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消防士になるには資格や免許は必要ない!公務員採用試験を受けよう

消防士になるには資格や免許は必要ない!公務員採用試験を受けよう

「消防士にはどうやったらなれるんだろう」「消防士になるには特別な資格や免許が必要なのでは?」など疑問に思っていませんか。

消防士になるには資格や免許を取得するのではなく、消防士採用の公務員試験に合格することが必要です。

自治体によって異なりますが、消防士の公務員試験には「筆記試験」「体力検査」「面接試験」があります。勉強だけではなく、体力やコミュニケーション能力も必要なのです。

この記事では、「消防士の試験内容」のほかに「消防士の受験資格」と「消防士採用試験の難易度」、「取得すると良い資格」を紹介します。

また「消防士に向いている人の特徴」も紹介していますので、これから仕事を選ぶ際の参考にしてください。

【消防士の採用試験】受験資格と難易度を紹介

消防士は地方公務員です。

消防士として働くには、各地方自治体が行う「消防職」の採用試験に合格する必要があります。

「消防士の公務員試験」について、この章で説明する項目は次のとおりです。

消防士の公務員試験について

では「受験資格」から見ていきましょう。

消防士の試験には年齢制限や身体的条件がある

消防士の受験資格には、「昭和60年4月2日以降の出生者」「1991年4月2日から1999年4月1日までに生まれた人」などの「年齢制限」があります。年齢制限の範囲は募集時期や自治体、消防官の中でも募集区分によって異なります。受験する自治体の募集要項を確認してください。

採用情報は、自治体のホームページで「職員募集」として、あるいは市の職員採用ページなどに掲載されています。

高卒と大卒の受験者が、同じ枠で採用試験を受けるんですか?
同じ枠で行われる場合もありますし、採用枠を「大学卒業程度」と「高校・短大卒業程度」の2つに分けられることも多いです。

また採用試験には、身体的条件を設けている場合があります。例は次のとおりです。

身体的制限の例
  • 矯正視力が0.7以上、または片目で0.3以上
  • 色彩識別能力が正常
  • 聴力が両耳とも正常
身長にも制限がある、という話を聞いたことがあるんですが・・・。
自治体によっては、身長の基準が設定されていることもあります。身長のほかに「体重」や「胸囲」にも、基準が設けられている場合もあるんですよ。

受けたい自治体の試験案内を読んで、確認してくださいね。

自分が身体的条件をクリアしているかどうかは、採用試験の「身体検査」で確認されます。詳しくは「消防士の採用試験対策は勉強だけじゃダメ!体も鍛えよう」を参考にしてください。

消防士の試験は全国的に倍率が高い!30倍近くになることも

全国的に、消防士採用試験への応募者数は多いです。そのため消防士の採用試験は、難易度が高い傾向にあります。

例えば、東京都消防庁消防官の応募者数と倍率は次のとおりです。

東京都消防庁消防官の応募者数と倍率一覧
区分 応募者数 最終合格者 倍率
専門系 109 8 8.5
Ⅰ類(1回目) 4,834 441 8.8
Ⅰ類(2回目) 2,525 76 16.9
Ⅱ類 2,296 150 10.3
Ⅲ類 6,964 209 27.4
※2019年度の結果

2019年度、東京消防庁消防官の採用試験に応募した人は、すべての区分を合わせて約17,000人。そのうち最終合格者はたった884人です。

ちなみに地方の状況も見てみると、愛知県豊田市の令和元年度の新卒者対象の採用試験では、消防職(I種・大卒程度)が受験者261人中、合格者は24名。(II種・高卒程度)は47名が受験し、合格したのは2名でした。

