転職エージェントの選び方を解説!上手に活用して転職を成功させよう
この記事では、転職エージェントの選び方を解説します。
エージェントを活用して、転職を成功させましょう。「優秀なキャリアアドバイザーの見極め方」や「オススメの転職エージェント」についてもお伝えします。
転職エージェントの上手な選び方を解説!複数利用してメインを絞る
転職エージェントは専任のキャリアアドバイザーが、転職を希望する人と企業との間に立って転職を支援するサービスです。
「キャリアアドバイザー」は会社によって呼称が異なり、「コンサルタント」と呼ばれることも。
転職エージェントは無料で利用できる場合がほとんどです。転職のプロから、次のようなサポートを受けられます。
- 利用者にマッチした求人情報の紹介
- 職務経歴書や履歴書の添削
- 面接対策
- 面接日の日程調整
- 給与などの条件交渉
転職エージェントは報酬として、転職者の年収の30%前後を企業から受け取ります。
転職エージェントの利用は、転職者からするとメリットが多いです。無料でサポートを受けられるのですから、使わない手はありません。
- 非公開求人に応募できる
- 履歴書の添削や面接対策等のサポートがある
- 条件交渉や日程調整を代行してくれる
- 志望企業に転職者を推薦してくれる
- 選考の通過率がアップする
転職エージェントの一番の魅力は、非公開求人※に応募できることです。
求人情報誌や転職サイト、企業のホームページには公開されない求人のこと。「独占案件」「独占求人案件」とも呼ばれます。
実は求人情報の多くは非公開です。非公開にする理由としては、企業が「効率よく採用活動を行うため」「極秘プロジェクトを行うため」などが挙げられます。実際に「マイナビエージェント」は約80%、「doda」は80~90%が非公開求人です。
ただ、転職エージェントの利用にはデメリットもあります。確認してみましょう。
- 求人が機械的に選別される
- 報酬重視で企業を紹介される可能性がある
- アドバイザーによって提案力が異なる
- 経験やスキルによっては紹介されないこともある
転職エージェントは「年齢」「学歴」「スキル」などから、利用者に合った求人情報を紹介するため、機械的に求人案件が選ばれます。
そのため「希望条件」よりも「年収の高さ」を重視した求人が紹介されることも。
経験年数や経歴などによって、キャリアアドバイザーの実力は異なります。その点もデメリットのひとつです。
しかし転職エージェントを複数利用すれば、優秀なキャリアアドバイザーに出会う確率は上がります。
転職エージェントの選び方を解説!自分に合った担当者を見つけよう
自分に合った担当者に出会うため、転職エージェントを選ぶときは複数社に登録しましょう。
それでは転職エージェントの選び方を解説します。
- 3社以上の転職エージェントに登録する
- 担当者と面談などのやり取りをする
- 1~2社に絞る
まずは3社以上の転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーと面談(カウンセリング)を行います。面談やその後のやり取りを通して、信頼できる担当者か確認してください。
担当者の見極め方については、「優秀なキャリアアドバイザーの見極め方」の章で解説しています。
利用する転職エージェントの数が多いと、管理が大変になってしまうので1~2社程度に絞りましょう。
転職エージェントを複数利用することで、より多くの求人案件に出会えるのもメリットのひとつです。
また異なる転職エージェントでも、同じ求人案件を紹介されることもあります。しかし同じ求人案件であっても、「A社は書類選考から」「B社は面談から」など選考方法に違いがあるケースも。
キャリアアドバイザーが企業としっかりコミュニケーションを取っている場合は、面談から始められるというケースもあるんですよ。
複数の転職エージェントを利用すべき理由について、さらに詳しく知りたい人は次の記事をご覧ください。
転職エージェントは大きく分けて2種類!「総合型」「専門特化型」
転職エージェントは、大まかに分けて次の2つがあります。
- 多くの業種・職種を扱う
「総合型エージェント」 - 専門の業種・職種を扱う
「専門特化型エージェント」
「IT」や「アパレル」など専門に特化した職種を探している人は、「総合型」とあわせて「専門特化型」のエージェントも利用してみましょう。
たとえば「総合型に2社登録」「専門特化型に1社登録」するのが、オススメのエージェント活用法です。
次の章では、オススメの転職エージェントを紹介します。
属性別にピッタリの転職エージェントを利用しよう!オススメ一覧表
転職エージェントは、自分の属性(年齢・学歴・職種)にピッタリ合ったものを選ぶことが大切です。
複数の転職エージェントに登録して、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけましょう。
転職エージェント | 特徴 |
---|---|
doda | 2人の担当者が転職をサポート※ |
