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薬剤師ってどんな仕事?年収や仕事内容、必要な資格について解説

薬剤師ってどんな仕事?年収や仕事内容、必要な資格について解説

薬剤師は医療業界のなかでも、「薬」に関する業務をおこなう専門職です。

病院や薬局で働き、医師が患者さんに処方した薬を調剤したり、患者さんに処方する薬の説明をおこなったりしています。

また、病院・薬局以外に製薬会社や行政機関、学校などさまざまな職場での活躍が可能です。

とくに企業薬剤師として働く場合は、年収700万円以上の高収入が期待できますよ。

当記事では、薬剤師の職場ごとの年収や仕事内容、必要な資格などについて解説。薬剤師の仕事に興味のある人は、ぜひ参考にしてください。

薬剤師の年収はどのくらい?企業薬剤師なら高収入が期待できる

厚生労働省が実施した平成29年度の調査によると、全国の薬剤師の平均年収は一般病院で約565万円。保険薬局では約502万円でした。

さらに同じ薬剤師でも地域や職場によって、収入に大きな差が出てきます。

薬剤師の平均年収を都道府県別に見てみると、じつは都心よりも地方のほうが高い傾向に。

地方都市や過疎地域では薬剤師不足が深刻化しているため、都心よりも好条件で働ける可能性が高くなるのです。

また職場別では病院や薬局の薬剤師よりも、製薬会社や食品メーカーなどの企業で働くほうが高収入を得られます。

その人の実力にもよりますが、30代前半から年収700万円を超えるケースも珍しくありません。

薬剤師の年収は、次の記事で詳しく紹介しています。

病院・薬局と企業とでは、薬剤師としての働きかたも大きく異なります。

それぞれの仕事内容については、次の章で詳しく紹介しますね。

薬剤師はさまざまな場所で活躍できる!職場別に仕事内容を紹介

薬剤師の勤務先として、病院や薬局などの施設を真っ先に思い浮かべる人は多いでしょう。

じつは薬剤師は自衛隊や保健所、学校などのさまざまな場所で多様に働くことができます。

薬剤師が活躍するおもな職場と仕事内容は、次のとおりです。

【職場別】薬剤師のおもな仕事内容
薬剤師が活躍できる職場 おもな仕事内容
病院やクリニック(診療所・医院) ・薬の調剤や管理
・患者さんへの薬の説明
・臨床検査など
調剤薬局やドラッグストア ・薬の調剤や管理
・患者さんへの薬の説明
・レジ打ちや清掃など
製薬会社などの企業 ・新薬の研究や開発
・MR(医療情報担当者)※としての業務
・学術業務など
国、県庁、保健所などの行政機関 ・医薬品等の調査や監査、指導
・麻薬取締官としての業務
・自衛隊薬剤官としての業務など
小中学校・高等学校など ・学校全体の衛生管理
・薬物乱用防止の授業など
※医師などに自社で製造した医薬品の品質や安全性などの情報提供をおこなう仕事
「麻薬取締官」や「自衛隊薬剤官」は、どのような仕事なんでしょうか?
「麻薬取締官」はおもに薬物犯罪に関する捜査や監視業務など。

「自衛隊薬務官」は自衛隊が使用する医薬品の管理や、自衛官の衛生・健康管理をおこなっていますよ。

ちなみに「麻薬取締官」や「自衛隊薬務官」になるには、それぞれ定められた採用試験に合格しなければなりません。

また、これらの採用条件には薬剤師免許の取得が必要です。

このように薬剤師は、勤務先によって働きかたが大きく異なります。

「自分は薬剤師としてどのように活躍したいのか」、仕事内容や勤務形態、給料などを把握したうえで、じっくりと考えてみましょう。

薬剤師の仕事内容は次の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

薬剤師には「6年間の養成課程」と「難易度の高い国家資格」が必要

薬剤師として働くには、6年制の薬科大学や薬学部を卒業して「薬剤師国家試験」に合格する必要があります。

薬剤師国家試験の合格率は平均60~80%ですが、6年間分の学習内容をしっかり理解していないと合格は難しいです。

また研究者養成を目的とした4年制の薬科大学を卒業後、さらに大学院で2年間の不足科目の履修などを経て「薬剤師国家試験」を受けることも可能です。

4年制の薬科大学を卒業して、さらに2年間大学院で学ぶよりも、最初から6年制の薬科大学を選択するほうが楽ですよね?
病院や薬局などで働く薬剤師を目指す場合は、6年制の薬科大学を経て国家試験を受ける方法が一般的ですね。
4年制の薬科大学を選ぶのは、どのような人なのでしょうか。
4年制の薬科大学は薬剤師ではなく、医薬品の研究職を目指す人が通う学校です。

