特技がない人も安心!例文から学べる「履歴書の特技」の正しい書き方

特技がない人も安心!例文から学べる「履歴書の特技」の正しい書き方

履歴書の中にある「特技」欄。

資格でもなく、趣味でもなく特技。しかし、世の中に「特技はコレです!」とすぐに言える方は意外と少ないのではないでしょうか。

しかしながら、特技欄は履歴書の中でも志望者の「人となり」を端的に表すことが出来る場所ですから、上手に使わない手はありません。

アピールに使える特技の見つけ方や書き方のポイント、担当者がどこを見ているのかなど、特技欄について徹底解説しちゃいます!

どうして履歴書に特技欄があるの?その理由

わざわざ履歴書に特技欄がある理由はなんなのでしょうか?

当然ながら理由なく特技欄が記載されていることはありません。人事担当者はしっかりと「特技」もチェックしています。

何を受け取るのか、趣味とどう違うのか…など、まずは特技欄について学びましょう。

人事担当者は特技欄から何を受け取る?

特技に記載されているものから「この人はこの部分に強みを持っているのかな」と想定することが出来ます。

例えば特技にチームスポーツを記載していた場合「この人は協調性を持っている人かも」と予想することが出来ますよね。

協調性は社会で生きていく中でも非常に大切な要素。さらに特技に関して質問をすることで、よりその人を深く知ることが出来ます。

趣味や特技の回答からも人間性などが判断されているので、実は特技欄は話題の提供だけに留まらない重要なポイントなんです。

趣味と特技、その境界線がわからない…

趣味と特技、どういう違いがあるのかわからない、どっちに書こう…と迷う方もいると思います。

趣味は上手い下手に関係なく、自分が好きなものであったり、凝っているものが「趣味」となります。

例えば特別上手くもないし、料理本を見ながらじゃないと作れないけれど料理が楽しい!と思えるのであれば料理が趣味と言えるでしょう。

対して特技は、「自分が得意とするもの」と考えて下さい。

特技が料理であれば「他人の家に行って、冷蔵庫の余りもので何か作ってと言われても3品くらいはぱっとメニューを思いつくことが出来る」という感じでしょうか。

もちろんそれが出来なくても、自分の中で料理が得意!と思っていれば特技欄に「料理」と書いてOKです。

どうしても特技が見つからないなら、特技欄なしの履歴書を

しかしながら、どうしても自分の特技を見つけられない、という方もいるかもしれません。

「特技と書いていいのだろうか」「仮に突っ込まれたら怖い…」などの不安を抱えたまま特技欄に何か記入するのも嫌ですよね。

そのような方であれば、「特技欄」がない履歴書を購入することをおすすめします。

世間で利用される履歴書には様々なフォーマットがあり、中には特技欄がない履歴書も存在するんです。

志望動機や自己PRとあわせてひとつの記入欄になっているものを選べば、志望動機や他にPRする部分を重点的に記入することになると思いますので、わざわざ特技を書く必要がありません。

面接や書類選考など、一人にかける時間はそう多くありません。

だからこそ特技欄で「おっ」と思わせる工夫が必要ということですね。

特技欄に記入する際、気をつけたいポイント6つ

特技欄に自身の特技を記入する際、ただ特技を書けばいい、というわけではありません。

より効果的に、かつ人事担当者に伝わるように記入することが大切です。このトピックでは、特技欄に記入する際に知っておきたいポイント6つをご紹介します。

項目名だけではなく、きちんと説明も記載する

例えば特技の欄に「プログラミング」とだけ記載しても、どのプログラミング言語なのか、その言語を使って何かしたのか…など背景が見えません。

「プログラミング(学生時代から趣味でC言語を学び、簡単なソフトを作ったりしていました)」というように、その特技の詳細もあわせて記入するようにしましょう。

志望業種・業界に関する特技を書くと印象アップ

特技欄で目を引きやすいのはやはり志望する業種や業界に関する特技です。

例えばIT業界に転職志望の方の特技が「プログラミング(C言語など)」であれば即戦力になれるな、という印象を与えられますよね。

もちろんここまでダイレクトに近いものでなくても、数字に強い(計算が早いなど)、タイピングが早いといった関連する特技でも十分OKです。

他の例で言えば、アパレル業界やデザイン業界であればカラーコーディネーターの資格を持っていると強みになりますね。

このように、志望する業界や業種に近い特技を持っていると大きなアピールポイントとして使うことが出来ます。

人事担当者と話題が広がるものを選ぼう

人事担当者が「面接でぜひ聞いてみたい」と思えるような特技を記載するのも大きなアピールとなります。

例えば「利き酒」なんてなかなか興味をそそられますよね。

他にもあまり人には知られていないちょっとニッチな特技も「この話題について聞いてみたい」と思わせる力があります。

人事担当者が悪い印象を持つ特技は記載しない

履歴書を見ることで志望者の人となりをある程度判断するわけですから、出来るだけいい印象を持つ特技を書きたいもの。

たとえそれが本当であっても「競馬」や「パチンコ」といったギャンブルを特技とするのは避けたほうがいいでしょう。

また、こちらは少ないと思いますが宗教に関することもできれば避けたほうがいいですね。

ウソの特技や「特になし」はNG

自分には特技がないから…と「特になし」と書いたり、とりあえず欄を埋めるためにとウソの特技を記入するのはやめましょう。

まず特になしと書いた場合、特技がある人に比べると見劣りしますし、「人となりがわかりづらい」ということで書類選考で落ちる確率がアップしてしまいます。

ウソの特技を書いた場合、特技の内容について質問をされた際に上手く答えることが出来ず、人事担当者に悪印象を与えます。

「特技とはいえないかも」と思えるものであっても、書き方や考え方を工夫すれば十分に特技になりうるもの。

せっかくのアピール欄のひとつなのですから、自分の中で自信が持てるものを記入しましょう。

アピール度のために自分を犠牲にしない!

