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【面接対策】転職面接では何を聞かれる?よくある質問30選と回答例

【面接対策】転職面接では何を聞かれる?よくある質問30選と回答例

面接の帰り道、「質問にうまく答えられなかった」「練習しておけばよかった」と落ち込んだ経験はありませんか。

転職活動で最大の難関とも言えるのが、企業との面接。

あらかじめ質問を想定し、スムーズに回答できるよう準備しておくのがおすすめです。

この記事では、転職の面接でよく聞かれる30の質問を、質問意図などから6つに分けて紹介。それぞれの回答のコツや、一部の質問には回答例も紹介します。

家族や友達を相手に模擬面接するなどして、不安を和らげておきましょう。

【転職面接の質問】「人となり」を見て職場への適性を判断

面接では、あなたが職場に合いそうか、うまくやっていけそうかを見るため、まずは「人となり」を知ろうとします。

まずは第一印象も大切です。

社会人として基本的なコミュニケーションが可能かどうか、姿勢や目線、話し方なども判断材料。

背筋を伸ばし、顔を上げてハキハキと話すよう心がけましょう。

よくある質問は次の6つです。

適性を判断するための質問

タップするとそれぞれの質問についての説明に移ります。

質問その1「簡単に自己紹介をしてください」

多くの面接で、まずは自己紹介を求められます。

自己紹介の1番のポイントは、「簡潔にまとめて話すこと」。

内容は、プライベートよりも仕事に関することがおすすめです。

次の4つを意識してください。

自己紹介に含める内容
  • 氏名、はじめの挨拶
  • 現在の状況、これまでの経験
  • 志望動機
  • 終わりの挨拶

これを踏まえた自己紹介の例を紹介します。

自己紹介例(ルート営業から新規開拓営業へ)
◯◯ ◯◯と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。

