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転職におすすめの資格特集!有利な資格や将来性のある資格を紹介

転職におすすめの資格特集!有利な資格や将来性のある資格を紹介

転職するとき「資格があったほうが有利」と考える人が多いです。履歴書の資格欄が空白だと不安になる人も。

しかし「履歴書が埋まっていればよい」というわけではなく、転職では即戦力となる人材が求められます。

たくさんの資格を持っていても、業務に関係するものでなければ意味がないと考える採用担当者も多いのです。

転職におすすめの資格は「仕事に役立つ資格」や「将来性のある資格」。

それにはどんな資格があるのかを紹介していきます。自分に合った資格を取得して、転職活動を有利に進めましょう。

転職におすすめの資格その1「仕事別の有利な資格」とその難易度

「転職に役立つ資格」と一口に言っても、仕事内容によって異なります。

ここでは業種・職種別に有利な資格と難易度を紹介。それぞれの項目をタップすると、具体的な資格の説明に移動します。

業種・職種別の有利な資格例
業種・職種 資格
事務 ・日商簿記2級以上
・秘書検定2級以上
・文書情報管理士1級以上
・行政書士
不動産・法律 ・管理業務主任者
・宅地建物取引士
・不動産鑑定士
・司法書士
金融 ・証券アナリスト
・証券外務員一種
・公認会計士
IT ・基本情報技術者
・CCNA
・LPIC
医療 ・歯科衛生士
・登録販売者
・医療事務
職種不問 ・運転免許証
・TOEIC600点以上
・社会保険労務士
運転免許証は職種を問わずに役立つんですね。
はい。不動産関係の仕事や外回りの営業など、職種によっては必須です。

ほかにも、地方なら通勤に車が必要になることもありますし、会社に対して身分を証明する書類にもなるんですよ。

TOEICは英語を使う業務だと800点以上が目安です。800点は英検でいうと準1級と1級の間に相当します。

簿記3級は持っているんですけれど・・・。3級では有利になりませんか?
簿記3級は持っている人が多いため、有利になるとは言えないのです。しかし基本的な知識があることのアピールにはなりますので、書いておくといいですよ。