中には「自分の特技はアピールとしては弱いから、別の特技を記入しよう…」と思う方もいるかもしれません。

しかし、一般的な特技であっても、自分が好きで続けてきたことや興味があったもののはずです。

やはり自分が好きなもののほうが話が進みますし、深い知識を持っていることも大きなアピールとなります。自分にウソはつかず、自信を持って特技を書くことが大切です。
特技欄において気をつけるポイントは沢山あるんですね。

資格も特技としてアピールしていいのでしょうか?

資格は別途資格欄に記載しますが、資格を取る上でアピール出来る部分があれば特技欄に記載してもいいでしょう。

「特技・資格」とひとまとめになっていれば資格もそこに記載しましょう。特技をあわせて書いてもいいですし、どちらかだけでも構いません。

どのような特技を記入する?例文とともに解説

具体的に特技欄に記入する内容はどのようなものがいいのでしょうか。

先程のトピックのポイントを守りつつ、アピールの目的別に例文を含めて解説・紹介していきたいと思います。

キャリアを活かすような特技でアピール

これまでのキャリアを象徴するような特技を持っているとアピールになります。例えば

人との会話・対応力(前職は接客業をしていましたので、人と会話し話題を引き出すことが得意です。

また、自分から話しかけることが多かったので誰に対しても緊張することなく気軽に声をかけることが出来ます。)

このような特技ですと職場でもコミュニケーションを取りやすく、かつ営業職に配属しても成果を挙げられるのでは?と人事担当者が思うかもしれません。

スポーツ系の特技で体力などをアピール

学生時代から、それよりも前から、社会人になってから…と様々なタイミングで「特技」として使えるのがスポーツ系の特技。

スポーツ系というと「サッカーや野球をしていないとダメかな?」と思いがちですが、ウォーキングやマラソンなども立派なスポーツ系の特技です。

ウォーキング(仕事が忙しい日でも、出来る限り1日30分は歩いています。

そのおかげか免疫力もつき、ウォーキングを始めてから風邪を引くこともなく健康に過ごせています。

また、ウォーキングの時間を取るために計画的に物事を進めるようになりました。)

ウォーキングを続けることで「健康な体」や「計画的に物事を進める力」がついた、とアピールしています。

特技をただそれが出来るとして使うのではなく、特技によってさらにこんな能力も身につけました、という形にまとめるとよいでしょう。

意外性がある特技で人間性の幅をアピール

応募する職種などに関係がなくても、意外性といいますか人間性がわかったり「おっ」と思われる特技もいいアピールになります。

例えば「似顔絵、イラスト」など。

イラスト・似顔絵(昔からイラストを描くのが得意で、色紙に描く似顔絵や、結婚式のウェルカムボードのイラストなどをよく頼まれます。

初対面の方であっても20分程度あればすぐに似顔絵を描くことが出来ます。)

他にもあまり知られていないようなものを特技にする、なんてのも面白いですね。「特技欄に書いてあるコレはどういうものなの?」という質問から話が弾む可能性が高いです。

あるいは知っていてもあまり特技にまではいかないものも面白いでしょう。「ピアノ」は特技とする人も多いですが同じ楽器でも「オカリナ」や「タンバリン」は特技!?とちょっと興味を引かせますよね。

そこから自分らしさのアピールにも繋がりますので、「こんなの特技にしてもいいのかな」と思わずに自信をもって記入しましょう。

他にも色々!特技に書けるものは多い

そんな特技はないよ~!という方でも大丈夫です。考え方や見方を変えれば特技に書けるものは意外と多いんです!

  • 寝付きがいい(出張でも体調を壊しにくい!)
  • 料理が出来る(冷蔵庫の中の物で上手く作る=物事を組み立てる力がある!)
  • 掃除(計画的に行うことでいつも部屋はピカピカ)
  • 早起き(遅刻しない、寝覚めがいい!)
  • 集中力がある(集中しにくい環境でも仕事をこなせる!)

などなど…。

普段続けていることでも十分特技になりえるので、自分の「強み」を探してみてください。

特技って有段じゃないとダメ、みたいなイメージがありましたけど、日常的なことでも特技にすることが出来るんですね!

これなら僕でも特技欄に何か書けそうです。

どうしても特別なものを考えがちですが、日常的なものでも全く問題ありません。

そこから何を得たか、とアピールすることが大切ですね。

自分の強みを最大限に活かせる特技欄にしよう!

特技欄は自分の「強み」をアピールする場所。

業種や業務内容に直接関係があるものならばとても強いアピールになりますし、関係がなくても人間性を表現する場所になります。

改めて「自分の特技はなんだろう?」と見直すことで自分がこれまで気づかなかった強みが出てくるかもしれません。

限られた時間の中で自分の「いいところ」を知って貰えるような特技欄にしたいですね。