結婚して仕事を辞めたい!退職する5つのメリット・デメリットを紹介
結婚をしたら退職するかどうか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、結婚を機に仕事を辞めるメリットとデメリット。
当記事では、結婚を機に仕事を辞める5つのメリット・デメリットを紹介します。
結婚後に仕事を辞めたいと考える人はどれくらい?実態調査をチェック
(平成14年成年者および平成24年成年者)
対象:全国約2万人の男女(20~34歳)
調査方法:厚生労働省から送られた調査票を回答者が郵送で提出
厚生労働省が行った平成24年の調査によると、「結婚後も仕事を続けたい」と考えている独身女性は44.6%。
10年前の調査と比較すると、2.8ポイント増加しています。
結婚後も仕事を続ける場合は、「出産をしても仕事を続けたい」と考える女性のほうが多いようです。
「出産を機に辞める」という女性は、10年前に比べると激減しています。
実態調査を見ると「結婚した後も仕事を続ける」と考える女性は「結婚後に仕事を辞める」と回答した人よりも多いという結果に。また仕事を続ける場合は、出産後も退職しないと考える女性が多いようです。
結婚後に仕事を続けるか辞めるかを、自分ひとりで決めるのは良くありません。パートナーとも必ず相談してくださいね。
「結婚をして仕事を辞めたい」と考えている人は、次のポイントをパートナーと話し合いましょう。
- 結婚後に仕事を辞めてもいいか
- 仕事を辞めても生活できるか
はじめにしっかり話し合いをしていないと、あとでトラブルの原因となることも。「仕事を辞めたい」と考えている人は、結婚前にパートナーと話し合ってください。
次の章では、結婚をして仕事を辞めるメリットとデメリットについて紹介します。
結婚して仕事を辞める場合のメリット・デメリット
結婚を機に仕事を辞める場合、メリットとデメリットを天秤にかける人も多いのではないでしょうか。
仕事を辞めるかどうかは、「子育て」「世帯収入」「自身のキャリア」など、いろいろな観点から考える必要があります。
この章では、結婚して仕事を辞めるメリットとデメリットをそれぞれ5つ紹介します。まずはメリットから見ていきましょう。
結婚をして仕事を辞める5つのメリット!
結婚を機に仕事を辞めるメリットは、次の5つです。
- 家事に専念できる
- 扶養に入れる※
- 相手をサポートできる
- 出産・育児に専念できる
- 妊娠時の負担が減る
それぞれのメリットについて、もう少し詳しく紹介します。
家事に専念できる
仕事を続ける場合、掃除や食事の支度は負担になりやすいです。
しかし仕事を辞めることで、時間に余裕を持って家事をすることができます。
扶養に入れる
パートナーが会社の社会保険に入っている場合、扶養家族になると社会保険料を支払わなくていいなどのメリットがあります。扶養家族になる具体的なメリットは次のとおりです。
- パートナーの所得税・住民税の支払い額が減る
- 健康保険料の支払いが不要になる
- 年金の支払いが不要になる※
税金面などで優遇されるのは嬉しいポイントですね。
ただしパートなどで働き、一定以上の収入がある場合は扶養に入ることはできません。
相手をサポートできる
仕事を辞めると時間的にも精神的にもゆとりができるので、相手をサポートしやすいです。
パートナーによっては、「サポートしてもらうために家庭に入って欲しい」と考える人もいます。
出産・育児に専念できる
仕事を辞めれば、出産や育児に専念することができます。子供が成長する時間は、お金では買えません。「側にいて成長を見守りたい」と考える人にとっては、大きなメリット。
パートナーや親の協力を得るのが難しい場合、家事と育児を両立させるのは体力的にも精神的にも大変です。
妊娠時の負担が減る
妊娠時に仕事を続けていると「体調不良でもなかなか仕事を休みづらい・・・」という状況も起こりえます。
妊娠時の母体や胎児への負担が少ないという点も、仕事を辞めるメリットのひとつです。
育児休業を取得して受けられる、給付の金額や申請について「育児休業給付金とは?もらえる条件や申請方法をチェックしておこう」を参考にしてください。
結婚して仕事を辞める場合の5つのデメリット!
