履歴書の資格欄の書き方とは?意外と知らない注意点を紹介!

履歴書の資格欄の書き方とは?意外と知らない注意点を紹介!

転職活動において、履歴書などの書類の書き方に悩む方は多いと思います。中でも、意外と書き方が難しいのが資格欄です。

履歴書の資格欄は、特定の資格職でもない限り、選考結果に直接影響することはあまりありません。しかし、資格というのは一定のレベル以上の知識や技術があること、そしてそれを得るための努力ができることを示す根拠となり得ます。

つまり、自己アピールの一環としては、かなり有効に使える項目なのです。ただし、単に持っている資格を書き連ねるだけでは、資格欄を十分に有効活用することはできません。

そこでここでは、自己アピールにも効果を発揮できる、履歴書の資格欄の正しい書き方や注意点についてご紹介していきたいと思います。

順番は?『以上』は必要?履歴書の資格欄の正しい書き方

まずは履歴書の資格欄の基本的な書き方の例をご紹介します。

平成○○年〇月 普通自動車第一種免許 取得
平成○○年〇月 日本商工会議所簿記検定試験2級 合格

西暦・和暦はどちらを使用しても構いませんが、履歴書全体で必ず統一するようにしましょう。

資格欄を書く際の注意事項は、主に以下の3つです。

  • 資格が複数ある場合、原則として取得順に書く
  • 末尾に『以上』は基本的に不要
  • 資格名は原則として正式名称を記載する

基本的にはこうした書類では時系列の古いものから順に記載するのがルールなので、資格欄においてもそれに従っておいた方が無難でしょう。

なお、履歴書の中で、末尾に『以上』を記載するのは学歴・職歴欄のみなので、資格欄には必要ありません。

資格の名称は、原則として正式名称を記載するようにしましょう。

ただし、正式名称があまりにも長い場合は、慣例的に略称を記載しても問題ないケースもあります。

正しく知ってる?『取得』と『合格』の適切な使い分け方

資格を持っていることを示す言葉として、『取得』と『合格』の2種類がありますが、正しい使い分け方はご存知でしょうか?

基本的には、運転免許や弁護士、社会労務士などの士業、医師や看護師などの、免許が交付される資格に関しては、『取得』を使います。一方、『合格』を使うのは、英検・漢検や簿記、秘書検定と言った、合格証の交付される検定試験の類です。

また、特定の講習を受けて修了書が交付される形で資格を得られる場合、『修了』を使うケースもあります。

紛らわしいですが、正しく覚えて使い分けるようにしましょう。

要チェック!おさえおきたい主要な資格の正式名称一覧

資格の名称は原則として正式名称で書くべきとお伝えしましたが、意外と正式名称のわからない資格も多いのではないでしょうか?

履歴書に書く機会が多い、主要な資格の正式名称を一覧でご紹介します。中には正式名称が極端に長く、一定の省略が許されるものもあるので、注意しましょう。

主要資格の正式名称

※カッコ内は省略可

略称 正式名称
簿記 日本商工会議所(及び各地商工会議所主催)簿記検定試験
宅建 宅地建物取引士
秘書検定 (文部科学省後援)秘書技能検定試験
医療事務 医療事務検定
調剤薬局事務 調剤事務管理士技能認定試験
ファイナンシャルプランナー 〇級ファイナンシャルプランニング技能士
TOEIC TOEIC公開テスト
アーク溶接 アーク溶接特別教育
フォークリフト フォークリフト運転技能講習
司書 司書
Excel・Word等 Microsoft Office Specialist
日本習字 日本習字教育財団 師範免許○段
そろばん 珠算能力検定
書道 硬筆書写技能検定・毛筆書写技能検定

ここに記載のない資格に関しても、必ず公式サイトなどで正式名称を確認してから履歴書に記入するようにしましょう。

資格を書く順番についてなんですが、職種との関連度が高かったり難易度が高い、よりアピールしたい資格を上に書くのはダメなんでしょうか?
そういう書き方もテクニックの1つとしてありますが、時系列がわかりにくく読み手を混乱させてしまう懸念があります。基本のルールからは外れないほうが書類としては見やすいものになりますよ。

