退職挨拶のお菓子の選び方!相場やタイミングなど贈り方マナーも紹介

退職挨拶のお菓子の選び方!相場やタイミングなど贈り方マナーも紹介

退職が決まると、引継ぎや諸手続きなどで忙しくなると思いますが、それとは別に進めておきたいのがお世話になった職場の人たちへの挨拶回りの準備です。

退職の挨拶回りでは、お菓子を配るというのが慣例となっている会社も多いと思いますが、いざ自分がその立場になると、どんなお菓子が適切なのか?どこまで配ればよいのか?など、わからないことは多いものですよね。

退職時に渡すお菓子というのは、マナーに倣っている分にはさほど注目を浴びるものではありませんが、ひとたび一般的なマナーから大きく外れてしまうと、妙に目立って悪い印象を残してしまう恐れがあります。去り際をそつなくまとめるためには、意外と重要なポイントになるのです。

そんな退職挨拶のお菓子の選び方や、渡し方などの基本的なマナーについて、ここでは紹介しましょう。

退職挨拶のお菓子は必ず渡すべき?渡さなくてよい場合もある?

そもそも、退職挨拶の際にお菓子は必ず渡すべきなのかというところから悩む方もいるかもしれません。

退職する際の挨拶回りでお菓子を配るのは、ビジネスマナーというほどの決まり事ではありませんが、日本の企業ではごく一般的な慣例になっています。お世話になった会社の人たちへの感謝の気持ちを形で表すことができる数少ない機会ですし、基本的にはこの慣例に従っておくのが無難です。

ただしその会社で退職時にお菓子を配るという慣例がないのであれば、それに倣って自分も渡さない方が良いでしょう。

また、半年以内程度の期間限定の派遣社員や契約社員、あるいはアルバイトなどのように、ごく短期間の雇用であれば、お菓子を渡すと気を遣いすぎと思われてしまうかもしれません。

少し悩ましいのが、解雇など完全に会社都合での退職のケースだと思います。

自主的な理由ではない不本意な退職の場合、状況的にも心情的にもお菓子を配るのは難しいかもしれません。しかし、職場の人に感謝の気持ちを表すということは、退職理由とはまた別の問題なので、可能であれば渡すようにしたいものです。

とはいえ、退職日程の面でお菓子を用意するのが難しかったり、職場で受けた対応に不満があるなどの理由で、とてもお菓子を配るような気持ちにはなれないというのであれば、無理をして渡さなくてもよいでしょう。

職場の人数で変わる!?お菓子を配る適切な範囲とは

退職の挨拶回りでお菓子を配ることに決めたとして、難しいのがお菓子を配る範囲です。これは会社にもよるので一概には言えませんが、基本的には職場の人数によって変わってきます。

もし勤務先が全員顔見知りのような20人前後くらいまでの小さな会社や事務所であれば、全員に渡した方が良いでしょう。少人数の中で渡す範囲をあえて限るのは失礼だと思われる可能性があります。

しかし、人数がそれ以上になってくると、全員に挨拶回りをしてお菓子を配るというのはなかなか大変ですし、予算的にも問題が出てきます。

職場の人数が多く全員に配るのが難しい場合は、同じ部署の人や業務上かかわりのあった人をメインに、関係の強い特定の人を選んで渡すので問題ありません。

また、社長や上司など上の立場の人には、他の人と同じお菓子ではなく、別で用意したお菓子や物品をなどを渡した方がよいのかと悩む方もいるかもしれません。

これに関していえば基本的には役職や立場によって渡すものを変えるなど特別扱いをする必要はないでしょう。

特にお世話になったなどの理由で特別に何かを贈りたいというのであれば、それはもちろん良いですが、他の人の目に入ると、差がつけられているようで違和感を覚える可能性もあります。できれば、個別で目立たないように渡すようにしましょう。