私は現在、△△株式会社にて営業に従事しております。既存顧客へのフォローをメインに行ってまいりました。

これまでの経験から、お客様のニーズを引き出し信頼を勝ち取るノウハウを習得しました。それを生かして、次は新規開拓営業に挑戦したいというのが応募のきっかけです。

御社のホームページを拝見し、商品開発に対する真摯で熱意ある姿勢に感銘を受けました。その商品をより広くお客様に届けるための一翼を、自分も担えればと存じます。

どうぞよろしくお願いいたします。

一例として営業職を取り上げましたが、他の職種でもおさえるべきポイントは同じです。こちらの記事も参考にしてください。

質問その2「自己PRをお願いします」

自己PRでは、スキルや経験など、自分の強みをアピールしましょう。

「企業のニーズに合うスキルや経験」を売り込むのが最大のポイントです。

自己PRの書き方や例文はこちらの記事で紹介しています。

企業ニーズを知るには、企業研究が必須。こちらの記事も参考にしてください。

質問その3「あなたの長所と短所を教えてください」

自分の長所・短所を人に伝える機会はそうないので、戸惑う人もいるかもしれません。

長所は「明るい」「人見知りしない」など人柄のことでもよいですが、仕事に役立つ長所があれば、それをアピールしましょう。

長所の例
「責任感がある」「行動力がある」「気配りができる」「リーダーシップを発揮できる」

単語ではなく、エピソードなどを交えて答えるのがポイントです。

問題は、短所をどう答えるかですよね。

短所を聞かれて、社会人として信用を失うような弱みを正直に答えるのはNG。

たとえば「時間を守れない」「責任感がない」、そんな人を採用したい企業はまずないでしょう。

次のような短所を、反省や克服法などを交えて話すのがおすすめです。

短所の例
「頑固」「優柔不断」「心配性」「人の意見に流されやすい」「不器用」「ネガティブ」

「心配性なので何度も確認する習慣が身に付いており、これまで業務でのミスは全くありません」など、短所を逆手に取ってアピールするという手もあります。

自分の長所・短所がわからない、という人には、こちらの記事がおすすめです。

質問その4「あなたは自分をどんな性格だと思いますか」

これも長所・短所と同様、職場や業務への適性などを見るための質問です。

簡単な言葉で伝えた後、具体的なエピソードを付け加えましょう。

回答例
私の性格をひとことで言うなら、「真面目」だと思います。

期限や決まりごとは、そのとおりきちんと進めないと気が済まない性格です。これまでも、何かを途中で投げ出したり、適当にこなしたりしたことはありません。

この性格は、御社でも必ず役立つと自負しております。

長所につなげたり、業務に役立つアピールができたりするとよいですね。

自己分析で自分の性格が見えてくることも。こちらの記事も読んでみてください。

質問その5「周りからはどんな人だと言われていますか」

客観的な意見を聞くことで、あなたの本質を知ろうとする質問です。

これまで、友人や同僚に言われたことを思い出しましょう。

回答例
・自分は真面目だと思っていますが、よく「おもしろい」と言われます。

・友人に「意外と負けず嫌いだよね」と言われたことがあります。

自分では言いにくい長所も、「よく言われる」という形でアピールするチャンスです。

人から言われた性格に自覚はなくても、あなたの違った一面を面接官に知ってもらうことができますよ。

悪い方でなく、よい方の意外性をアピールしましょう。

質問その6「つまらない仕事をどうこなしますか」

この質問では、仕事に対する考え方や、「乗り気でないことにどう向き合うか」、その姿勢を見られます。

そもそも、「つまらない」という言葉を仕事にあてはめるのは適切でない、という考え方もありますよね。

どういう仕事をつまらないと見なすのか、人によっても異なります。

「精一杯頑張ります」という答えでは不十分。どんな仕事にも、責任を持って前向きに取り組むことをアピールしましょう。

回答例
・どんな仕事も自分の成長につながると信じております。その道のプロになるつもりで前向きに取り組みたいと存じます。

・「つまらない」ように見えても、無駄な仕事などないと思うので、気を抜かず真面目に向き合って進めていきたいと思います。

「興味のない仕事はできればやりたくない」など、仕事を選ぶような発言はNGですよ。

【転職面接の質問】募集業務に必要なスキルや経験があるか

ほとんどの企業が転職者に求めるのは、即戦力となること。

転職の面接では、これまでの業務内容についても必ず聞かれます。

よくある質問例3つを見ていきましょう。

スキルや経験を知るための質問

それぞれ説明します。

質問その7「現職(前職)の仕事内容を教えてください」

これまでの仕事の「期間」「業務内容」「職場での役割」などを説明します。

すべての経歴をダラダラと話すのはNG。応募先の企業で求められるスキル、役立つ経験などにポイントを絞りましょう。

わかりやすく話せるかどうかも見られていますよ。

前もって紙に書き出して、まとめておくのがおすすめです。

質問その8「これまでで一番大きな実績はなんですか」

実績や成功については、「結果」だけでなく、何をどう工夫したかなどの「過程」も重要。

具体的な数値で簡潔に答えた後、自分の役割や、困難への対処法なども説明できるようにしておきましょう。

