【パワハラで仕事を辞める前に】パワハラの相談ができる窓口一覧

厳しい上司の一言、同僚の態度、先輩の行動…社会人として働く以上、職場の人間関係は非常に重要なものです。

しかし、本当にその言葉や態度はあなたに向けられるべきものなのでしょうか?

妙に厳しいことを言われたり、仲間はずれにされたり…もしかしたらそれは「パワーハラスメント」、いわゆるパワハラの可能性が高いです。

パワハラは心を疲弊させるだけでなく、体調にも影響するなどいいことは全くありません。

今パワハラで悩んでいる方も、もしかしてパワハラ?と思っている方も、一人で悩まずにきちんと誰かに相談して解決することをおすすめしたいです。

「でも、どこに相談すればいいの?」「そもそもパワハラか判断出来ない…」など、どうにかしたいけど難しい、という方も多いと思います。

そこで、この記事ではパワハラを相談する際の注意点や相談先などをご紹介していきたいと思います!

貴方が受けている言葉や態度、もしかしたらパワハラかも?

「もしかしてあの人の言うことってパワハラに当たるんじゃ…?」

「この前の送別会、自分には連絡がこなかったけどこれもパワハラに入るのかな?」

など、自分が受けた言葉や行動、扱いなどはもしかしたらパワハラかもしれません。まず、そのあたりをハッキリさせましょう!

そもそもパワハラってどういった行為を指すの?

とはいえ、パワハラというと上司が部下に対して長時間大声でしかり続けたり、残業を押し付ける…といったドラマでも描かれているようなものというイメージが強いですよね。

しかし、パワハラはそれだけにはとどまりません。

もちろんこれがすべて、というわけではありませんが、パワハラとして多い6つのタイプがあり、いずれかに当てはまっていたらパワハラである可能性が高いんです。

身体的な攻撃 殴る・蹴る・机を強く叩くなど
精神的な攻撃 人の前でミスを大声で叱責する・
「お前なんかいらない」と言われる・
「さっさとやめろ」と言われるなど
人間関係からの切り離し 一人だけ別部屋にされる・
会社の集まりに呼ばれないなど
過大な要求 他の社員は定時に上がるのに
自分だけ残業を押し付けられる・
新人なのにいきなり大量の業務をやらされるなど
過小な要求 事務職なのに掃除だけさせられる・
営業職なのに洗車だけさせられるなど
個の侵害 勝手にスマホのデータを見る・
机の中を見る・プライベートを詮索するなど

インターネットには「パワハラを受けているかチェック出来るサイト」もありますので、あわせて活用してみてください。

自分ではパワハラを受けていると思っていなかったけど、実はパワハラだった!なんてこともあるかもしれません。

パワハラは放置しているとエスカレートする可能性がある

「パワハラを相談したら会社を辞めろと言われそう」「職場で過ごしにくそう」と思い、相談を思いとどまっている方もいるかもしれません。

確かにその可能性は残念ながらゼロではありません。

しかし、だからといってパワハラを受けたままなにも行動を起こさないと、相手は「パワハラをしてもあいつは何も言わないからもっとしてやろう」とエスカレートする可能性が高いんです。

パワハラの被害に遭っているのですから、仕事そのものは楽しいのにパワハラのせいで会社を辞める…なんて悲しいことにならないよう、毅然とした態度でしかるべき行動を起こすことが大切なんです。

パワハラといってもいろんな種類があるんですね。

自分で判断できないこともありそうで不安です…。

確かに「指導」なのか「パワハラ」なのか判断しづらいですよね。

チェックサイトを利用したり、パワハラの実例を見てみて「これは自分もされていることだ」「自分にも当てはまる」と思ったらパワハラと判断してもいいかもしれません。

パワハラを相談する前に!知っておきたいポイント

パワハラを受けていることを相談する前に浮かぶ疑問として

  • 相談する前に何か用意しておくべきものはある?
  • 相談しても解決しなかったら意味がないんだけど…

という2点が挙げられます(もちろん他にもあると思いますが…)。

このトピックでは、相談する前の知識として、この2点について解説していきます。

相談する前に準備しておくといいことはある?

相談する前に準備しておくといいものは、やはり「どのようなパワハラを受けているか」わかるものでしょう。

  • パワハラを録音したもの
  • パワハラを受けた日時・内容がわかるメモや日記

といった、パワハラを受けたことが確認出来るようなものがあるといいですね。

記憶の中にあっても話していると「どうだったっけ?」となってしまうこともあるでしょう。

メモや録音があればしっかりと「証拠」としても残せるので、裁判になった時も使えます。

相談したら解決する?相談事例を紹介

相談しても解決しなかったらムダでは…と思う方もいるかと思います。

実際労働相談をした事例をご紹介しましょう。

上司からパワハラ(ないクレームをでっち上げてさらに上の上司に報告、退職を促す言葉を言うなど)を受けていた方がいました。

上司の上司に報告はしていたものの事態が改善されないため、労働相談を行ったのです。

相談の結果、社長に「損害賠償請求も辞さない」という強い意志の手紙を送ることをアドバイスされました。

それを実行した結果すぐに社長が動き、上司に聞き取り調査を行ったところパワハラを行っていたことを認め、謝罪を貰うことが出来ています。

相談することで、労働問題に強い人間が間に入りよりよい策を考えてくれるので、全く相談をしない現状よりも悪化することは少ないと言えそうです。

スムーズに状況が説明出来るような資料を用意出来るといい、という感じですね。

そのほうが相談したときに解決出来る可能性も高い気がします。

そうですね、記録があることで裁判になったときに証拠として提出出来ます。

自分を守るためにも「パワハラに遭っている」と思ったら記録しておくといいでしょう。

パワハラを受けているなら、社内・社外で相談してみよう!