例えば営業職で、営業事務の特定の人とコンビを組んで仕事をしているという場合、その方だけに渡せばよいのでしょうか?他の営業事務のメンバーとも顔見知りだと、『あの人だけ…』って思われませんか?
相手との間柄にもよりますが、1つの部署でお菓子を渡す人と渡さない人がいると、不自然に思われそうという状況であれば、全員に渡した方が無難ですね。ただ、予算もあると思うので、基本的にはあまり範囲を広げすぎないのが望ましいでしょう。

意外と重要!退職挨拶のお菓子を選ぶ3つのポイント

お菓子を配る範囲を決めたら、次は何を渡すかを考えなければなりません。

退職挨拶のためのお菓子を選ぶときに重視すべきポイントは、大きく分けて3つあります。

  • 1人分が個包装になっている
  • 賞味期限が長い(少なくとも1か月以上)
  • 常温で保存できる

退職の挨拶回りで渡したお菓子を、相手がその場ですぐに食べるということはほとんどありません。たいていの場合、持ち帰って自宅で食べたり、デスクに入れておいて休憩時間などに食べたりするものです。

したがって個別包装になっていなかったり、保存が難しくてしばらく置いておくことができないものは、このようなケースでは不適当と言えるでしょう。

例えばケーキのような生ものや、バームクーヘンなどの切り分けが必要なものは、どんなにおいしくても選ぶべきではありません。チョコレートのような溶けやすいお菓子も、職場環境によっては難しいでしょう。

また、上の3つの条件を満たしていても、ボロボロ崩れやすい、においが強すぎるなど、扱いにくい要素があるものは避けることをおすすめします。

人によって好き嫌いのありそうな癖のあるものもやめておいた方がよいでしょう。どちらかというと、クッキーやおせんべいのような万人受けするごく一般的なお菓子が適しています。

お菓子を選ぶとなると、ついこだわってセンスの良いものを、と思ってしまいますが、こと退職の挨拶という場面においては、『無難』であることが第一条件だと思っておきましょう。

高すぎも安すぎもNG!退職挨拶のお菓子の適切な予算とは

退職挨拶のお菓子選びでは予算も重要です。

このようなケースでのお菓子の予算の相場は、だいたい3000円前後、一人頭で100円程度と考えておいてください。

あまり豪華すぎるともらった方がかえって恐縮してしまいますし、逆に明らかに安物とわかるようなお菓子だと、感謝の気持ちを伝えるという本来の目的にそぐわないでしょう。

ただしこういった慣例的なことに関しては、会社によって傾向が決まっていることもあるので、ある程度はそれに合わせる形にするのが望ましいでしょう。

人数が多すぎてお悩みの方へ…安くておいしいおすすめお菓子3選

渡す相手が大人数になる場合、一人頭100円という相場に合わせようとするとかなりの高額になってしまうこともあるでしょう。

それでなくても転職するとなると思いがけず出費がかさむこともありますし、状況次第では、退職挨拶のお菓子に十分な予算を捻出することが難しいこともあるかもしれません。

そのような場合は、一人当たりの単価を下げて対応することになります。ただし、予算がないからと明らかに安っぽいものを選ぶと、相手にもそれは伝わってしまいます。

予算をおさえる分、お菓子選びはより慎重に行う必要があるでしょう。

そこで低予算でももらった相手に喜ばれる、おすすめのお菓子を3つご紹介します。

①ガトーフェスタハラダ《グーテ・デ・ロワ》
内容量:40袋
価格:税込3240円(個包装単価81円)
賞味期限:50日

退職挨拶におすすめのお菓子(ラスク)

手軽につまめるラスクです。知名度が高く、好き嫌いも少ない、まさに退職挨拶にはぴったりのお菓子と言えるでしょう。

②もち吉《特選詰め合わせ豊穣の里》
内容量:56袋
価格:税込3559円(個包装単価63円)
賞味期限:90日間

退職挨拶におすすめのお菓子(せんべい)

