フリーランス初心者にオススメの職種12選!仕事探しのコツも紹介
「フリーランス」とは、特定の企業や団体組織に雇用されない形で、自分の専門知識やスキルを提供して報酬を得る人のことです。
IT技術の進歩や副業・パラレルキャリアへの注目が高まっていることもあり、「フリーランスになりたい」と考える人が増えています。
この記事では「フリーランスとして働いてみたい」と考えている人のために、初心者でもチャレンジしやすいフリーランスの仕事(職種)を紹介します。
フリーランスのメリット・デメリットや仕事の探し方についても解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
フリーランスの仕事・初心者でも挑戦しやすい12種類
フリーランスには、具体的にどんな職種があるのでしょうか?
初心者でもチャレンジしやすい仕事を厳選し、仕事内容から大きく「クリエイティブ系」「ビジネス系」「職人系」の3つに分けて紹介します。
フリーランスの仕事一覧|クリエイティブ系
「クリエイティブ系」の仕事には、次のようにフリーランスに向いているものが多くあります。
- ライター
- 編集者
- webデザイナー
- エンジニア(IT系)
- グラフィックデザイナー、イラストレーター
- カメラマン、フォトグラファー
- ハンドメイド作家
それぞれの仕事の内容を詳しく見ていきましょう。
クリエイティブ系(1)ライター
ライターは、今最も注目を集めている職業の1つです。とくにweb媒体を中心に活動する「webライター」は、コンテンツの増加とともにニーズが急増しています。
webライターが行う仕事は、インターネット上にあるコンテンツやブログ記事の作成、コピーライティング、テープ起こしなど。
パソコンとネット環境さえあれば、いつでもどこでも作業が可能。初期投資が少ないため、初心者でも比較的気軽にトライすることができます。
クリエイティブ系(2)編集者
編集者は、本や雑誌、webメディア等の企画から編集までを一貫してとりまとめる、いわばコンテンツ制作の責任者です。
具体的には、企画提案、構成、ライターへの発注・やりとり、スケジュール管理などを担当します。
webメディアでの需要が急増しており、ライティングやSEOに関する知識とコミュニケーション能力があれば、比較的ビギナーでも参入しやすい仕事です。
クリエイティブ系(3)webデザイナー
webデザイナーは、webサイトのデザインを作る仕事です。
全体のビジュアルコンセプト、レイアウト、ロゴやアイコンの作成などを担当します。
経験とコミュニケーションスキルを身につければ、将来的にはwebディレクターやwebコンサルタントとして活躍する道もひらけます。
クリエイティブ系(4)IT系エンジニア
IT系エンジニアは、webサイト・ITシステム・アプリなどの開発を行う専門家。
知識とパソコンがあればどこでも作業が可能なので、フリーランスとして独立しやすい仕事の1つです。
最近は、フリーランスのITエンジニアを目指す人向けの専門学校も充実しています。
クリエイティブ系(5)グラフィックデザイナー、イラストレーター
絵を描くことや画像の加工が得意なら、グラフィックデザイナーやイラストレーターの仕事も可能です。
グラフィックデザイナーとは、ポスター、カタログ、チラシ、名刺などのデザインを行う人のこと。
イラストレーターとは、漫画やイラストを制作する人のことです。
どちらの仕事も、web上のコンテンツ制作業務が増えています。
クリエイティブ系(6)カメラマン、フォトグラファー
写真の撮影や加工に興味があれば、カメラマンやフォトグラファーという道もあります。
カメラマンは、モデル撮影など芸能関連の仕事だけでなく、企業イベント、ブライダル、個人依頼の撮影など、さまざまなシーンで需要があります。
写真を加工するスキルがあれば、フォトグラファーとしても活躍が可能。
自分で撮った写真をデータ素材として販売できる、便利なサイト(写真素材販売サイト)もあるので、活用してみましょう。
クリエイティブ系(7)ハンドメイド作家
ハンドメイド作家も、フリーランスの仕事の1つです。
レジン、羊毛フェルト、縫い物、編み物……など、幅広いジャンルが存在するハンドメイド。好きな作業が仕事にもなるなんて、ものづくりが好きな人にとっては嬉しいですよね。
作ったものを売るだけでなく、作り方を公開したり、教室を運営したり、書籍を出版したりすることで収入を得る人もいます。
また、やや難易度が高く狭き門ではありますが、次のような仕事もあります。
フリーランスの仕事一覧|ビジネス系
最近では、次のような「ビジネス系」の仕事もフリーランスでできるようになってきました。
