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「パラレルキャリア」って?副業との違いやメリット・デメリットとは

生活スタイルの多様化や「終身雇用」崩壊の危機、新型ウイルスの影響などにより、働き方は急速に多様化しています。

なかでも注目されているのが、「パラレルキャリア」という考え方。1つの仕事だけでなく、いくつかのキャリアを並列(パラレル)していくというものです。

しかし「パラレルキャリア」は、いわゆる副業とは異なります。この記事では、「パラレルキャリアとは何ぞや」から始まり、パラレルキャリアのメリットやデメリット、始め方について解説していきます。

パラレルキャリアを始めるのにおすすめのサイトもいくつか紹介するので参考にしてくださいね。

「パラレルキャリア」とは、1つの会社に依存しない生き方・働き方

一般的に「キャリア」と言えば、会社勤めをしてさまざまな仕事の経験を「1つの方向に長く積み重ねて」いくものですよね。

しかし、近年の社会情勢の変化により、結婚や子育てを経て働く女性が増えたり、終身雇用制度への信頼がなくなったりと、働き方も変化してきました。

そこで生まれたのが「パラレルキャリア」という考え方。

1つの企業、特定の仕事だけに依存することなく、同時にいくつかの仕事をこなすことで、キャリアを多角的に積み上げていこうとするものです。

ドラッカー氏が「パラレルキャリア」を推奨

著名な経営学者であるピーター・ドラッカー氏は、その著書の中で「セカンドライフに何をすべきか」の答えの1つは「パラレルキャリアを身につけることだ」と述べています。

そこで紹介されているのが、1つめのキャリアを20年~25年続けた後、フルタイムの仕事からパートタイムの仕事または企業の顧問や相談役となり、それとは別に、主に非営利組織で1週間に10時間程度、違う仕事(パラレルジョブ)を持つ人の存在です。

「パラレルキャリア」と「副業」との違いは、その目的

ここまで読んで、「パラレルキャリアと副業はどう違うんだ」と思う人もいますよね。

パラレルキャリアと副業との大きな違いは、パラレルキャリアの目的が収入でなく「キャリア」に特化していることです。

副業は、減った収入を補ったり、新たな収入源を作ったりするために行う人が多いもの。一方パラレルキャリアは、複数のキャリアで「第二の人生を豊かにすること」に重点を置いています。

まぁそんなにはっきり区別しなくても、「パラレルキャリア」の中に副業も含まれると考えればいいかもしれませんね。

「パラレルキャリア」で人生が豊かになる

パラレルキャリアの最大のメリットは、ずばりその目的どおり「人生が豊かになる」こと。

1つの企業にとどまっていては出会えない多くの人々との出会いがあるので、人脈が広がります。その会社ではできない経験もできるので、別の能力が活かせたり、視野が広がったりもします。

2つ以上の仕事を並行していくわけですから、業務管理のスキルも自ずと上がりますよね。

やりたいことができたり、人の役に立つ実感を持てたりすることで、達成感や喜びを味わうこともできるでしょう。

しかも本業以外の仕事では収入にこだわらない分、何でも好きなことを仕事にできるのです。

本業以外の仕事がメインになったりもしそうですよね。

「他の仕事でもやっていける」って自信が持てたら、雇用不安もなくなって幸せだろうなー。

そうですね。会社に依存しない生き方はこれからますます重要になっていくでしょう。

「パラレルキャリア」にはデメリットもあり、簡単ではない

ただし、パラレルキャリアの実現は簡単なことではありません。

複数の仕事をこなすことは、時間的にも体力的にも、想像以上にエネルギーを要します。本業をおろそかにせず副業を行っている人なら、すでに体感していることでしょう。

それまで当たり前に過ごしていた自由時間を削ることになりますし、ひと仕事終えて疲れた後にまた別の仕事をするには、モチベーションの維持も大変です。

ドラッカー氏が紹介しているケースでも、1つめの仕事をパートタイムや相談役などに費やして、負担を減らした上でキャリアを並行させています。

また、仕事によっては、必要なものを自費で準備しなくてはいけないこともあります。

ちなみに、副業で業者から「初期費用がかかる」「最初は自己負担が必要だが後で儲かる」のように言われるものはほぼ悪質商法です。

お金儲けを目的としてしまうと、そういう業者に引っかかってしまう恐れがあります。注意してくださいね。

「パラレルキャリア」に関する疑問を解決

パラレルキャリアについてよくある疑問を解決していきましょう。

パラレルキャリアって、雇用形態はどうなるんですか?

パラレルキャリアは、雇用形態が限定されるものではありません。

とは言え、パラレルキャリアは単にいくつもの仕事を掛け持つわけでなく、1つの大きな軸は持った上で、1つの組織だけに依存することなく多角的なキャリアを築いていくことが大切。

日本でパラレルキャリアを築いて活躍する女性にも、本業の会社には正社員として所属しつつ、趣味や資格、本業での経験を活かして別の仕事をしている人が多いのです。

若いうちは、「本業は正社員でその他の仕事は業務委託」という形が収入などの安定を考えると最も現実的ですし、おすすめの働き方です。

もちろん、契約社員や派遣社員として働きながら、パラレルキャリアを築くことも可能です。

社会保険はどうなりますか?