自分一人の手柄のように話すのではなく、周りの人とどう協力したか、謙虚に話すことをおすすめします。

質問その9「失敗した経験を教えてください」

この質問には、失敗した事実よりも「どう対処・改善したか」を答えることが大切です。

失敗後、どう対処したのか、失敗を繰り返さないために何をどう改善したのか。

失敗から何を得たのかを交えて話しましょう。

回答例
一度、すべての業務を自分ひとりで抱え込んでしまい、納期に間に合わなかったことがあります。

その後は、人に頼ることも必要だと学び、部内で進行状況を逐一報告しあうよう業務改善を図りました。助け合って作業を進めるので結束も固まり、業績も上がりました。

大事な会議に寝坊して、それから遅刻しないよう目覚まし時計を3つ置いて気をつけてるんですけど、それを話してもいいですか?
そ、それは「失敗」以前の問題かと・・・。

社会人としての信頼を失うようなエピソードは避けるのが無難です。

【転職面接の質問】転職・退職の理由を知りたい

転職・退職理由も、面接では必ず聞かれます。「同じ理由でまた辞めるのでは?」という面接官の疑念を払拭しましょう。

よく聞かれるのが次のような質問です。

転職・退職理由を聞く質問

それぞれ見ていきましょう。

質問その10「退職(転職)理由を教えてください」

「残業が多かった」「上司と意見が合わなかった」など、ネガティブな要素だけを伝えても、初対面の面接官には理解・共感してもらえない可能性大。

どんな理由でも、自分の希望などを交えてポジティブに言い換えるのがおすすめです。

退職理由の回答例は、次の記事で紹介しています。

質問その11「転職回数が多いのはなぜですか」

転職回数が多いと、「長続きしない性質なのでは?」と疑われてしまいがち。

これまでの転職に一貫した目的があれば、面接官も納得できます。

最も避けたいのが、転職・退職を他者のせいにすること。

目的がなく転職を繰り返してしまったのであれば、正直にそう伝え、今度こそよく考えた上での転職だと熱意を伝えるのも1つの方法です。

質問その12「退職してからブランクがあるのはなぜですか」

面接官は、あなたに働く意欲があるのか、健康に問題はないのかを気にしています。

本当のことであっても、「特に何もしていなかった」「失業手当を受け取りたかった」などと答えるのは避けるべき。

次のような答えなら納得してもらいやすいです。

回答例
・難易度の高い資格を取るため、集中して勉強に取り組んでおりました。

・少し体調を崩していたのですが、現在は完治して、仕事にもまったく支障はありません。

例えば「旅行で海外に行っていた」など、正直に話すことが悪いわけではありません。

ただ、無駄に時間を過ごしていたわけではないこと、そこから何か得たものを伝えるのがポイントです。

質問その13「前の会社での在職期間が短いのはなぜですか」

会社の倒産や健康上の理由など、やむを得ない事情は正直に答えましょう。

ただし、社風や人間関係が合わなかったなどの場合、「ウチの会社もすぐ辞めるのでは?」と思われがち。

そうすべき理由や事情があり、よく考えた上での結論だと伝えましょう。

回答例
・その会社では、将来に向けた自分の計画がどうしても叶わないと判断し、転職を決意しました。

・聞いていた労働条件と異なり、家族を養うだけの収入が得られませんでした。会社に交渉の余地がなかったため、やむを得ず転職することにいたしました。

「今度こそは長く働き続けたい」という意欲も伝えるといいですよ。

【転職面接の質問】志望の動機を知りたい

志望動機を聞かれたら、その会社でなくてはならない理由と、あなたの熱意を伝えましょう。

ポイントは、その企業のことをよく調べた上で回答すること。

一般的なのは次のような質問です。

志望動機・熱意を確認する質問

それぞれ見ていきましょう。

質問14・15「当社の応募理由を教えてください」「当社で何がしたいですか」

どこの会社にも当てはまるような、定型文のような答えでは採用されません。

その会社の何に魅力に感じたか、そこで自分が何をしたいか、何ができるかを伝えるのが肝心です。

上手く答えられなくても、熱意が伝わって採用されるケースもあります。

質問その16「なぜこの職種を希望しているのですか」

前職と異なる職種に応募した場合には、そう聞かれることも。

その仕事を希望する理由のほか、培った経験やスキルで役立つものがあれば、それもアピールしましょう。

職種についても下調べが重要ですよ。

想像やありきたりな内容では、「全然わかってないな」と呆れられてしまいます。

質問その17「他社ではなく、当社を選んだ理由は何ですか」

この質問に答えるには、企業だけでなく業界全体について調べておく必要も。

企業の主な事業内容や経営方針、業績などのほか、業界内でどんな動きをしているか、同業他社と何が異なるか、社風に違いがあるか、など。

情報が多いほど、答えやすくなりますよ。

企業のホームページから業界新聞、知り合いのツテまで、あらゆる方法で情報を集めましょう。

質問その18「これまでに何社の採用試験を受けていますか」

5社程度であれば、正直に答えても問題ありません。

ただ、あまりに数が多いと「これまで採用されないのには何か問題があるのかも」と疑われるおそれが。

「他の企業が必要ないと判断した人物」という偏見で見られてしまう可能性もあります。

質問その19「当社への志望順位は何番目ですか」