- 秘書、営業事務
- カスタマーサポート
それぞれ見ていきましょう。
ビジネス系(1)秘書、営業事務
事務職というと会社員のイメージが強いですが、実は今、フリーランスの事務職として活躍する人が増えています。
具体的には、データ入力や資料作成を行う営業サポート的な仕事、会社役員のスケジュール管理や雑務を行う秘書的な仕事など。
WordやExcelが得意で「事務系の作業には自信がある」という人は、チャレンジする価値ありです。
ビジネス系(2)カスタマーサポート
カスタマーサポートは、顧客や一般客に対し、メール、チャット、電話などを使って問い合わせの回答や商品案内などを行う仕事です。
オンラインツールの普及により、これらの仕事もパソコンとネット環境があれば、場所を問わず行えるようになりました。
コミュニケーションスキルと一般常識さえあれば、男女問わず活躍しやすい仕事です。育児や介護と両立しながら活躍している人もたくさんいます。
他にも、経験を積んで次のような仕事に就く人もいます。
フリーランスの仕事一覧|職人系
「職人系」のフリーランスには、次のような仕事があります。
- ハウスキーパー
- 配送サービスのライダー
- レッスン講師
それぞれ詳しく見てみましょう。
職人系(1)ハウスキーパー
近年とくに注目を集めているのが、ハウスキーパーの仕事です。
ハウスキーパーとは、昔風に言えば「家政婦さん」のこと。顧客の家を訪問し、料理や掃除といったさまざまな家事を、家主の代わりに行います。
ハウスキーパーの需要は高く、家事代行を請け負う会社も増加傾向にあります。フリーランスとして働くなら、最初はそうした代行会社と契約を結んで、仕事を紹介してもらうのが良いでしょう。
職人系(2)配送サービスのライダー
「ウーバーイーツ」や「出前館」など、宅配・出前サービスを利用する人と飲食店をつなぐ「ライダー」もフリーランスで可能な仕事の1つです。
この仕事は、自転車1台があれば気軽に始められるため、体力に自信のある若者を中心に人気が高まっています。
職人系(3)レッスン講師
音楽(楽器演奏など)や英会話といった特別なスキルを持っているなら、講師になるという手もあります。
レッスン講師は、自宅やレンタルスペースなどを使って、人にものを教える仕事です。語学(英会話など)、楽器(ピアノなど)、歌唱、ヨガ、ライティングなど、教える内容は多岐にわたります。
最近ではカフェ授業やオンライン授業といった方法もあり、教室を持たずにレッスン講師を営める環境も整ってきています。
より専門的な分野では、次のような仕事で活躍している人もいます。
フリーランスのメリット・デメリットもしっかり把握しよう
フリーランスになることを考えると、まず気になるのはフリーランスとして働くメリットやデメリットではないでしょうか。
まずはメリットから紹介していきます。
フリーランスとして働くメリット
フリーランスとして働く最大のメリットといえば、やはり「自由度が高い」ということです。
働く時間や場所も、どんな仕事を受けるかも、すべて自分で決められるのがフリーランス。通勤電車のストレスからも解放されます。
クライアントや仕事仲間も自分で選べるので、人間関係のストレスもある程度コントロールしやすくなります。
また給与制の会社員とは異なり、実力や努力次第で収入を増やすことができるのもフリーランスのメリットと言えます。
フリーランスとして働くデメリット
反対に、フリーランスとして働く際の最大のデメリットは、やはり収入が不安定で、社会的信用を得にくい点でしょう。
仕事をした分だけ収入が増えるということは、仕事がなければ手にするお金も減ってしまうということです。
収入が不安定なので、社会的信用もやや下がります。具体的には、クレジットカードや住宅ローンなど、定期的な支払いが発生する契約を結びにくくなるという面があります。
また、雇用保険をはじめとする社会保障や、労働基準法など「雇用者」が対象の法律には守ってもらえない、というデメリットもあります。
当然ながら有給休暇などの制度もないので、病気やケガで収入が減るリスクに備えて、保険加入や貯蓄といった工夫を自分で行うことが必要です。
いずれも、組織という後ろ盾のないフリーランスの弱みにつけこむ卑怯な行い。「仕事がなくなるのが怖い」と1人で悩みを抱え込んでしまう人も多く、その点にも注意が必要です。
フリーランスの仕事はどうやって探す?人脈・宣伝などの方法
フリーランスを目指す人にとって一番心配なのは、「仕事がぜんぜん来なかったらどうしよう」ということではないでしょうか。
フリーランスの基本的な仕事の探し方や、初心者でも仕事を見つけるコツを紹介します。
フリーランスの仕事の探し方。アンケートTOP5を紹介!
