嫌いな上司にはどう接するべき?嫌われる上司の特徴と対処法を紹介
あなたには「嫌いな上司」はいますか?
職場に嫌な上司がいると、毎日ストレスがたまりますよね。
仕事に行くのが嫌になることもあるでしょう。
知り合い程度の人なら、嫌ならつきあわないという手もありますが、上司だとそうはいきません。
この記事では、嫌いな上司にどう対処すればいいか、具体的に紹介しています。
「上司が嫌いで会社を辞めたい」という理由で転職するときの注意事項も説明していますので、参考にしてください。
嫌いな上司ってどんな人?アンケート結果を紹介します
嫌いな上司がいる人は案外多いもの。
筆者が行ったアンケートでは、約7割の人が「嫌いな上司がいる(いた)」と回答しています。
それでは、「嫌いな上司」とはどんな上司なのでしょうか?
アンケートでは、「上司の嫌いな点」として、次のような特徴が挙がりました。
・感情丸出しで、周りの雰囲気を悪くする
・プライドが高く、自分の非を認めない
・人によって態度を変える
・発言がコロコロ変わる
・仕事ができない
・プライベートに干渉してくる
・体臭や整髪料のニオイがきつい
・フケや服装の乱れなどでだらしない
嫌いな上司には「威圧的で怖い」「理不尽」「生理的に受け付けない」など様々なタイプがあるようです。
残念ながら、部下に上司は選べません。
嫌いだからといって、すぐに関係を断つのは難しいもの。
では、嫌いな上司へのストレスを少しでも減らすには、どうすればいいのでしょうか?
次の章では、具体的な対処法を紹介していきます。
嫌いな上司への対処法!考え方やコミュニケーションを見直そう
嫌いな上司とは口も聞きたくない、顔も見たくない、と思う人もいるでしょう。
気持ちは分かりますが、それでは仕事をうまく進めることができません。
嫌いな上司に敵対心を持ち続けていると、自分もイライラする一方。
業務に支障が出ないように、嫌いな上司と接するにはどうしたらいいのでしょうか?
嫌いな上司には、次のように対処するのがおすすめです。
具体的に見ていきましょう。
嫌いな上司への対処法その1:上司に対する自分の考え方を変える
嫌いな上司に、嫌なところを改めてもらいたくても、他人を変えるのは難しいもの。
嫌いな上司へのストレスを減らすには、自分の考え方を少し変えてみるのが効果的です。
- 異動する可能性もあるから、それまで我慢する
- 上司のいいところを探してみる
- 相手にムキになるのは、時間の無駄だと考える
詳しくは次から説明します。
転勤・異動など、人事異動で離れる可能性にかけて我慢する
一般企業であれば、3年ほどで異動があることが多いです。
上司、もしくは自分が異動することで、上司と離れることができます。
異動はなくても、担当業務が変わり上司が変わるケースも。
嫌な上司との関係も期間限定だと思い、それまで我慢するのも1つの手です。
嫌いな上司のいいところを探してみる
上司が嫌いだと、その嫌なところばかりが気になってしまうものです。
言動すべてに拒否反応を示してしまうことも。
しかし、どんな人にでも長所と短所があります。
少し冷静になって、上司の尊敬できる点を探してみましょう。
例えば、怒りっぽいけれど仕事は早い、発言がすぐ変わるけど頭の回転が速く指示が的確、など。
長所を認めることで、上司に対する接し方も変わり、関係が改善できる可能性があります。
人間的に未熟な上司に「ムキになるのは時間の無駄」と考える
嫌な上司にいちいちイライラしたくないですよね。
いらだっていると仕事に集中できなくて、ミスをしてしまう恐れも。
理不尽に叱りつけたり、相手の役職によって態度を変えたりするような上司は、人として未熟だと言えます。
「こんな人に振り回されるのは時間の無駄」と割り切り、気にしないのが一番です。
もしかしたら、その上司も売上ノルマに関するプレッシャーをかけられたり、業績不振の責任を1人で負わされたりしている可能性も。
心に余裕がなくなって、嫌な上司になってしまっているのかもしれません。
上司の嫌な言動はうまく受け流し、必要以上に相手にしないのがおすすめです。
次に、嫌いな上司に対して「どのような行動を取るべきか」を考えていきましょう。
嫌いな上司への対処法その2:上司とよくコミュニケーションをとる
嫌いな上司に対しては、たとえ自分が意識していなくても、冷たい態度を取りがちです。
それが上司に伝わり、関係がますます悪化することも。