正社員としてフルタイムで勤務しているなら、その企業で社会保険に入ります。保険料は会社が半額負担してくれます。

週の労働時間が30時間未満だったりして社会保険の加入資格を満たさない場合は、家族の扶養に入るか、自分で国民年金や国民健康保険に加入する必要があります。

家族の扶養に入るならお金はかかりませんが、収入に制限があります。自分で国民年金や国民健康保険に加入する場合は、費用はすべて自分持ちとなり、負担が大きくなります。

フリーターとは違うんですか?

いわゆる「フリーター」とは、自由を重視して自主的に定職に就かない人や、正社員としては採用されず非正規雇用で働く人のことを言います。国はその年齢についても若年層(15~34歳)と定義しています。

フリーターは社会的にマイナスイメージを持たれがちで、自分の望む職になかなか就けなかったり、職を転々とすることを余儀なくされたりしているのが現状です。

一方でパラレルキャリアは、本業としてある程度のキャリアを積んだ人が、さらに多角的なキャリアを形成することを自ら選んだり、周囲からの誘いで新たな事業に参加したりしていくもの。

色んな仕事をこなしつつもキャリアの「軸」があるかどうか、複数の仕事を持つことに喜びを見出し、心や生活を豊かにできているか。そこが最大の違いと言えるでしょう。

「パラレルキャリア」の始め方と便利なサイトの紹介

では、パラレルキャリアを実現させるにはどうすればいいのでしょうか。

2つめのキャリアとして何を選ぶかを決めよう

まずは自分が「何をしたいか」を考えることがスタートです。「パラレルキャリア」に興味はあるものの、「何をすればいいかわからない」という人も少なくありません。

自分が興味を持っていること、やってみたいと思っていることを紙に書き出してみてください。あるいは、図書館や本屋に行って、興味のあるジャンル、見ていて楽しいと思える棚の本をいくつか見てみましょう。

「自分もこういうことがしたい」という目的が見えてくれば、あとはそれが実現できる場所を探します。

所属する会社が副業を禁止していないかを要確認

ただし、1つ注意しておきたいことは、本業の他に仕事をすることは、目的が「パラレルキャリア」でも会社から見れば「副業」と捉えられてしまうこと。

就業規則に副業を禁止する規定があれば、その会社に勤めながらの「パラレルキャリア」の実現は、ボランティアでないと難しいでしょう。

正社員として働いている限り、パラレルキャリアの実現は難しいでしょうか。

でも、いきなり今の安定した立場を捨てるのはもったいない気がします。

それは誰だってそうだと思いますよ。まずは空き時間にでもできるような、負担が軽めの仕事から始めるのがおすすめです。

副業やフリーランス向けの仕事、ボランティアの募集を探す

第ニのキャリア向けの仕事は、フルタイムでない募集が集まりやすい、副業やフリーランス向けの求人を紹介するサイトやエージェントを使って探すのが効率的です。

困っている人の役に立ちたい、社会貢献活動がしたい、という人は、地域でボランティアの募集がないかを調べてみてください。

パラレルキャリア向けの仕事が探せるサイト・エージェント
種別 サービス名
クラウドソーシング クラウドワークス
ランサーズ 
クラウディア  
スキルを売る CARRY ME 
coconala 
タイムチケット 
スキルマーケット 
何かを教える ストアカ 
ハンドメイド品などを売る BASE 
minne 
Creema 
ITフリーランス向け
エージェント
TimeTicket Pro 
ミッドワークス 
ギークスジョブ 
レバテックフリーランス

クラウドソーシングは、仕事を依頼したい人と仕事を受注したい人とをつなぐサービスです。

いわゆる「スキルマーケット」は、自分のスキルを公表して、発注者を募るもの。「タイムチケット」は30分単位の時間を買ってもらうというもので、あらゆる使い方が考えられます。

人に教えられる何らかの知識やスキルがある人は、「ストアカ」などを使い講師となって教えることもできますし、手工芸が得意な人は、作ったものを「minnne」「Creema」などのハンドメイド販売サイトで売ったり、「BASE」で自分の店を開いたりすることもできます。

社会福祉などのボランティアに興味があれば、全国の社会福祉協議会にあるボランティアセンター
や、ボランティア情報サイト「activo 」「Yahoo!ボランティア」などで募集情報を探してみてください。

「パラレルキャリア」は収入でなく人生を豊かにする働き方

多様な働き方が認められ、求められているこの時代、これからは1つの企業や仕事にとらわれず、自分自身のキャリアを多角的に築き上げていく「パラレルキャリア」に興味を持つ人も増えています。

「パラレルキャリア」には、人脈が広がったり、視野が広がったりと人生を豊かにしてくれる大きなメリットがあります。

しかし一方で、実現には精神的にも体力的にもエネルギーが消耗する、時間のやりくりが大変、といった壁もあります。

パラレルキャリアに挑戦することで心や暮らしに余裕がなくなっては本末転倒です。自分が本当にやりたいことは何か、楽しめることは何かを追求し、今後の人生を充実させましょう。

 

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