【例文付き】転職面接の自己紹介で話すべきこととは?注意点も解説
転職面接で、冒頭に必ずと言っていいほど行う自己紹介。「何を話せばいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
この場合の自己紹介とは、プライベートなことではなく仕事上のこと。
これまでの職歴で何をしてきたか、何を得たか、のほか、話すときの態度はどうかなど、あらゆる点を見られています。
自己紹介が苦手なら、あらかじめ話す内容を決めておき、話す練習もしておくと安心ですよ。
この記事では、転職の面接でする自己紹介について、話すべき内容や注意点などを解説していきます。例文も紹介するので参考にしてください。
企業が転職面接で自己紹介を求める目的を把握しておこう
企業側が転職希望者に自己紹介をしてもらうのには、次のようなことを知る目的があります。
- どのような仕事を行ってきたか
- どのような成果を上げてきたか
- 即戦力となるスキル・ノウハウがあるか
- 今後どのような仕事をしたいか
「自己紹介」といっても、転職面接の場合はプライベートな趣味や性格的な長所などではありません。
また、自己紹介の仕方、話し方などによって、次のようなポイントでも見られている可能性が高いです。
- プレゼンテーション能力
- 話を要約してわかりやすく伝える能力
- 仕事に対する熱意
- 入社への意欲
- 声の大きさや話し方、表情など
面接の流れとして、最初にするのが自己紹介です。緊張をするとは思いますが、ここで好印象を与えられれば、面接のいいスタートが切れますね。
転職面接で自己紹介をするときの注意点
上の章で説明した、面接官が自己紹介を通じて見ているチェックポイントをクリアするには、自己紹介の話し方にも次のようなことに気をつける必要があります。
- 背筋を伸ばし、顔を上げる
- まず名乗る
- 落ち着いて、ハキハキと話す
- だらだらと長く話さない
- 説明に専門用語を使わない
内容に気を取られがちですが、自己紹介はまず名乗ることから始めてください。
その後は、経歴をざっとまとめて話すイメージでOKです。質問があればその後の時間に聞かれるので、話し足りない、と焦る必要はありません。
自己紹介が自らをプレゼンする場だとすれば、見た目の姿勢もちゃんとすべき。背筋を伸ばして、顔を上げましょう。面接官の目をじっと見て話す必要はないのですが、たまには目を合わせるようにしてください。
何度も聞き直されたり、「これではコミュニケーションが取りづらいな」と思われたりして、評価が下がってしまいます。
時間は1分や3分など企業側から指定されることもあるので、短めバージョンと長めバージョンを考えておくと安心ですね。
ちなみに、1分間に300字程度の文字量で話すのが、聞きやすいスピードだと言われています。もちろん当日は使えませんが、紙に書き出してまとめると頭も整理しやすいのでおすすめです。
転職面接の自己紹介で話すべき内容と話す必要のない内容
では肝心の内容について見ていきましょう。
自己紹介に含めるべきこと、そうでないことの順で説明します。
転職面接の自己紹介で話すべきではないこと
最初に述べた、「企業が知りたがっていること」を自己紹介に含めましょう。
- これまでの職歴、経験してきた業界や職種
- 行ってきた仕事の内容
- 成し遂げた成果
- その会社でしたいこと、貢献できること
ポイントは、志望する仕事と自分の経歴やスキルとの共通点を暗にアピールすること。
即戦力となる経験やスキルがあることがわかれば、採用される可能性も高まります。
志望動機はその後あらためて聞かれることになるので、ここでは詳しく言う必要はありません。
転職面接の自己紹介で話す必要がないこと
逆に、転職面接の自己紹介に話す必要がないのは次のような内容です。
- 自分の性格
- プライベートな趣味・特技
- 前の職場の批判
- 前の職場の企業秘密
自己紹介の時点では、まず仕事に関する内容にとどめておきましょう。性格的な長所や短所、趣味などが知りたければ、その後に質問されるはずです。
経歴を話すときに、前の職場についての批判めいたことを言ったり、企業秘密となるようなことを言ったりするのもご法度です。ビジネスパーソンとしての資質が問われかねません。
例文を見てみよう!転職面接で話す自己紹介の内容
では、これまでの内容を踏まえて、どんな自己紹介にすべきかを例文で見ていきましょう。
聞きやすい文字数の目安として紹介した、1分間300文字程度の例文です。
一般的な自己紹介の例文
営業経験のある人が、別の業界の営業職に応募する場合の自己紹介例です。
私は新卒で株式会社○○に入社して以来、個人向けに教育関連のソフトウェアを企画・販売する仕事に従事してきました。
顧客ニーズを引き出すことに注力し培ってきた企画力と、顧客とのこまめなコミュニケーションを通じて、年間売上目標に対し140%の成果を上げたこともございました。
今後は、より幅広い商品を扱う仕事がしたいと考えておりましたところ御社の求人広告を拝見し応募されていただきました。企画力や顧客優先の営業スタイルには自信があります。御社の営業職でも、この経験を生かしてお役に立てるものと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
仕事の成果は、数字を使って説明すると説得力も増します。
転職理由や志望動機についても軽く触れ、その後の面接の流れにつなげるのもポイントです。
どの会社でもなくその企業を選んだ理由も含められると、よりよい自己紹介ができます。
長いバージョンにする場合は、さらに役立つ職務経験やスキルを含めるほか、個人としての働きだけでなくチームでどう成果を出したかなどの事実を伝えるなどして肉付けしてください。
転職回数が多い人向けの例文
転職回数が多い場合、長くなりがちな職務経歴を短くまとめる工夫が必要です。
例えば業界別にまとめる、アピールしたい仕事を中心に話すなどの方法があります。
私は新卒で就職して以来、一貫して営業の仕事を選んでまいりました。これまで、不動産業界の賃貸仲介で2年間、広告業界で2年間、物流業界で6年間と、いずれも法人のお客様向けの営業です。現在の物流業界では昨年2社の売上アップに貢献でき、それが新たな顧客の獲得にも繋がっています。年間売上目標に対しても120%を達成することができました。
今後はより人々の生活に身近な仕事がしたく、個人のお客様を相手にする御社の求人に魅力を感じました。これまで培った提案力や顧客ニーズを把握する力、初対面の人ともすぐに打ち解けられるコミュニケーション能力を生かし、貢献できればと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
過去に転職経験が複数回あり、業務に一貫性がないと思われた場合、突っ込んだ質問をされる可能性があります。共通点を見つけて上手く答えられるよう、質問を想定して考えておくと安心ですね。
自己紹介で話す内容は、転職エージェントを利用していればアドバイスをもらうことも可能です。
転職面接の自己紹介で伝えたいのは転職先で生かせる職務経験
そのため、面接の自己紹介でも、自分が会社の役に立つことをわかってもらえるかどうかが大事なポイントとなります。
これまでにどのような仕事をしてきたのか、どのような実績を上げ、どのようなスキルやノウハウを身につけてきたのか。まずそれを要約して伝えた後、それを転職先でどう生かせるかをわかりやすく説明します。
自己紹介は面接の序盤に行われるのが一般的。緊張するかもしれませんが、挨拶や感謝などビジネスマナーを忘れないことも大切です。背筋を伸ばし、自信を持って臨みましょう。
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