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未経験の職種への転職を成功させる!押さえておくべきポイント解説

未経験の職種への転職を成功させる!押さえておくべきポイント解説

「今はアパレル業界で働いているけど、IT業界が気になる」「ずっと営業畑だけど、本当は事務職に就きたい」など、今までとは全く違う業界や職種に転職したい人も多いのではないでしょうか。

求人情報を見ていると、「業界未経験歓迎」や「職種経験者不問」、「未経験歓迎」などと記載されている募集広告はたくさん見つかります。

とはいえ、まずは経験者が優遇されるのが転職市場というもの。経験の代わりにアピールできる何かが必要です。

そこでこの記事では、未経験の職種・業種への転職の実状や必要なポイントについて解説していきます。

未経験の仕事に転職する人は意外と多い!諦めるのはまだ早い

未経験の業種・職種に興味があっても、「難しいのでは」とためらう人は多いもの。そこで、未経験の仕事への転職についてのデータを探してみました。

信頼できる情報として、見つかったのは次の3つのデータです。

それぞれ見ていきましょう。

「doda」未経験の業界・職種に転職できる可能性

転職大手「doda」のエージェントサービスが求人情報や利用者データにもとづき調査をしたところ、2012年10月~12月に異業種へ転職をした人の割合は57%、異職種へ転職をした人の割合は34%でした。

異なる職種への転職がやや少ない印象を受けますが、当時職種未経験で募集可能だった求人の割合は8%だった事実から考えると、意外に多いことがわかります。

WORKPORT「採用担当者のホンネ調査~採用の常識・非常識~」

ITやゲーム業界などを中心に全国4つのエリアで転職支援サービスを展開している「WORKPORT」。

そのWORKPORTが2015年10月に行った、採用担当者側の意見がわかる調査があります。

質問はズバリ、「異業界・異職種からの人材採用に積極的かどうか」というもの。

その結果、積極的だと答えた企業は51%、積極的でないと答えた企業は49%と、ほぼ同じ割合で意見が分かれています。

エン・ジャパン「ミドルの転職」異業種転職についてのアンケ―ト

人材サービス大手のエン・ジャパンによる、30代~40代向け転職サイト「ミドルの転職」。

そこで2020年1月に転職コンサルタント向けに行われたアンケート調査では、「異業種への転職を成功させたミドル世代の人がいる」と答えたコンサルタントが48%いました。

転職者の人数はわかりませんが、半数近くのコンサルタントが少なくとも1人は担当しているわけですから、ここでも異業種への転職者は意外と多いことがわかります。

しかも、30代~40代向けの転職サイトでの調査ですから、異業種への転職を考えるミドル世代にとって希望が持てる結果ですよね。

ところで「業界」「業種」「職種」の違いって何?ここでしっかり押さえよう

ところでさっきから「異業界」とか「異業種」、「異職種」とかって似たような言葉が出てきてわかりにくいんですけど。
業界とは、事業の大まかな区分のことですね。製造業(メーカー)や小売業、サービス業などがあります。

業種は、事業の分野を区別するもので。例えばメーカーといっても食品や繊維、薬品や機械、自動車など、さまざまなメーカーがありますよね。

職種は、企業の中で具体的にどんな仕事をするか、という区分です。営業とか事務とか経理とか、そういった仕事内容のことです。

なるほど。異業界への転職ってことは、メーカーからサービス業へ移ったりすることなんですね。異業種だと「薬品メーカーから食品メーカーへ」的なことですか?
ええ、そうです。異職種への転職とは、営業から事務、事務から企画、など仕事内容が変わることをいいますね。

単に「未経験者歓迎」「経験不問」と書かれている求人もありますし、「業界未経験可」でも「職務経験必須」などのケースもあります。そこもしっかり確認しておきましょう。

未経験でも歓迎される理由(わけ)を知っておくことが大切

転職市場では、即戦力となる人材を求める企業がほとんどです。しかし、業界や業種、職種未経験でも受け入れようとする企業も多いもの。それには理由があります。

企業が異業種・異職種からの転職者を受け入れる主な理由は、次のようなことです。

  • 同じ業界・職種でなくても、仕事に関連性があれば即戦力となり得るから
  • 若い・やる気があるなど、人によっては未経験者でも活躍できる可能性があるから
  • 異なる業界・職種からの新たな風に期待しているから
  • 未経験からでも育てる環境が整っているから
  • 同じ業界・職種からの転職者が少ないから

多くは、経験以外に期待して未経験者を受け入れたいと考えています。

そのため、求人情報で仕事内容や企業の採用意図もしっかり見ておくことが大切です。自分の経験やスキルが生かせるような共通点があれば、未経験でも強みとしてアピールできます。