パワハラを受けているのをなんとかしたい!そう思ったら「相談」してみましょう。

相談する先は主に「社内」と「社外」の2種類にわかれ、そこから細分化されます。

それぞれの相談先を簡単にですが紹介しましょう。

信頼出来る人や社内の相談窓口に相談しよう

社内にて相談するのであれば、身近にいる信頼できる友人(同僚)や先輩、上司などに相談しましょう。

相談しても解決に繋がらなかった、相談出来ないという方は、社内に相談窓口やハラスメント用の窓口など、相談出来るところがあればそこに相談してみてください。

社内窓口に相談することで、担当者が関係者に聞き取りなどを行います。

その上でパワハラ行為が認められた場合、謝罪なり配置転換なりの処置が行われます。

社内にそのような部署や窓口がない場合は、社外の相談窓口に相談することをおすすめします。

迷ったらここ!「総合労働相談コーナー」

ここからは社外の相談窓口のご紹介となります。

「総合労働相談コーナー」は全国にあり、労働に関すること(賃金、解雇など)を含め、パワハラ問題の相談にも乗ってくれます。

助言や相談だけでなく、紛争調整委員会によるあっせんも行ってくれます。

相談料無料で予約も不要なので、「まず今の状態を相談したい!」という時はここに相談することをおすすめします。

利用料 無料
面談 各都道府県の総合労働相談コーナーにて可能
電話 各コーナーによって異なる
メール 非対応

法テラス

無料で弁護士に相談出来る「法テラス」もパワハラの相談に乗ってくれます。

電話だけでなくメールでも相談に乗ってくれますので、忙しい方でも安心です。

労働問題のアドバイスというよりも、現在の問題を法という面からみてどういう手段が取れるか、というアドバイスになるかと思いますので、「パワハラを受けていて裁判でなんとかしたい」と考えている方向けですね。

利用料 無料※相談のみ
面談 各都道府県の法テラスにて面談可
電話 通話料一律3分8.5円
平日9時~21時/土曜日9時~17時
メール 対応

都道府県労働委員会

パワハラに限らず、労働に関するトラブルの相談を受け付けています。

仮に当事者の間で解決が難しいとなった場合、労働委員が間に入る「個別労働関係紛争のあっせん」を行ってくれます。

利用料 無料
面談 各都道府県の労働委員会にて可能
電話 各都道府県の労働委員会による
メール 各都道府県の労働委員会による

みんなの人権110番

人間として出来ていない、などの暴言をはかれるなどパワハラによって「人権を侵害されている」と感じた場合は、「みんなの人権110番」に相談してみるのもいいでしょう。

パワハラに限らず、人権に関する相談に乗り、調査や救済措置を行ってくれます。

面談だけでなく電話、メールでも相談を受け付けていますので気軽に相談が出来る点も嬉しいですね。

利用料 無料
面談 法務局・地方法務局及びその支局にて可能
電話 平日8時30分~17時15分
メール 対応

かいけつサポート

かいけつサポートは、第三者として労働紛争の間に入り、解決を図ってくれる法務大臣の認証を受けた民間事業者を紹介するサービスです。

あくまで紹介するだけであって、かいけつサポートという組織が解決してくれるわけではありません。

住んでいる地域や相談したい内容によって自分で民間業者を選ぶ必要があります。

また、業者を利用する場合にそれぞれコストがかかりますのでその点も注意しましょう。

利用料 有料
面談 業者による
電話 業者による
メール 業者による
いきなり社外の相談窓口はちょっと…という人は、信頼出来る同僚や先輩に相談したり、社内の相談窓口に相談するのもよさそうですね。
話を聞いてくれるだけでもラクになることもありますからね。

社内でも解決しない、法的手段を取りたいという場合は社外窓口がいいですね。

相談することで解決することも多い。一人で悩まず相談を!

パワハラは人にいいづらく、また「もしかしてパワハラじゃないと言われたらどうしよう」といった不安もつきまといます。

しかし、相談することでパワハラであっても、あるいはパワハラでなくても相談することで事態が好転したり、解決する方が多いため、相談しない手はありません!

一人で抱えていても事態が好転することは少なく、体を壊して休職、会社にいけなくなって退職…なんてケースも少なくありません。

今は社会問題として大きく捉えられているからこそ、相談しやすく、秘密も守られるようになっています。

悩んでいるのであれば、ぜひともしかるべき場所に相談し、少しでも心をラクにすることが大切です。