リクルート エージェント |
拠点数が多く、全国に16カ所展開 |
マイナビ エージェント |
業界別のキャリアアドバイザー |
次に「業種別」「属性別」に分けて、エージェントを紹介します。
業種 | 転職エージェント |
---|---|
IT |
・レバテックキャリア ・Forkwell(フォークウェル) ・Geekly(ギークリー) |
アパレル | ・クリーデンス |
ドライバー | ・ドライバーズワーク転職サポート |
飲食 | ・エフジョブ |
属性 | 転職エージェント |
---|---|
未経験・第二新卒・既卒 | ・ハタラクティブ ・DYM就職 ・ウズキャリ ・マイナビジョブ20’s ・就職Shop |
ハイクラス (600万円~) |
・JAC Recruitment ・リクルートダイレクトスカウト |
さまざまな職種を扱う総合型の転職サイト・エージェントと合わせて、「業種別」や「属性別」の転職エージェントを利用してみましょう。
総合型や業種・属性に特化した転職サイト・エージェントについて、詳しくは次の記事で紹介しています。
ヘッドハンターを自分で選択!ハイクラス向けの「ビズリーチ」
ここまで紹介した転職エージェントとは少し異なる、ビズリーチ(BizReach)というハイクラス向けの転職サイトがあります。ビズリーチの求人エントリー方法は次の2つです。
- 自分で企業とやりとりをする
- ヘッドハンターがサポートする
ビズリーチはキャリアアドバイザーではなく、ヘッドハンターが転職をサポートします。
ビズリーチの大きな特徴は、ヘッドハンターを自分で選べること。
またビズリーチは他社のエージェントと異なり、利用料金がかかるプランもあります。
プラン | 利用料金(30日間) |
---|---|
スタンダード | 無料 |
プレミアム(タレント会員) | 2,980円 |
プレミアム(ハイクラス会員) | 4,980円 |
スタンダードプランは利用料金が無料なので、気になる人は登録してみましょう。
注意点として、スタンダード会員は利用できる機能に制限があります。一方、プレミアムプランは「スカウトの閲覧」「求人応募」など、ビズリーチのすべての機能が利用可能です。ヘッドハンターへの相談は、プレミアム会員のみができます。
ビズリーチの詳細は次の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
優秀なキャリアアドバイザーの見極めポイント
転職を成功させられるかどうかは、パートナーであるキャリアアドバイザーの手腕も大切な要素。「優秀なキャリアアドバイザー」と「ダメなキャリアアドバイザー」に分けて、ポイントを見ていきましょう。
- 親身に相談に乗ってくれる
- 適切なアドバイスをしてくれる
- 要望に合う求人案件を提案してくれる
- 人柄がよく、信頼できる
- 転職・志望する職種に関する知識が豊富
- キャリアアドバイザー歴が長い
カウンセリングが丁寧で、要望をしっかり聞いてくれるかをチェックしましょう。
アドバイスは「マニュアル的になっていないか」「自分のキャリアに沿った内容か」なども確認してください。
「信頼できる人柄」かという点も大切です。採用試験を受けるのはあなた自身ですが、担当者は志望企業にあなたをプッシュする役割も担っています。
- カウンセリング不足なのに求人を紹介する
- 要望に合わない求人案件を紹介してくる
- 内定通知後、執拗に受諾を勧めてくる
- 態度が威圧的・横暴である
- 連絡が取りにくく、対応が遅い
- 転職・志望する職種に関する知識が足りない
- キャリアアドバイザー歴が短い
「カウンセリング不足のまま求人を紹介する」「要望に合わない求人案件を大量にメールで送ってくる」などして、とにかく転職をさせて報酬を得ようとしているキャリアアドバイザーもいます。
また「内定獲得後には執拗に受諾をすすめる」というケースも。
「自分の利益」が最優先な姿勢のキャリアアドバイザーには要注意です。
その他、「態度が悪い」「対応が遅い」と、人間性に不満を感じることもあります。「この担当者では不安」と感じた場合は、担当者の変更を依頼しましょう。
不満や不安を抱えたまま利用せず、合わないから変更してほしいとエージェントに伝えましょう。
面談をする際に、気をつけることってありますか?
転職エージェントは複数利用!自分に合った担当者を見つけよう
その際に必ず覚えておきたいポイントは次の2つです。
「転職エージェントを複数利用して、自分に合った担当者を見つける」「自分の属性に合った転職エージェントを利用する」こと。
自分に合った担当者を見つけるためにも、転職エージェントは複数利用してください。エージェントによって扱う案件が異なるので、希望する案件が見つかる可能性も高まります。
「専門に特化した業種」「ハイクラス」「未経験」など、属性に合った転職エージェントを利用するのもオススメです。
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