退職理由の例文を紹介!上司を納得させて円満退職しよう

上司の心証を悪くすると円満退職ができません。また「残業が多い」「給与が低い」といったネガティブな理由を挙げると、待遇改善を条件に引き止めにあう可能性もあるんです。
「例文どおりに伝える」「自分なりの言い方に表現を変える」などして、活用してください。
当記事では、「上司に退職意思を伝えるタイミング」や「注意したい退職時期」についても紹介します。
円満退職をするためには、退職意思を伝えるタイミングも外せないポイントのひとつです。
また「退職・転職理由トップ5」もお伝えします。
退職・転職理由ランキング!転職経験者1,000名の本音を大調査
当サイトでは、転職経験者に「転職をしたいと思ったきっかけや理由」についてアンケートを実施しました。
調査時期:2017年7月
調査方法:インターネット
転職理由は全24項目、最大3つまで理由を選択できる複数回答方式です。アンケートからわかった「退職・転職理由」のトップ5は次のとおり。
- 人間関係
- 給与への不満
- キャリアアップのため
- 他にやりたい仕事がある
- 残業が多い/休日が少なかった
今回のアンケートでは、多くの人が退職理由を3つ選んでいました。退職する理由はひとつではなく、いくつかの理由が重なっていることがわかりますね。
転職経験者の本音として多いのは「人間関係」や「給与への不満」といった、ネガティブな退職理由。
次いで「キャリアアップのため」「他にやりたい仕事がある」と、ポジティブな理由が続きます。
退職理由を伝えるときは、本音はどうあれ「前向きな退職理由」または「やむを得ない退職理由」を伝えましょう。
本音は大切ですが、円満退職をするためには、建前も必要です。次の章では、退職の理由例と例文を紹介します。
退職理由は「前向きな理由」「やむを得ない理由」がベスト
円満に退職するための退職理由には、主に2つあります。
まずは「前向きな理由」からみていきましょう。
「前向きな退職理由」と例文を紹介!円満退職を目指そう
前向きな退職理由の代表例は次の2つです。
- やりたい仕事がある
- キャリアアップしたい
2つの理由に共通して必要なのは、今後のキャリアプランを明確にすること。
退職の揺るがない意思と「新たな環境でチャレンジしたい」という熱意を伝えましょう。
大変申し上げにくいのですが、◯月末で退職させていただきたいと思っております。
至らない点の多い私をここまでご指導いただき、大変感謝しています。
ですが実は〇〇業界に興味があり、かねてより挑戦したいと考えていました。自分の力を試したいという思いを捨てきれず、退職を決断いたしました。
誠に身勝手ではございますが、ご了承いただけますようお願いいたします。
退職理由を伝えるときは、退職時期についてもはっきりとこちらから提示しましょう。
これまでお世話になったことは大変感謝しています。
ですが、将来について改めて考えたところ、もっと業務の幅を広げ、新たな環境で能力を高めたいと思うようになりました。
誠に身勝手ですが、◯月◯日までに退職させていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。
とくに「キャリアアップのため」は要注意です。なぜ現職ではいけないのか、はっきりとした理由を伝えましょう。場合によっては「他部署への異動」「昇給」など、慰留条件を提示されて引き止めにあう可能性もあるからです。
もし引き止められ、それでも転職の決意が揺るがないのであれば、謙虚かつ揺るがない姿勢で次のように答えてください。
「やむを得ない退職理由」と例文を紹介!上司に納得してもらおう
やむを得ない退職理由はさまざまありますが、上司に納得してもらいやすいのは「家庭の事情」です。
- 家業を継ぐことになった
- 家族の介護をすることになった
- 配偶者が転勤することになった
- 結婚をすることになった
やむを得ない事情であれば、上司も納得せざるを得ません。例文は次のとおりです。
また女性であれば、結婚や妊娠を機に退職をするということもあるでしょう。寿退社をする場合は、次のように伝えましょう。
いつどのように嘘が発覚するかわからないので、リスクを冒すのは避けましょう。お世話になった会社に対する誠意も必要ですよ。
どうしても伝えたくない場合は「一身上の都合」で通そう
退職理由は、できるだけ伝えたほうがいいです。
しかし、どうしても退職理由を伝えたくなければ「一身上の都合」で通しましょう。
退職願や退職届など、書面では退職理由にかかわらず「一身上の都合」で問題ありません。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

退職意思は就業時間外に伝えよう!円満退職にはタイミングも大切
この章では、退職を伝えるときのタイミングを紹介します。
退職を伝えるときは、タイミングも重要です。正しい切り出し方をすることで、円満退職につながる可能性が高くなります。
退職すると決めたら、まずは口頭で直属の上司に伝えましょう。
上司の仕事が一段落ついているところを見計らって、退職意思を伝えてください。
また退職を告げるときは、次のような時期は避けましょう。
- 繁忙期
- 人事異動の直後
- 重大なプロジェクトの進行中
円満退職をするためにも、会社に迷惑がかかる時期はなるべく外してください。
退職のタイミングや切り出し方について、詳しくはこちらの記事で解説しています。

ところで退職意思はいつまでに伝えればいいですか?
ただし会社によっては「1カ月前に届け出ること」などと規定があることも。その場合は会社が規定する時期に従い、1カ月前には退職の意思を伝えましょう。
勤めている会社の就業規則をしっかり確認してください。
退職時期について詳しく知りたい人はこちらの記事もきっと参考になるので、読んでみてください。

面接官に退職理由をどう説明するか、も気になるところですよね。こちらの記事で解説しています。

もし退職を引き止められてしまったら?心配な人はこちらの記事も読んでおくのがおすすめです。

上司に退職理由を伝えるときは、謙虚かつ揺るがない姿勢を心がけて
退職理由を伝えるときは、会社への感謝の気持ちを示しつつも、退職の意志が揺るがない姿勢を貫きましょう。
たとえ本心だとしても、ネガティブな理由は伝えないように要注意です。ネガティブな理由は上司の心証を悪くするため、円満退職から遠のきます。
「残業が多い」「給与が低い」といった理由を挙げると、待遇改善を提示され引き止められる可能性も。
どうしても退職理由を伝えたくない場合は、「一身上の都合」で通すのもひとつの手です。
また退職の意思を上司に伝えるときは、なるべく就業時間外を心がけてください。退職日は引き継ぎが完了するように余裕をもつことも忘れずに。
上司が納得する退職理由を伝え、円満退職を目指しましょう。



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