履歴書の趣味の正しい書き方とは?単語だけではだめな理由と例文を紹介

履歴書の趣味の正しい書き方とは?単語だけではだめな理由と例文を紹介

履歴書の「趣味(・特技)」欄の記載内容に頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。

履歴書の中には「趣味」欄がないものもあるため、どうしても趣味が思いつかないのであれば趣味欄がない履歴書を使用するのも手ですが、それは正直勿体無いことです。

この記事では、面接をスムーズにし、上手く自分をアピールするために趣味欄を活用する方法や例文をご紹介します。

趣味欄はきちんと書くべき?面接官が見ている部分とは

趣味欄と言われても、ぱっと趣味を思いつかない方も多いですよね。

ウソを書いても仕方ないし、それならいっそ「特になし」と書いてしまったほうがいいのだろうか…?と考えてしまうことも。

しかし、それはやっぱり勿体無いこと。なぜわざわざ履歴書に趣味欄があるのか、面接官は趣味欄をどう見ているのかを考えてみましょう。

面接官は趣味から「その人」を見ようとする

履歴書に書いてあることと言えば、その人の基本的な情報と学歴、そして職歴、自己PRなどです。

正直言えば「たったそれだけ」なので、その書類からその人となりを判断するには情報が少なすぎると言えるでしょう。

しかし、趣味欄を見れば「この人はこんな趣味を持っているんだ。ならこんなタイプの人なのかな…」と予想することが出来ます。

また、趣味欄を見ることで現在働いている社員と気が合うかどうか、社風と合いそうかどうかを判断していることもあります。

数少ない「その人を見るための情報」が趣味欄だと言えるでしょう。

緊張をほぐすために使われることもある

面接は誰であれ緊張するもの。

しかし趣味の話であれば、自分の好きなものの話ですから、緊張がほぐれリラックスして喋りやすいですよね。

ガチガチに緊張している人をほぐすために趣味の話が使われることもあります。

趣味が全くない場合は趣味を無理やりにでも作るべき?

趣味が全くない、思いつかない場合は無理やりにでも趣味を作るべきなのでしょうか。

とはいえ無理やり作っても趣味についての話が出来なければ意味がありません。

日常生活の中で「これは苦にならない」「これをやっているときはリラックス出来るかも」と思えるようなことがあれば、それを趣味にしてしまいましょう。

それこそ「掃除」や「洗濯」といった必ずやらなければいけないことでもいいですし、気分転換にしている「散歩」でも構いません。

書ける特技があるのなら、そこから逆算ではないですが、趣味が高じて特技になったと考えることも出来ますね。

「無趣味」と書いたり、「特になし」では面接官も人となりを予想することが出来ず、評価の低下に繋がることも十分に考えられます。

記載欄がある場合は、絶対に何かしら趣味を記載することをおすすめします。

趣味欄に趣味を記載するのは自分を知ってもらうだけでなく、話のきっかけにもなるんですね。
その通りです。

同じ時間でより深く自分を知ってもらうのに趣味欄は一役買っていると言えるでしょうね。

どこまで書いてOK?趣味欄のOK・NGはあるの?

趣味は個人の事由であっても、履歴書という書類の上ですから、自由に書きすぎるのもちょっと控えたいもの。

趣味欄にはどこまで素直に自分の趣味を書いたらいいのか?書かない方がいい趣味もあるの?など、趣味欄に記入する前に知っておきたいポイントをご紹介しましょう。

一般的な趣味であれば記載しても問題なし

一般的に趣味と認められるものであれば、趣味欄に書くものに制限はありません。

料理、生花や茶道、書道など「習い事」としても有名なものは十分趣味として成立出来ますし、「特技」として記載しているものと趣味が被っていても構いません。

例えば日舞を小さい頃から習っていて、名取であれば十分に特技としても成立しますが、もともと日舞も趣味でやっていたものだと思いますので、趣味欄と特技欄両方に記載してもいいわけです。

好みが大きく分かれるもの・悪印象のものは記載しないほうが無難

逆にあまり書かない方がいいのは

  • 犯罪を連想させるような趣味
  • ギャンブル系の趣味
  • 好みが大きく分かれる趣味

の3つです。

当然ですが犯罪を連想させるような…例えばモデルガン収集やナイフ収集といったものですね。趣味のひとつとして成立こそしていますが、やはりちょっと「怖いな」という印象を与えてしまいます。

ギャンブルもそうですね。「ギャンブルをするような人材はちょっと…」と思われがちなので、記載しないほうが無難です。

最後に好みが大きく分かれる趣味です。野球やサッカーなどのスポーツ観戦で特定のチームを応援しているような場合、面接官の趣味と違うと話が弾まないことも…。

スポーツ観戦を趣味として書きたいと言うのであればチームではなく個人プレイのスポーツをセレクトするか、特定のチームは書かずに「野球観戦によく行きます」といった書き方がいいでしょう。

