転職のきっかけ・理由は何ですか?アンケート上位10項目を徹底解説

「自分も転職しようかな」と悩みはじめると、他の人がどんなきっかけ・理由で転職を決めたのか、気になりますよね。

当サイトでは「転職経験者が転職を決めたきっかけ・理由」を知るべく、インターネット上で全国の転職経験者、男女約1,000名にアンケートを取りました。

転職をしたいと思ったきっかけや理由は何ですか?
転職をしたいと思ったきっかけや理由の棒グラフ
※回答は最大3つまでの選択制

回答が一番多かったのは、人間関係への不満。また、上位5位までの理由で転職を決めた人が圧倒的に多いことがわかります。また回答者のほとんどが、3つの理由を選択。

いくつかの理由が重なって転職に至った人が多いこともわかりました。

この記事では転職のきっかけ第1位~10位を順に解説します。ただし自分にも同じ理由が思い当たるからといって、すぐに退職を考えるのは危険。それについても解説していきます。

転職のきっかけ第1位:仕事・体調に支障をきたす人間関係

転職のきっかけ・理由として一番多く選ばれたのが「人間関係」。人間関係のストレスは日々の業務に支障をきたすだけでなく、我慢し続けると精神的・身体的な不調を起こす人もいます。

ストレスとなる人間関係の例
  • 上司との折り合いが悪い
  • 同僚との間に溝がある
  • 部下との関係性が逆転している
  • 社内でいじめにあっている
  • パワハラやセクハラ、モラハラにあっている

仕事と割り切ろうとしても、そう簡単にはいかないのが人間です。

アンケートには次のような回答が寄せられました。

仕事にやりがいがあっても、関わる人間との相性で仕事も上手く運べなくなると気づいた。

5年間耐えた結果、胃の調子が悪くなり、苦手な人を見るだけで吐き気を催すようになって限界を感じ退職。(26歳・女性)

また、パワハラやセクハラなど、各種ハラスメント(嫌がらせ)は近年大きな社会問題となっています。

上司だけでなく部下からの嫌がらせに悩む人もいますが、それもパワハラに該当するかもしれません。

「自分もパワハラ被害者では?」と思う人は次の記事を参考にしてください。

転職のきっかけ第2位:昇給がない・貯蓄できないなど給料への不満

生活に大きく関わる給料。いくらやりがいのある仕事でも、人間関係がよくても、給料の額が働きに合わないと転職したくなることもありますよね。

給料への不満が生じる例
  • 求人広告に載っていた給与と実際の金額が異なる
  • 仕事の頑張りが給料に反映されない
  • 事業の不振を理由に大幅に給与をカットされた
  • 結婚を控えているが、今の給料では家族を養えない
  • 貯金をする余裕がなく、将来に不安を感じる

結婚して家族ができたり歳を重ねたりすると、収入額はますます重要になります。

アンケートには、こんな経験談も寄せられました。

社内に評価制度がなかったため、一生懸命やろうが、手を抜こうが給料が一緒だった。

勤務時間内に仕事を終わらせ帰宅すると、翌月から仕事を増やされた。しかし給料が同期と一緒で不満が募り転職した。(29歳・男性)

「仕事ができない人の分まで仕事が回ってきて、忙しくなる一方なのに、給料は周りの人と変わらない」という話はよく耳にします。そういう不満が日々募ると大きなストレスに。

そんなときに「友人や知り合いの話を聞いて自分の現状に疑問を抱き、転職を考えた」という人も多いです。

友達の近況を聞いて給料や待遇がいいことを知り、楽しい生活を送っているのを見て、転職しようと決意した。(32歳・男性)
私はお給料よりも産休・育休や有給の取りやすさ、残業の少なさを重視したいです。
僕はやはりお給料も大事だと思うんです。頑張ったのに報われないと、やる気もなくなります。
自分が働くうえで何を重視するかは、人によって違うんです。だから同じお給料でも転職する人としない人がいるんですね。

転職のきっかけ第3位:キャリアアップして専門性や能力を高めたい

ある程度の経験を積むと、次のように考え転職を決める人もいます。

  • 今の会社ではこれ以上のキャリアップが見込めない
  • もっと高い専門的知識や能力を身につけたい
  • 大きい案件を手掛けられる他社で実績を積みたい

「キャリアアップ」は転職理由としてはポジティブです。

しかし短期間で今の仕事や会社を見限ってしまうと、転職で不利になるおそれがあります。

自分は上を目指して転職を決めたとしても、その業務期間が短いと「キャリアアップ」とはとらえられないからです。

キャリアアップを転職理由とするなら、腰を落ち着けて短くとも3年、できれば5年くらいは同じ仕事でキャリアを積んでからにしましょう。

5年後・10年後に目指す自分の姿を明確に思い描くことで、キャリアアップの実現に近づけます。

転職のきっかけ第4位:自分のやりたい仕事をやっぱり諦められない

もともとやりたかった仕事が別にあった人、無理だと思っていたけど「やっぱりあの仕事がしたい」と諦めきれない人もいます。

また、仕事をするなかで「この仕事は自分には向いていない」「思っていた仕事内容と違う」など、ミスマッチを感じる人も。

やりたい仕事が他にあるなら、挑戦した方がいいと思います!
自分に向いてない仕事を続けるのって、精神的に辛いですよね。
新しいことに挑戦するには情熱も必要ですからね、やりたいことが明確なら、その情熱があるうちに転職するのもいいでしょう。