転職先に生かせるものが何もなさそうなら、教育体制がしっかりしているか、未経験でもできるような仕事なのかを確認しておく必要があります。

「まったくの未経験でもOK」などという場合、仕事内容が飛び込み営業などハードなものだったり、ブラック企業だったりする恐れもあります。

応募のハードルが低すぎるのも要注意です。

人手不足の業界・業種なら、転職できる可能性も高いんじゃないですか?
それは一理ありますけど、入社できたとしても、「忙しすぎて教えてもらう時間さえ取れない」なんてこともありますよ。
ちなみに、未経験者を受け入れてくれない企業にはどんな理由があるんでしょうか。
やはり、人手不足が深刻で教える余裕もない状況だったり、経験やスキルが必須な専門性の高い仕事だったりすると、未経験では敬遠されてしまいますね。

未経験でも応募できる求人は実際に多いのかどうか調べてみた

新型ウイルスによる感染拡大の影響(コロナショック)により、未経験者歓迎の求人は減っているとも言われています。実際にはどうなのか、インターネット上の求人情報をチェックしてみました。

ハローワークの「経験不問」な求人の数

ハローワークのインターネットサービスで求人検索をしてみたところ、正社員の求人のうち、64%に「経験不問」と掲載されていました(494,880件中316,257件/2020年7月末時点)。

職種は事務や営業といったオフィスワークから、食品の製造や自動車整備、土木作業や地質調査などさまざま。看護師の求人もありましたが、もちろん看護師免許は必須です。

転職サイト「doda」の「未経験歓迎」な求人の数

大手転職サイト「doda」の求人検索では、「こだわり条件」で「職種未経験歓迎」と「業種未経験歓迎」の求人が絞り込めます。

正社員の求人のうち、職種未経験歓迎の求人は約4%(53,448件中2,078件)、業種未経験歓迎の求人は約5%(2,529件)とかなり少ない結果でした。

求人数は常に変化していますが、たしかに未経験者OKの求人数は以前より少ない印象です。求人全体の数も新型ウイルスの感染拡大前より減っています(2020年7月末時点)。

転職サイト「リクナビNEXT」の「未経験者歓迎」な求人の数

同じく転職大手の「リクナビNEXT」のサイトでも未経験者歓迎の求人を検索してみました。

検索時点での全求人数43,088件のうち、「未経験者歓迎」の求人は9,206件。約21%の求人が未経験でも応募可能でした(2020年7月末時点)。

検索するサイトによっても、未経験者歓迎の求人数にかなり差があるんですね。ハローワークには結構あるみたいですけど。
ええ。ハローワークには、ここで紹介した転職サイトには掲載されていない職種の求人もあるので、その影響が大きいのでしょう。
え?ハローワークにしか掲載されていない職種があるってことですか?
「doda」や「リクナビNEXT」などは、いわゆるホワイトカラーと呼ばれるオフィスでの事務系職種の求人をメインに取り扱っているんです。

ハローワークには、建設現場や工場などの求人も集まりますから、そういった仕事で未経験者の募集が多めなのだと予想できますね。

20代の未経験と30代の未経験とでは、何がどう違うのか

同じ「未経験者」でも、20代の転職希望者と30代の転職希望者では、企業側が期待することも違います。

まずは20代と30代のアピールポイントをそれぞれ確認しておきましょう。

20代の武器は「若さや柔軟な適応能力」

企業が未経験者を受け入れるのには、「今後の期待」が大いに含まれています。その期待に応えるには、若さが大きな武器となるのは否めない現実。

20代で未経験の仕事に挑戦するには、その若さと、若いからこその柔軟な適応能力をアピールしましょう。

教えられたことを素直に吸収したり、環境に慣れたりするのは、年が若いほどたやすいもの。新たなことに挑戦しようとする意欲や、成長意欲、素直さなどを前面に押し出してください。

30代未経験なら「経験やスキルの共通点」や「リーダー経験」を武器に

30代なら、武器となるのはそれまでの社会人経験や実務の経験。

周りの人と上手く関係を築くコミュニケーション能力や、リーダーとしてチームを率いた経験も大きな武器となります。

応募する仕事とこれまでの経験との共通点を見出し、どう貢献できるかをアピールしつつ、「新たな環境にも容易に溶け込めそう」と思わせるコミュニケーション能力も発揮してください。

ただし、30代でももちろん仕事を教えてもらう必要がありますから、「できることへの自信」だけでなく「これから教わることに対する謙虚な姿勢」も忘れないのがポイントですよ。