参照元:もち吉

甘いものが苦手な人にも受けの良いせんべいやおかきの詰め合わせです。とにかく内容量が多いので、大人数に配る場合には非常に重宝します。

③モロゾフ《ファヤージュ》
内容量:36枚
価格:税込3240円(個包装単価90円)

退職挨拶におすすめのお菓子(チョコレートクッキー)

参照元:モロゾフ

薄いクッキーにチョコレートをサンドした洋菓子です。1セットに4種類の味が入っているので、好みで選んでもらうこともできます。

お菓子作りが特技で、職場でも時々作ったものを配ったりしているのですが、退職のお菓子も手作りにしてはいけませんか?
退職の挨拶回りでは、気心の知れた親しい人ばかりでなく、上司や他部署の人などにもお菓子を配ることになります。手作りのお菓子というのはごく私的なものなので、この場合はふさわしくないでしょう。必ず市販のお菓子を用意しましょう。

退職挨拶のお菓子はいつ、どのように渡すのがベスト?

お菓子を配るタイミング、つまり退職の挨拶回りをするタイミングに関しては、最終出社日がベストです。

基本的には、退職の挨拶を伝えるのが主目的ですから、一人一人に直接お菓子を渡して回るのが望ましいでしょう。

一般的には、終業時間に近い夕方ごろに挨拶回りをするのがセオリーですが、職場によっては仕事中に私事に時間をとるのは避けた方が良いこともあるかもしれません。その場合は、昼休みなどの休憩時間や、終業時間を少し過ぎたくらいの時間など、適切なタイミングを考えて配りましょう。

職場の人数が多く一人一人に挨拶回りをするのが難しかったり、そのような慣例がない職場では、給湯室などの共有スペースにお菓子を置いておいて各自でとってもらうという方法もあります。あるいは、直属の上司にことづけて、後で配ってもらう方が良いということもあるでしょう。

ただしこの場合には、渡す人の選別を自分ですることができないので、お菓子は極力多めに用意しておくようにしてください。

退職挨拶のお菓子にのしは不要だけど…メッセージを添えるのはあり?

菓子折りを贈るとなると、のしをつけなければならないのでは?と悩む方もいるかもしれません。

原則として、退職挨拶のお菓子にのしをかける必要はありません。大箱に入っているものをばらして一人一人に配ったり、開封した状態でおいておくことがほとんどなので、外箱にのしをかけてもすぐに外してしまうことになるからです。

ただ、一人一人に配らず共有スペースなどに置いておく場合は、直接個別に感謝の気持ちを伝えることができないので、『お世話になりました。ささやかですが、皆様で召し上がってください』など一言メモを添えておくとよいでしょう。

また、ネットではお菓子自体に『ありがとう』などの文字が刻印された商品を取り扱っている業者も見つかるので、こうしたサービスを利用するのも1つの方法です。

自分の最終出社日に、出張などで直接挨拶できない人がいる可能性もありますよね。こういう場合、お菓子を渡すのを諦めるべきでしょうか?
最終出社日に会えない方には事前に挨拶を済ませておくのが望ましいですね。それが難しければ、お菓子に付箋でメッセージなどを添えて、デスクに置いておいたり、その部署の人にことづけておきましょう。

去り際こそマナーが重要!退職挨拶のお菓子の準備は万全に

退職時にお菓子を配って回るなんて面倒な慣例と思う方もいるかもしれませんが、お世話になった職場の人に感謝の気持ちを形にして伝えるというのは、とても意義のある大事なことです。

ある程度の期間を過ごした会社への礼儀として、きちんとマナーに倣ってやるようにしましょう。

なお、退職の忙しさの中ではお菓子の準備はついつい後回しになってしまいがちですが、直前になって手配しようとすると思いがけず目星をつけていた品物が手に入らなかったり、予定外のトラブルが起こることもあります。

最終出社日という最後の最後で失敗してしまわないように、万全の準備をしておきましょう。