ただし「今の業務が自分には合わないから」という理由で、すぐに転職を決めるのはおすすめできません。

次のようなケースもあるためです。

  • 社内で違う業務への異動が叶う
  • 短期間では自分に合う仕事か正しく判断できない
  • 「合わないから辞める」と短期間での転職を繰り返す
  • 転職回数があまりに多いと採用されにくい
例えば仕事内容に多少不満はあっても、「とにかくお金を貯めたい」「定時で帰れるからプライベートを充実させられる」など、自分が納得できる理由を見つけて働いている人もいます。

転職前に「自分は何のために仕事をするのか」、じっくり考えてみましょう。

転職のきっかけ第5位:残業や休日出勤で自分の時間が持てず不満

残業や休日など、プライベートの時間の確保に関わることも、人によっては転職を考えるきっかけです。

残業・休日に関する不満例
  • 残業が多い
  • 残業代が支払われない
  • 休日出勤が多い
  • 休日出勤しても代休が取れない
  • 休日日数が少ない

残業が多かったり休みが十分取れなかったりすると、精神的に追いつめられる人も。また食事や就寝時間など生活が不規則になり、身体的に支障をきたす場合もあります。

アンケートではこんな声も寄せられました。

有給休暇を取得するため申請したところ、上司から「ふざけるな」と恫喝されたことがきっかけで転職した。(32歳・男性)
これ、僕と同じです・・・。
いわゆる「ブラック企業」の可能性が高いですね。有給休暇の取得は労働者の権利です。

勤務先がいわゆる「ブラック企業」の人は、次の記事も読んでみてください。

また既婚者の場合は家族とコミュニケーションを取る時間が取れないと、家の中がギクシャクして家庭不和になってしまうことも。

仕事でクタクタになって、やっと家に帰っても家族とギクシャクするなんて最悪です。
残業時間を減らす取り組みをする企業も増えてはいますが、「残業するな、と言うだけで業務量は減らない」という声もあります。転職を考えるのも無理はありませんね。

転職のきっかけ第6位:会社の将来性が不安!自分の人生はどうなる?

会社の業績悪化やひんぱんな組織改編などは、「このままこの会社にいても大丈夫なのだろうか」と不安になる要因です。

このような場合、「早く見切りをつけて転職するのが賢明」と言う人もいますが、1社員が企業の先行きを見極めるのは困難。

さらに転職先が「将来性のある会社かどうか」の見極めも必要です。

「先行きが怪しそう」と早々に転職を決めるより、苦境のなかで身に付けたスキルや危機管理能力を武器に転職活動をする方が、面接での心象もよくなります。

また「会社の業績悪化などによる将来的な不安」を理由に転職する場合、転職面接の際に突っ込んだ質問をされることも、覚悟しておかなくてはなりません。

何を聞かれるんでしょうか?
「ウチの業績が悪くなったら、また転職されるのですか?」と聞かれたらどうしますか?
え!?えっと、あの・・・そ、そんなことは・・・・
「会社の業績を上げるために、これまであなたは何をしましたか?」と聞かれたら?
・・・どう答えたらいいんでしょう?
会社の業績を上げるために自分がした努力や工夫、周りへの働きかけなどを具体的に説明する必要がありますね。

転職を決める前に、仕事に対する自分の姿勢を見直し、「転職先の企業で自分に何ができるのか」を面接で堂々と話せるようにしておきましょう。

転職にはタイミングも重要です。次の記事も参考にしてみてください。

転職のきっかけ第7位:家族に合わせて土日祝日は休みたい

第5位の「残業や休日についての不満」にも共通するところがありますが、土曜・日曜・祝祭日に休みがないことが、転職のきっかけとなる人もいます。

子どもがいる人は、学校が休みの日に合わせて自分も休みたいですよね。

勤務のシフトが不規則な場合は生活のリズムが安定しないため、決まった曜日に休める仕事を探したくなるもの。

平日休みの方が、どこに行くにも空いてて良さそうですけど・・・。
それは「隣の芝生は青い」ということですよ。みんなが休みなのに自分は仕事、というのがストレスになる人も多いんです。
私はずっと土日休みに慣れてしまっているので、平日休みの仕事は厳しいかもしれません・・・。
働く人にとって、休みは大切ですからね。土日休みが譲れない条件なら、転職先を探すときにその条件を貫きましょう。

転職サイトなどでは、希望の勤務条件に「土日祝日休み」という項目があります。

ただし接客・サービス業など、業種によっては土日休みが取れないことも。

その場合は異業種への転職を視野に入れる必要があります。異業種への転職であれば、自分のキャリアを生かせる職種を探しましょう。

おすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介する記事もありますので、転職先を探す際の参考にしてください。