続いては、結婚をして仕事を辞める場合のデメリットを見ていきましょう。デメリットとしては、「金銭面」や「キャリア面」などの不安が挙げられます。
- 自由に使えるお金が減る
- 世帯全体の収入が減る
- 社会との繋がりがなくなる
- キャリアが途絶える
- 再就職が困難な場合がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自由に使えるお金が減る
自分でお金を稼がなくなるため、好きなものを買ったり、趣味に使ったりするなど、個人的に使えるお金は減ります。貯金があったとしても、将来のことを考えると手をつけづらいでしょう。
世帯収入が減る
結婚をして仕事を辞める場合、収入は全面的にパートナーに頼ることになります。
「やりくりができない・・・」となると、仕事を辞めたのに結局働くことになるケースも。
生活費にいくらかかるのか、数年後にはいくら貯金をしていたいかなど、将来設計をしっかり立てておく必要があります。
社会との繋がりがなくなる
結婚して家庭に入ると「社会との繋がりがなくなった」「自分は社会の役に立っていないのではないか」と思ってしまう人もいます。
社会で築く繋がりは、友人や趣味を通じた仲間とはまた別のもの。そういった関わりがなくなることに不安を感じる人もいるんです。
キャリアが途絶える
結婚をして仕事を辞めると、キャリアが途絶えるというデメリットも。スキルを磨いていても、経験を積んでいても「数年後には通用しない」ということも考えられます。
「周りはみんな働いているのに」と負い目を感じてしまう人もいるんです。
仕事を辞める時は、現在だけでなく「数年後に何をしていたいか」をイメージするようにしましょう。
再就職が困難な場合がある
専業主婦が再就職するのは、なかなか難しいです。
もちろん、なかには再就職に成功している人もいます。再就職をするために必要な知識については次の記事で紹介しています。
仕事と家事を両立できるか自信がない場合は転職なども検討
家事を分担しても、仕事が精神的・肉体的にツライ場合は転職を検討するのもひとつの手です。正社員からパートになるなど、勤務形態を変えるという選択肢もあります。
仕事と生活をバランスよく充実させられるような、「ワーク・ライフ・バランス」の整った会社であれば、仕事と家事を両立させやすいでしょう。
結婚を機に転職する場合は、女性の場合は結婚の1年前がベスト。結婚の前後に転職する場合「すぐに産休・育休を取るのではないか」と懸念されることもあります。
また転職後1年以内は、育休を取れない企業が多いです。
結婚を機に転職する有利なタイミングについて詳しくは、次の記事をご覧ください。
「結婚を機に仕事を辞めたい」という人のなかには、「職場の嫌な上司や人間関係から逃れたい」「仕事の辛さから解放されたい」という気持ちがある人もいるかもしれません。
でもその場合、結婚が逃げの理由になってしまうと後悔する可能性も。
仕事を辞めたいと思う理由が「結婚と関係のないこと」にあるなら、その状況を変えることはできないか、解決方法を探すのがおすすめです。次の記事をヒントにしてみてください。
「仕事が辛くてもう辞めたい」と思っている人には、こちらの記事もおすすめします。
後悔のない選択を!納得した答えならどちらを選んでも正解
結婚を機に仕事を辞めて、家の仕事に専念することができて良かったと感じている人もいれば、後悔している人もいます。
後悔しないためには、自分が重視したいことを明確にしましょう。
「キャリアを大切にする」「家庭を優先する」など、人によって重視するポイントは変わります。大切なことは、自分の決断にしっかりと納得することです。
結婚して仕事を辞めるとどんな問題が出てくるのか、事前に確認しておきましょう。
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