不採用になった会社に再応募するには?採用を勝ち取るのに必要なこと
転職活動では、いくつもの企業に応募するのは当たり前のこと。とは言え、「どうしてもこの会社に入りたい!」と応募したのに不採用通知が来てしまったら・・・。
不採用になった理由を教えてくれる会社はまずありません。何がいけなかったのか、可能性はまったくなかったのか、など気になりますよね。
そこで考えるのが、「もう一回応募してはダメなのか」ということ。
「熱意が伝わって、考え直してくれないかな?」「しつこいと嫌がられるかな」など、いろいろ考えてしまいますよね。
この記事では、企業への再応募について考えていきます。
一度不採用になっても再応募できる会社は多い!企業側の意見
不採用だったけれど、諦めきれずもう一度チャレンジしたい。そんなとき、気になるのは「企業側がどう思うか」ですよね。
まずは企業への調査結果から見ていきましょう。
意外?再応募が可能な企業は多い
転職エージェント「ワークポート(WORKPORT)」が行った調査によると、取引企業50社のうち、90%の採用担当者が「再応募は可能」と認識していることがわかりました。
この調査では、不採用から再応募までの期間をたずねており、「1年以上」「2年程度」と答えた企業が半数を占めています。
つまり、ほとんどの企業が再応募を「良し」としているわけです。
「迷惑なのではないか」と遠慮しがちですが、気にしなくてもよさそうですね。
少なくとも求人票に「再応募不可」と記載してあるところは応募しないのが得策です。
不採用になってからすぐ再応募、は落ちる可能性大
再応募OKの企業が多いからと言って、不採用となった直後に再応募しても、結果は変わらない可能性が高いです。
その理由は、不採用となった理由が解消されない限り、採用決定には至らないから。
前述の調査で、再応募を不可とする企業では、その理由として「不採用にした理由は変わらず残るだろう」という予測を挙げています。
また、再応募可のその他の企業も、「不採用の理由が解消されていればいつでも可能」「1年程度の期間があればスキルの向上が期待できる」などとしているのです。
落ちた理由によっては再応募しても見込みがない
再応募をして採用される可能性があるのは、一度目の応募の際に不十分だと見なされたスキルが習得できていたり、経験を積んで求められるレベルに達したケース。
つまり、不採用の理由が経験やスキルの場合で、それが克服できた人に限られます。
不採用にされた理由が、その人の資質や人柄、「社風に合わない」などだった場合は、数年で変わるとは考えにくく、何度チャレンジしても難しいでしょう。
憧れの会社からそんなダメ出しされたら、僕立ち直れません・・・。
ただ、試験や面接などを振り返って、自分に落ち度や反省すべき点があれば直しましょう。他の会社でも、同じ理由で不採用にされてしまうかもしれません。
とは言え、不採用の通知では理由までは知らされないので、再応募して可能性があるのか無いのかは、「自分にはわからない」というのが現実です。
再応募するなら、前の自分よりレベルアップしてからにしよう
企業からは不採用になった理由は教えてもらえませんが、自分でも思い当たる理由がないか考えてみましょう。
たとえば、次の状況に当てはまっていないかをチェックしてみてください。
転職では、企業のニーズを満たさなければ採用されません。
転職者に何を求めているのか、自分に何ができるのかをしっかり把握して、自分の言葉でアピールする必要があります。
転職が前職の環境の悪さや人間関係だったとしても、他者のせいにせず、自分がなすべきことを考え、自分をよりよくするための転職であると伝えることも大切です。
その他、社会人として、その企業の一員として恥ずかしくないマナーや礼儀、身だしなみやコミュニケーションスキルは当然のこととされます。
今の自分に欠けていること、足りないことがあれば、補う努力をしましょう。
再応募で採用されるために気をつけるべきポイントは?
不採用から逆転して採用を勝ち取るために、具体的にどうすればいいかを見ていきましょう。
必要とされるスキルを身につける
求人の募集要項には、求める人物像について書かれていることが多いですよね。
少なくとも「必須」とされている資格やスキルは習得しなくてはいけません。
資格など明らかにスキルを証明できるものがない場合は、前職での数値などを含めた実績、成し遂げた仕事の具体例など、客観的で説得力のある話ができるようにしておきましょう。
前回足りなかった部分を補う努力をする
さらに、前回の面接を振り返り、至らなかった点や、もう少し頑張れたなと思うところがあればぜひ改善してください。
面接の練習をして緊張を和らげ、笑顔を心がけたり、応募書類の書き方を工夫したり、自己PR書を足してみたり。
採用担当者に「前回とは違うな」「印象が変わった」と思わせましょう。
自分では何が問題かわからないことも多いので、親や友人などに相談してみるのもおすすめです。
「どうしてもこの会社に入りたい」という熱意を伝える
「なぜその会社への転職を希望しているのか」、転職理由や志望動機を答えるのが苦手な人も多いですよね。
しかし、採用を勝ち取るには避けては通れないもの。
作り物っぽい内容、ありきたりな内容ではなく、自分の言葉で伝えられるように、もう一度自己分析と企業研究を行いましょう。
自己分析と企業研究をした上でまとめれば、自分なりの転職理由や志望動機が見えてきます。
入社への意欲を伝えるには、面接での姿勢・態度も重要です。
表情が堅かったりうつむきがちだったり、声が小さかったりしては、入社意欲が強いのかどうかがわかりにくいです。しっかり前を向き、受け答えはハキハキすることを心がけましょう。
本当にその会社に入りたいのか、そこまでする価値があるか、冷静に考えることも必要ですね。
再応募だということを伝えて応募する
再応募する際は、しれっと初めてのように送るより、再応募だとわかるようにするのがおすすめです。
書類選考では、履歴書や職務経歴書などを送る際、「添え状(カバーレター)」を同封し、次のように正直な状況を伝えましょう。
その後◯◯のスキルを習得しました。〇〇の実績も、御社の業務に貢献できるものと存じます。詳しくは同封の職務経歴書をご高配くださいませ。
「何が変わったか」を始めに伝えるのがおすすめです。
転職エージェントを使うのもひとつの手
自分ではどこが悪かったのかわからない、そういう時は「転職エージェント」を利用するのも1つの方法です。
転職エージェントは、企業と求職者の間を橋渡ししてくれるサポート役。
転職事情に詳しいアドバイザーが、客観的なアドバイスをしてくれます。企業のニーズを把握している上、不採用となる理由についても転職エージェントには知らされている可能性もあるのです。
応募書類の添削や面接対策をしてくれるところもありますよ。
しかし、会社側がそう判断して不採用になったのであれば、それは自分にとっても「合わない職場への転職」を避けられたということ。
改善できる点だけはしっかり直して、次へ次へ進んでいきましょう。
不採用になっても諦められないなら再応募の準備をしよう
ただし、不採用になったままの自分で再応募をしても結果は同じ。なぜ不採用となったのか、自分なりにその理由を分析し、スキルや経験、マナーなどをレベルアップして応募することで、初めて逆転採用の可能性が見えてくるのです。
不可欠なのは、企業側のニーズを正確にとらえること。自己分析をして、自分の強みをアピールし、自分の希望をより明確にしておくことも大切です。
自分を向上させる努力は、もし再度不採用となったとしても無駄にはなりません。「どうしても入りたい」と思える企業があるのは幸せなこと。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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