新薬の開発や研究に貢献したい人は、4年制大学への進学も検討してみてはどうでしょう。

薬剤師の資格取得方法や難易度は、次の記事で詳しく紹介しています。

社会人から薬剤師を目指すには膨大な「時間とお金」が必要

社会人になってから薬剤師を目指す場合、「働きながら学校に通えないか」と考える人が多いです。

しかし薬剤師養成課程を学べる短期大学や専門学校はないので、会社を辞めて大学で6年間猛勉強しなければなりません。

社会人が薬剤師国家試験を受験するには、膨大な時間とお金の投資が必要になるのです。

働きながら薬剤師を目指すのは無理なんですね。

しかも6年間無職だなんて、ありえないです。

4年制大学を卒業した人は、社会人編入制度を利用して在学期間を短くすることもできますよ。

4年制大学の卒業生なら、薬学部の社会人編入試験を受けることが可能。合格すれば2、3年次から編入できるため、薬剤師になるまでの期間が短縮できす。

ただし学科によって出願資格の条件が異なったり、募集定員が「若干名」と極めて少なかったりするので、受験の募集要項をよく確認しておきましょう。

未経験から薬剤師への転職は不可能ではありませんが、それなりの労力や費用が必要だということを深く理解しておきたいですね。

薬剤師免許があれば異業種・異職種への転職にも有利!

薬剤師として病院や薬局で働くなかで、仕事の悩みやライフスタイルの変化によって転職を余儀なくされる場合も考えられます。

そんなとき薬剤師免許があれば、あらゆる職種への転職が可能です。

薬剤師の経験や知識が活かせる職種は、次のとおり。

薬剤師免許を活かせる職種と仕事内容
職種 仕事内容
ドラッグストア・薬局店長 ・医薬品の販売業務
・スタッフの教育
・店舗運営業務など
MR(医薬情報担当者) ・医薬品の営業
CRC(治験コーディネーター) ・治験業務のサポート
(医師や患者、そのほかの病院スタッフと関わることが多い)
CRA(臨床開発モニター) ・治験業務のサポート
(CRC、製薬会社、治験事務局スタッフと関わることが多い)
製薬会社・医薬品卸企業の管理薬剤師 ・医薬品の品質管理
・医薬品の安全性に関する調査
・従業員の監督など
企業内診療所の薬剤師 ・医務室での調剤や医薬品の管理
・職員の健康管理
・感染症の呼びかけなど
「病院や薬局での薬剤師業務に向いていないかも」という人は、医薬品の知識を活かして異業種へ転職することも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

当サイトでは薬剤師の転職に関する悩みをいち早く解消できるように、おすすめの転職エージェントを紹介しています。

薬剤師の転職に特化したエージェントは数多く存在しており、どのサービスを選べばよいのか分からないほどです。

それぞれの特徴やサービス内容、メリット・デメリットなどを考慮して、自分に合った転職エージェントを見つけていきましょう。それが転職成功への近道です。

薬剤師におすすめの転職サイトやエージェントは、次の記事で詳しく紹介しています。

地域によっては求人数が少ないので、大手の総合型サイトなども活用して選択肢を増やしましょう。

薬剤師の転職を成功させるポイントも、あわせて参考にしてください。

薬剤師は人命に関わる『薬』のスペシャリスト!

薬に関する業務を専門的におこなう薬剤師高度医療が加速化する医療業界において、とても大きな役割を果たしています。

薬剤師の年収は働く場所によりけりですが、企業薬剤師になれば年収700万円以上の高収入を狙えることも。

薬剤師になるには6年制大学の「薬剤師養成課程」を経て国家試験を受ける方法と、4年制大学卒業後に大学院課程を2年経てから国家試験を受ける2つの方法があります。

薬剤師国家試験はとても難易度が高いですが、合格さえしてしまえばライフスタイルに合わせてさまざまな働きかたができますよ。

ただ未経験から薬剤師を目指す場合は、相当の労力と費用がかかるということを覚悟しておきましょう。

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