市民権を得ている趣味でも避けるべき?賛否両論な趣味とは

一般的には市民権を得ている趣味ではあるものの、印象が賛否両論になる趣味もあります。

代表的なものは「ゲーム」でしょう。最近ではスマホの普及によりゲームをしている人も増えてはいますが、まだ色眼鏡で見られることも多い趣味のひとつです。

ただ、ゲームや漫画などに関する業界に転職を考えているのであれば、ゲームが趣味なのは大きな強みになりますので、業界次第といった感じでしょうか。

また、多くの人が書く「読書」「音楽鑑賞」「映画鑑賞」といった趣味はその字面だけでは非常に「面白みがない」もので、面接官の印象に残りにくいです。

どのような部分が「趣味」と言えるポイントなのかをきちんとあわせて書かないと、アピール力は弱いかもしれません。

当然ながらウソの趣味を書くのはNG!答えられないとマイナスに

当然のことながら、ウソの趣味を書くのはNGです。

なぜなら、ウソの趣味を記載したところで、面接時に趣味について聞かれても詳しく答えることが出来ないからです。

例えば「読書が趣味」と書いた人に「最近読んだ本はなんですか?」と質問しても「最近は読んでいません」と答えたら「それって趣味じゃないし、なんで趣味欄に書いたんだろう」と面接官でなくても思いますよね。

趣味に関する質問に答えられないと印象はかなりマイナスになってしまいます。必ず質問に答えられる趣味を選びましょう。

どのような趣味でも箇条書きだけでなく一言詳細を添えよう

いくら変わっていたり、魅力的な趣味であっても、趣味の名称(例えば「読書」)だけでは印象に残らず、面接官も話題に出しにくいです。

趣味の項目をさらにフォローするような一文や、趣味を説明するような文章を後ろに入れることで、どのように趣味を楽しんでいるのかもわかりますし、面接官もぐっと話題に出しやすくなります。

なるほど、いくら趣味だと言っても理解されにくいものは避けた方が無難というわけですね。

他に書くのを避けたほうがいいものはありますか?

最近多い「人間観察」ですかね。

「自分も観察されているのでは?」と思わせてしまい印象がよくありませんので、避けるのが無難でしょう。

アピールしやすい?記載する趣味を選ぶポイントは?

中には多趣味で「どの趣味を選んで書けばいいのかわからない」という方もいるでしょう。

どうせかくなら印象がよかったり、アピールになる趣味の方がいいですよね。

そこでこのトピックでは、面接官にいい印象を与えるかも?と思える趣味を選ぶポイントをご紹介します。

志望する業界・業種に関する趣味

自分が志望する業界や業種に関する趣味は「好きでこの業界を選んだんだな」といい印象を与えます。

また、趣味ということはそれなりの知識を持っているので、未経験であってもすぐに仕事を覚えられるのではないか、という印象も持ちますよね。

自分のアピールに繋がる趣味

自己PRで話そうかなと思っていることに関する趣味を記載しておけば、趣味の話を振られた時にそこから自己PRに繋げやすくなります。

ただ好きなだけ、よりも一歩進んだ印象になりますね。

会話のネタになりそうな趣味

なかなか他の人がしない趣味であったり、キャラクターとはちょっと違う意外性の高い趣味…例えば盆栽などでしょうか?

やはり興味を強く引きますし、その趣味をどのように楽しんでいるのか、見た目や他の部分から受ける印象と違うことでその人をより深く知ろう、知りたいと思わせることが出来ます。

自分が自信を持って「趣味」と言えるものならOK

いずれにも当てはまらない趣味だから、書かないほうがいいのかな…と思った方もいるかもしれません。

しかし、自分が「これが好き!」と自信を持って言えるものがあることは大きな強みです。

希望する業界に全く関係がなくても、それが一般的な趣味であっても書き方ひとつで大きな自己アピールに繋がります。

趣味に関しても熱意を持って記載されているものであれば、面接官が話を振ってくる可能性は十分。

「この事ならいくらでも語ることが出来る!」という趣味があればぜひ書きましょう。

人に自慢出来るような趣味があればいいですけど、僕みたいに特に思いつかない場合は辛いですね…。
人に自慢出来なくても、自分が自信を持って言える趣味ならそれでいいんですよ。

それこそ「食べ歩き」でも立派なアピールポイントになりますよ。話のネタにもなりますしね。

趣味はどう書くといいアピールになる?例文を交えて紹介

同じ趣味でも、書き方ひとつで印象が変わります。

趣味を書く際のポイントは「これが好き!」だけではなく、「この趣味を通じて自分がどのような経験・成長を得たか」もあわせて書くことです。

とはいえ、履歴書によって記載欄の大きさも違います。

ある程度スペースを取れるのであればエピソードを交えてもいいですが、小さめの欄の時は一言補足を添える程度でいいでしょう。

「旅行」が趣味の場合の例文

旅行が趣味の場合、「海外旅行」や「温泉巡り」など具体的な趣味にすると一目で詳細がわかるので、少し細かく記載することをおすすめします。

海外旅行(一人で1から計画を立てて海外によく行きます。)