職種ごとに有利な資格について、それぞれ具体的に見ていきましょう。

日商簿記や秘書検定、行政書士など!事務系の職種で役立つ資格

この章では事務系の職種で役立つ資格を4つ紹介します。

事務系の職種で役立つ資格
  • 日商簿記2級以上
  • 秘書検定2級以上
  • 文書情報管理士1級以上
  • 行政書士

難易度や公式サイトも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

経理の資格といえば日商簿記!2級以上は企業の経営状況を把握できる

簿記とは、企業の財産や増減、出納などを記録すること。特に経理や財務などの職種に必要とされ、採用時に「日商簿記2級以上」を必須とする企業も多いです。

難易度
公式サイト 日本商工会議所「簿記」ページ

多くの人は3級を持ちますが、2級は企業の経理担当者や経理事務員として必要な知識があるという証明になります。

秘書検定は日常生活でも役立つ!人に差をつけられるのは2級以上

秘書検定は社会で必要とされる知識や一般常識、マナーなどが問われる検定。

秘書以外の職種でも、社会常識やビジネスマナーを習得済だというアピールが可能です。

難易度
公式サイト 文部科学省後援「秘書検定」ページ

2級までは筆記試験のみですが、準1級と1級には面接試験もあります。

文書情報管理士1級以上を持てば、事務仕事ができるという証明になる

文書情報管理士は、オフィスで扱うさまざまな紙文書を最適な方法でデータ保存する知識やスキルを持つ人のことです。

書類の作成、配布、保存などの技術は、業種を問わず事務の仕事全般に役立ちます。

難易度
公式サイト (公社)日本文書情報マネジメント協会

2級には受験資格がありませんが、1級は2級を持っていないと受験できません。

国家資格である行政書士は将来独立も可能!困っている人を助ける仕事

行政書士法にもとづく国家資格。企業や個人の代わりに官公署に提出する書類、遺言書などの権利・義務に関する書類などを、法律にもとづいて作成するのが主な業務です。

難易度
公式サイト (一財)行政書士試験研究センター

行政書士の資格は「行政書士」として行政書士事務所や弁護士事務所への転職、独立開業に有利。

また、一般企業では法務部や総務部へ転職する際にアピールできます。

独立開業を考えるなら、不動産・法律系の仕事に関する資格がおすすめ

不動産系の資格は難易度が高いですが、将来独立することも可能なので、独立を考えている人は取得も視野に入れましょう。

ここで挙げる資格はすべて国家資格ですが、独学で合格することが可能です。

しかし年に1度しか試験が実施されないものが多いので、取得までに数年かかる可能性もあります。

管理業務主任者はニーズがあって将来性もある!転職するときも有利に

管理業務主任者の多くはマンション管理業者に所属。主な業務は、マンションの管理組合から委託された管理業務が適切に行われているかをチェックし、その報告をするものです。

管理委託契約に関する重要事項の説明とその関連書類への記名、押印は管理業務主任者の資格を持つ人のみが行えます。

難易度 中~高
公式サイト (一社)マンション管理業協会

マンション管理業者には「受託する管理組合の数に応じて一定数の管理業務主任者が必要」という決まりがあり、需要があるのです。

不動産業界は事務所の5人に1人の割合で宅地建物取引士が必要!

宅地建物取引士は、不動産の売買や賃貸の仲介などが公正に行われるように重要事項の説明などを行います。不動産の取引の専門家で、独立することも可能です。

難易度
公式サイト (一財)不動産適正取引推進機構

民法などの知識も付き、不動産業者からのニーズもある宅地建物取引士の資格は、転職に役立ちます。

不動産業には「事務所の5人に1人の割合で宅地建物取引士の資格を持つ人が必要」と法律で定められているため、需要があるのですよ。

不動産や土地を見極める不動産鑑定士は大手企業でも求められる!

不動産を鑑定するための国家資格が「不動産鑑定士」。

鑑定のほか、土地を有効活用するための相談に乗ったり指導をしたりすることが主な業務です。

難易度
公式サイト (公社)日本不動産検定士協会連合会

不動産鑑定士の資格を持つ人の多くは、不動産鑑定事務所に就職します。その他、大手企業の不動産鑑定部門や担保評価部門などからの求人もあるのです。

市民に寄り添って法律問題を解決する司法書士!高収入も目指せる

司法書士は法律にもとづいて、不動産の登記や財産供託に関する書類作成など、民事に関する業務を行います。

難易度
公式サイト 法務省 司法書士試験
司法書士と弁護士との違いは、司法書士には担当できる業務に制限があるということです。でも弁護士の行き届かない部分を補完する大切な仕事なんですよ。

お金に関わる仕事がしたい!金融業界で役立つ資格

金融業界は、年収が比較的高いと言われている業界。年収アップを求めて金融業界に転職したいと思う人も多いのではないでしょうか。

ここでは、金融業界で役立つ資格を紹介します。

経済全般を分析する証券アナリストは、金融市場のプロフェッショナル

証券アナリストは、金融市場や経済の動向を把握して企業価値を分析し、投資家にアドバイスをする「金融市場のプロフェッショナル」です。
難易度
公式サイト (公社)日本証券アナリスト協会

一般企業のIR(投資家向け広報)や財務部門など金融業界以外での需要も高いため、証券アナリストの資格を持っていれば様々な業種で活躍できます。

試験自体の難易度はそれほど高くありませんが、資格取得には通信教育講座を経て試験に合格することと、証券分析の実務経験が3年以上あることが必要です。

未経験での転職は難しいですね。

株式などの売買を行う証券外務員一種は金融業界への転職へ有利!