「フリーランス白書2019」によれば、フリーランスの多くが、次のようなルートで仕事を獲得しています。
- 人脈(知人の紹介含む)…80.4%
- 過去・現在の取引先…59.4%
- 自分自身の広告宣伝活動(Web、SNS、新聞、雑誌など)…30.7%
- クラウドソーシング…13.6%
- エージェントサービスの利用…12.5%
最も多いのは「人脈」で80.4%。フリーランスの約8割が、人脈を通じて仕事を受けていることがわかります。
「こんな仕事を始めました」と声をかけるところから始めるのがおすすめです。
勉強会や交流会など、同業者が集まる場所に参加すると、新たな人脈を得られやすいです。
人脈以外にも、さまざまな手段で自分を売り込みましょう。SNSやブログを使って自分の知識やスキルを発信することも、顧客の獲得に繋がります。
スキルを気軽に売りたいのであれば「ココナラ」や「スキルクラウド」といったマッチングサービスに登録するのも良いですね。
また、初心者が気軽に仕事を見つけられるサービスとして、「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったクラウドソーシングサービスを利用するのもおすすめです。
エンジニアやデザイナーで、自分1人で仕事を探すのが不安な人は、フリーランス向けに仕事を紹介してくれる「レバテックフリーランス」などのエージェントサービスも活用してみましょう。
フリーランスの仕事を快適に楽しむコツ
職種にもよりますが、働く時間や場所を自由に選べることも、フリーランスの良いところです。
「なんとなく仕事に集中できない」というときは、作業する場所を変えるという選択肢も。パソコン1つで仕事ができる「ライター」や「エンジニア」なら、次のような場所でも働けます。
- 自宅
- コワーキングスペース
- カフェ
- 図書館
- 旅先のホテル など
場所を変えて気分転換することも、仕事を快適にする大事なコツですよ。
また「仕事がなかなか来なくて暇だ」というときは、営業活動やスキルアップのチャンスです。
情報発信と営業を兼ねて自分のブログを充実させたり、これまでの仕事をまとめた資料やポートフォリオを作ったりすれば、集客にも役立ちます。
得意ジャンルを作るために、興味のある分野について掘り下げて勉強するのも良いですね。
フリーランスで自由度UP!自分に合った働き方を見つけよう
フリーランスとして活躍できる職業は幅広く、クリエイティブ系、ビジネス系、職人系など、実にさまざまな種類があります。
最近はアイデアを活かして新たに独自の仕事を創り上げる人も多いです。先輩フリーランスの仕事をいろいろ研究して、自分らしい働き方を模索していくのも良いでしょう。
収入面や社会保障など注意点もありますが、時間や場所が自由になり人間関係のストレスが減るなど、大きなメリットもあります。
人脈づくりやスキルアップなど、自分にできることはどんどん試して、フリーランスを目指しましょう。
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