多くの自治体でも同様に「消防士の採用試験」への応募者数が、募集人数を大きく超えており、倍率が高い傾向にあります。

わあ!消防士って人気も難易度も高いんですね!
そうですね。

消防士の採用試験は「筆記試験」「身体・体力検査」「性格・適性検査」「面接試験」

消防士の試験は、たいていの場合「筆記試験」と「身体・体力検査」「性格・適性検査」「面接試験」です。自治体によっては「作文・論文試験」がある場合も。

では、それぞれの試験内容を見ていきましょう。

消防士の筆記試験は出題範囲が広いため、対策が必要

筆記試験は、区分ごとのレベルに応じた一般教養が問われます。

筆記試験の出題範囲は次のとおりです。

筆記試験の出題範囲例
国語/歴史/地理/法学/政治/経済/社会事情/数学/物理/科学/生物/文章理解/判断推理
出題範囲がとても広いんですね!
そうですね。公務員の採用試験を受ける人は自分で試験本を購入して勉強したり、公務員試験の専門学校に通って勉強したりと対策していますよ。

消防士の採用試験対策は勉強だけじゃダメ!体も鍛えよう

消防士の身体・体力検査は、「過酷な業務に耐えられる身体を持っているか」や「不規則な業務をこなす体力があるか」を調べる試験です。

身体検査では、健康状態を調べるために「尿検査」や「胸部X線検査」、「心電図」、「血液検査」などが行われます。ほかに「身長」や「体重」、「胸囲」、「肺活量」などの測定も。

「身長」や「体重」、「胸囲」、「肺活量」の基準となる数値は、次のとおりです。

身体検査の基準例
検査項目
身長 160cm以上 155cm以上
体重 50kg以上 45kg以上
胸囲 身長の2分の1以上 身長の2分の1以上
肺活量 3,000cc以上 2,500cc以上

ただし、身長や体重などは「おおむね」とされているため、その数字に達していないと絶対に受けられないというわけではありません。

こんなに身体検査の項目があるんですね!
消防士になるためには、業務に耐えられる身体を持っていることが大切なんです。

身体検査の基準も自治体によって異なりますから、確認してくださいね。

体力検査も、自治体によって内容が異なります。体力検査で実施されるのは、次のような項目。

体力検査の内容例
  • 上体起こし
  • 握力
  • 長座体前屈
  • 反復横跳び
  • 立ち幅跳び
  • 20mシャトルラン
体力試験もあるなんて、消防士の採用試験は大変ですね。
そうですね。筆記試験の対策ばかりに集中せず、日頃から身体も鍛えておく必要があります。

消防士になるには、能力や性格、適性検査も受けるケースが多い

試験の種類や検査内容は、区分によっても異なります。消防職員にふさわしいかどうか、その適応性を性格検査で測るケースもあれば、対応力などの認知能力で測るケースもあります。

性格や適性については、対策というのは難しいもの。過去問などがわかれば対策するのもおすすめですが、矛盾があるとわかってしまうと言われているため、他の試験対策に力を入れるのが得策でしょう。

消防士の面接試験に向けて自己分析で自分の強みを知り対策しよう

消防士の面接試験は、「受験者がどういう人物なのか」「どういった考え方をしているのか」を見るための試験です。

面接は個別や集団で行い、次のような項目を評価します。

面接試験での評価項目
態度/表現力/積極性/協調性/堅実性/ストレス耐性
一般企業の面接でも聞かれるような「志望動機」や「自己PR」などは必ず答えられるように準備しておきましょう。

面接の対策には、その消防署の特徴を頭に入れておいたり、仕事内容を具体的に把握しておく必要があります。

その他は、自分がなぜ消防の仕事に就きたいのか、仕事をする上で何が重要だと思うか、どんな仕事をしたいのか、長所や短所は何かなど、いろいろな質問を想定して答えを決めておくのがおすすめです。