この資格は書いてもいい?履歴書の資格欄に書くべき資格とは

資格欄の書き方が分かったところで、気になるのはどんな資格なら資格欄に書けるのか、あるいは書けないのかということですよね。

基本的には資格欄に記載すべき資格は、以下の3つのカテゴリのいずれかに属するものです。

  • 国家資格や公的機関が関わる資格
  • 受験する業界・職種との関連が高い特定の資格
  • 英検、TOEICなど一般認知度が高い資格(一定レベル以上に達しているもの)

これ以外の資格は絶対に資格欄に書いてはいけないというわけではありません。

しかし、いくら数多くの資格を書き連ねても、その内容が業務と全く無関係だったり、ある程度の一貫性がなければ能力を十分にアピールすることは難しいでしょう。

資格欄に自己アピールの役割を持たせるためには、持っている資格の数よりも質が重要になります。

上記のカテゴリ以外の資格に関しては、資格欄ではなく趣味・特技欄などに記載しておくことをおすすめします。

レベルが低いと逆効果!?資格欄に書ける級数・点数の目安

英検・漢検や簿記、秘書検定などの級数がある資格や、TOEICのような合否ではなくスコアが出る形式のテストの場合、どのレベルから資格欄に記載していいのか悩むところですよね。

こうした級や点数で区分される類の資格に関しては、一定のレベルに達していないものを書くと、かえってマイナスの印象を与えてしまうことがあります。

例えば英検・漢検は2級以上、TOEICは600点以上を資格欄に記載するボーダーラインとしましょう。簿記や秘書検定に関しては、3級以上が目安となります。

持っている資格が欄内に書ききれない!こんな時どうする?

持っている資格が資格欄内に書ききれない場合は、業界・職種との関連度が高い資格を最優先するのが鉄則です。

ただし国家資格や自動車免許に関しては、業務と関係のなくても記載しておいた方がよいでしょう。

また、TOEICなどの語学系やMOSのようなパソコンスキル系の資格に関しては、比較的汎用性が高いので欄に余裕があれば書いておいて損はありません。

資格欄はとにかくたくさん書いた方が有利になるのかと思っていました。3つのカテゴリに当てはまらない資格は、たとえ難易度が高くても書かない方がいいですか?
欄に余裕があれば書いても問題はありません。ただ、特に業界・職種と無関係な資格はむやみに記載しない方が、能力や志向の一貫性をアピールするには効果的でしょうね。

履歴書に書ける資格が何もない!資格欄はどう書けばいい?

資格欄に書けるような資格は何も持っていないという人も少なからずいるでしょう。

その場合、資格欄には『特になし』と記載しておいて問題ありません。

ただし志望の業界・職種との関連が高い研修やセミナー等の受講歴があれば、記載してみるのも1つの方法です。

取得予定や勉強中の資格を資格欄に書くときの注意点

今現在は資格を持っていないけれど、勉強中だったり受験予定の資格があるという場合、何も書かないというのももったいない感じがしてしまいますよね。

そのような場合、例えば勉強中の資格があれば、『○○取得に向けて勉強中』というように、資格欄にその旨を記載しておいても問題ありません。

具体的に受験の予定が決まっていて合格の見込みがあるのであれば、『○○を〇月に取得予定』と書くと、より実現度が高い印象を与えられ、自己アピールとしては効果的です。

ただし勉強中や受験予定の資格を記載する場合は、本当に取得の意思があるものに限定して書くようにしましょう。『勉強中』の資格があまりにも多いと不自然ですし、もし採用後しばらくしても資格が取れていないと、不審に思われるリスクがあります。
求人情報を見ていると、『簿記2級以上』など級数の指定があることがありますよね。その場合、『勉強中』と書いておけば多少は不利になりにくいでしょうか?
級数のある資格については、ある程度順を追って受験していくのが一般的ですよね。ですから、『簿記2級を勉強中』とするのであればその前の段階である3級を持っていることが前提となるので注意してくださいね。

資格は量より質!自己アピールという目的を忘れるべからず

繰り返しになりますが、資格欄に関しては、質よりも量を重視するべきです。

たとえ欄いっぱいにたくさんの資格を記載していても、それが趣味に近いものばかりだったり、一定のレベルに達していなければ、能力をアピールするという効果は期待できません。

資格欄を書くにあたっては、ただ単に資格を羅列するのではなく、自己アピールという目的を意識して記載内容を考えるようにしましょう。