これだけでも海外に一人で行くことが出来る計画性や、現地で困ったことがあっても会話などコミュニケーションで乗り越える力がある人では?と予想することが出来ますよね。

欄が大きければそのあたりをもっとアピールするような一文を入れてもよさそうです。

温泉巡り(温泉が好きで、友人とよく行きます。現在は東北地方の温泉制覇を目指しています。)

温泉巡りが好きな場合の例文です。目標を持って行動していることもさりげなくアピールしています。

「音楽鑑賞」が趣味の場合の例文

音楽鑑賞は一般的に趣味欄に書かれやすい趣味なので、より具体性を持たせることが重要になってきます。

音楽鑑賞(60年代の洋楽が特に好きで、休日にはレコード探しをしています。)

まず「どんな音楽が好きなのか」を必ず入れましょう。さらに、その音楽に対して何かしていること(上記の例文であればレコード探し)があれば、それもあわせて記載します。

もちろんCDを聴くだけでも立派な音楽鑑賞ですが、「音楽を聴きながら通勤することでリフレッシュの時間を作っています」と音楽鑑賞によってストレスが解消されていることを上手く伝えたり、「ライブによく行きます」と活動的な印象を与えることも出来ます。

他の人も記載しやすい・している趣味だからこそ、自分はこうしているよ、という個性をしっかりと出しましょう。

「映画鑑賞」が趣味の場合の例文

映画鑑賞も音楽鑑賞と同様、様々な人が記載しやすい趣味ですので、具体性を忘れないようにしましょう。

映画鑑賞(是枝裕和監督の作品が特に好きで、その中でも「ディスタンス」という作品が加害者遺族を描くという視点と、脚本がほとんどなく役者達の自然な動きに任せたという作り方が面白いだけでなく、自分はどう生きて行くべきなのか深く考えさせられた思い出もあり、一番好きな映画です。)

など、最低でも好きな監督と作品について簡単に語るようにしたいですね。

もちろんジャンルでのくくりでもいいと思います。

映画鑑賞(マーベルヒーローズが好きで、関連作品はすべて観ています。大人が観ても面白く、かつ自分の立場だとしたら…と考えさせられる奥深さに魅力を感じています。)

恋愛映画が好き、ホラー映画が好き…という感じでもいいでしょう。さらにそのジャンルのどこに惹かれるのかを書くことで、人となりが見えてきます。

「読書」が趣味の場合の例文

読書もセレクトする人が多い趣味ですね。こちらも自分ならではのポイントをアピールするための文章を考える必要があります。

読書(毎日寝る前の1時間を読書タイムにしています。読む本はエッセイから純文学まで様々ですが、寝る前に集中して読むことで深い集中力を身につけられました。)

読書を続けることで自分が得た何かを説明するような形でもいいですし、

読書(ユーモアミステリが好きで、中でも東川篤哉の作品が好きです。軽妙に話が進むのですが至るところにトリックが隠されていて、何度もついつい読み返してしまいます。)

と、好きな作家や作品について記載してもよいでしょう。

「料理」が趣味の場合の例文

料理が趣味の場合、「よく友人に振る舞っている」や「自分でメニューを考えるのが好き」など様々なアピールポイントを入れることが可能です。

料理(お菓子作りが好きで、毎月1回友人たちと手作りお菓子パーティーをしています。得意なお菓子はシュークリームです。)

「ドライブ」が趣味の場合の例文

車を使用する営業職を希望する場合、ドライブが趣味ですと「運転に自信がある・慣れている」と思われるので効果的なアピールになるでしょう。

ドライブ(月に2~3回ほどドライブに行きます。ストレス解消にもなり、道を覚えるのにも役立っています。)

具体的にどのあたりにドライブに行くのかも記載するとさらにいいですね。

何かしらの「スポーツ」が趣味の場合の例文

学生から続けているならばそのエピソードを、試合に出たり賞をもらっている場合も記載することをオススメします。

フットサル(月に2回、フットサルチームで練習または試合をしています。社会人チームなので様々な人と交流でき、またストレス解消にも役立っています。)

上記のように、社会人になってからでもスポーツが趣味ならしっかり記載しましょう。体力やストレス耐性をアピールできます。

趣味の詳細・そこから学んだことを入れるのがポイントですね。

他に有効と言われる趣味ってあるんですか?

意外かもしれませんが、「カラオケ」はウケがいい趣味と言われていますね。

宴会などで歌う機会があるからでしょうか…?

「好き」を通じて自分をアピールする部分と思おう

趣味欄とよく似ている「特技欄」は、「自分が得意なことを通じて自分をアピールする部分」ですが、趣味欄は「自分が好きなもの・ことを通じて自分をアピールする部分」です。

好きなものだからこそ、話している時の姿から面接官は「どのような人なのか」「うちの会社に合う人間か」を判断し、評価するポイントとしています。

自分の好きなものに自信を持って話す姿は魅力的に見えるはず。上手く自己アピールにつなげて、好印象を与える面接を目指しましょう。