年長者になるほど「職種未経験」のハードルは高くなる

業界未経験と職種未経験、転職のしやすさで言えば「業界未経験」の方が転職しやすいです。

なぜなら、業界は違っても基本的な仕事の内容には共通点が多いから。

そして、業界が違うからこそ、既存社員とは異なる角度・視点で仕事にアプローチでき、会社に貢献できる可能性も高いです。もちろん、前職のノウハウや身につけたコツを活かすこともできます。

職種が未経験の場合、業界がもし同じだったとしても、やることは全く別のこと。仕事を教える側にとっては負担が大きいですし、覚える側にも、より高い意欲や積極性が求められるのです。

30代・40代と年を重ねるにつれ、そのハードルは高くなります。未経験でも同じ職種を選ぶのが、転職成功への近道です。

未経験での転職に不可欠な3つのポイントを押さえておこう

冒頭にも書いたとおり、転職では「即戦力」すなわち経験者が優先して採用されます。

いくら「未経験者歓迎」と書かれていても、経験者が同時に応募すれば不採用となる可能性が高いのが現実。安心して応募することはできません。

未経験の仕事への転職には、次の3つのポイントを押さえることが不可欠です。

未経験での転職必須ポイント
  • 採用担当者を納得させる転職理由
  • 前職の経験やスキルをどう生かすかのアピール
  • 新たなことに挑戦する意欲や熱意、覚悟

それぞれ説明していきます。

「なぜ未経験の仕事に転職しようと思ったのか」は必ず聞かれる

転職では、履歴書や面接で転職理由や志望動機を必ず問われます。

未経験の職種への転職なら特に、その理由は気になるもの。採用担当者が納得できるような答えがないと、意欲を認めてはもらえません。

「もともとやりたいと思っていた仕事だった」のなら、なぜこれまではできなかったのか、なぜ今それに挑戦しようと思ったのか。自分の気持ちを見つめ直して答えを探しましょう。

「現職でその仕事に関わる、知るきっかけがあり興味を持った」という理由でもよいですが、「興味を持った」では転職理由として弱いと感じる面接官もいます。説得力を持たせるには、どのように興味を持ち、なぜ転職するまでに至ったのかまで説明することが必要です。

「前職のキャリアを活用して貢献できる」というアピールを

「未経験可」の求人には、あらゆる業界・職種の人が応募する可能性があります。その中で採用されるには、「この人なら即戦力にもなり得る」「我が社に利益となる」と思ってもらえなくてはなりません。

前職の業務内容や業務に付随する経験・スキルと、応募する仕事との共通点を探し、それをアピールの糸口にしましょう。

仕事によって異なりますが、「接客」「サポート」「正確性」「とっさの判断力」「トラブルへの対応力」などなど、何らかの共通点が見いだせるはずです。

その共通点を、応募先の企業でどう生かすか、何を目指すかを明確にすると説得力が出ます。

また、組織の一員として必要なスキルをアピールするのも有効な方法です。チームのリーダーを任されていたなどの経験があれば、そのマネジメント能力も武器にできます。

求人情報には、「求める人物像」が記載されています。必ずチェックし、当てはまる自分をアピールしましょう。

未経験だからこその「熱意」や「覚悟」も伝えよう

未経験の仕事に就くことには、多少の不安はありますよね。企業側にも、「この人で大丈夫かな」という不安があります。

異なる業種・異なる職種へ挑戦しようとする意欲、「ぜひともその会社に入りたい」という熱意も、採用されるには不可欠です。

また、それが簡単でないとしてもすぐに諦めたり投げ出したりしないという「覚悟」を示すことで、より採用に近づくことができます。

覚悟って、どうやって示すんですか?

「5年は辞めない覚悟があります!」とかって言えばいいんでしょうか。

いえいえ、それでは説得力がありません。

「簡単ではないとわかっているけれど挑戦したい」という熱意を、これまでトラブルや困難な局面を乗り越えた経験を交えて話せるといいですね。

こちらの記事では、20代未経験者のサポートに力を入れている転職支援サービスを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

未経験者の転職は共通点を探してアピールを

転職市場は、即戦力、すなわち経験者が優遇されるのが当然の世界です。

しかし、これまでと異なる業界・業種・職種への転職を考える人はたくさんいます。そして未経験からの転職を叶えた人も少なくありません。

ただし未経験での転職には、未経験とは言え何らかの役立つスキルや経験を共通点として見出し、アピールすることが必要です。

また、特に職種未経験の場合は年長になるほど転職が難しくなるので、即戦力となり得る要素は不可欠。熱意や意欲、覚悟も伝えて採用を勝ち取りましょう。

もちろん、入社して「こんなはずでは」とならないよう、業界研究や企業研究など、事前の下調べも念入りにしておいてくださいね。

※掲載の情報は2020年7月現在のものです。

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