証券外務員一種は主に証券会社や銀行で、株式や投資信託などの金融商品を取り扱うための資格です。

一種は二種が取り扱う株式・国債などの現物取引のほか、信用取引などリスクの高い商品も含めたすべての金融商品を取り扱うことができます。

難易度
公式サイト 日本証券業協会

さまざまな金融機関で必要とされる資格のため、転職に有利です。

公認会計士の資格取得の難易度はかなり高い!だけどその分高収入

公認会計士の業務は、企業の財務書類を調べて監査を行い、公共の利益を守ること。

監査は公認会計士だけができる独占業務です。

難易度
公式サイト 日本公認会計士協会

ただし公認会計士になるには、2段階の筆記試験を受けて「公認会計士試験」に合格した後、実務経験を積む、補修を受けるなどのプロセスが必要。試験の合格率は平均で10%程度と、難易度はかなり高いです。

公認会計士の仕事や就職先、取得までの流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

パソコンやインターネットなどに関わりたい!IT系の仕事に使える資格

インターネットが生活に欠かせなくなった現代、パソコンやインターネットに関わる仕事に転職したいと考える人も多いでしょう。

ここでは、IT系の職場への転職に役立つ資格を紹介します。

IT業界未経験者が資格を取るなら「基本情報技術者」がおすすめ

「基本情報技術者」は、IT系でもっともメジャーな国家資格のひとつです。

この資格は、IT業界で働くのに必要な情報処理、プログラミングの知識やスキルがある証明になります。

難易度
公式サイト 情報処理推進機構 情報処理技術者試験

プログラマーやシステムエンジニアなどを目指す人は持っていると転職に有利です。

CCNA(シスコ技術者認定)は世界共通!自分のスキルの見直しにも

CCNAとは、「Cisco Certified Network Associate」の略。世界最大手のシスコ・システムズ社(Cisco)が自社製品に関する知識やスキルを認定する民間資格です。

難易度
公式サイト CISCO CCNA Routing and Switching

CCNAはネットワークエンジニアの力があることの証明になります。

キャリアアップや実務に生かせるIT系の資格は「LPIC」!

Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)が正式な名称。「Linux」というOSの知識や技術の証明となる民間資格です。