消防士の業務のために取得すると役立つ資格や免許を紹介

特定の資格や免許を持っていると、消防士として働くときに仕事の幅が広がることも。この章では、「持っておくと役立つ資格や免許」を紹介するので参考にしてください。

資格を取得することで、消防士の採用試験で有利になることもあります。

自治体によっては「消防士の業務に関わる資格」を持っていると、採用試験において加点されることがあります。

また資格を持ち、資格に関わる業務に就くことで「資格手当」をもらえることも。

消防士の仕事で「持っておいたら良い資格」は、次のとおりです。

取得すると良い資格

では、それぞれの資格について見ていきましょう。

救急救命士の資格を持った消防士は医療処置を行える

救急救命士は、救急活動を行う際に必要な国家資格です。

救急救命士の資格があると、傷病者に対して電気ショックなどの医療行為が行えます。

「救急活動」の具体的な仕事内容は「消防士の仕事内容は消火活動、救助活動、救急活動、火災予防活動」を読んでください。

救急救命士になるためには、「文部科学大臣が指定した学校」や「救急救命士養成施設」で2年以上学ぶ必要があります。その後「救急救命士国家試験」に受かると、救急救命士の資格を取得できるのです。

救急隊として、救命活動の仕事に携わりたいのなら「救急救命士」の資格を取得するのがおすすめ。

「消防設備士」は火災予防活動を行うのに必要

デパートやホテルなど、多くの人が集まる建物における消防用設備の点検や整備を行うには、「消防設備士」の資格が必要です。

消防設備士資格の種類は、「乙種」と「甲種」の2種類。「乙種」に合格し一定の基準を満たしたら、「甲種」を受験できます。

消防士として「火災予防活動」に注力したいなら、「消防設備士」の資格を取得しておきましょう。

消防士として「危険物を取り扱う工場」などの点検可能!危険物取扱者

「危険物取扱者」の資格があると、ガソリンや軽油などを取り扱う化学工場やガソリンスタンドの定期点検が可能です。

危険物取扱者の種類は、「丙種」と「乙種」、「甲種」の3種類。「丙種」と「乙種」の資格は、取扱いできる危険物が限られます。

どんな危険物でも取り扱える「消防士」になりたいのであれば、危険物取扱者「甲種」の資格取得がおすすめです。

火災予防活動に関わる資格には、ほかに「防災士」「防火対象物点検資格者」などもありますよ。

消防士に向いている人の特徴!体力だけじゃなく正義感や精神力も

消防士は過酷な現場に行くときもあるため、どんな場面でも耐えられる精神力が必要です。

消防士を目指すのなら、まずは「消防士に向いている人の特徴」を確認しましょう。

消防士に向いている人の特徴は、次のとおりです。

消防士に向いている人の特徴
  • 正義感が強い
  • 礼儀正しく誠実である
  • 思いやりがある
  • 反省して次に活かすことができる

消防士の業務は、人の命に関わります。正義感を持って業務をこなせる人が、消防士に相応しいです。

また人と関わることも多いので、消防士には「思いやり」や「誠実さ」も必要。

消防士の出動先は毎回違います。どんな現場でも対応できるように、現場ごとに反省して「次の現場ではもっと上手く立ち回ろう」という向上心も必要ですよ。
消防士の採用試験は倍率も高いのに、本人の資質も問われるんですね。
そうですよ。消防士は精神的にも肉体的にも大変な職業です。

消防士になるには強い覚悟が必要ですから、本当に自分自身が向いているのかどうか一度考えてみてくださいね。

消防士の仕事内容について詳しく知りたい人は「消防士の仕事内容は消火活動だけではない!やりがいも紹介します 」の記事を参考にしてください。

消防士になるには資格や免許は必要ないが、採用試験の倍率は高い

消防士になるには資格や免許は必要ありませんが、公務員試験に合格しなければならないと説明しました。

しかし業務に必要な資格や免許を事前に取得しておけば、選考の際に評価される場合も。

消防士の業務に関わる資格には、「救急救命士」「消防設備士」「危険物取扱者」などがあります。自分が就きたい業務があるなら、関係する資格を取得しておくことがおすすめです。

また全国的に消防士の採用試験は倍率が高く、消防士になることは難しいと言えます。

消防士の仕事は大変なことも多いですから、長く続けていけるように自分が消防士に適しているか考えてみてくださいね。 

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