悪循環を断ち切るために、自分から積極的にコミュニケーションをとることをおすすめします。
率先してコミュニケーションを取ることで、自分に対する上司の評価がよくなり、上司の態度が変わることも。
次のような方法を試してみてください。
- 毎日挨拶をする
- 笑顔で接する
- 報告・連絡・相談の機会を多くとる
- 話を最後までよく聞く
- アドバイスをされたらすぐに実践する
嫌な上司に積極的にコミュニケーションを取ることは難しいこと。
自分から挨拶するなんてしゃくだ、悔しい、と思う人もいるかもしれません。
しかし、どんな人とでもコミュニケーションが取れるスキルを身につければ、今後自分の強みにもなるでしょう。
自分のためでもあると思って、やってみてください。
犯罪まがいのことをしたら、自分の人生まで台無しです。
自分の評価を下げることになるので、やめたほうがいいですよ。
嫌いな上司への対処法その3:仕事で必要なこと以外関わらない
世の中には、価値観や性格の違ういろいろな人がいます。
嫌いな上司とは「仕事上だけの付き合い」と割り切って、必要最低限のやりとりで、淡々と仕事をこなすのもおすすめです。
ただし業務に支障が出ない程度に、報告や連絡、相談などは行いましょう。
関係悪化を防ぐためにも、最低限のコミュニケーションは必要です。
不幸が自分に跳ね返ってくる可能性もありますよ。
上司の行為がハラスメントに該当するときは1人で悩まず相談しよう
上司から次のような嫌がらせを受けているのなら、1人で抱え込んではいけません。
- 暴力を振るわれる
- 人格を否定するような暴言を浴びせられる
- 性的な嫌がらせをされる
- 仲間はずれにされる
これらの行為は、パワハラやセクハラ、モラハラに該当する可能性があります。
それぞれのハラスメントの定義については、次の記事を参考にしてください。
上司の言動が「ハラスメントかもしれない」と思ったときには、まずは信頼できる他の上司に相談しましょう。
他の上司や社内の窓口に相談することで、加害者である上司が異動や転勤になる可能性もあります。
社内がダメなら、社外の窓口に相談する方法も。
パワハラ、セクハラ、モラハラは、労働局や法務局で相談にのってもらえます。
パワハラの相談窓口や解決方法については、次の記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。
パワハラが原因で退職したいと考えている人には、次の記事がおすすめです。
上司が嫌いで会社を辞めたい!転職するときに気をつけること
嫌いな上司にどうしても耐えられない場合、転職して上司と離れるのも一つの方法。
実は、人間関係が原因で転職をする人はかなり多いのです。
当サイトのアンケートによると、転職理由で最も多かったのが「人間関係への不満」でした。
ただし、転職するなら、「新しい職場に慣れる苦労」や「転職先でも嫌な上司に出会う可能性」があることを覚悟しておいてください。
また、上司との人間関係が原因で転職をする時は、面接での退職理由の伝え方にも気をつけましょう。
「上司が嫌だったから」という理由をそのまま伝えるのはおすすめしません。
面接官に「本人に問題があるのでは」「うちに入社しても上司と合わないのでは」という不信感を与えてしまう恐れがあります。
「転職先でやりたい仕事がある」「新しい環境で今までの経験を活かしたい」などのポジティブな退職理由に変えて話すのがいいでしょう。
転職理由のアンケート結果については、次の記事で紹介しています。
退職理由の答え方については、次の記事も参考にしてください。
嫌いな上司にはうまく対処して辛い状況から抜け出そう
嫌いな上司と仕事をするときには、上司に対する自分の考え方を変えたり、上司とこまめにコミュニケーションをとったりして対処してみましょう。
仕事だと割り切って、上司とのやりとりは最小限におさえるという方法もあります。
上司の行為がハラスメントに該当する場合には、我慢せず他の上司や社内外の窓口に相談してください。
嫌いな上司にどうしても耐えられない場合、転職も検討しましょう。
ただし、転職に伴うリスクを把握しておくことや、嫌いな上司を退職理由にしないことをおすすめします。
この記事を参考にして、辛い状況から抜け出せるように行動してみてくださいね。
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