複数の企業に応募していると知ると、中にはこんな質問をする面接官も。

これには「もちろん1位です」「御社が第一志望です」と答えるのがベストです。

それ以外では入社意欲の強さをアピールしにくいですし、愛社精神の強い面接官ほど印象が悪くなります。

2位以下の順位を正直に答えても、「絶対に落ちる」とは言い切れません。

しかしその場合、「1位はどこか」「なぜウチは2位なのか」など、より答えに困る質問をされることも想定しておいてくださいね。

質問その20「他にどんな企業を受けていますか」

業界内でどんな企業がつながっていたり、逆に犬猿の仲だったりという事情はわからないもの。

企業名は伏せて説明するのが無難です。

ただ、正直に他の企業の名前を出すことは、必ずしもマイナスではありません。

あなたが優秀な人材なら、ライバル企業の名前を出すことで、「取られたくない」と採用が決まる可能性もあります。

気をつけたいのは、応募している業界や職種がバラバラな場合。

「どこでもいいのでは?」と思われないよう、仕事選びに一貫した軸があることを伝えましょう。共通点を見出しておくと説明しやすいですよ。

【転職面接の質問】将来のビジョン、目指す方向性を知りたい

将来的な目標やキャリアプランなどについて聞かれることも一般的。

企業と応募者の目指す方向性にズレがないか、目標を立てて着実に成長していける人材かどうか、などを判断する意図があります。

よく聞かれるのは次のような質問です。

目標や方向性などを知るための質問

それぞれ説明します。

質問21・22「キャリアプランを教えてください」「5年後はどうありたいですか」

この質問には、業務内容に即したキャリアプラン、実現可能な目標を答えるのがポイントです。

よりよく見せようと、実現不可能な目標を言うのは逆効果ですよ。

質問その23「将来の夢を教えてください」

仕事で最終的に叶えたいことや、将来的にどんな人物になりたいかを答えましょう。

プライベートな夢ではなく、仕事上の夢を答えてくださいね。

質問その24「現在のあなたの課題は何だと思いますか」

目標について話した後にこの質問をされた場合、その実現に向けた自分の現状が把握できているかを確認されます。

キャリアプランや夢を踏まえて、今の自分に足りないことを正直に答えましょう。

ただしこれも、応募先の企業で実現不可能な内容ではNGですよ。

【転職面接の質問】面接終盤は入社に向けた現実的な質問

面接が終わりに近づくと、採用が決まった場合の現実的な話題に。

手続きなどの問題から、次のような質問をされることが多いです。

現実的な意思確認のための質問

それぞれ説明します。

質問その25「いつから働けますか」

退職後などで可能なら、「すぐにでも入社可能です」と伝え、意欲をアピールしましょう。

ただし、今の仕事を中途半端に投げ出すのは無責任。引き継ぎなどを考慮し、無理のない範囲で具体的な日付を答えてください。

質問26・27「残業や休日出勤はできますか」「転勤がありますが大丈夫ですか」

雇用・労働条件について、ここで改めて確認しておきたいことが質問されます。

残業や転勤などについて聞かれるのは、実際にその必要があるケース。

暗い顔、嫌な顔をせず、「大丈夫です」と即答するのがベストです。

やむを得ない事情があれば、正直に「できません」と答えるのも仕方がないこと。ただしその時点で採用の見込みが低くなることも覚悟しましょう。

残業時間が月にどれくらいなのか、休日出勤は日常茶飯事なのか、そのあたりも確認しておいてくださいね。

質問28「上司が年下の人間でも大丈夫ですか」

転職では、仕事を教えてくれる相手が自分より年下になることもよくあること。

これも、躊躇せず「問題ありません」とはっきり伝えましょう。

40代くらいの男性だと特に、年下の人間に指示されたり注意されたりするのが精神的に苦痛になる人も。

しかしそれを気にしていては、どこに転職してもうまくいきません。

40代の転職については、こちらの記事も読んでみてください。


質問29・30「最後に何か言いたいことはありますか」「何か質問はありますか」

アピールし足りないと思ったら、ここで改めて伝えるチャンスです。

気になることや疑問があったら、遠慮せず聞いておきましょう。

ただし、それまでに説明された内容と同じ質問はNG。ちゃんと話を聞いていなかったのだと思われます。

給与のことでもいいでしょうか?
待遇のことだけを聞くと印象が悪くなる可能性があります。

聞くなら3つ4つ質問した後、最後に「確認させていただきたいのですが」と控えめに切り出すくらいにしましょう。

転職面接の大まかな流れも知っておくと安心ですよ。

当日慌てないよう、持ち物は前日までに準備しておきましょう。

転職面接の質問意図を理解した上で、自分の言葉で答えよう

面接日を迎える前に、転職時に聞かれそうな質問を想定し、答えを用意しておくのがおすすめです。

質疑応答の練習をしたり、考えをまとめておいたりすれば、緊張感も少しは和らぐもの。

答える際は、質問の意図を理解した上で、できるだけ自分の言葉で答えるのがポイントです。

もちろん正直さも大切。嘘をついて採用されても、そのあと後悔することになりかねません。

「転職成功の秘策を紹介!転職経験者が「やってよかったこと」とは何か」の記事もぜひ参考にしてくださいね。

 

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