この資格を取ることで一通りの知識が付き、大抵のサーバー上のトラブルにも対処できます。

難易度
公式サイト LPI-JAPAN オープンテクノロジー技術者認定機関

レベルが1~3に分かれていて、2と3はそれぞれ1と2に合格していないと受験できません。

比較的安定した職場で働きたい!医療系の仕事に役立つ資格

「転職して、収入が安定した職場で働きたい」という人も多いのではないでしょうか。

そんな人には医療系がおすすめ。医療は社会に不可欠であり、人手不足が深刻化しています。ここでは、医療系の転職におすすめの資格を見ていきましょう。

歯科衛生士は合格率が高い!しかし受験資格は3年以上学ぶこと

歯科衛生士は国家資格です。歯科助手と混同されがちですが、待遇が異なります。

また歯石の除去など、口の中を触ることができるのも歯科衛生士の特徴です。

難易度
公式サイト (公社)日本歯科衛生士会

合格率は高いですが、3年以上専門学校などで学ばないと受験資格が得られません。

需要が増えてきている登録販売者!資格があれば多くの薬を販売できる

登録販売者は、頭痛薬などの第二類医薬品までを販売できる資格です。

登録販売者の資格を持っていると、ドラッグストアやコンビニ、家電量販店などで第二類・第三類医薬品の販売ができます。

難易度
公式サイト 各都道府県の公式サイト

都道府県によって異なりますが、各都道府県の公式サイトから「医療・健康・福祉」などのカテゴリに試験の要項が掲載されています。

第一類の医薬品は薬剤師でないと扱えませんが、頭痛薬など約9割の薬は第二・第三類医薬品です。

女性に人気の医療事務!未経験者は資格取得で転職を有利にしよう

医療事務は、病院の受付だけでなく会計業務や診療報酬の請求業務なども行う、女性に人気の資格。

資格はなくても業務はできますが、未経験者には必須です。

医療事務の資格は1つだけではなく、数多く存在します。日本医療事務協会が主催するものと、民間のものとがあるのです。

ここでは厚生労働省が認定している日本医療事務協会の公式サイトを紹介しています。

難易度
公式サイト (学)日本医療事務協会

女性におすすめの資格についての記事もあるので、読んでみてくださいね。

転職におすすめの資格その2「将来性のある資格」とその難易度

将来性のある資格とは、「この先自分が食べていける資格」や「日本での需要が増えていくと予測される資格」のことです。

ここでは将来性のある資格を紹介。たとえば、次のような資格が挙げられます。

将来性のある資格例
業界 資格
不動産 マンション管理士
経営 社会保険労務士・中小企業診断士
医療 看護師・介護福祉士

業界をタップすると業務内容などの詳しい説明に移ります。それでは見ていきましょう。

マンション管理師は人手不足で需要が高い!将来性が期待される

マンションに住む人が増えている現代ですが、マンション管理士は人手不足だと言われています。

マンション管理士は、マンション管理組合の運営や問題解決の手助けをします。

その知識はマンション開発だけでなく、大規模な修繕時にも必要に。

難易度
公式サイト (公財)マンション管理センター

建物の老朽化や空室化が問題となる中、ニーズは今後も高まると予想されます。

社会労務士や中小企業診断士は中小企業で需要がある!違いも解説

社会保険労務士の主な仕事は、企業の労務や社会保険などの手続きを代行したり相談に乗ったりすること。

書類の作成や手続きの代行などは「1・2号業務」と言われ、社会保険労務士だけに許された独占業務です。

大企業には労務や社会保険に詳しい社員が多いですが、中小企業にはあまりいません。

社会保険労務士は「人材」に関するエキスパートなので、中小企業では特に需要があります。

難易度
公式サイト 社会保険労務士試験オフィシャルサイト
今後、雇用条件などの多様化によって、労務や社会保険などの手続きが複雑になっていくでしょう。

各種手続きの代行や相談など、専門家としての活躍をますます期待される業務です。

労務系の資格を取ろうとする際、社会保険労務士か中小企業診断士か迷う人が多いです。

この2つの大きな違いは何でしょうか。

社会保険労務士が「人材」に関するエキスパートなのに対し、中小企業診断士は企業経営に欠かせない「人材・モノ・金」すべてに関する知識を持っています。

とはいえその知識は広く浅いとも言えるので、「人材」に関する知識量などは社会保険労務士のほうが上です。

中小企業診断士の公式サイトもここで紹介します。

難易度
公式サイト (一社)中小企業診断協会

合格率は社会保険労務士のほうが少し高いです。

看護師や介護福祉士は手に職をつけたい人に特におすすめ!

少子高齢化社会が進む中、看護師や介護福祉士の需要が増えています。

ただし看護師の資格を得るには、専門学校などに通わなければなりません。

難易度
公式サイト (公社)日本看護協会

看護師は大変な仕事ですが、やりがいを感じている人も多くいます。安定した職業で働き方も選べ、年齢を重ねても働けるので、勉強して手に職をつけるのもおすすめです。

介護福祉士も今後高いニーズが見込まれます。

受験資格は「実務経験が3年以上ある人」または「福祉系高等学校で所定のカリキュラムを修了し、卒業した人」です。

難易度
公式サイト (公財)社会福祉振興・試験センター

介護職で働きながら資格を取得でき、キャリアアップにもつながりやすいと言えます。

もっと早く簡単に取れる資格はありませんか?
そうですね。「ファイナンシャルプランナー(FP)」や「秘書検定3級」「ITパスポート」などは、受験資格もなくて比較的取りやすいですよ。

ただし「取りやすい資格」は「誰にでも取れる資格」となり、転職に有利にならないことがあります。

資格を持っているからといって、その人が即戦力になるとは限りません。そのため、実務経験も重視されます。

企業側のニーズに応えられる能力があるかどうかがポイントです。

資格取得は、自分が武器にできるものを選んで有利に働かせよう!

転職する人におすすめしたい「転職に有利な資格」「将来性がある資格」について、職種別に説明しました。

仕事に役立つ資格があれば、能力が可視化されるため転職の際にアピールしやすく、選べる仕事の幅も広がります。

しかし、資格を持っているだけでは有利になるとは限らない、ということに注意が必要です。 

自分のやりたい仕事、取得に必要な時間や金額も視野に入れて考えることが大切です。

自分の武器になるような資格を所得して、転職を成功させましょう。

※掲載の情報は2018年5月現在のものです。
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