転職のきっかけ第8位:理不尽さに耐えられない!上層部への不満

会社の上層部、つまり上司や経営者などに対する不満を転職理由に挙げる人もいます。アンケートでもこんな意見が寄せられました。

・会社の現状を報告し、自分を含めて働き方の改革をする必要がある旨を訴えたものの、上層部が「面倒くさい」という理由で嫌がった。(29歳・男性)

・仕事のできない上司の仕事をさせられているのに、本部からの正当な評価は貰えず。挙句に上司のミスを押し付けられた。(33歳・女性)

役職は名ばかりで、業務内容を把握できていなかったり、担当者個人にすべての責任を押し付けたりする上司がいることも。そんな人の下で働いていると、やる気もなくなってしまうものです。

これは転職のきっかけ第1位の「人間関係」や第6位の「会社の将来性」にも通じるところがあります。

僕も「こんな人の下ではこれ以上働けない!」って思う毎日です。
理不尽に振り回されたり、尊敬できない上司の元で働いたりするのはかなりのストレスですからね。

ただし転職の面接では、転職理由をあえてポジティブな内容にして話すのが好印象です。退職理由をポジティブに伝える方法は次の記事で紹介しています。

転職のきっかけ第9位:福利厚生が充実した環境で働きたい

ワーキングマザーが増えた近年では、仕事と子育て両立の支援制度を整える企業も増えつつあります。

しかし職場によってはワーキングマザーへの理解がない上司がいたり、制度が整っていても利用しづらい環境だったりと、まだ十分とは言えません。

キャリアアップのために勉強をして資格を取りたいと思っても、会社に教育支援制度が整っていなければ、高い授業料をすべて自己負担することになり不満が募ることも。

ただし当アンケートでは、福利厚生だけを理由に上げた人は1名だけ。いくつかの理由の1つとして挙げた人がほとんどです。

転職面接の際には、転職理由を聞かれても「福利厚生が充実していなかったから」とは言わないほうが良いですよ。
どうしてですか!?私にとって福利厚生の充実は重要です。

「急な早退や遅刻もOK」って書いてあったから、育児を優先できると思って応募したんです!

福利厚生が転職理由だと伝えると、面接官によっては「この人は自分の利益しか考えていない」と感じてしまいます。

採用面接の際は、次のように説明しましょう。

  • 他の転職理由と合わせて説明する
  • 「なぜその福利厚生が重要なのか」を仕事にからめて説明する

 
また、福利厚生がない代わりに賃金を高く設定している企業もあることも、念頭に置いておいてください。

それでも福利厚生の充実を求めて転職する場合は、大企業への転職がおすすめです。転職エージェントの非公開求人などを利用して、自分に合った転職先を見つけましょう。

転職エージェントを活用する方法については、次の記事で詳しく解説しています。

転職のきっかけ第10位:社風が合わないと日々の違和感がストレスに

社風とは、「会社内の風土」つまり人間関係や雰囲気、価値観などのことです。それが自分の性格や仕事に対する姿勢と違うと「社風が合わない」と感じます。

次のようなときに「社風が合わない」と感じる人が多いです。

社風が合わないと感じるとき
  • 自分は真面目で地味な性格なのに、周りは体育会系のノリだった
  • テキパキと仕事をこなしたいのに、のんびりムードが蔓延し時間の無駄が多い
  • 何もかも決まりで縛られ、新しいことへの挑戦や改革ができない
  • 中途入社が多く、縦の繋がりや社員同士の絆がない
  • 残業をする社員が高く評価され、定時に帰りづらい

価値観の違う人たちと一緒に働き続けることは、精神的ストレスを伴います。良好な人間関係が築けず仕事に支障をきたすことも。

社風は相性のようでもあり、「正しいか正しくないか」だけでは判断できません。Aさんにとっては合う社風でも、Bさんには合わない、ということもあります。

ただし転職して「ここも社風が合わない」とならないために、応募前に企業の情報収集をしておくことが大切ですよ。

企業の情報収集の方法については次の記事を参考にしてください。

「転職したいけど、何から始めればいいのかわからない」という人のための記事も掲載していますので読んでみてください。

転職のきっかけをすぐに「退職」につなげるのは危険です

転職を経験した人からのアンケート回答をもとに、1位から10位までの転職理由・きっかけについて説明しました。

主な転職理由として、1位は人間関係、2位は給料、3位は仕事とのミスマッチなど、転職する・しないにかかわらず多くの人が抱える悩みが名を連ねています。

ただ、これらが「自分にも当てはまる」と思っても、すぐに退職・転職を決めるのは時期尚早の場合も。

仕事には我慢もつきものです。何の不満もなく働いている人は稀でしょう。「転職して収入は増えたけど、人間関係が最悪になった」なんてことも。

早まった転職をして後悔しないためにも、現状を見つめ直して改善策を見出したり、知り合いなどに相談して他の会社との違いを見直してみましょう。

今いる会社にとどまることが最善、ということも十分あり得ます。

それでも「転職しか道はない」という人は、まずは転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーに相談してみてくださいね。

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