えておくべきこと・やるべきことは、次のとおりです。
- キャリアダウンの目的を明確にする
- 給与はどの程度下がってもOKか決めておく
- 家族ときちんと話し合う
自分は何を重視してキャリアダウンするのか、目的を明確にしておきましょう。
給与が下がったり待遇が悪くなったりしても、自分が何を1番重視しているかを忘れなければ、後悔することはありません。
「今の生活水準をキープするには最低でも年収400万円はいる」「外食やファッションに使うお金を削ればこれくらいは大丈夫」などと考えていけば、必要な給与の最低ラインが見えてきます。
そして、家族にもキャリアダウンを理解してもらえるよう、きちんと話し合ってください。
特に子供がいる人や出産を希望している人は、子育てにかかる教育資金など、今後の計画を立てて話し合う必要があります。
説得する際に「なぜ今キャリアダウンするのか」「家族にはどんなメリットがあるのか」を提示するのも大切です。
誰かに相談したいですけど、家族や友人には反対されそうで言えません・・・。
客観的な意見が聞けますし、相談にも乗りますよ。
キャリアダウン転職は目的を明確に、よく考えて決めよう
「お金や地位がすべて」と考える人がいる一方、「お金や地位より大切なものがある」という人もいます。価値観は人それぞれですよね。
「ダウン」と聞くとどうしてもマイナスイメージですが、キャリアアップとキャリアダウンには、どちらが良い・悪いという決め手はありません。
ただし、キャリアダウンして「思っていたのと違った」と後悔してしまうのは避けたいところです。
譲れる条件や希望の生活などをしっかりシュミレーションし、よく考えて選択しましょう。そうすれば後悔のないキャリアダウンが可能になりますよ。
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最近は価値観も多様化しています。キャリアアップだけが幸せとは限らないんですよ。